「みんなで靖國神社に参拝する国会議員の会」とは仰仰しい(苦笑)習近平の「歴史的責務」に対抗した安倍晋三のセキュリティダイアモンド構想

2022年10月20日

10月20日に朝日新聞社で自裁した野村秋介は何故にこの日を選んだのか

 本日は上皇后陛下の御生誕日。謹んで御祝詞申し上げます。両陛下は共に米寿を迎えられたことに臣民の一人として喜びこの上無し。益々の弥栄を祈念する。

 マスコミは相変わらず陛下や皇族方への尊称を省略し「さま」付けで報じられている。こうした尊称及び敬称略運動は共産党を筆頭とした反天皇勢力の反天皇運動の一つであり、日本人であるなら正式な敬称と節度ある敬意を表するべきだ。

 10月20日は、歴史的にも現代を生きる我々が決して忘れてはならない日でもある。米連合軍部隊は圧倒的勢力でフィリピンのレイテ島に上陸を図ろうとしていた。大日本帝国海軍は徹底抗戦に応じるも、戦況は芳しいものではなかった。

 戦況不利な状況から起死回生の反撃を決行し、連合軍の沖縄への上陸と本土決戦を阻止する為に、昭和19(1944)年10月20日、大西瀧次郎中将の指令下、「神風特別攻撃隊(しんぷうとくべつこうげきたい)」が編成されることとなった。

 祖国日本を死守する為に、更には愛する家族や故郷を守らんと死を決意して志願した特攻精神は祖国愛の極致というべきものであり、正しく「神風精神」こそは大東亜戦争が自存の為の「祖国防衛戦争」だったことの何よりの証である。

 沖縄への上陸を何が何でも阻止しようと、特別攻撃隊(特攻隊)が果敢に応戦するも連合軍の圧倒的軍事力には敵わず、翌年4月1日、米軍は終に沖縄に上陸した。

 迎え撃つ牛島満中将指揮下の師団と旅団、及び大田実海軍少将指揮下の海軍部隊、更には棚町整海軍大佐が指揮する約7千人の航空関係員が米軍と対峙する。

 沖縄では「鉄血勤皇隊」や「ひめゆり学徒隊」に代表される少年少女など、軍官民は決死の防衛戦を実行する。本土からは、戦艦大和に代表される第二艦隊の出撃「菊水一号作戦」や、桜花隊や敷島隊等の航空特攻「菊水二号作戦」を発動した。

 更に航空特攻だけではなく、海軍特殊潜航艇「回天」等の特攻作戦を展開する。こうした決死の戦闘空しく、同年6月23日に組織的沖縄戦は終結した。

 沖縄戦では特攻部隊が重要な役割を果たした。特攻戦死者の実に76%が沖縄戦で亡くなられている悲しい現実を忘れてはならない。鹿屋基地(海軍航空)からの特攻では1981名、知覧基地(陸軍航空)からの特攻で1036名が散華されている。

 特攻作戦は航空部隊や特殊潜航艇だけに止まらず、「魚雷特攻」「空挺特攻」「対戦車特攻」「震洋特攻艇」「陸軍海上特攻」など、劣勢を覆す為の特攻作戦で実に3972名の若者が祖国日本の為に尊い命を捧げられたことを忘れてはならない。

 沖縄戦に出撃した戦艦大和も、沖縄沖で米軍への砲撃戦を行う予定であっが、出撃後の4月7日、惜しくも鹿児島沖の海に沈んだ。大和の船内には歯磨き粉や歯ブラシ50万人分、月経帯15万人分などの民生品を大量に積み込んでいたという。

 こうした事実はつまり、大和は連合軍の沖縄上陸阻止という戦いだけではなく、沖縄の領土と沖縄の人々を必死に護ろうとした何よりの証明と云えよう。

 特攻作戦に対して「無駄死」という声を散見する。現在の道徳観や倫理観で生死を語るなど笑止千万。我が国の現在の平和や繁栄は、純真無垢な彼らの尊い犠牲の上に成り立ってるということを現代に生きる我々は決して忘れてはならない。

 沖縄を始め国内では、未だに「日本は沖縄を見捨てた」だとか「日本は沖縄を捨石にした」などという左翼勢力に拠るプロパガンダが蔓延っているが、こうした思想こそ米国の洗脳である。被害者意識を捨てて歴史の事実に目を向けたら如何か。

 被害者ぶったところでそこからは何も生まれない。被害者ぶるのは単なる利権でしかない。沖縄を護る為に、我が国の未来の為に尊い命を捧げてくれた若き英霊に対し、残された我々が被害者意識丸出しでは一体どんな顔向けが出来るというのか。

 沖縄戦で散華した大田少将は自決前に、「沖縄県民斯ク戦ヘリ県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」と打電した。この一文からも、先人達は沖縄を死守すべく戦い、力及ばず敗戦の憂き目を見るが、決して沖縄を見捨てた訳ではない。

 戦後、米軍の統治下に置かれた沖縄県民の負った犠牲は確かに気の毒と言えるが、旧ソ連の残虐非道で鬼畜の如き蛮行を受け、故郷を追われた北方領土や南樺太の方々の想いに比べれば、占領したのが米国で未だマシだったとは思えないか。

 戦争に負けるとはそういうものであり、そういう経験からも先の大戦は「一旦始めた戦争は決して負けてはならない」という重要な教訓を遺したと言えよう。

 10月20日で思い出すのは、右翼陣営のカリスマ的指導者だった野村秋介が平成5年に朝日新聞社で壮絶な死を遂げたことだ。何故にこの日を選んだだろうか。

「よりにもよって地久節(当時)の日に・・・」との声も無い訳ではないが、この日が「特攻作戦と若者の命」という深い意味が込められていたからである。

 理論家であり、行動派であり、権力に媚びず、ヤクザにも顔が利き、幅広い人脈を持つ野村秋介の死は、右翼陣営にとって大きな痛手だった。野村の死後、右翼陣営の指導者不足は顕著だ。10月20日には様々な思いが吾が脳裏に去来する。合掌。

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cordial8317 at 06:35│Comments(0)

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