三島由紀夫の獅子吼を我々は肝に銘じて生きるべきだ憲法改正や九条第三項の加憲は究極の護憲運動である

2020年11月25日

「皇女制度の創設」はカタチを変えた「女性宮家論」である

 地元紙の一面と社会面に「皇女制度の創設検討」「皇室活動維持への窮余策」とのタイトルが躍る。要は、皇女制度の創設に拠って国賓・公賓への接遇や会食などの御公務を皇籍離脱後にも関わらせようという都合の好い政治利用に他ならない。

「皇女制度の創設」はカタチを変えた「女性宮家論」であり、皇籍離脱させられた旧宮家の方々の皇籍復帰論を絶つ反天皇勢力に拠る策謀というのが正しい。

「皇女創設」をしてまで皇室活動をやらせようとは本末転倒である。宮家の本分とは皇室活動ではなく祭祀を継承して戴くということにある。現憲法下での御公務や皇室活動は、憲法や政府の傀儡としての強要と言うのが正しい。

 天皇とは英国やスペインの様な「王室」や「国王」の存在だと思っている人も多いが、分かり易く言えば日本固有の信仰である神道を伝え導く神主(神官)の最高の地位者であり、ローマ法王などと同じく祈りを重んずる「祭主」である。

「女性宮家」では天皇の重んじる祭祀が叶わない。神に仕える神事を執り行うことが憚れるのだ。別に女性差別ではなく、これが伝統というものなのだ。女性皇族が行えるのは国賓・公賓への接遇や会食とイベントに華を添えることくらいなもの。

「女性宮家論」や「皇女制度」は、天皇の在り方や宮家の本分を理解することなく、皇族を単なる国事行為をする便利な存在としか思っていないから語れるのだ。

 皇女制度は都合の好い皇室利用である。皇族の本分でもある祭祀を継承するには旧皇族の復帰を図ることが重要。廃絶になった秩父宮・高松宮、女性皇族しかいない常陸宮と三笠宮の祭祀を旧宮家を再興し継承することこそ肝要となる。

 旧宮家の方々が皇籍復帰して頂くことで、国賓・公賓への接遇や、晩餐会での会食などの皇室活動はクリア出来るのに、敢えて皇女制度創設とは実に胡散臭い。

 皇統断絶を謀る反天皇勢力は次から次と策を謀り、マヌケな保守派がコレらに迎合する。何なんだ、地元紙に載ってる保守派の所功や百地章のコメントは(苦笑)

 我が母校・国士舘大学の特任教授である百地は「皇女制度は天皇陛下の公務負担の軽減が目的であり、皇族数減少に対する有効な選択肢だ」と応えているが、正に「陛下の負担軽減の一環」として退位法案が可決されたのと同じではないか。

「女性宮家論」と同じく「皇女制度」を創設すれば、天皇の国事行為や公的行事の御負担が軽減されるなどという意見は国民を誑かすまやかしである。

 悲しい哉、多くの国民は陛下の御公務の御負担を女性宮家や皇女創設で軽減されると思っているが、天皇が重んずべき「祭祀」の代行は、名代として掌典長のみが許され、国事行為の代行は憲法第四条の第二項よる委任か摂政のみが可能である。

「摂政」を置くにしても皇室典範と憲法に基づかねばならず、女性宮家を創設し国事行為を担わせるのならば憲法第四条を改正しなければならない。

 皇女制度を創設するにしても第一章の「天皇」条項を議論するべきだが、百地は、憲法学者らしく都合の悪い部分には沈黙を極め込む。所詮は、他の憲法学専門の学匪どもと同じく護憲派なのだろう。昔なら大学に行って抗議するのだがなぁ(笑)

 現憲法は、歴史的な国家としての継続された祭祀に関する天皇の役割を否定し国事行為のみとなり、祭祀は公的行為ではなく「私的行為」とされてしまった。

 こうした天皇傀儡制度にこそ保守派は意見や苦言を呈するべきなのに、何故か憲法の範囲内で語る不思議。尤も、保守派の改憲論は第九条のみの究極の護憲派だから然もありなん。現憲法の矛盾や不条理をそろそろ断ち切らねばならない。

 哀しい哉、憲法以前の御存在であらされる天皇は、今や日本国憲法に呪縛され政府の傀儡として国事行為を行うだけの都合の好い存在となってしまっている。現憲法は天皇を頂く我が国の正統にとっても実に不適格な国法と断じる他はない。

 天皇とは、我が国の古来の教えである神道の祭事を司る祭司であり、祭主であらされる。天皇にとって最も重んじるべき祭事は、元旦未明から斎行される「四方拝」から始まり「歳旦祭」「元始祭」や毎月の旬祭など年数十回程に上る。

 こうした日本国家としての重要な祭事が「天皇家の私事」となってしまっているのは我が国體を大きく毀損しているのだが、こうした祭祀のことには拱手傍観し、皇女創設でこうした祭祀が維持出来るかの如き報道は実に怪しからんことだ。

 憲法を優先する余り、国事行為が優先され、本来の御勤めであるべき祭事が軽んじられている現状は見るに堪えない。臣下である国民が皇室を語る不敬を赦してはならない。女性宮家論や女系天皇に続く皇女制度に断固反対するものである。

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