2016年11月

2016年11月29日

「イマダモッケイタリエズ(未だ木鶏たりえず)」

 大相撲九州場所は横綱・鶴竜が優勝した。大関・稀勢の里は年間最多勝に輝きながら未だ優勝は無し。それにしても横綱らの相撲のレベルの低さには厭になる。勝負よりも勝ち星に拘った取り口はつまらなく、相撲人気は凋落の一途を辿るだろう。

 不世出の名横綱といえばやはり「双葉山」だろう。双葉山は強さに加え、美しさがあったと誰もが言って憚らない。土俵に上がったら無駄な動きはせず、必ず受けて立った。一度負けた相手には負けることがなかったことからもその努力が窺える。

 今の横綱の様な無様な相撲ではなく、所作そのものが美しく、見るからに横綱の威厳があった。双葉山は、こうした受けて立つ相撲をきかれると「目が悪かったので、自分から突っかけるのは不利だと思った」と述べ、周囲を驚かせた。

 双葉山は明治45年生まれ、大分県宇佐郡天津村布津部出身。四股名は「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」との諺から命名である。大成する人物というのは、幼い頃から人並み外れて優れたところがあるという喩えであるが、双葉山は正しく。

 6歳の時に友達と吹き矢で遊んでいる際に、その矢が右目に刺さり失明する。また少年時代、父親の海運業の手伝いをしていた際に、錨の巻き上げ作業で右手小指を潰してしまう。父の海運業が失敗し、知人の警察の勧めで立浪部屋に入門。

 右目は失明、右手小指も動かないというハンデを克服し、前頭二枚目から破竹の69連勝で一気に横綱に昇進した。隻眼(せきがん)といえば伊達政宗や北一輝、乃木希典、ヘレンケラーが尊敬した塙保己一など障害を克服した努力の人は多く、特に双葉山の場合はハンデが致命傷となりかねない力士だから驚く他は無い。

 大関になって間もない頃に双葉山は、陽明学者であり思想家でもある安岡正篤から「木鶏(もっけい)」の話を聞く。本当に強い闘鶏というのは、空威張りもしないし、無闇に戦闘的でもなく、木で作った鶏の如くだという訓えに痛く感銘を受ける。

 双葉山に安岡は「木鶏の様になれば徳が充実し、勝敗も超越して天下無敵となる」と教え、双葉山もそれに応えようとした。70連勝を賭けた昭和14年1月場所4日目、出羽海一門の新鋭・安藝の海(後に横綱)に敗れると、双葉山は欧州航路でインド洋上にあった安岡に打電した。「イマダモッケイタリエズ(未だ木鶏たりえず)」

 連勝が止まった双葉山はその後、福岡県の山中で滝に打たれ修業し、再び連勝を重ねるものの、昭和20年8月15日、大東亜戦争での日本軍の敗戦に大きな衝撃を受け引退を決意したという。正しく横綱・双葉山とは愛国者でもあったのだ。

「名選手、必ずしも名監督に成れず」と言うが双葉山は違った。時津風親方となってからは相撲界の改革を実行し、一代で一横綱、三大関、幕内26名と育てた関取の合計は48名という名親方でもあった。大相撲の伝説は双葉山に適うものは無い。

 双葉山はハンデキャップを乗り越え、稽古と研究、精神の修養を続けた。力士としてだけではなく、日本人の模範ともいえる人格者だった。五体満足の愚生は一体何をやっているのやら。強烈な努力どころか不断の努力の乏しさを思い知る。

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2016年11月27日

キューバの英雄・フィデル・カストロの死去に思う

 1959年、キューバ革命を蜂起して親米政権を倒し、以後、半世紀に亘り最高指導者としてキューバを率いてきたキューバの英雄、フィデル・カストロが死去した。右翼人ではあるが、カストロやチェ・ゲバラ​ら共産主義者には共鳴を覚え​る。国内でカストロやゲバラの様な真の革命家に出会っていれば行動を共にしたに違いない​。

 カストロもゲバラも共産主義者ではあるが祖国を愛する愛国者である。世界には多くの左翼がいるが、その全ては愛国者だが、我が国の日本共産党や左翼の​様な自国を卑下し貶めてる売国奴は世界でも稀で珍現象の一つでもある(苦笑)

 キューバ革命はカストロだけの手腕で成し遂げた訳ではない。確かに統率力は優れたものがあったのだろうが、やはり名参謀であったゲバラの存在は大きい。

 革命政権樹立後、ゲバラが更なる革命を求めボリビアへ転戦し落命するが、何故に彼がそういう行動を採ったかは、「ゲバラ日記」や「別れの手紙」など多くの本が出版され、映画にもなっているので読んでみては如何だろう。

 キューバ政権樹立後の1959年、訪日したゲバラは政府や外務省関係者の反対を押し切って原爆が投下された広島視察を強行する。原爆資料館で「君たち日本人は、アメリカにこれほど残虐な目に遭わされて腹が立たないのか!?」と述べている。

