少女像の撤去には国際法を示して毅然と対処すべし!「象徴としての行為を限りなく縮小して行くことには無理があろう」

2017年01月12日

平成31年の元日を以て皇太子殿下へ譲位させる意向だというが

 驚くというか不敬なことに政府は、有識者会議の結論が纏まり次第、平成31年の元日を以て皇太子殿下へ譲位させる意向を示し、終身在位を定め、譲位を規定していない現在の皇室典範の改正と、譲位に伴う関連法案の成立を目指すという。

 マスコミは有識者会議を「天皇陛下の退位検討会議」「天皇陛下の(生前)退位を巡る有識者会議」と「退位」を使い、恰も会議の目的が退位であるかの様に作為的に報じているが正式名称は「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」だ。

 如何にして国事行為や御公務を減らし、天皇としての祭事を優先させるべきかを考えるべきであるが、憲法第一章の見直し無くして国事行為の軽減は図れない。

 憲法第一章の不条理も語ることなく、譲位(退位)在りきから国事行為の軽減を図らずに、特例法に因り退位を容認するなどとは本末転倒と断じる他はない。

 不敬にも陛下が「平成30年を節目として希望している」と忖度して、「国民生活への影響を最小限とするには元日の譲位が望ましい」などと判断したという。

「国民生活への影響」とは何事ぞ。これ即ち、GHQと共産主義者に因る皇室典範の改悪に因る欠点が、平成の世で露わになったと言えよう。明治憲法並びに明治皇室典範こそが我が国の正統な国法である。現憲法の破棄と明治憲法への復元が直ぐには叶わないなら、皇室の家憲である皇室典範は直ちに陛下へ奉還するべきだ。

 現皇室典範は法体系上も法律上も重大な瑕疵があり、その皇室典範の下で譲位論を語り、「譲位は一代限り」「一部分の改正に留める」と、事実上の皇室典範の再改悪を謀るとは言語道断である。占領下の昭和22(1947)年10月、GHQは、最後まで反対なされた昭和天皇の御意向を無視し、11宮家の臣籍降下を強制した。

 皇室典範に関する最終決定権を「皇族会議」から「国会」に移し、「皇室会議」を設置し、畏れ多いことに法律以前の御存在である天皇を法の下に置いた。

 明治皇室典範に於ける「皇族会議」は、成年男子皇族20名で組織された機関で、内大臣、枢密院議長、宮内大臣、司法大臣、大審院長の5名の「非皇族」は、構成員的には4分の1であった。現在の「皇室会議」では、首相が議長を務め、皇族は2名のみで、衆参両院正副議長、最高裁長官、宮内庁長官ら非皇族10人という異常さ。

 最近では「皇室会議」ではなく、御粗末な「有識者会議」なるものが畏れ多くも皇統を論じ、「女性宮家」や「女系天皇」の実行を謀っているが、この有識者会議や宮内庁こそ反天皇勢力の最たるものであり国賊共の巣窟と断じて好かろう。

「皇室会議」での成年男子皇族の比率が少ないのは、男系男子の皇族が皇太子殿下と秋篠宮殿下しかいないというのがその理由であるが、有識者会議なんぞより、陛下と皇太子、秋篠宮殿下による語らいに由る結論こそ優先すべきではないだろうか。

 今後、成年皇族の減少化は避けて通れず、ならばGHQに強制的に臣籍降下させられた元皇族の皇籍を復帰させ、皇統を盤石なものとしなければならない。

 旧宮家は、北朝第3代崇光天皇の皇子、栄仁親王から始まる伏見宮の系統に属し、今上天皇との関係は、室町時代の伏見宮貞成親王を共通の祖先とされる正当な皇統に属する方々である。だが、女性差別を理由に「女性天皇」や「女系天皇」を論じ「生前退位」を謀り、皇統断絶を目論む反天皇勢力はそれを許さない。

 こうした不逞の輩らは、「皇籍復帰は現代にはそぐわない」とか、「男系男子を増やす目的だけで」だとか、尤もらしい理由を吐けては反対している。だが、皇籍復帰を実現させ、若年皇族や幼年皇族には皇族としての帝王学を学ばせれば好いだけのことで、皇統を盤石の安きに置くことに何の違和感があろうか。

 時代の流れで喩え女性天皇が誕生したとして、その女性天皇と結婚出来る資格のある人がいるとも思えない。若しいるとすれば旧皇族の他はなく、ならば元皇族の皇籍復活に反対するのは整合性に欠ける。順序からして旧皇族の皇籍復帰が先だ。

 旧皇族の皇籍復帰を決断しないことは、国體破壊を実行したGHQの非理非道を認めることである。旧皇族の皇籍復帰こそ、真の主権国家としての精神の再生であり、皇籍復帰を実現させることは我々日本国民の義務であることを自覚すべし。

 臣籍降下を強制したのは皇統断絶を目論むGHQの策謀であったが、忠実に実行したのが当時の日本政府であり、大蔵省(当時)である。中でも大蔵省は、臣籍降下した11宮家に予算を計上しない「兵糧攻め」で強制し、皇室財産の90%以上を没収したことは不敬極まる行為であり、恥ずべき蛮行であったと断じざるを得ない。

 安倍政権下、戦後の政府の過ちと同じ轍を踏もうとしてるのではあるまいか。如何にも陛下の高齢や体調を慮った様な世論誘導や、過去に前例のない形での譲位に違和感を覚えると共に、神武肇国から続く万世一系の皇統が、平成の御代を境に崩れて行くのではなかろうかと危機感を感じるのは愚生だけではあるまい。

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cordial8317 at 05:27│Comments(0)

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