福島第一原発周辺に貯まり続ける処理水の処分方法は海洋放出しかない韓国は福島原発処理水の8倍以上のトリチウムを日本海に放出している

2021年04月11日

「処理水の海洋放出反対」という感情的主張からは何も生まれない

 地元紙では、東京電力福島第一原発周辺に貯まり続ける処理水に関し、海洋放出に反対する声を取り上げて政府への不信感を煽る。立憲民主党代表の枝野は「政府は福島県民、漁民、漁師の皆さんをバカにしているのか」と怒りを露わにした。

「福島県民の声を無視して結論ありきで走っている。本質(海洋放出)自体が良い悪いではなくて、福島の原発事故による被災者の皆さんを、政府がバカにするような措置であって、許されるものではない」と如何にも福島県民を慮る。

 だが、枝野こそ福島県民をバカにした政治家の筆頭だろう。原発事故が起きると「(放射線は)直ちに人体に影響することは無い」と言い放った。県内入りした枝野は、周辺者が私服なのに本人は防護服を着こんで視察したことは忘れない。

 何を今更、福島県民に寄り添う様な発言をしてるのか。事故当時の民主党政権の愚策こそが福島県の復旧は愚か、復興を阻害した元凶である。原発事故や処理水問題を他人事の様に語って、政争に結び付けるなど言語道断である。

「東電や国が放射線物質トリチウムを含んだ処理水方法が、海洋放出ありきで決定しようとしている」と反対してるが、原発処理水の海洋放出は世界の常識であり、況してや貯蔵されている処理水のトリチウム数値も微量なものだ。

 トリチウムというのは放射線エネルギーは弱く、人体の影響はセシウムの700分の1程度。原発事故に因る放射線セシウムが人体に影響も及ぼしてない中で、トリチウムを含んだ処理水の処分に反対するのは単なる感情論でしかない。

 福島原発周辺に貯蔵されてる処理水のトリチウム総量は2016年3月時点で760テラベクレル。この数値は年々減少している。諸外国の海洋放出処理水に比べても100分の1程度で、専門家の「人体に影響を及ぼす数値ではない」は正しい。

 1979年のスリーマイル島原発事故では93000テラベクレル、1986年のチェルノブイリ原発事故では520万テラベクレルと推定されている。1テラベクレルとは1ベクレルの1兆倍。「兆」という単位は余りにも大きい数値に感じるだけ。

 カナダのブルース原発からは年間1280兆ベクレル排出。フランスのラ・アーグ再処理施設からは年間1京1600兆ベクレルが排出されている。「京」とは「兆」の更に上の桁。かなりの数値だがこれらの数値は国際基準値の範囲内である。

 因みに、福島の漁業関係者よりも強力に処理水の海洋放出に難癖を吐けてる韓国だが、韓国は月城原子力発電所で4基のCANDU炉を運転しているが、月城原発が4基体制に入った1999年以降の累積では6000テラベクレルを超える。

 真剣に福島への風評を阻止したいなら「住民への理解が深まっていない」とか非科学的な感情論ではなく、正しい科学的データを内外に広めることである。

 福島第一原発周辺の処理水タンクは約680基に及びその水量は92万トンに上る。2020年には137万トンになる。このまま放置しタンクが増設されれば環境破壊にも繋がり、それこそ福島への風評被害が止むことはないだろう。

 感情論で進められた「除染」で、福島県は住みやすくなったどころか、「除染しないと住めない土地」とのレッテルを貼られた。処理水も然り。このまま放置することが好いとは思えない。事故を起こした我々の世代が責任を負うべきだ。

 昨年7月に熊本県を襲った豪雨被害も感情論からダム建設が見送られた。蒲島知事は「民意が反対だった」と責任を感じるどころか有権者の所為にしていたが、枝野らの政府批判は似た様なもので、反原発派の破壊活動に騙されてはならない。

 政治が国民目線に(ポピュリズム)に立ち、大衆迎合に陥ったならば必ず国は滅ぶ。政治とは本来、国民目線と掛離れた決断が求められる世界なのだ。

 話が変わるが、食べログで知り合った某男性レビュアーのトップページには、「トリチウム汚染水を海洋投棄しても安全だというなら、全て東京湾に放出すれば良くないですか!? 」との見出しが出てる。これが普通の人の感覚なんだろうな。

 確かに東京電力福島原発は首都圏へ電力を送る為の施設だった。そういう意味では東京湾に放出するのも一つの案だろうが、東京湾に持って行くにしても運搬費用を含めて相当掛かるだろうし、ポピュリズムの小池都知事が容認するとも思えない。

 以前、松井一郎大阪市長が、反原発派らに煽られた感情論から見送られている処理水の問題に対し、「政治や科学が風評に負けることがあってはならない」と、処理水の大阪湾への放出を受け容れると発表したことは記憶に新しい。

「政治や科学が風評に負けることがあってはならない」とは正しく。内堀福島県知事にも大阪市長の様な智慧と決断力を持って欲しいものだ。感情論より科学的根拠に基いて粛々と海洋放出を図ることこそ早々に風評を取っ払う最良の方法である。

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