 ゲバラはカストロに「広島は訪れた方が好い」と勧めたという。この言葉を忘れることなく、カストロは2003(平成15)年に広島を訪問している。カストロ前議長を出迎えた元館長は当時の様子を「眼光鋭く、やはり革命家だと確信した」と振り返っている。カストロは元々は弁護士として貧困者の為に活躍してた人物でもある。

 ゲバラもまた医師であり、米国の圧政や内政の腐敗によって貧困に喘いでいた人々を救う為に、安定した職を投げ出して革命に心血を注いだのだ。我が国も昭和の初期には東北の農村を始め、地方では貧困に喘いでおり、女性の身売りが続発する一方で、豊かな者は更に豊かにという貧富の差が激しくなって行った時代だった。

 226事件がそう。奸賊らを殺害すれば、天皇親政が実現し、彼らが政治腐敗と考える政財界の様々な現象や、農村の困窮が収束すると考えて決起したのだ。226の革命は実現を見ることはなかったが、彼ら青年将校らの純真無垢な心情は、その後に起こったキューバ革命などのカストロやゲバラの心情や行動と相通ずるものがあろう。

 愚生が昭和の貧困時代に生まれていれば226事件の末端に参画したかった。キューバに生まれたならばカストロやゲバラと行動を共にしたかも知れない。

 アングロサクソンとして生まれていれば敬虔なカトリック教徒として国に忠誠を誓っただろうし、イスラエルに生まれていればユダヤ教徒になっていただろう。イスラムならウサマ・ビンラディンと共に行動していたかも知れないと思うこともある。

 つまり、宗教や思想信条とは、結局は何時の時代に何処で生まれたかの問題であるのだと思う。「自己放棄に達しない思想は卑しい思想である」とは三島由紀夫。キューバの英雄・カストロの訃報に接し彼是と考えてみた。合掌。

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2016年11月25日

困難に耐え忍び難きを忍び、決して挫けることなく、初一念を貫いて皇国日本の再建に邁進せよ!

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 ※画像閲覧注意!昭和45(1970)年11月25日、三島由紀夫は同行した楯の会メンバーの森田必勝と共に陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地・東部方面総監室にて壮絶な割腹自決を遂げた。当時、愚生は未だ10歳。この衝撃的な事件を鮮明に記憶している。

 携行したその「檄」で三島は「もっとも名誉を重んずるべき軍が、もっとも悪質な欺瞞の中に放置され・・・自衛隊は国軍たりえず、建軍の本義を与えられず、警察の物理的に巨大なものとしての地位しか与えられず」と喝破した。

 だが、自衛隊は現行憲法下では明らかに憲法違反の存在であり、未だ「警察予備隊」時代のまま、「集団的自衛権の憲法解釈」などという目先の誤魔化しによってかろうじて存在し、あやふやな中途半端な存在の儘で放置され続けている。

 自らの国家の防衛をも否定する矛盾だらけの現憲法を根本的に見直し、違憲状態の自衛隊を「国軍」とすることに、何を躊躇し、誰に憚るというのか。

 日夜、国の防衛の為に努力する自衛官の姿は国民にとって心強いし、災害に立向かう自衛隊の存在は実に頼もしい。自衛官は我が国の誇りである。憲法論議を避けて、自衛隊の存在意義を無視し、国防を論ずることなどあってはならないし、政治家のこれ以上の怠慢は赦されるものではない。今こそ戦後のタブーに挑戦せよ!

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 三島を中心に後ろ左から森田必勝、古賀浩靖、小川正洋、小賀正義。決行当日、同行した小賀正義に命令書が渡された。その一文にはこう記されてあった。

【小賀正義君。君は予の慫慂により、死を決して今回の行動に参加し、
参加に際しては、予の命令に絶対服従を誓った。依ってここに命令する。
 君の任務は同志古賀浩靖君と共に人質を護送して
これを安全に引渡したるのちいさぎよく縛につき、
楯の会の精神を堂々と、法廷に於て陳述することである。
 今回の事件は、楯の会隊長たる三島が、計画立案、
命令し学生長森田必勝が参画したるものである。
 三島の自刃は隊長としての責任上、当然のことなるも、森田必勝の自刃は、
自ら進んで楯の会全会員及び現下日本の憂国の志を抱く青年層を代表して、
身自ら範を垂れて、青年の心意気を示さんとする鬼神を哭かしむ凛冽の行為である。
三島はともあれ、森田の精神を後世に向って恢弘せよ。
 しかしひとたび同志たる上は、たとひ生死相隔たるとも、
その志に於て変りはない。むしろ死は易く、生は難い。
敢て命じて君を艱苦の生に残すは予としても忍び難いが、
今や楯の会の精神が正しく伝わるか否かは君らの双肩にある。
 あらゆる困難に耐え、忍び難きを忍び、決して挫けることなく
、初一念を貫いて、皇国日本の再建に邁進せよ。楯の会隊長 三島由紀夫】

