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2020年09月17日

共産党と同じ憲法観を有する元自民党幹事長・小沢一郎

 衆参両院本会議の首相指名選挙で、自民党総裁の菅義偉が第九十九代首相に選出された。日本共産党と国民民主党は、首相指名を立憲民主党の枝野幸男に投票し、その立ち位置を鮮明にした。国民と立憲の分裂騒動は何だったのだろう。

 立憲民主党の小沢一郎が、Twitterで首相に指名されたばかりの菅義偉首相に対し「憲法を知らないからこそ平気で権力を私物化する」批判した。これは「己がやることは相手もやるに違いない」と仮託した同一化虚言の症状にも見える(笑)

 菅政権でも安倍政権と同じく憲法改正を掲げ、また公務員改革や行政の無駄を断行する考えだ。これに対し小沢は「『政府として憲法改正に挑戦する』と発言した新総理。公務員の憲法尊重擁護義務を知らない」と菅政権を腐している。

 これは憲法九十九条の「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」との条項を念頭にした発言。

 第九十六条には「国会議員の三分の二以上が発議し、国民の過半数の同意」で憲法改正出来るとあるが、これに基づき発議すれば九十九条違反に問われる。憲法改正が進まなかったのはこの九十九条と九十六条の不毛の議論がその理由。

 安倍前首相の改憲案に同意するものではないが、こうした論争に終止符を打ったのが安倍で、国民投票法案を成立させて憲法改正への道筋を建てた。

 小沢の憲法擁護尊重義務は現憲法の認識としては正しいのだろうが、これでは不毛な憲法論戦の繰り返しであり、国益を守ろうという意識の希薄の現われでもある。

 厭きれるのはこうした憲法観を披歴する小沢が、自主憲法制定を党是として発足している自民党の幹事長だったことだ。菅首相への「憲法を知らないからこそ平気で権力を私物化する」との妄言は自分自身への経験からのものなのだろう(苦笑)

 小沢は「自衛隊の立ち位置が憲法の中で否定されている」とも述べ、「憲法の基本を理解していない点では安倍総理と同じ」と続け、戦後の政府見解を全否定していることでも小沢というのは確信的護憲派だったということが分かる。

 安倍が謀る憲法改正は、憲法九条に自衛隊の存在を明らかにしようとしている「加憲」であり、その他の条項の矛盾を差し置いて九条三項を明記しようというのは現憲法を絶対的なものにする究極の護(誤)憲派であるというのが正しい。

 小沢は尤もらしく憲法を語っているが、師である田中角栄が日中友好条約を締結するに当たり国際法規である日華国交条約を蹂躙したことはどうなのか。

 第九十八条には「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。」とあり、明らかな憲法違反ではないのか。

 憲法第一条には「日本国及び日本国民統合の象徴であって、その地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」としている。

 日本共産党や左翼陣営は「我々は天皇制に反対。因って、国民の『総意』ではなく、天皇の存在は違憲である」という屁理屈を垂れ流しているが、小沢も同じ認識なのだろう。第一条の「総意」の議論無き憲法改正を謀るべからず。

 憲法第一章「天皇」条項を語らない自民党や保守派の憲法改正にしろ、小沢ら誤憲派の現憲法絶対主義にしろ、我が皇統と国體の精華を毀損し続ける。

 我田引水的憲法観を露呈する小沢らは憲法第二条「皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」との条項を以て、秋篠宮皇太弟ではなく「敬宮愛子内親王こそ皇位継承第一位」と謀るだろう。

 何処の国でも時代の流れに応じて憲法を変えている。環境問題、情報公開、プライバシー保護、国家の安全等々憲法を施行した時代からは想像もしなかった程社会は変化している中で、世界で唯一の「平和憲法」などと寝ぼけている場合ではない。

 現憲法は大日本帝国憲法73条に拠る改正であるなら、第九条加憲などという安易な憲法改正は逆効果。旧帝国憲法の復元・改正こそ執るべき道である。

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