何故に米国製の日本国憲法の施行を記念しなければならないのか「仁徳天皇陵を世界遺産に」という戯言に騙されるな!

2019年05月04日

「後継者(皇位継承者)不足、深刻に」というタイトルが躍っているが

 憲法第九条に自衛隊明記を目指す安倍首相は憲法記念日の昨日、改憲派の集会にビデオメッセージを寄せ改めて改憲の意欲を示した。自衛隊の不条理を糺すことは吝かじゃないが、「国防」を考え、皇統を死守する為には現憲法下では不可能。

 安倍の改憲は、第九条のみの改正に拠って現憲法を絶対的なものとなってしまう危険を孕んでいる。安倍の改憲のパフォーマンスに騙されてはならない。

 閑話休題。新聞には仰々しく、「後継者不足、深刻に」というタイトルが躍り、「女性宮家」や「女性天皇」は必至であるかの様な作為的な内容となっている。

 抑々、後継者不足の問題が出始めたのは、今や我が国の国力低下を謀り反原発運動で国民を誑かしてる売国奴・小泉純一郎政権の時だった。小泉が政権に就く4年前に、皇太子殿下・同妃殿下に第一子である愛子内親王殿下が誕生された。

 要は、現憲法第二条、「皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」との条項を念頭に置いた策謀だった。

「皇位継承を安定的なものにする」というのは詭弁であり、その裏には女性天皇や女性宮家、更には女系天皇を可能にし、皇統断絶を謀る為の左翼陣営の一里塚。

 現代人の安っぽい価値観と驕りから、皇統の問題を現代の価値観や法令で語ることに違和感というか怒りを覚えていたが、翌年、秋篠宮家に長男が誕生し、流石の小泉も皇位継承順位を性別に関係なく長子優先とする法案の提出を断念した。

 その後、皇位継承問題は落ち着いたと思いきや、民主党政権下、インチキ保守の野田佳彦が、「安定的な皇室活動」というまやかしから女性宮家問題を提起した。悠仁親王殿下が成人となられ、御成婚し、嫡子が誕生するまで約20年はかかるだろうことを、何故に現代で法令を作って迄も変えいうとするのか。

 万世一系百二十六代の皇統が貴重である理由は、神武天皇から連綿として一度の例外も無く、「男系」で繋がっているという厳然たる事実である。安定的な皇位継承を図るならば、占領下にGHQから強制的に臣籍降下させられた旧宮家の方々の皇籍復帰を成し、更には堂上公家を元に復せば解決する問題ではないのか。

 堂上公家とは、「摂家」と言われる、「近衛、鷹司、一条、二条、九条」の五家及び、「清華家」である、「三条、菊亭(今出川)、徳大寺、西園寺、花山院、大炊御門、久我、醍醐、広幡」の九家のことをいう。

「旧宮家の復帰が皇位継承安定策の選択肢になり得るとの認識を表明していた」安倍だが、先日、「皇籍を離脱された方々は民間人として生活を営んでいる。私自身が(離脱の)決定を覆していくことは全く考えていない」と述べている。

「旧皇族は今上陛下と血筋が違う」との意見があるという。皇位継承で大事なのは神武天皇以来の「男系」の血筋であるということ。長く民間人だったとして何が問題か、宮家の再興は皇室の本分である祭祀を継承して戴くということにある。

「女性宮家」を創ったところで祭祀を継承するのは不可能なこと。精々、女性皇族として国賓・公賓への接遇や会見、会食などの御公務のみである。要は、女性宮家というのは、女性皇族を都合好く政治に利用しようという姦計である。

 取り敢えず第九条改正で保守派を懐柔している安倍だが、皇位継承問題でもインチキ保守の正体が露わになった。真の保守政治家であるなら、占領下に廃絶させられた明治欽定憲法を復元し、旧皇室典範を天皇に奉還する為に心血を注げ。

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cordial8317 at 07:26│Comments(0)

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