「益荒男が たばさむ太刀の鞘鳴りに 幾とせ耐へて 今日の初霜」(三島由紀夫)

「今日にかけて かねて誓ひし 我が胸の 思ひを知るは 野分のみかは」(森田必勝)

 旧来の思想や旧態依然の陋習である社会構造を打破しようとするとき常軌を逸した行動が生まれる。三島由紀夫と森田必勝らの行動こそが正気の狂気であり、この狂気こそが我が国に圧し掛かる重苦しい閉塞感を打破する力に成り得るのだ。 今こそ三島・森田の精神を想起し、祖国日本の恢復を図らねばならない。合掌。

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2016年11月19日

士(し)別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし

「男子三日会わざれば刮目して見よ」とか「士(し)別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし」という言葉があるが、男同士の付き合いというか、人生意気に感ずるとは斯く在りたいと思っているし、そういう付き合いをしているつもりだ。

 そんな喩えとは違う「呉下の阿蒙(ごかのあもう)」という言葉がある。三国志時代、「呉」の国に、呂蒙(ろもう)という武力に長じた武将がいた。呂蒙はその無鉄砲ともいえる勇猛さで、その名は「魏」や「蜀」にも響き亘っていた。

 勇猛なその一方で、呂蒙は無学だったので、君主の孫権(そんけん)が「学問を学び、人間の幅を広げるように」と呂蒙に諭した。 それから時が流れて、呉の知将・魯粛(ろしゅく)が、前線司令官として赴任する途中に呂蒙の下を訪ねた。

 呂蒙は、魯粛の赴任先の正面には、当時最強と言われた蜀の将軍・関羽が指揮官に就いていると聞いて、関羽の性格を分析し、適切な戦略を魯粛に助言した。

 武骨なだけの昔の呂蒙しか知らない魯粛はこれに驚き、「呉の城下を走り回っていたあの頃の蒙ではないな」と語った。これが「旧呉下の阿蒙に非ず」である。

 呂蒙は己の智の無さを知り、孫権の言う通り学問に励み、いつしか勇に智が伴う武将になっていたのだった。そして呂蒙は「士別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし」と言ったという、これが「三国志演義」でも有名な一場面である。

「男子三日会わざれば刮目して見よ」「士別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし」とは、日々鍛錬している者は三日も会わなければ見違えるほど変わっている。転じて、いつまでも同じ先入観ではなく新しいものとして見よということ。

 個人的なことだが、30代に入り、総本部の運動の総責任者を任されて活動していた時期に、鹿児島県指宿市出身の若者が活動に加わる様になり、右翼活動の何たるかを仕込み、若手活動家として名を馳せて行く。行動隊の行動隊長を任命し、いざこれからだがという頃に、何故か突然、消える様にいなくなった。

 何があったのかその理由も分からない。その年だったか、1年後だったか、盟友との全国行脚世直し街宣という放浪の旅で鹿児島の知覧へ行く機会があり、この若者の指宿の自宅を探して訪れたことがあった。「三顧の礼」を以て迎えてやろうと思ったのだが、結局は会えず仕舞い。要は縁がなかったということで諦めた。

 それから約20年。twitterとfacebookからら本人名メッセージが入った。ニセモノだと思ってはいたが、twitterのメッセージに返事してみたら、本人だった。

 邂逅の一言に尽きるとはこのこと。その後の本人の自慢話や武勇伝に耳を傾け、辞めた理由を問い質すと、とんでもない内部の事情だったことが分かった。愚生の至らなさではあるが、フケた一因には総隊長も関わってたと知り茫然自失となる。

 本人も心の何処かに消えて居なくなったことに負い目を感じていたのだろうが、それでホッとしたのか本人の性格か、先輩や上司への礼節などなく、こっちの状況もお構いなし。本人も寂しいし、懐かしいという想いが募ってるのだろうが、話す内容もくだらない事ばっかで、昔のやんちゃな頃から全く成長していない。

 本人も苦労もしただろうし、山口組山健組の若者となりそれなりの修業も積んだのだろうがどうも身になっていないというか「呉下の阿蒙」そのものなのだ。

 男同士の付き合いとは括目して相対すものであると思うし、「人生は邂逅の一言に尽きる」というのであれば、男同士の付き合いというのは斯くありたいものだ。

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2016年11月18日

羯諦羯諦羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶

 愚生は仏教徒ではないが「般若心経」は唱えられる。CDも持っていて偶に車を走らせながら聞いたりもする。「般若心経」は釈迦が弟子の舎利弗(シャーリーシ)に語った悟りであり、それを三蔵法師が訳したものだ。三蔵法師というと「西遊記」を思い浮かべるが、三蔵法師とは仏教の経蔵・律蔵・論蔵の三蔵に精通した僧侶のことで、夏目雅子が演じた「西遊記」での「玄奘三蔵」も三蔵法師の一人に過ぎない。

