カルロス・ゴーンを見るまでもなく経済人に社稷を想う心なしIR事業を巡る汚職事件の核心はIR事業ではなく外国企業からの献金こそが大問題

2020年01月03日

畏くも陛下の一年は元旦未明に斎行される「四方拝」で始まる

 昨日行われた一般参賀で天皇陛下は、被災地を案じられると共に「本年が災害の無い、安らかで佳い年となるように」と御挨拶なされた。有り難し。

 畏くも陛下の一年は、元旦未明に斎行される「四方拝」で始まる。四方拝は新嘗祭に並び宮中祭祀でも最も重要な祭事である。

 年初の未明から陛下は潔斎し、古式に則った黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)の装束を身に纏い、伊勢神宮や陵墓、四方の神々に拝し、国の安寧や豊作を祈る。これこそが歴代天皇が行ってきた秘儀である。

 近年は正装である黄櫨染御袍正装ではなく、憲法で明記されている国事行為である「新年祝賀の儀」を優先してモーニングを着ての拝礼で済まし、年始の祭典である「歳旦祭」も掌典職が代拝している。

 正月三日には、国と国民の繁栄を祈る「元始祭」、四日は「奏事始め」、七日は「昭和天皇祭」等等、宮中祭祀は年に二十件前後斎行されるが、代拝や短縮など更なる簡略化が謀られている。

 四方拝に並び宮中祭祀でも最も重要な祭事が「新嘗祭」である。天皇が即位し始めて行う新嘗祭を「大嘗祭」と言うが、先の大嘗祭を見るまでもなく、正しく天皇とは祭主であり、祈る存在であらされるのだ。

 新嘗祭当日の「夕の儀」に始まり、夜半に「暁の儀」が斎行されるのだが、平成24年から負担軽減を理由に中止されている。暁の儀の取り止めは、皇極元年より受け継いできた祭祀に、今後何らかの結果と影響を齎すのは明らか。

 本来ならば、歴代天皇が司ってきた祭事を最優先し、国事行為や公的行為こそ軽減すべきであり、上皇陛下の負担軽減というのであれば、国事行為や公的行事は皇太子殿下や秋篠宮親王殿下が輔佐する環境こそ整えるべきであった。

 だが、あろうことか安倍亡国内閣は、皇室典範に退位を附帯して実質的な皇室典範の改悪を謀り、畏れ多くも陛下の譲位(退位)を強行した。

 現憲法は、歴史的な国家としての継続された「祭祀」に関する天皇の役割を否定し、天皇の「国事行為」のみで「公的行為」は明文化されていない。然し乍ら天皇は憲法以前の御存在であらせられるのだ。

 安倍は保守派やインチキ愛国者らへの目晦ましと保守票欲しさに自衛隊の憲法明記に躍起だが、陛下の象徴としての御立場や国事行為が列記される憲法第一条から第八条に及ぶ「第一章・天皇」条項こそ議論し見直すべきだ。

 神武肇国から続く万世一系の皇統が、平成の世を境に断絶の方向に進み、祈る存在であるべき天皇が、現憲法下での傀儡となってしまっていることは皇国臣民の一人として隔靴掻痒の思いである。

 皇統断絶を謀る元凶は獅子身中の虫である宮内庁か、左翼勢力か、それとも皇統を軽んじる安倍晋三なのか。国賊共を剔抉粛正せねばならない。

※コメントは会員のみにさせて頂いておりますが、コメント入力希望の方はパスワードを教えますのでmr.cordial@live.jpへ御気軽にメールを寄せられたい。

《会費&御支援》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ

cordial8317 at 06:06│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

カルロス・ゴーンを見るまでもなく経済人に社稷を想う心なしIR事業を巡る汚職事件の核心はIR事業ではなく外国企業からの献金こそが大問題