11月15日に生まれ11月15日に死んだ坂本龍馬杉田水脈を糾弾する珍左翼どもは「在日特権は無い」と言ってるが・・・

2023年11月16日

昭和30年11月15日、日本民主党と自由党の合併により「自由民主党」が誕生

 占領統治から解放された3年後の昭和30年11月15日、日本民主党と自由党が合併し「自由民主党」が誕生した。党是は「自主憲法の制定」であることは誰もが知るところ。何故に自主憲法制定を目指したのかといえば、占領下にまで遡る。

 GHQの占領下だった昭和25(1950)年6月25日、北朝鮮が突如として南朝鮮(韓国)に侵攻する。所謂「朝鮮戦争」である。この朝鮮戦争を機に同じ挑戦民族同士が相討つ戦争となり、休戦に至る約4年間で数百万人が犠牲となる大惨事となった。

 朝鮮戦争勃発後、マッカーサーは、吉田茂首相に「国内警察力」と「海上警備力の強化」を促す書簡を送った。所謂「マッカーサー書簡(文書)」というもので、マッカーサーが日本に押し付けた日本国憲法の実質的な破棄を促したものである。

 マッカーサー書簡から1ヶ月後には「警察予備隊令」が決定、翌日公布、即日施行というスピードで準備が整えられ、自衛隊の前身たる警察予備隊が誕生した。

 然し乍ら、その実態は日本国憲法に違反しない様に、「警察予備隊は『軍隊』ではない」という欺瞞の下で、「師団」を「管区」、「歩兵」を「普通科」、「砲兵」を「特科」、「兵器」は「武器」、「戦車」は「特車」という御粗末なものだった。

 自衛隊を「戦力なき軍隊である」としたことで未だにそうした欺瞞を払拭出来ずにいる。故安倍元首相は、自衛隊を「我が国を防衛する為の必要最小限の実力組織」にすると語っている。この認識こそが占領下時代の警察予備隊の儘なのだ。

 そんな中での憲法九条改正は究極の護憲運動と言っても過言ではない。吉田首相が、第九条の「国際紛争を解決する手段としての武力行使」を否定したことで現憲法を破棄・改正する道は途絶えた。当時のこの判断に由って、我が国が米国に利用されることなく、朝鮮戦争やベトナム戦争に駆り出されなかったのは事実だろう。

 だが然し、「マッカーサー書簡」が送られたのを機に日本国憲法を破棄し、大日本帝国憲法(欽定憲法)に戻していれば、安保関連法案や集団的自衛権の行使云々で不毛空論の議論が繰り返されることはなかったし、健全な国家になっていただろう。

 朝鮮戦争は、我が国が主権を回復した(昭和27年4月28日)後の、1948(昭和28年7月27日)まで続いていたことで、憲法改正の機を失ったのもまた事実である。

 主権回復後から3年経った昭和30年になって、漸く憲法の見直しなどの機運が高まり、日本民主党と自由党が合併し「自由民主党」が誕生することとなるのである。

 石破茂幹事長時代、旧綱領が改正された。新綱領に先ず「新憲法の制定」を謳い、そして「高い志をもった日本人を」として次の様に明記されている。

  〈私たちは、国民一人ひとりが、人間としての普遍的規範を身につけ、
  社会の基本となる家族の絆を大切に、国を愛し地域を愛し、
  共に支え合うという強い自覚が共有できるよう努めます。
  そのために教育基本法を改正するとともに、
  教育に対して惜しみなく資源を配分し、
  日本人に生まれたことに誇りがもてる、
  国際感覚豊かな志高い日本人を育む教育をめざします〉

 だが、どうだろう。自民党の新綱領に基く施策である「日本人に生まれたことに誇りが持てる、国際感覚豊かな志高い日本人を育む教育を目指す」とは単なる画餅となり、「世界一安心・安全な社会を創る」という国家の安全保障にも程遠いものだ。

「積極的平和主義」を唱え「防衛力の充実」を図るのも大事ではあるが、「国防」とは単に領土保全だけのことではない。三島由紀夫はそれをこう訓えている。

「国防とは国土という領土の防衛ではなく、それを亡くしてしまったら日本ではなくなってしまうものを守り抜くことである」。国を護るということはつまり、国柄である民族、宗教、言語、​歴史、価値観、習慣、制度を護り、世界の中で最も優れた精神文化​や未来の子供達、そして何より「皇統」を死守し、継承することである。

 自民党並びに自民党員は、新自由主義と経済至上主義を猛省し、結党精神を想起すると共に、国防精神の高揚と祖国・日本の再生を図ることを使命とするべし。

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cordial8317 at 06:05│Comments(0)

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