 般若心経の文字数は題字を含め276文字。「空」が7回、「無」が21回、「不」が9回で、般若心経の教えとは「空」であり、その「空」「無」「不」を知り、「空」に生きることに在る。死んで「戒名」を頂くというのは「釈迦牟尼の弟子になる」ということだが、そういう意味も知らずに、高いカネを出して訳の解らん戒名を有り難がり、大きな墓を造ったりしてるのを見ると滑稽にしか見えない。

 寺の坊主も葬式仏教ばかりで、説法や説教も語彙が乏しく、上っ面の言葉ばかりで心を打つ、心に響き気付かせる様な言葉はない。釈迦牟尼にしろ親鸞や空海、日蓮、法然、道元、達磨など開祖の坊主というのは現在の様な安穏とした中で悟り拓いた訳ではない。困難や苦難、試練の上で悟りの境地に達したのだ。

 江戸末期の「寺請制度」に胡坐をかいてる現在の仏教に救われるとも思えないし、それこそインチキ新興宗教の方が体の好い教えで信者を誑かしはいるが、信者の救いになっているのも事実だろう。葬式での御経も単なるイベントのBGMにし聞こえないが、せめて説法や説教で、自ら苦労されて心理の世界に到達し、これこそが真理の道と説かれた般若心経に込められた釈迦牟尼の教えや意味くらいは諭すべきだし、仏教徒ならそれこそ般若心経を毎日唱和しても罰は当たらない(笑)

 愚生的には「羯諦(ギャーテー)羯諦(ギャーテー)波羅羯諦(ハラギャーテー)波羅僧羯諦(ハラソーギャーテー)菩提薩婆訶(ボージーソワカ)般若心経」という、最後のラップ調の心地好い響きが好きだ。意味は「さぁ皆一緒に、真の幸せの世界に行こうではないか!」という呼びかけだが、扨、この問いに応えるには、如何に生きるべきか、仏教徒の皆さんは自分自身に問いかけたことはありますか(笑)

 愚生は仏教徒でもないが「仏」というのは夫夫の心に在り、「極楽浄土」は現世の今にこそ存在しているものだと勝手に思っている。自分より劣る者や貧しい者、難渋している問題を自分の出来る範囲で助け、和らげ、救ってやることこそが極楽浄土なのではあるまいか。 大乗仏教の中では「一即一切 一切即一」、「一塵の中に全世界が宿り、一瞬の中に永遠が在る」という「華厳経」の教えに興味があったが、やはり適当な愚生には何事にも大らかな神道が合っている(笑)

 因みに、般若心経の文字数は題字を含め276文字で教育勅語は315文字。「般若心経」の方が難しく覚え難いが、276なら暗記出来そうな気がしませんか。 呵々。

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2016年11月15日

若者よ、大いに失敗し、そこから学ぶべし。こじんまりすること勿れ!

 季節はもう冬だが、「読書の秋」とは、支那・唐代の文人である韓愈の詩の中の一節、「燈火(とうか)親しむべし」が由来で、その意味は、「秋になると涼しさが感じられ、あかり(燈火)に馴染む様になる」、つまり、秋は読書に一番適した季節だということらしい。読書をする上で大事なのは「崇拝」「反抗」「衒学」の心得。

「崇拝」とは、自分が尊敬している先生や著者の本は、書いてある事が全て正しいと思いがちだが、信じ込み過ぎないことが大事。「反抗」とは「崇拝」の逆で、自分が嫌いな考えの人物や著者の本は、初めから粗を探そうと読んでしまいがちだが、揚げ足を取ろうとして読まないこと。どんな意見にも耳を傾けることが大事。

「衒学」というのは、学識・博識をひけらかす目的を以て読まないことで、新渡戸稲造の「武士道」でも教えているが、武士道では「衒学」が嫌われる。この3つは別に読書に限らず、人間関係にも当て嵌まる。FBなどでも著名人と知り合いになり、その人を崇拝し過ぎて、結果、媚び諂っているなんてことも無きにしに非ず。安倍信者なんてのはその典型だが、有名右翼人と繋がって勘違いしてるのもチラホラと(笑)

「反抗」もそうで、少しは自分と違う意見にも耳を傾けることも必要で、反骨精神から反論し諭すことこなら大いに結構だが、少しでも意見が違うとなれば有無を言わさず罵詈雑言を浴びせるいうのは頂けない。自称・読書家というのは読書の量を自慢する。斯くいう愚生も、若い頃は政治思想の本を中心に、雑駁ではあったが色々な書物を読み漁り、本棚に並べてはその読書量に悦に入ったりしたものだ(笑)

 読書好きな人というのは「読書は楽しい」といって憚らないが、読んで楽しいというだけなら別に読書じゃなくても映画でも好いし、芝居とか落語でも好いだろう。

 本というものはカネと同じで、無いよりはあった方が好いし、読まないよりは読んだ方が好いというくらいなのもので、勉強とか学ぶという基本的な在り方は、活眼を以て生きた本を読むことだ。読んで学んで、実践しなければ意味は無い。常々、心眼を開いていれば、「生きた学問」、参考書となるべきものは多く在る。

