日華国交条約を破棄した国賊・田中角栄の大罪を赦すべからず中華人民共和国って1949(昭和24)年10月1日に建国したって知ってます?

2023年09月30日

「靖國神社国家護持」とか言ってる右翼が終身正会員になってないの?

 靖國神社崇敬奉賛会の終身正会員になったのは、知人のヤクザが、桜満開のシーズンになると毎年靖國神社を訪れていて、同道した際に「何だ、ヤクザのオレが終身正会員なのに『靖國神社国家護持』とか言ってる右翼が終身会員に入ってないのかよ?」と揶揄われ、なけなしの5万円を支払い即入会したのは30年程前のこと。

 以来、桜満開のシーズンやみたままつり、春秋の例大祭と参じていたが、右翼団体を辞してからは行く機会もめっきり減ってしまった。今月19日の秋季例大祭第二日祭には久しぶりに参加する予定でいるが、その前に慢性的不如意解の解決だな。

 昨今の靖國神社は、明治維新の日本人同士が日本の行く末を憂いて戦った戊辰の役などの歴史が軽んじられ、大東亜戦争の勇猛さや英霊ばかりが脚光を浴びて、遊就館を見ても戦争ミュージアムに成り下がってしまった様で違和感を感じている。

 所謂「終戦の日」の靖國神社参拝は、保守派や自称愛国者、軍事マニアや戦争オタクの集まりにしか思えないし、保守票欲しさの政治家がパフォーマンスにはうんざり。靖國神社建立の趣旨や黒船来航から戊辰の役の国難などは忘れ去られている。

 以前、故石原慎太郎と亀井静香、平沢勝栄ら超党派の有志衆院議員が、「賊軍と称された方々も、近代日本の為に志を持って行動した」として、靖國神社の徳川康久宮司(当時)へ、合祀するよう申し入れたことがあった。愚生も、本殿に祀る「官軍」と鎮霊社に祀る「賊軍」の死者の選別は見直すべきだと思っている一人でもある。

 近代日本への先人の志を重んじた、超党派議員の合祀の申し入れは理解出来る。我が故郷である二本松藩や会津藩は、未だに「朝敵」と断じられ続けている。

 抑々「朝敵」ではなく「東軍」である。「朝敵」や「賊軍」とは、長州閥の明治新政府軍が創った造語である。我が二本松藩は「皇軍」という名の「官軍」と戦った訳ではない。抑々、錦の御旗を掲げた西軍に、尊皇精神や大義は無く盗賊の類。

 靖國神社は明治2年、明治天皇の思し召しで「東京招魂社」として建立された。合祀対象は、右大臣・三条実美が奉読した次の祝詞に明示されている通りである。

「八十日々はあれども、今日の活く日の足る日を祭日と定めて、祭らしめ賜ふ去年今年、皇軍に死れる輩の靈の前に白さく、汝等は靈ちはふ神の御代より樛の木の彌繼々に天下知し食しぬる我が天皇の大御代と共に久しく言繼ぎて、臣たる人の鑑となす押日命の言立ての、海行かば水漬く屍、山行かば草むす屍、大王の上にこそ死なめの其の事業を今の現に取り行ひて、所は變れども心は一に、皇軍に役立して賊徒等を討たむる其の戰に痛手負ひて命果てぬる輩なれば、上も下も憐の靈よ尊の靈と言ひ思ひ哀しみ畏み祭る、此の祭を受け辱み、千世萬つ世、天翔りて動かず、變れず、大御代の御爲と爲らむ靈とそ思ひ慕ふになむ、吾が身其の時しも監察使の勅を奉りて、此の吾妻に來たりて、東北の軍事をも親しく聞、其軍人の難苦し趣をも知りにし事なれは、今其の事共を思ひ出て、殊更に哀しく、殊更に慕しく思ひて、今此の祭の場に詣り來て拜み齋く事になむ、輔相從一位右大臣藤原朝臣實美、明治二年已巳七月朔日」。この祭文の原則がある限り、会津藩や我が二本松藩、或いは「西南の役」で敗れた西郷軍関係者が祀られることはなく、未来永劫 「賊軍」の汚名が灌がれることはない。

 明治26年には靖國神社の参道に、高く聳える大村益次郎の銅像が建立された。大村益次郎といえば、今や靖國神社の象徴でもあるが、陸軍大将・西郷を差し置き、陸軍の実務責任者として靖國神社の建設場所を独自の判断で決めた人物でもある。大村がその後、三条の祭文の不条理を糺していれば靖國の在り方も違っただろう。

「朝敵」と差別され続けている方々は本殿に向かって左奥に鎮座する「鎮霊社」に祀られているが、「朝敵」とされた方々を本殿に祀ることと、別なカタチで祀ることのどちらが現代という時代に即して天皇(すめろぎ、すめらぎ)が顕現される道なのか。何より死者の選別を続けることは日本人の死生観にもそぐわない。

 鎮霊社の歴史は浅く、昭和40年5月26日に地鎮祭が斎行され7月13日に鎮座祭を挙行し、以来この日に祭事が斎行されている。幕末の嘉永6年以降、戦争や事変に係わって亡くなられた戦没や、本殿に祀られていない御霊と、世界の戦争・事変に係わって戦没した全世界各国全ての戦没者の御霊を祀っている社である。

  この御霊には、慶応4年の戊辰戦争で会津若松の飯盛山で自決した会津藩白虎隊や二本松少年隊、明治10年の西南戦争で自決した西郷隆盛らも含まれる。 然し乍ら、本殿と鎮霊社の並立状態は、平成13年参議院選挙直前の記者クラブでの党首討論で小泉純一郎がいみじくも言った「死者の選別」に皮肉にも該当する好例だ。

 靖國神社側が、宗教的な敬虔さを示す為に「鎮霊社」を設けたことは高い評価を受けるべきであろうが、未だに「朝敵」とされ、死後も尚、本殿とは別にしてその死を包括し得ない現状を鑑みれば、真に「靖國」の意味が在るのか疑わざるを得ない。

 また、昭和25年8月9日の自衛隊の前身である警察予備隊発足以来、阪神淡路大震災や東日本大震災を始め、災害派遣や平和と独立、領土と国民の生命財産を守るの訓練などで、実に2054名(陸自1102柱、海自485柱、空自436柱、機関31柱)の自衛官が殉職されている。今年も沖縄県宮古島付近で陸上自衛隊員が殉職している。

 近い将来、我が国が戦争となり、自衛隊員の戦死が生じた場合、慰霊し、顕彰するのは靖國神社を於いて他にない。靖國神社の在り方を根本的に見直すべし。

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cordial8317 at 06:18│Comments(0)

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