今や8月15日の靖國神社参拝が保守派の踏み絵になっているが「終戦記念日」という呼称こそが戦後民主主義教育の象徴である

2020年08月02日

人生とは長く生きた年月ではなく如何に生きたかという中身が大事

 今日で還暦を迎えた。断っておきますが「誕生日おめでとう」というメッセージは要りません。貰っても嬉しい訳でも無し、返信するのも面倒臭いし(笑)

 孔子は「吾、十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども矩を踰えず」と訓えた。過去の人生を振り返れば恥入ることばかり。

「六十にして耳順う」とは「他人の意見に反発を感じることも少なくなり、素直に耳を傾けられるようになる」らしいが、愚生の性格からして共産党や無自覚左翼の異なる意見や生理的に合わないヤツには死ぬまで反発してると思う(笑)

 今年行われる予定だった同級会での還暦祝いはコロナ禍で延期となった。還暦祝いでは、赤色の頭巾やちゃんちゃんこなどを贈る習慣があるが、これは昔は魔除けの意味で赤ちゃんの産着に赤色が使われていたことの名残り。

 還暦は「生誕時に還る」という意味で、還暦とは「干支(十干十二支)」が一巡して誕生した年の干支に還ること。本卦還り(ほんけがえり)とも言い、生まれた年の干支と同じ干支の年が来ることで「暦が還る」となる。

「十二支」は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類。「十干」は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類。「干支」の組み合わせが60通りある。愚生が生まれた昭和35年は「子年庚子」となる。

 活動家時代、物心両面で支援して頂いた大手警備会社の会長から「活動家が長生きすると惨めな生活しか待ってませんよ」と言われた言葉を思い出す。右翼になった頃、まさか還暦を迎えるなどとは思いもしなかった(笑)

「社会は肉体の安全を保障するが、魂の安全は保証しない」と言ったのは三島由紀夫。大事にしなければならないものは肉体より魂や精神性であると思う。

 過日、石原慎太郎が難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を患った女性の尊厳死に関し、ALSを「業病」に準えて批判されている。業病とは前世の悪行の報いで罹るとされている治り難い病気のことだが、業病とはオカルトや宗教に行き着く。

 石原のツイートでの「業病」ばかりが問題にされて感情的に批判に曝されてるが、肝心な中身が伝わって来ない。ツイートの「業病」を消すとこんな感じだ。

「ALSに侵され自殺のための身動きも出来ぬ女性が尊厳死を願って相談した二人の医師が薬を与え手助けした事で『殺害』容疑で起訴された。武士道の切腹の際の苦しみを救うための介錯の美徳も知らぬ検察の愚かしさに腹が立つ・・・」

 別に石原は好きではないがこの言葉は決して批判されるものではない。死生観の違いだが、愚生も他人を煩わせてまで長生きはしたくない。安楽死というより「尊厳死」というのは生きる上での選択肢の一つとして有っても好いと思う。

 石原を右翼であり、真の保守だと勘違いしている人も多いが、石原は橋下徹などと同じ反天皇論者だ。石原という男は言葉の過激さ故に支持されて来た。一方で、批判されるのは過激な言葉と逆行する言葉の軽さが目立つ。

 国旗、国歌についても「日の丸は好きだけれど、君が代って歌は嫌いなんだ、個人的には。歌詞だってあれは一種の滅私奉公みたいな内容だ。新しい国歌を作ったらいいじゃないか。好きな方、歌いやいいんだよ」と、毎日新聞のインタビューに答えているが、これが石原の本音であり正体である。

「滅私奉公」だとして、それの何が悪いのか。今や「滅私奉公」という言葉は死語だ。自己犠牲を中心にした無理な生き方より自分本位の生き方が優先される時代に於いて、滅私奉公を想像させるのであれば結構なことではないか。

 三島由紀夫は石原慎太郎と「守るべきものの価値」との対談の中で、三島が「日本のアイデンティティーとして三種の神器、宮中三殿を守らなくてはならない」と発言すると、石原は「またそんなことを言うの」と三島を小馬鹿にし、国體や皇統を否定している。これを以てしても保守や右翼とは真逆の輩といえよう。

 石原はよく三島由紀夫と比べられることがあるが、石原には武士道が重んじる「礼節」や「尚武の精神」というものが全く備わってはいない。

 武士道に通じる三島との大きな違いはそこだが、ALSの女性への尊厳死を「武士道の切腹の際の苦しみを救うための介錯の美徳」との言葉に違和感を覚える。

 石原慎太郎も長生きし過ぎた。作家であり発する言葉は巧みではあるがその言葉に魂は入っていない。そろそろ楽隠居した方が好いと思う(笑)

 釈迦牟尼は「長生きは無間地獄」と言ってるが正しく。人生とは長く生きた年月ではなく、如何に生きたかが大事。右翼浪人として、残り少ない人生の中で一旦緩急が有ることを願い、義勇公に奉じて人生を閉じたいものだ。呵呵。

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cordial8317 at 07:42│Comments(0)

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