「生きた学問」」「耳学問」で一番なのが、失敗に失敗を重ねながらも成功した人物の話であり、くだらん本なんぞより学ぶことは多い。大学教授や学者、昨今の保守ブームに乗っかって稼いでいる営業保守の本なんぞ、小難しい言葉を羅列しては悦に入ってるが、よくよく読めば「常識」を尤もらしく書き綴っているだけのこと。

「常識」というのは太陽が東から昇って西に没する、こういうことが常識であり法律なのだが、法律の細かな点では専門家には敵わない。だから顧問弁護士やら相談役というのが登場する。だが弁護士もまた「好い顧問」とそうでもないのがいる。

 好い顧問とは、頭が良いだけではダメで、やはり毒ネズミを食べた猫でなくてはならない。法律にだって表があれば裏だってある。千軍万馬の危ない橋を渡って来た弁護士が重宝されるのはその為だ。失敗を経験した数が「場数」であり、愚生は「バカ数」といっている。つまりは「失敗」というバカなことを経験を積み重ねることによって男の重みが変わって来るのもの。だから失敗も好い経験なのだ。

 人間、成功から学ぶことは無い。失敗を経験し、そこから学んだ者の知恵は傾聴に値するのは、「失敗」することで「反省」し、そこから「思索」し、生きた学問を学んでいるからこそ面白くて為になるのである。我が母校・国士舘の徳目である「読書」「体験」「反省」「思索」とは、創立者・柴田徳次郎先生の自らの経験や失敗から学んだ教育の根本原理であり、教育の理念であり、国士舘の大理想でもある。

 若者よ、失敗を恐れずに挑戦し、大いに失敗し、そこから学ぶべし。こじんまりすること勿れ。決して当たり障りのない様な、無難な男になるべからず!

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2016年11月10日

トランプ大統領誕生を機に対米自立を図るべし!

 米国大統領選挙は、愚生が予想した通り、ドナルド・トランプが予想通り第45代米国大統領に就任する。マスコミ各社は「予想外の結果に驚く」との認識を示しているが、それは米国マスコミの垂れ流す報道を鵜呑みにしたからに他ならない。

 ジャーナリズムのプロ意識を以て、自分の足で米国の情報や情勢を得てるジャーナリストの中には、クリントンや米国内の問題点を明らかにしてトランプ勝利を予想した人もいる訳で、そういう意味でも日米のマスコミの凋落は顕著である。

 徹底して反トランプの論調だった産経新聞は、今日のトップ記事で、「ついに驚くべき日がやってきた」とトランプ当選を揶揄しながらも、「トランプ大統領でもいいじゃないか」との論説を載せている。この身の変わり様は流石である。トランプ誕生を危惧し、落胆してるのはインチキ親米保守派と株屋くらいなもの。

 対米自立を訴える民族陣営や反米保守派らの多くは、この結果に大きな期待を持っているのではあるまいか。愚生も泡沫候補だったトランプが共和党の補者指名に選ばれた時点からトランプに注目し、拙ブログでも【連日報道される米国大統領選候補指名選挙に違和感】【トランプ大統領が誕生で「日米安保条約破棄」も想定すべし!】【ドナルド・トランプ大統領誕生を熱望する】と度度取り上げたりもした。

 トランプは選挙戦略の一つとして過激な言葉を選び、我が国と韓国の核兵器保有を容認し、「米軍駐留予算を、今よりも大幅に増やさなければ米軍を撤収する」との考えとの認識を示したトランプの大統領誕生を熱望し、その実行を期待した。

 トランプは「日米安保条約は不公平だ」と言ってたが、親米保守派はトランプを批判し「日米同盟にとって不利益である」と断じ続けたが、果してそうなのだろうか。トランプが、駐留米軍の撤退を図り、日米安保条約の解消を実行してくれれば願ったり叶ったり、我が国が真に主権国家になる千載一遇の好機となるだろう。

 日米安保は、日本が敵国から攻撃を受けた際に米国は支援を約束しているが、本当に支援するかは現実になってみなけりゃ分からない。そういう状況に直面してから、慌てて「そんなバカな!」と地団太を踏んで「想定外」だとか「約束が違う」などと叫んだところで恥を晒すだけ。トランプ大統領の誕生はそれを教えてくれた。

 トランプが米国大統領に就くということは、世界のバランスが変わる前兆であり、アジア情勢も大きく変わって行くだろう。我が国がいつまでも「米国のポチ」であってはならないのだ。米国という国は、何事も自分の利益だけを考える国だ。

 喩え今日の夕刻までは友人であっても、明日の朝にはもう敵となってしまっても、それを少しも不条理とも不道徳とも恥とも思わぬ国だ。国が友人であるということは、それが米国の為に有利であるからだ。日米安保も米国にとって日本という国と地域が必要なだけで、朝鮮半島の韓国から撤退しないのも同じ理由だ。

