そこの自称・愛国者の君は箸をちゃんと持てますか(笑)現憲法の部分改正は究極の護憲運動である

2022年05月02日

「憲法改正をいう右翼は逆賊」なんだってよ(苦笑)

 作家・山平重樹著「最後の浪人」の主人公でもある阿部勉。その阿部さんだが、実は郡山市の興新産業(倒産)の東京支店長。僅かとはいえ、給料を貰っていたのだから浪人とは言い難い。右翼浪人なら故横山武彦か愚生の方がそれらしい(笑)

 以前、その阿部さんの弟子がtwitterで「憲法改正をいう右翼。しかし今上天皇は現憲法を守ると言っている。すると憲法改正は今上天皇に背くことになり逆賊的行為となる。右翼は天皇に叛旗を翻し逆賊となるのか。それとも耳に栓をして適当に憲法改正を叫び続けるのか。現今の右翼が駄目なのはこの辺りにも現れている」

「現今の右翼が駄目」という意見には同ずるが、現憲法99条には「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」と明記されており、陛下が国権を重んじ、国法に従うのは当然のこと。別に、天皇が政治家が行う憲法改正に反対している訳でもあるまい。

 まぁ、現今の小粒になったアマチュア右翼やセミプロ右翼がダメなのは単に指導者不足に因るところが大きく、営業保守らの主張を真に受けているからだ。

「憲法改正をいう右翼」というのも何方付かず。憲法9条改正は究極の護憲運動というのが正しく、憲法改正とは現憲法を認めるということであって、第9条改正で現憲法が絶対的な存在となってしまうだろう。そういうことを理解して「憲法改正をいう右翼は駄目(無知)だ」というなら分かるが「逆賊」とはもう嗤うしかない。

 天皇は憲法以前の御存在であらされる。現憲法は、歴史的な国家としての継続された「祭祀」に関する天皇の役割を否定している。宮中祭祀で重要なものは「四方拝」と「新嘗祭」であり、天皇にとって最も大事なものはこうした「祭事」である。だが、現憲法は祭祀を否定し、天皇とは単なる国事行為を行う傀儡と化した。

 天皇の「国事行為」について、現憲法では、首相の任命、憲法改正や法律の公布、外国大使らの接受等を定めているが、天皇の「公的行為」は「私的行事」とされ現憲法に明文化されていない。天皇の祭祀こそ国事行為の最たるものであるべきだ。

 天皇は憲法上の制約から、国事行為として「国会の開会式」「首相や最高裁長官の親任式」「大臣の認証式」「親授式」など年間約60回。国賓・公賓への接遇や会見、会食などの御公務を約170回という激務を熟されている。国體や国柄を鑑みれば、天皇の「祭事」を憲法上最優先で認められる様にすることこそ大事である。

 上皇陛下が御高齢を理由に譲位遊ばされたが、負担軽減というなら国事行為や公的行事を当時の皇太子殿下や秋篠宮親王殿下が輔佐する環境こそ整えるべきであった。現憲法の改正如きでは国事行為の軽減すら不可能であり、やはり我が国の正統な国法である大日本帝国憲法(欽定憲法)の復元改正こそが我が国が採るべき道である。

 前出のツイートの論法に倣えば、現憲法で明記されてる勤労や納税の義務を怠り、憲法という国権を重んじることなく、国法(刑法など)に従わない右翼は言語道断だし、父母(親)に反抗し、兄弟や友人と仲違いし、夫婦相和しどころか離婚した様な右翼は、教育勅語を語る資格も右翼としての価値も無いということだろう(笑)

 別な同じ様な思想家?を気取る輩も、「最近、天皇陛下(現上皇陛下)と皇后陛下(上皇后陛下)が、ともに、安倍政権の改憲路線に逆らうかのように、しきりに「護憲発言」を行っている。これは、天皇とその周辺が、現在の政治状況に強い危機感を抱いているということだろう」と、我田引水的ツイートしていたのを思い出す。

 畏れ多くも、陛下(上皇陛下)の「憲法順守」との言明を改憲反対に利用する点では、靖國神社の所謂「A級分祀論」のそれと似ている。こうしたことでも、憲法改正に反対する護憲派どもの主張が巧妙化しているのが分かるというものだが、憲法改正派もまた第9条ばかりで尊皇無き議論の軽軽しさには目を覆うばかり。

 明日は憲法記念日。記念とは「後々の思い出として残しておくこと」を言うが、何故に米国製の憲法を記念する必要があるのだろう。憲法改正を訴える保守派は本当に現憲法の矛盾を理解し、その上で憲法改正を訴えているのだろうか。

 自民党の憲法改正草案には「天皇を元首と位置付ける」としているのは評価できるが、現憲法と同じく「その地位は主権の存する国民の総意に基づく」とある。つまり、反天皇勢力の共産党が存在している限り「総意」は得られない。抑々、自民党の党是は「憲法改正」ではなく「自主憲法制定(現在は新憲法制定)」である。

 自民党の目指している「憲法第九条改正」は、保守派の票目当てのパフォーマンス過ぎず、自国の防衛だけを案じて第96条改正を図り、その上で第9条の改正を実現するというのなら、それは主権恢復というより単なる米軍の国防費負担軽減の遂行であり、更なる米国への忠誠であり、究極の護憲運動であることを自覚すべきだ。

 主権回復後の欽定憲法復元は叶わず、自由党と民主党が合併し自由民主党が結党され自主憲法制定を掲げるも何ら実行出来ずに徒に時が過ぎた。悠長に憲法改正を発議して国民の過半数の同意を得てる間に尖閣列島は中共に併呑されてしまうぞ。真に国を憂うるなら、やるべきことは改憲ではなく現憲法の無効宣言である。

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cordial8317 at 06:19│Comments(0)

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