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2016年11月05日

TPP国会承認議案と関連法案が衆議院通過

 TPP国会承認議案と関連法案が衆議院通過する見通し。野党民進党は、山本有二農相の問題発言を執拗に論い審議に反対したが、抑々TPPは当時の民主党政権下で菅直人が参加を示唆し、野田佳彦前総理が表明したものだということを忘れたのか。

 山本農相の発言は軽率ではあるが、蓮舫の二重国籍問題に比べれば大した問題ではない。TPP参加を表明した者として、審議拒否なんていう姑息な手段ではなく堂々とTPPを語れば好いではないか。こうした国民不在の党利党略の政争にはうんざり。

 政治の混乱と機能不全の元凶は政治家の堕落に在ることに気付くべきだ。TPPに参加表明した野田総理に対し、当時、TPPに反対する自民党内や国民から「平成の井伊直弼だ」と不平等条約を結んだ井伊直弼に准えた声が上がったが思わず首肯した。

 江戸幕府の大老・井伊直弼は、幕末の安政5年(1858年)、アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・オランダの5ヵ国と夫夫、「日米修好通商条約」を始めとして、「日英修好通商条約」「日仏修好通商条約」「日露修好通商条約」「日蘭修好通商条約」条約という、所謂「安政五ヶ国条約」を締結した人物である。

 その後も井伊は、ポルトガル、プロシアとも同様の条約を結び、その後更にスイス、ベルギー、イタリア、デンマーク、明治になってからスペイン、スウェーデン・ノルウェー、オーストリア・ハンガリー等とも条約を締結する。

 幕府が各国と締結したこれらの条約は、治外法権による「領事裁判権」を承認させられたり、「関税自主権」を認められなかったり、幕府側にとっては正に屈辱的で不平等なものだった。そりゃそうだろう、世界情勢すら知らないのに当然のこと。

 攘夷派は、「勅許を待たずに調印した条約は無効だ」としてこれらの条約を認めず、独断専行した井伊を厳しく非難し、その結果、朝廷と幕府(公武)間の緊張が一気に高まり、「安政の大獄」や「桜田門外の変」などの事件が勃発した。

 明治維新以後、新政府の最重要課題の一つとして条約改正交渉が各国と断続的に行われたが、その進展は捗捗しくなく、条約の不平等な部分が解消されるのは日露戦争大勝利後の明治44年(1911年)のことだった。不平等条約の締結は外交圧力に屈した結果なのだが、TPPも正に「平成の不平等条約」と言っても過言ではない。

 米国の外交圧力に屈しながら日本を「開国」するなどとは本末転倒で、TPPは米国への更なる属国化というのが正しい。TPPでの経済効果を見てもGDP換算で1%も満たない3.2兆円ほど。これは「観光立国」での収益と大して変わらない。

 高高3.2兆円の収益に何故にここまで固執し、何故にこうした愚策が次々と謀られてしまったのか全く以て理解不能である。TPP推進派は、世界のGDPの約40%を占める巨大な経済圏が誕生することになると夢を語るが、加盟国・交渉国に日本を加えた12ヶ国のGDPを比較すると、米国が67%、日本が24%。日本と米国で9割を占める。続くオーストラリアが5%、その他の国々で僅か4%に過ぎない。

 我が国の経済が上向くなどとは胡散臭い。TPPには「ネガティブリスト」というのがあり、これは「やってはいけない事柄をリストアップして、これ以外なら何をやっても構わない」ということ。例えば、我が国の「健康保険制度」は世界に誇れる医療制度だが、TPPのネガティブリストに健康保険制度はリストに載せていない。

 厚労省や推進派などは、こうした疑問に「そんなバカなことがある筈はない」と楽観視している様だが、TPPによって我が国の世界に誇れる「健康保険制度」や「医療制度」が崩壊する危険も孕んでいることを否定も出来ない。

 TPPでは、農産物問題も然ることながら、金融のサービスと投資の自由化がメインターゲットになるのは間違いなく、また、公共事業にも各国が参入出来る様になり、その為に英語での発注案件公示をしなくてはならないという。建設業界にとってもTPP参加での混乱は避けられず、死活問題になるのは必至だろう。

 要するに、TPPなんぞは「平成の開国」という様な甘っちょろいものではなく、オバマが政権の命運を懸けて行う、「輸出倍増計画」「雇用対策」という名の経済侵略であり、更なる属国化というのが正しく、農業を金儲けのチャンスと捉えそれらを推進する安倍らは保守に非ず、新自由主義者というのが正しい。

 TPPには「ISD条項」という、所謂「毒饅頭条項」が盛り込まれていることも鑑みても、やはりTPP参加には断固反対であるが、救いは米国の新大統領に就くクリントンにしろトランプにしろ協議の見直しを示唆してることだ。

 親分である米国新大統領のトランプが疑義を呈している中で、何故に安倍はTPPを推進し、法案成立を急いでいるのか理解不能である。やはり、長州出身の政治家のやることは明治維新や明治新政府と同じく、ホントえげつないものばかり。呵々。

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cordial8317 at 10:10│Comments(0)

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