徒然なるまゝに その日ぐらしシリーズ(笑)現憲法が公布された文化の日は第二の憲法記念日である

2023年11月02日

国の為 神州男子 晴れやかに ほほえみ行かん 死出の旅路(山口二矢辞世)

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 今日11月2日は、日本社会党党首・浅沼稲次郎を刺殺した国士・山口二矢の命日。享年17歳。生きていれば80歳、麻生太郎や二階俊博より若い。現在の右翼陣営の低迷を鑑みれば、山口烈士や野村秋介の様な指導者がいないことが悔やまれる。

 天皇国日本を盤石の安きに導く使命を有するのは右翼・民族派陣営であり、そういう意味でもカリスマ的右翼指導者と巨力な支援者の出現を待望して止まない。

 二矢は、昭和十八年二月二十二日東京生まれ。二男で、二月二十二日生まれと「二」の字が続いたことから、父は「二矢(おとや)」と命名したという。崇拝している人物は、アドルフ・ヒトラー、児島高徳、西郷隆盛、山鹿素行、吉田松陰。

 昭和34年、戦後の日本を憂いた二矢は、大日本愛国党に入党。だが、赤尾総裁の運動方針に疑義を感じ、翌年5月に同党の吉村法俊、中堂利夫らと愛国党を脱党。

 防共挺身隊に身を寄せ、その後「全アジア反共青年連盟」を結成。事務所は銀座・鳩居堂の二階。後見人の防共挺身隊の総隊長・福田進が資金面などを支援した。

 事件後、吉村・中堂の二人は右翼から退き、共に人気作家となり、コミック誌の刑事ものや2時間ドラマの原作などにも登場してた。愚生に文才があればなぁ(笑)

 同年10月12日、ニ矢は日比谷公会堂で演説中の浅沼稲次郎を刺殺し、現行犯逮捕された。冒頭の画像の刺殺シーンを撮ったカメラマン・長尾靖は、その年の新聞報道などに与えられるピューリッツァー賞を受賞した。携行した檄文は次の通り。

「汝、浅沼稲次郎は日本赤化を謀っている。自分は、汝個人に恨みはないが、社会党の指導的立場にいる者としての責任と、訪中に際しての暴言と、国会乱入の直接の煽動者としての責任からして、汝を許しておくことは出来ない。此処に於て我、汝に対し天誅を下す。皇紀二千六百二十年十月十二日 山口二矢」

 二矢は供述録取書にも素直に応じた。「私の人生観は大義に生きることです。人間必ずや死というものが訪れるものであります。その時、富や権力を信義に恥ずるような方法で得たよりも、たとえ富や権力を得なくても、自己の信念に基づいて生きてきた人生である方が、より有意義であると信じています」と心境を吐露している。

「浅沼委員長を倒すことは日本の為と堅く信じ殺害したのですから、行為については法に触れることではありますが、今何も悔いる処はありません。しかし、浅沼委員長は最早故人となった人ですから生前の罪悪を追及する考えは毛頭なく、唯故人の冥福を祈る気持ちであります。又浅沼委員長の家族に対しては、如何なる父、夫であっても情愛に変わりなく、殺害されたことによって悲しい想いで生活をし迷惑を掛けたことは事実ですので、心から家族の方に申し訳ないと思っています」と謝罪している。 

 供述調書を取り終えた11月2日未明、東京少年鑑別所の個室で支給された歯磨き粉で壁に「七生報国天皇陛下万才」と記し従容として死に就いた。辞世は〈国の為 神州男子 晴れやかに ほほえみ行かん 死出の旅路〉。短い生涯を深く濃く生き抜いた。

 昭和35年は愚生が生まれた年で、亡くなった父からも山口烈士のことは幾度となく耳にしたことが在る。「右翼というのは命懸けでやらなきゃダメだぞ」。その言葉は未だに耳にこびり付いている。今の愚生に乏しいのはその懸命さだと自覚する。

 我が国の政治を見れば相変わらず国民不在の政争に明け暮れ、自己保身、権力欲、偽善に狂奔している。衰廃しつつある祖国日本を歯噛み乍ら傍観者として手を拱いている訳には行かない。然し乍ら、右翼浪人として隔靴掻痒の感を拭えずにいる。

 旧来の思想や旧態依然の社会構造を打破しようとする時には常軌を逸した行動が生まれる。山口二矢を始め、三島由紀夫や森田必勝、野村秋介らの行動こそが正にそれで、これこそが陽明学的「正気の狂気」である。今こそ二矢、三島、森田、野村と続く憂国の精神を想起し、祖国日本の恢復を急がねばならない。合掌・再拝。

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cordial8317 at 05:03│Comments(0)

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