死刑執行は刑事訴訟法に基づき粛々と行うべし!「君国に忠」「親に孝」なるは最も現実なる道徳である

2019年12月30日

憲法九条より第一章「天皇」の条項こそ見直さなければならない

 今年は天下の悪法である退位特例法案に基き天皇の退位が謀られ、令和元年に改められた。天皇の大権である元号制定権をも簒奪した安倍政権だが、相変わらず野党のオウンゴール的為体もあって支持率は高く、インチキ保守が迎合する。

 憲法以前の御存在であらされる天皇を現憲法で語り、現憲法との整合性ばかりを優先し天皇の祭祀を軽んずる安倍政権。何故に左翼陣営と対峙し、天皇の御存在や天皇が重んずるべき祭祀を理由に憲法改正の狼煙を上げないのだろう。

 安倍は白々しくも「戦後レジームからの脱却」を訴えている。占領下で謀られた様々な我が国への弱体化政策を見直すことが「戦後レジームからの脱却」であるなら、天皇の御存在、つまりは国體を明徴にすべきなのは言うまでもない。

 戦後レジームの最大の問題は天皇の御存在を軽々しくしたGHQの策謀に在る。国體と皇統破壊を目指して創られた現憲法で天皇の存在を語ること自体が大間違いであるが、九条改正こそ絶対とする安倍に国體明徴の意識なんぞ皆無だ。

 現皇室典範はGHQにより改悪され、現憲法には天皇が優先されるべき祭祀や大嘗祭の規定は存在しない。大嘗祭は皇室の私的行事となり、先日斎行された大嘗祭に対しても左翼陣営から告発され違憲裁判が行われるのは避けられない。

 米国製の現憲法と現皇室典範こそ国體破壊の元凶であり、現皇室典範も現憲法も旧皇室典範と欽定憲法に復元改正し陛下に奉還すべきは国民の義務でもある。

 憲法九条改正を可決させて、更なる憲法の従順化を謀ろうとしている安倍政権。安倍のまやかしの改憲に保守派が迎合するが、退位特例法案に基く一連の動きは皇統断絶の一里塚であり、安倍こそ天皇廃止論者に与する究極の護憲派である。

「女性天皇」や「女系天皇」の流れも退位法案と同じく食い止めるのは難しいだろう。「万機公論に決すべし」ではないが、世論調査では「男女平等社会の時代」という認識から女性天皇と女系天皇を支持する人が大勢を占めている。

 保守を標榜する自民党だが、二階幹事長や石破茂を見るまでもなく「女性だからダメというのは如何なものか」との声が上がる始末である。男女平等と伝統文化の継承を同列に考えてる自体が大衆迎合であり、政治の劣化の極みである。

 こうした意見に保守派は、皇位継承を安定させる策として臣籍降下させられた旧皇族の皇籍復帰を提言している。秋篠宮皇嗣殿下と悠仁親王の皇位継承が確実なのに、こうした不敬な議論が罷り通るのか摩訶不思議というか政治の無能は顕著だ。

 反天皇運動を展開する共産主義者らは、秋篠宮皇嗣殿下と悠仁親王殿下への皇位継承を阻止し、愛子内親王を天皇に即位させ、女系天皇を成立させることで皇統断絶を謀る。保守派は単に「神武天皇の血筋」という男系男子に固執する。

 国民の多くは、天皇を単なる諸外国の王室の様な象徴としての存在としか思っていない。現憲法では、天皇が本来行うべき祭祀は否定され、第一章「天皇」条項に明記されている国事行為のみを行う政府の傀儡という存在でしかない。

「女性天皇」や「女系天皇」に反対し、皇統を万全の安きに置くのは「旧皇族の皇籍復帰」が最も望ましいことだが、それよりも大事な事は、天皇とは神道に於ける祈りの存在であるということを国民に周知していくことだと思う。

 憲法以前の御存在であらされる天皇が、皇統断絶を謀る為に制定された憲法の下で論じられていることが抑々の間違いである。現憲法が存在する限り、何度でも言うが、天皇は憲法に明記されてる国事行為を忠実に遂行する傀儡でしかないのだ。

 安倍首相や営業保守派にインチキ右翼が便乗して憲法九条改正に躍起だが、国防とは領土主権だけではない。三島由紀夫は「国防とは、それを失えば日本では無くなってしまうことを護ること」と訓えた。何より皇統を死守することこそ肝要であり、憲法九条より、第一章「天皇」の条項こそ議論し、見直さなければならない。

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cordial8317 at 06:11│Comments(0)

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