「文化の日」は明治天皇の御遺徳を偲ぶ日ではなく第二の憲法記念日連日米国大統領選がトップで報道される不思議

2020年11月04日

右翼活動家が演説を上手くなろうと思ったら落語を聞きなさい(笑)

「読書の秋」とか「燈火(とうか)親しむべし」という。秋になると涼しさが気持ち良く感じられ、灯り(燈火)に馴染む様になるという。秋は読書に一番適した季節だという、唐代の文人である韓愈(かんゆ)の詩からの由来である。

 読書は読まないよりは読んだ方が好いというくらいなもので、「読書は楽しいし勉強になる」というなら別に読書じゃなくても映画でも落語でも愉しいし勉強になる。本を読むなら感銘した部分や言葉を書き出してみるのが好い。

 最近はとんと読書の量が減った。というのも、最近の政治の本は営業保守らの似た様な内容ばかりでつまらない。それなら映画や落語を聴いてた方が為になる(笑)

 昔の日本映画には今では使われない言葉に溢れている。盲(めくら)、唖(おし)、吃(ども)り、跛(びっこ)、聾(つんぼ)などの放送禁止用語がバンバン飛び交ってて実に面白く、台詞そのものが実に興味深いものばかり。

 古典落語も同じく、差別用語だけではなく、懐かしくも美しい日本語が処処に溢れていて、こうしたことを気にしながら観たり聴いたりすることこそが生きた「耳学問」であり、実践した教育でもあると思っている。

「憚(はばか)り様でした」(ご苦労様です。恐れ入ります)
「傍杖(そばづえ)を食う」(思わぬ災難に遭う)
「荷が勝つ」(責任・負担が重過ぎる)
「武士は相身互い」(同じ立場の者は助け合うべし)
「罪業の深さ」(罪の原因となる行為)
「浮世に拗(す)ねる」(世の中に逆らう)
「卒爾(そつじ)ながら」(人に声をかける時に言う語)
「阿漕(あこぎ)な奴」(あつかましいヤツ)
「お為倒し(おためごかし)」(上辺を取り繕ってるが実は自分の為)
「朝未(ま)だき」(夜の明けきらない頃)
「足元から鳥が立つ」(身近な処で意外なことが起こること)

 上はホンの一部だが、現代では余り馴染みのない言葉や台詞のオンパレード。映画や落語は娯楽や趣味だから、こうした難解な言葉を四六時中考え、気にして観聞きしている訳ではないが、気になった言葉を書き留めて調べてみるのも楽しい。

 この「四六時中」という言葉も、昔は「二六時中」と言ってたそうだ。旧暦だった時代には一日を十二刻で数えていたから「二六時中」と言ったらしいが、二十四時間制になって「四六時中」に変わったというから面白い。

 言葉は時代と共に移ろうものだが、時代時代でどういう人がどういう風に使っているのかを知れば、また違った世界観を知ることが出来るというもの。外国語に比べ、語彙に富んだ日本語というのは実に素晴らしい文化そのものだ。

 好きな落語家は三代目・三遊亭金馬で、歯切れの良い江戸弁は聞いていて実に心地好い。現役の噺家では昔昔亭桃太郎(せきせきていももたろう)」が笑える。

 実にとぼけた芸風で、高座に上がった時から面白い。そのネタの中でも金持ちを揶揄した「金満家族」という現代落語は馬鹿馬鹿しくてホント笑えます。

 桃太郎師匠の「金満家族」の元ネタになったであろうこんな笑い話がある。難破した船員二人が某国に上陸するという筋書き。腹ペコで食堂に入り、食べ終わって勘定を払おうとすると、食堂の主人が二人にこういう。

「君らはこの国が初めての様だが、この国は他の国と違って品物を買った方が金を貰う仕組みになっているんです。食堂で食べた分は、その分を金を持てって貰わないといけません。さあ、これを」と金を頂いた。

 二人はビックリし、次に洋服屋に入り洋服を買ってみた。そこでも同じ様に金をくれた。というので、靴も帽子も、時計もと欲しいものをどんどん買いだした。そして金も持切れなくなって、大きなカバンを買うもまた金が入った。

 初めは面白く、慾も手伝って沢山金を集めてみたものの、最後はげんなりして金を見るのももう懲り懲り。カバンも重いし、二人で相談して金を捨てることにした。

 ところが金を捨て始めると巡査に見つかってしまう。「コラコラ、ゴミ箱に金を捨てるとは何事だ。現行犯として、即刻この場で罰金刑を言い渡す」となる。

 二人はヤレヤレ、これで少しはカバンも軽くなるとほくそ笑む。巡査は「この国の法律では、罰金として相応の金を渡すのだ。署まで付いて来い」という。二人はビックリし、「金はもう沢山だ」と辿り着いた海岸に脱兎の如く逃げ出した。

 それを巡査が追いかけてこう叫ぶ。「逃げるとまた罰金の金が多くなるぞ!」というのがオチ。「金満家族」では桃太郎師匠が更にアレンジしてます。

 金を追いかけてる時というのは金が逃げて行く。「もう金は要らない」と思うと、金の方からやって来て、自然に金が貯まって行くもの。金の無い時というのは金が欲しくて苦労し、金が貯まって来ればまたそれなりに苦労が増える。

 金というのは絶対なものではないが、無いよりはあった方が何かと便利で、金が無いと人間的にも卑屈になりがち。まぁ、愚生的には金が無くても卑屈だとは思っていないが、金のネタで笑わせてくれる落語というのは実に素晴らしい。

「金満家族」はネットでも視聴出来ますので検索してみては如何でしょう。そこの活動家を自任してる君、ネット右翼より御粗末な理論をひけらかし下手クソな街頭演説をするよりも、寄席に通ってプロの話しっぷりを身に付けなさい。呵呵。

※コメントは煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント入力希望の方やメッセージはmr.cordial@live.jpへ御気軽にメールを寄せられたい。

《会費&御支援》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ

cordial8317 at 06:50│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

「文化の日」は明治天皇の御遺徳を偲ぶ日ではなく第二の憲法記念日連日米国大統領選がトップで報道される不思議