 親米保守派は安保条約の必要性を頻りにアピールするが、確かに近隣に中共やロシアが存在している限り、日米同盟というのは重要だとは思うが、現在の日米同盟は単に米国の軍事的属国化であり、米国への更なる忠誠に他ならない。

 トランプは「日米安保条約を締結した時は、米国は豊かだったが、今は『金がない国』になった。我々は全てのものの為に、もう数十億ドルもの莫大な金をずっと失い続ける余裕はない」と述べている。これこそが米国の本音であり、年に我が国の防衛予算に匹敵する予算を削っているのが米国の現状でもあるのだ。

 我が国はGNP1%以内、GDP比での防衛費の予算付けというのは止めるべきで、トランプが「撤退と無心」を翳すなら、これを機に対米自立、民族自決を決断すべきだ。親米保守の安倍がやるとしたら、オバマに続いてトランプに忠誠を示すことくらいだろう。まぁ、TPPに関してはトランプが撤退表明してくれりゃ好いのだか(笑)

 それにしても、連日垂れ流される米国大統領の選挙報道を見てると、熟熟、我が国は51番目の州なんだと痛感する。以前、自民党の丸山参議院議員が、黒人奴隷発言に続いて「日本州の出身がアメリカの大統領になる可能性が出てくるという事なんですよ」と、我が国を51番目の州に準えていたが、対米自立の機を失えば、近い将来、日本州から大統領選挙に出るなんてこともあり得なくはない。呵呵大笑。

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2016年11月07日

国内に溢れ出してる中国語やハングル表記を止めさせよう!

 民主党政権下で推進し、実行された無責任極まる「観光立国」などという愚策は、安倍政権下で「クールジャパン」だとか「グローバル化」など片言のカタカナ外国語が氾濫し、問題点を検証することなく実に曖昧な次元で継承されている。

「観光立国」の名の下、全国の役所内や施設に設置されているハングルや北京語だか広東語だかの看板や案内板に違和感、拒否感を覚える人は多いだろう。訪日客は別にシナ人や朝鮮人だけではない。こうしたこともまた過去から続く「近隣諸国条項」の流れだとすれば御粗末過ぎる。看板の表記は日本語とローマ字と英語で好い。

 中共国内で使用されている「人民共和国、共産主義、共産党、革命、共和、左翼、唯物論、社会主義、右翼、演説、警察、芸術、自然、自由、新聞、鉄道、文学、歴史・・・」等等、こうした日常用語は、実は総て日本で作られた和製漢字である。

 過去に人民日報の姉妹紙「環境時報」が、使用されている「日本式漢字語」の実態に触れながら、無分別な和製漢字語導入を巡り、一世紀前の支那で戦わされた論争を紹介し注目を引いたことがある。現在、中共で使用されている社会・人文分野の用語の実に約70%が、日本から導入された外来語(日本語)であり、態態、中国語を表記せずとも、普段、我々が使っている漢字表記だけでも十分伝わるということ。

 清朝末期、日清戦争に敗北した清朝では庚有為が中心となって「維新変法」(自主的な近代化の試み)を進めたが、その取り組みが保守派の抵抗で挫折した後、和製漢字語が本格的に流入し始めることになった。日清戦争後から日本に注目し始め、近代化を目指す多くの留学生が西欧の文物を間接的に学ぶ為、日本に渡り始めた。

 近代シナの代表的知識人として知られている梁啓超も、和製漢字語の普及に大きな影響を与えた一人だ。彼は日本に亡命しながら日本の小説などを翻訳し、自らが創刊した「清議報」に連載するなどしている。和製漢字語研究の第一人者である王彬彬は「我々が使っている西洋の概念は、基本的に日本人が我々に代わって翻訳してくれたもので、中国と西洋の間には永遠に日本が介在している」と意見を述べている。

 我が国の漢字用語は、西洋の語彙を日本語に置き換えたもので、「漢字」こそが我が国の文化と言っても過言ではない。中共や漢民族に日本人の様な芸当は出来ないし、智慧もない。明治の先覚者は、外来語を全て新漢字に翻訳した。

 日本語の儘で西洋文化を学ぶことが出来たことは偉大なことだ。現代人の様にカタカナ外来語をそのまま羅列し、軽薄な舶来趣味と比べれば明治人の気骨と高い見識を伺い知ることが出来る。日本語に自信を持ち、日本文化に誇りを持ち、何処までも日本語で主張し、日本文化を貫いたからこそ西洋に負けない発展が得られたのだ。

 来日する外国人や世界の人々が日本や日本人に感じるものは「気品」であり、洗練された礼儀正しさであり、寛大さである。世界の何処を探しても、日本人の洗練された美を追求する高い創造性や質素な上品さに比肩するものは他にはない。

 この様な日本の生活文化を支えているものが日本語である。安易な横文字を使用したり、相手国に迎合するかの様な安っぽい対応は優しさや配慮というより、先人達が長い歳月に亘り言葉に宿らせて来た重い意味を失わせてしまうことにも繋がる。

 今、世界では数千万人もの外国人が日本語を学び始めている。日本語文化を世界に普及し、日本の和の心を伝えることは大事なことで、それには先ずは、日本人自身が日本語の素晴らしさを知り、乱れた日本語を正すことこそ肝要である。

「観光立国」の名の下に実行されてる各地の看板は、日本語とローマ字と英語表記に統一するべきで、何より発展途上国の国策とも言える「観光立国」という愚策こそ止めるべきだ。国内に溢れ出してる支那語やハングル表記を止めさせよう!

