憲法第九条を盲信する護憲派の平和ボケは不治の病なんだろうな(苦笑)「ブタペスト覚書」を信用して核兵器を放棄したウクライナの悲劇

2022年02月28日

「国連(国際連合・UN)」とは本来は「戦勝国」という意味である

 ロシアは、北側のベラルーシからウクライナのチェルノブイリを制圧している。ベラルーシのルカシェンコ大統領は、北朝鮮の金正恩、シリアのアサド大統領と並ぶ独裁者である。北朝鮮はこのどさくさにまたしても日本海に向けてミサイルを発射。射程距離の短いものだったが、金正恩も起死回生の一撃を狙ってると思われる。

 バイデン米国大統領は制裁措置を講じるも「軍事的介入はしない」と明言しNATOも足並みを揃える。「軍事的介入はしない」との発言を見逃がさなかったプーチンはウクライナ侵略を実行した。ウクライナは孤立無援で戦うこととなった。

 何故にバイデンは軍事的介入を否定したのだろう。「ロシアの行動に因っては軍事的介入は有り得る」としなかったのか。トランプが大統領だったらウクライナを見捨てることはなかっただろうし、国連やNATOに物申していたに違いない。

 米欧はウクライナ侵略を続けるロシアへの懲罰措置として、SWIFT(国際銀行間通信協会)からロシアの銀行を排除すると発表した。ロシア国内からのプーチン批判を促す目的だが、ロシア国民が逮捕覚悟でプーチン批判をするとも思えない。

 国連安保理では、ロシアのウクライナへの軍事侵略への非難決議が採択されるも当事者である常任理事国のロシアが拒否権を行使して否決された。こうした不正義や不条理が罷り通ってるのが現在の国連であり、今や国連中心主義は破綻している。

「国際連合(United Nations、国連、UN)」とは、国際連合憲章の下、第二次世界大戦が終了した1945年に設立された国際組織である。主たる活動目的は、国際平和の維持(安全保障)と経済や社会などに関する国際協力の実現としている。

 国連を設立した趣旨は「国際連盟が第二次世界大戦を防げなかったことへの反省」とされてはいるが、設立の中心となったのは米国、英国、ソビエト連邦、中華民国などの「連合国」だったということでもその目的というのが理解出来るだろう。

 その連合国とは、我が国に宣戦布告した国々を称する用語として使われたものであり、「国連」とは本来「戦勝国」というのが正しく、未だ我が国が「敵国条項」から削除されず、常任理事国入りが未だに出来ないのは当然なことでもあるのだ。

 設立した当初の加盟国は51だったが現在は193ヶに及ぶ。国際社会に存在する国際組織の中で最も広範・一般的な権限と普遍性を有する組織とされてはいるが、その活動は中立性に欠け一部の国による寡占化が進み偏狭な平和主義が蔓延っている。

 常任理事国でもある中共が国連総会に於いて「敗戦国(日本)が戦勝国の領土(沖縄・尖閣列島)を占領しようとしている」と発言したのを覚えているだろうか。

 この中共の主張というのは、国連憲章第53条並びに第107条の「旧敵国条項」を念頭にした発言であり、国連からすれば未だに我が国は「敵国」の儘ということ。

 国連憲章の敵国条項とは、「連合国の敵国であった日本などが再び侵略行為を行った場合、他の国は安保理の承認なしに武力行使出来る」と規定されている。

 つまりは、国連憲章に基付けば中共は戦勝国として我が国を監視し、我が国の如何なる理由に因る防衛も、中共が「侵略行為」と断定すれば武力行使は可能となる。国連常任理事国が紛争の当事者となった場合、国連はその相手国を見捨てる。

 中国人民軍はウクライナ情勢を見定めて、南シナ海や東シナ海での動きが活発化するだろう。台湾の併呑を謀り、尖閣諸島を奪い獲る。我が国が「固有の領土」を主張して対抗してもウクライナの侵略と同じく中共が拒否権を行使するのは明らか。

 ここで問題となるのは、中華人民共和国が戦勝国なのかという疑問。我が国が戦ったのは蒋介石の「中華民国」であり、毛沢東の共産党のゲリラではない。戦後4年も経って建国された共産党一党独裁の中共が戦勝国とは魔訶不思議なことだ。

 因みに、国連で敵国であった国とされているのは、我が国を始め、ドイツ、イタリア、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、フィンランドがこれに該当する。

 我が国は、国連加盟国最多の12回目の非常任理事国を務めることに決まったが、これは単に国連への拠出金負担額の多さに対する御情でしかなく、現在の国連に於いて我が国が常任理事国入りすることは困難を極めるというより不可能に近い。

 昭和20年12月8日、我が国は大東亜戦争に突入するが、先の大戦で我が国に対し宣戦布告した国々は「ABCD包囲網」といわれた、米国、英国、中華民国、オランダだけに非ず、実に50か国以上に及ぶ。布告年月日と国名列記すれば次の通り。

 1941(昭和16)年12月8日米国、 英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、南アフリカ連邦、コロンビア、エル・サルバドル、コスタリカ、ドミニカ、ニカラグア、ハイチ、グァテマラ、ホンジュラス

 同年12月9日パナマ。10日オランダ、キューバ、ベルギー

 1942(昭和17)年5月22日メキシコ

 1943(昭和18)年1月17日イラク。7月11日ノルウェー。12月4日ボリビア

 1944(昭和19)年1月27日。リベリア。9月22日フィンランド。10月31日ルーマニア。11月7日ブルガリア

 1945(昭和20)年2月9日エクアドル。12日ペルー。13日 パラグアイ。14日ベネズエラ。22日ウルグアイ。23日トルコ。26日エジプト、シリア。27日レバノン。28日イラン。

 同年3月1日 サウジアラビア。3月27日アルゼンチン。

 同年4月12日スペイン、チリ。

 同年5月23日デンマーク。

 同年6月6日ブラジル。26日 ギリシャ。

 同年8月9日ソビエト連邦(ソ連)、モンゴル

 当時の日本が、政権(国家)として承認していない政権未承認国だった中華民国(重慶政権)。フランス(ド・ゴール政権)。ユーゴスラビア。ポーランド。エチオピア。チェコスロバキア。イタリア(バドリオ政権)からも宣戦布告をされている。

 我が国と「日ソ不可侵条約」を締結していたソ連が条約を蹂躙し一方的に宣戦布告したことは多くの国民が知るところだが、「日独伊三国同盟」を結んだ際の政権が違うとはいえ、イタリアが寝返ってることを知る人は少ない。

 こうした歴史を見ても戦争とはやはり勝つことが大事であり、戦争は一旦始めた戦いは決して負けることがあってはならないという貴重な教訓を遺したと言えよう。

 こんな情勢の中で、北京冬季パラリンピック開催はどうなのだろう。兎に角、ウクライナ軍は徹底抗戦し世界の世論のプーチン批判が大きくなるのを願うしかない。プーチンと世界の独裁者に習近平が加わるのは必至。今後の動きから目が離せない。

 国連の役割は終わった。設立趣旨の「第二次世界大戦を防げなかったことへの反省」どころか、常任理事国が第三次世界大戦を引き起こそうとしている。国連中心主義こそ国を危ぶむ。自由主義陣営が団結して国連に代わる機関を設立すべし。

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cordial8317 at 06:53│Comments(0)

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