「皇室会議」ではなく「皇族会議」に改めよ!西軍に因る東軍への仕打ちと不条理は150年以上経った今も癒えることはない

2023年09月20日

彼岸会法要は天皇の詔(みことのり)として始められた行事だった

 今日から彼岸の入り。仏教では「秋分の日」には、彼岸の中日として墓参りに出向く。祝日法では「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨としている。何故にこの日に自然を称え、自然を慈しむのか。意味が今一つ分からない。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言う様に、国民の多くが季節の変わり目の様に感じているが、彼岸会法要は天皇の詔(みことのり)として始められた行事だった。皇室で行われる皇霊祭が、国民が祖先を供養する行事として定着するに至った。

 こうした彼岸会法要からも、天皇と国民の深い結び付きを窺い知る。正に我が国は神の国でもあり、天皇の国であり、天皇即日本である。皇室は常に国民と共に在り、この「君民一体」こそが、万邦無比の我が国體の精華なのである。

 今では「春分の日」「秋分の日」という名称が当たり前になっているが、別にこの日が冬と春の境の日でも夏と秋の分かれ目でもない。祝日法の「自然をたたえ、生物をいつくしむ」との趣旨は、皇室行事を葬る為のまやかしである。

 戦前は、春分の日ではなく「春季皇霊祭」、秋は「秋季皇霊祭」と称した。明治11年、歴代天皇や主たる皇族の忌日を春と秋に纏め奉祀したのが始まりとされる。仏教での彼岸に行われる先祖供養や墓参りに相当する天皇の祭儀である。

 明治41年制定の「皇室祭祀令」では、春季皇霊祭・秋季皇霊祭が大祭に指定されている。GHQの統治下だった昭和22年5月2日、GHQは「皇室祭祀令」を廃止する。然し乍ら、宮中では従来通りの春季皇霊祭・秋季皇霊祭が続けられている。

 皇居内の宮中三殿の一つである「皇霊殿」には歴代天皇及び皇族の霊が祀られており、この日は皇室の重要祭祀である「皇霊祭」が斎行される。また同日には、全国の神々が祀られる「神殿」では、神恩に感謝する「春季神殿祭」も斎行される。

 つまり、春分の日を「春季皇霊祭」として、秋分の日を「秋季皇霊祭」として復活させることは、我が国の国體の精華を取り戻すことでもあるのだ。

「春分の日」「秋分の日」を「彼岸」と言うが、これは「節分」「八十八夜」「土用」「入梅」「半夏生」などの雑節の一つで二十四節気の「五節句」などの暦日の他に、四季折々の季節の移り変りを日本的に表した特別な暦日のことをいう。

 元号を始め、こうした歴日が、我が祖国日本の四季折々の麗しい情景を深めている。「春分」と「秋分」は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いを馳せたのが彼岸の始まりとされる。

 現在では、彼岸の仏事は浄土思想に結びつけて説明される場合が多く、浄土思想での極楽浄土(天国)は「西方の遙か彼方にある」と考えられている。

 彼岸会の「彼岸」は「日願(ひがん)」に喩えられ、仏教語としての彼岸は後から結びついたものであるという説もある。宗教というのは言葉遊びが多い。

 俗に彼岸の中日には先祖に感謝し、前後の6日間は悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされている。つまり、仏教徒というのは日々修行である。でも、そんな仏教徒に会ったことはないが(笑)

「六波羅蜜」とは大乗仏教における六種の修行で、菩薩が涅槃に至るための六つの徳目のことで「六度」ともいう。六種の修行とは、施しという徳「布施波羅蜜」、戒律を守る徳「持戒波羅蜜」、忍耐という徳「忍辱波羅蜜」、努力という徳「精進波羅蜜」、精神統一という徳「禅定波羅蜜」、智慧という徳「般若波羅蜜」をいう。

 六つの徳目の中で「持戒」「忍辱」「精進」「禅定」「智慧」という5つは言葉では理解はすれども、これらの徳目を身に修めるのは容易なことではない。

「布施」という施しは目に見えて分かるので理解し易い。仏教の世界もそうだが、中でも昨今の葬式仏教や新興宗教の世界では、この「布施」ばかりが信心の裏返しであるかの様な、我田引水的な都合の好い解釈が罷り通っている気がする(笑)

「施し」という教えは、愚生的には「自分より能力的に肉体的に劣る者や難渋している者、悩みや壁にぶち当たっている者に対し金銭的なものを含めて支えて助けてあげること」であり、これこそが真の施しというものだと解釈している。

 波羅蜜とは、「魔訶般若波羅密多(まかはんにゃはらみた~)心経」で始まる般若心経にも頻繁に出てくる言葉だから馴染みがある言葉だろう。般若波羅密多の「魔訶」とは「尊いもの」という意味だが、理解している仏教徒は少ない(笑)

 死んでも戒名さえ貰えば極楽浄土に往けると思ってる仏教徒ばっかだが、戒名を頂くということは「御釈迦様(釈迦牟尼)の弟子になる」ということである。要は、仏教徒というのは、生きている間も、死んでからも修行は続く。大変だな。呵呵

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cordial8317 at 04:40│Comments(0)

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