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2016年11月05日

TPP国会承認議案と関連法案が衆議院通過

 TPP国会承認議案と関連法案が衆議院通過する見通し。野党民進党は、山本有二農相の問題発言を執拗に論い審議に反対したが、抑々TPPは当時の民主党政権下で菅直人が参加を示唆し、野田佳彦前総理が表明したものだということを忘れたのか。

 山本農相の発言は軽率ではあるが、蓮舫の二重国籍問題に比べれば大した問題ではない。TPP参加を表明した者として、審議拒否なんていう姑息な手段ではなく堂々とTPPを語れば好いではないか。こうした国民不在の党利党略の政争にはうんざり。

 政治の混乱と機能不全の元凶は政治家の堕落に在ることに気付くべきだ。TPPに参加表明した野田総理に対し、当時、TPPに反対する自民党内や国民から「平成の井伊直弼だ」と不平等条約を結んだ井伊直弼に准えた声が上がったが思わず首肯した。

 江戸幕府の大老・井伊直弼は、幕末の安政5年(1858年)、アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・オランダの5ヵ国と夫夫、「日米修好通商条約」を始めとして、「日英修好通商条約」「日仏修好通商条約」「日露修好通商条約」「日蘭修好通商条約」条約という、所謂「安政五ヶ国条約」を締結した人物である。

 その後も井伊は、ポルトガル、プロシアとも同様の条約を結び、その後更にスイス、ベルギー、イタリア、デンマーク、明治になってからスペイン、スウェーデン・ノルウェー、オーストリア・ハンガリー等とも条約を締結する。

 幕府が各国と締結したこれらの条約は、治外法権による「領事裁判権」を承認させられたり、「関税自主権」を認められなかったり、幕府側にとっては正に屈辱的で不平等なものだった。そりゃそうだろう、世界情勢すら知らないのに当然のこと。

 攘夷派は、「勅許を待たずに調印した条約は無効だ」としてこれらの条約を認めず、独断専行した井伊を厳しく非難し、その結果、朝廷と幕府(公武)間の緊張が一気に高まり、「安政の大獄」や「桜田門外の変」などの事件が勃発した。

 明治維新以後、新政府の最重要課題の一つとして条約改正交渉が各国と断続的に行われたが、その進展は捗捗しくなく、条約の不平等な部分が解消されるのは日露戦争大勝利後の明治44年(1911年)のことだった。不平等条約の締結は外交圧力に屈した結果なのだが、TPPも正に「平成の不平等条約」と言っても過言ではない。

 米国の外交圧力に屈しながら日本を「開国」するなどとは本末転倒で、TPPは米国への更なる属国化というのが正しい。TPPでの経済効果を見てもGDP換算で1%も満たない3.2兆円ほど。これは「観光立国」での収益と大して変わらない。

 高高3.2兆円の収益に何故にここまで固執し、何故にこうした愚策が次々と謀られてしまったのか全く以て理解不能である。TPP推進派は、世界のGDPの約40%を占める巨大な経済圏が誕生することになると夢を語るが、加盟国・交渉国に日本を加えた12ヶ国のGDPを比較すると、米国が67%、日本が24%。日本と米国で9割を占める。続くオーストラリアが5%、その他の国々で僅か4%に過ぎない。

 我が国の経済が上向くなどとは胡散臭い。TPPには「ネガティブリスト」というのがあり、これは「やってはいけない事柄をリストアップして、これ以外なら何をやっても構わない」ということ。例えば、我が国の「健康保険制度」は世界に誇れる医療制度だが、TPPのネガティブリストに健康保険制度はリストに載せていない。

 厚労省や推進派などは、こうした疑問に「そんなバカなことがある筈はない」と楽観視している様だが、TPPによって我が国の世界に誇れる「健康保険制度」や「医療制度」が崩壊する危険も孕んでいることを否定も出来ない。

 TPPでは、農産物問題も然ることながら、金融のサービスと投資の自由化がメインターゲットになるのは間違いなく、また、公共事業にも各国が参入出来る様になり、その為に英語での発注案件公示をしなくてはならないという。建設業界にとってもTPP参加での混乱は避けられず、死活問題になるのは必至だろう。

