小沢一郎VS特捜が全面対決脱北詩人「チャン・ジンソン」の慟哭

2010年01月21日

日本人であるということ

 大航海時代の末期でもあった嘉永6(1853)年、ペリーの黒船が来襲し、我が国はこれに対抗する為に強力な中央集権国家を形成しなければならないと「明治維新」を成し遂げる。危機に直面して僅か15年で体制を整えたのは奇跡とも言える。

 フランスやドイツが、国家形成に至るまで革命を繰り返し100年以上の年月がかかったことと比べてみても、僅か15年で日本を建国したことに驚嘆すると共に、自分がこのような賢い国に生まれたことを心から感謝せずにはいられない。

 我が国の歴史上最も賢かったのは「聖徳太子」だろう。太子は607年、日出ずる日本と隋との対等外交に踏み切る。645年「大化の改新」を実現する。この後663年、白村江(はくすきのえ)での敗戦を機に中華圏との正式な外交を絶つ。

 その後、1871年に日清修好条規を結ぶまでの1200年に亙り日本は日本列島の中で日本文化を熟成させた。大陸からの漢字に音と訓を付け、ひらがな(後にカタカナ)を付け加え、大和言葉を表現し支那とは全く別の文字体系と文化を創造した。

 一方、支那は戦乱に次ぐ戦乱、易姓革命の連続で文字文化の発達は全く止まったままだったのだ。我が国は異文化を吸収し、より善いものを生み出す国民性であり、親中派が「日中は同文同種、一衣帯水である」というのは全く誤った認識である。

 今、日本が直面している全ての問題はこうした先人の努力を無視し、「日本人が日本人であることを見失った」ことが起因していると考えても過言ではない。

 つまり、何処の国で生まれ、何処で生き、何の為に働き、何を尊び、何を信じるのか、子供達に何を語り、友人や朋輩と何を分かつのか、そうした生き方を見失ってしまったことから、現代の混乱と混迷、様々な問題は起きている。

 今一度、「日本とは何か」「日本人であるとはどういうことなのか」を考えながら世界と付き合うべき時代なのだ。欧米主導の西欧時代の終焉が叫ばれている今、我々は日本について考え日本人であるという証を示さなければならない。

 本来の日本人なら心の中に「日本人の魂」というものを持っている。この国の歴史伝統や先人達に対する尊敬や愛着の想いである。例えば、我が国が大東亜戦争に負けたのであれば、限りなく口惜しいと思い、GHQに因る占領で失われたものが有るなら、それを何としても取り戻したいと思う「心」である。

 そう考えるとき、右翼を標榜する者や保守政治家から、日本人としての魂から発する「思い」を感じることもなく、思想無き右顧左眄型の偽善者ばかり。 我が国は世界の中で最も優れた精神文化と独自の価値を有する国家である。

「保守」とは我ら日本人が未来永劫護り抜かねばならぬ民族、宗教、言語、歴史、価値観、習慣、制度の世界の中で最も優れた精神文化を護り、継承して行くものでなくてはならない。中でも皇統の死守は日本人としての義務である。

cordial8317 at 11:43
小沢一郎VS特捜が全面対決脱北詩人「チャン・ジンソン」の慟哭