12月23日は天長節であり所謂A級戦犯とされた方々の命日でもある「戦争の惨禍は二度と繰り返してはならない」との所感を嗤う

2016年12月26日

「騙し討ち」という汚名を灌ぐことなくパフォーマンスを優先する安倍首相

 安倍首相は本日夜、ハワイ州パールハーバーの戦跡を訪れてて犠牲者慰霊と「不戦の誓い」を表明し、日米の絆を世界に発信するという。所詮はオバマへの勇退への贐に過ぎない。「騙し討ち」という汚名を灌ぐことなく、大東亜戦争の意義と歴史の真実が歪曲され、英霊が冒涜され続けることに怒りを覚える国民は少なくない。

 第二次世界大戦で、残念乍ら我が国は敗れはしたが、大東亜戦争後、アジアの国々は独立を果たし、日清・日露戦争後の懸案事項であった「人種平等の原則」は成立した。その事実をしても、如何に大東亜戦争が聖戦だったかが理解出来よう。

 昭和20年9月2日、上海爆弾事件で右足を失った重光全権は、調印の為に義足を引き摺りながら喘ぎ喘ぎ上った。調印を前に一杯の水を所望するも米国側は冷たく拒否。卑怯者の「ジャップ」にやる水などないという憎悪が目に見える様だ。

 今も糾弾して止まない「リメンバーパールハーバー」も日本人差別と偏見であり、先の大戦を反省すべきは米国自身である。日米の友好や絆を深めるのも結構だが、パフォーマンスに国の歴史まで利用するのはいい加減にして欲しいものだ。

 思い起こせば、衆参過半数という最良の条件で小泉政権を引き継いだ安倍第一次内閣は、就任直後の北京詣でに始まったことで不安が過った。河野談話の継承、靖國不参拝などで安倍晋三への期待は脆くも崩れ去ったが、期待したのが抑々の間違い。

 安倍の容共姿勢を見抜いた国民は、安倍を拒否し参院選で大敗すると、再起を誓うも間もなく体調不良で退陣となり、引き継いだ福田内閣、その後の麻生内閣と、一旦落ち目になった勢いは止まることなく民主党に政権を奪われることとなった。

 この失敗を教訓に捲土重来を期す覚悟を見せるも、靖國神社へは3年前の今日、保守派を慮ってというか、保守票目当てで申し訳程度でパフォーマンス参拝。

 対中韓政策は第一次安倍内閣と大して変わらず容共的で、慰安婦問題を筆頭に意味不明な宥和政策を打ち出し、誤ったメッセージを中韓へ送り続けている。

 口先では憲法改正だとか安全保障だとか威勢は好いが、実際やってることは保守とは懸け離れた経済至上主義&新自由主義。我、疑心暗鬼どころか、安倍に期待するものは全く無い。安倍が支持されているのは単に替わる人材がいないことに尽きる。

 安倍を批判するものなら、安倍信者や自称・保守派からは、保守派分断を謀る「工作員」だとか「反日サヨクリベラル」と罵られる。だが、間違ったものに諫言もせずに看過し、嘘を嘘と指摘することに躊躇する安倍支持者こそ工作員そのものだ。

 吉田松陰は「常に勅諫なくば」と訓えているが、日頃、主君の誤りを諌められずしていざ戦場での活躍など出来はしまいということだ。自民党は保守というより、新自由主義者や無自覚左翼が蠢いている政党であり、自民党が真の保守主義に目覚め、先人の築き上げた歴史の正統性を自覚することこそ日本再生の道だろう。

 ハワイ州パールハーバーには敗戦の調印式を行った戦艦ミズールが記念艦として保存されている。いつの日かこの甲板上で、米国の過去の多くの過ちを認めさせる調印式を行ってみたいものだ。調印の前には、水を所望してみたいものだ。呵呵。

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cordial8317 at 07:32│Comments(0)

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