 要するに、TPPなんぞは「平成の開国」という様な甘っちょろいものではなく、オバマが政権の命運を懸けて行う、「輸出倍増計画」「雇用対策」という名の経済侵略であり、更なる属国化というのが正しく、農業を金儲けのチャンスと捉えそれらを推進する安倍らは保守に非ず、新自由主義者というのが正しい。

 TPPには「ISD条項」という、所謂「毒饅頭条項」が盛り込まれていることも鑑みても、やはりTPP参加には断固反対であるが、救いは米国の新大統領に就くクリントンにしろトランプにしろ協議の見直しを示唆してることだ。

 親分である米国新大統領のトランプが疑義を呈している中で、何故に安倍はTPPを推進し、法案成立を急いでいるのか理解不能である。やはり、長州出身の政治家のやることは明治維新や明治新政府と同じく、ホントえげつないものばかり。呵々。

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2016年11月03日

アイドルグループのコスチュームに難癖を吐けるユダヤ系人権団体

 本日は「文化の日」。祝日法に因れば「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨として制定された記念日とされているが、教育勅語を下賜され、教育・文化を重んじた明治天皇を偲び、我が国の文化を奨めるの「文化の日」ならいざ知らず、「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」とは詭弁以外の何ものでもない。

 明治天皇の天長節である「文化の日」は、昭和21(1946)年11月3日に日本国憲法が公布された日であり、第二の「憲法記念日」でもあるが故に、平和憲法下での「自由と平和」を有り難く思えという、GHQの無理強い。戦前には「明治節」として奉祝した記念日であるこの日に、現憲法を公布させたということに米国の如何わしい意図が窺える。つまり、未来永劫、現憲法を有り難く頂戴しろということだ。

 閑話休題。アイドルグループの「欅坂46」が、イベントで着た衣装がナチスを想起させるとして、米国拠点のユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が、責任者である秋元康氏とソニーミュージックに対し謝罪を求めている。

 米国というか、ユダヤ人にとって目障りなのは日本人というのは今も昔も変わらない。ドイツはナチスの犯罪行為について時効を設けずに謝罪と賠償をし続けているから「日本もドイツを見倣え」「ナチスの残虐行為を教育しろ」という。

 胡散臭げな人権団体がアイドルグループのコスチュームをナチスに準え騒ぎ立てるのも、ナチスのホロコーストを日本でも徹底して教育しろというユダヤ人による強要という他はない。抑々、ナチスによるホロコーストは事実なのかということ。

 ホロコーストが在ったとされる「アンネの日記」は単なフィクションで、これをして事実と断定するのは無理がある。ホロコーストによって殺害されたユダヤ人は600万人以上、最多で1100万人を超えるとされているが、歴史家の中には、明らかにされた文献などによりホロコーストは捏造であるとの検証もされている。

 南京事件などと同様に、虐殺ありきの観点や、戦後のこうした事実とされていることを検証して行く必要があるのではなかろうか。ホロコーストにしろ、南京大虐殺にしろ、所謂従軍慰安婦にしろ、強制連行にしろ、そうした事実がなくてはならない連中の思惑が見事に一致する。こうしたことでも米国というのは信用ならん。

 ドイツはナチスの犯罪行為に対し謝罪と賠償をしているというが、ドイツは確かにナチスについてはその罪は認めているが、ドイツ国家やドイツ国民全体の罪は今日迄認めたことはない。人権団体が、尤もらしくホロコーストを行ったナチスを糾弾し、高が知れてるコスチュームに難癖を吐けているが、要は環境保護団体を標榜するシーシェパードらと同じで、ナチスを利用した営利団体というのが正しい。

 今回の騒動は、日本のアイドルが彼奴らの集金対象になったということだ。こんな女性アイドルグループのコスチュームなんぞ一笑すれば好いことで、会社も一々謝罪する必要はない。謝罪や譲歩をすれば更なる強要を生むだけで、安易に謝罪した秋元康やレコード会社やイベント会社は人権団体から無心されることだろう(笑)

「勝てば官軍」とはよく言ったもので、逆を言えば敗けることは「悪」となる。我が国も大東亜戦争でのたった一度の敗戦で見事な迄に日本の精神性までもが失われてしまった。ドイツも同じで、ナチスを全て悪者とレッテルを貼られ、ナチスドイツのホロコーストの残虐性を然も事実かの様にされて批判に曝され続けている。

 勝者であるユダヤ人は、ナチスのホロコーストから生き延びた国家を持たない可哀想な民族として、土着のアラブ人、パレスチナ人らを追い出してイスラエルを建国したが、要は「勝てば官軍」とばかりに都合の好い歴史を創りたいだけ。

 こんなユダヤ人の妄想に因るイチャモンや強要を認めていたら、中共や韓国から南京事件や慰安婦問題を既成事実化されてしまい、ナチスドイツと同じ様に大東亜戦争の大義が否定され、日本軍の服装なども同じ様に扱われることになるぞ。呵呵。

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