「天皇制」「退位」「協働」「共同参画社会」など世に氾濫する共産党用語日大アメフト部の問題や、モリカケ問題ばっか(苦笑)

2018年06月01日

目に青葉 山不如帰(やまほととぎす) 初鰹(はつがつお)

 小名浜漁港に鰹が初水揚げされた。昨年より二週間以上遅かったという。どうりでスーパーにも並んでいなかった訳か。

 原発事故後、福島県所属の漁船が獲った鰹を水揚げしてもかなり安く買い叩かれた。「福島」というだけで毛嫌いされた。

 結局は、あやふやな実にいい加減な理由で「福島」と聞いただけで敬遠されたのだが、国民の放射線の知識などその程度のもの。

 別に小名浜港に水揚げされたといっても福島県沖で捕ってる訳ではなく、今回初水揚げされた鰹は千葉県犬吠埼沖約400キロの水域で捕ったもの。

 原発事故後は事故前の相場の四分の一という安値だった鰹も、近年は回復して昨日も御祝儀相場で取引された。

 こうしたことも復興が進んでいる証でもあるが、多くの国民が「絆」の名の下に福島県の復興に寄与しているのに、未だに福島県や県民を原発事故に託けて差別してる勢力が一定数ではあるがいるのは悲しいことだ。

 閑話休題。旧暦の四月頃(現在の5月)に水揚げされる鰹を「初鰹」という。鰹は「勝つ魚」に通じることから縁起を担ぐ江戸っ子は「初鰹を食べないのは江戸っ子の恥」とばかりに初鰹を好み、熱狂したという。

 鎌倉や小田原から運ばれてくる走りの初鰹を、人より早く手に入れて味わうことを自慢し誇りとした。魚屋が持ってくるのを待ちきれないと、品川沖まで出向いて船上で直接買い取る者までいたそうだ。

 資料に拠ると、文化九年(1812)に初鰹を17本積んだ船が日本橋の魚河岸に着くと、6本が将軍家に納められ、料理茶屋「八百善」(現在も存続する老舗料亭)は1本二両一分で3本購入したという。

 魚屋に渡った8本の内の1本を三代目中村歌右衛門が三両で買って、大部屋の役者に振る舞ったという。因みに、三両といえば、現在の価格で20~30万円に相当するというから、如何に高級だったかが分かる。

 庶民も見栄を張って初鰹を買い求めた。「女房を質に入れても初鰹」という川柳もその名残だ。当時は山葵などが手に入らないから、刺身は辛子味噌や辛子酢を付けて食べたというが、醤油に和辛子は池波正太郎もお気に入りだった。

 それほど熱狂した初鰹だが、幕末の頃になると、江戸っ子の熱も冷め、値段も小名浜の初鰹の様に一両の4分の1以下に下がったという。それでも、20~30万円の4分の1ならかなりの贅沢品だろう。

 斯くいう愚生も鰹には目がない。美味しい鰹に出会えれば人生を得した気分になる。それも走りの鰹となれば余計にそうだ。

「走り」の鰹はさっぱりした味わいが特徴。それに対して「名残り」の鰹は終盤の脂が乗ったもの。どちらも美味いが、やはり走りの鰹が好い。

 ということで、昨日は駅前の和食屋で待ち合わせ。初鰹をつまみに一献。流石にスーパーの鰹とは違って美味いし、会話と酒も進む。

 これからは晩酌に鰹が並ぶことも多くなり、嬉しい季節が続く。呵呵。

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cordial8317 at 05:32│Comments(0)

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