大君に 仕えまつれる 若人は 今も昔も 心変わらじ(山口二矢)COP26で日本だけがCO2排出でやり玉に挙げられている不思議

2021年11月03日

11月3日は、教育・文化を重んじた明治天皇を偲び、我が国の伝統・文化を奨める日である

 本日11月3日は「文化の日」。「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨として制定された記念日である。皇居では文化勲章が下賜され、文化に功労が著しい方々が叙勲される。だが、「文化の日」のその実は、昭和21(1946)年に日本国憲法が公布された日でもあり、第二の「憲法記念日」と言うのが正しい。

 現在の日本国憲法は、表面上は新憲法(日本国憲法)の制定とはなってはいるが、建前上は大日本帝国憲法(欽定憲法)の改正で創られたものである。

 昭和21年11月3日の帝国議会に於いて昭和天皇は「朕は、日本国民の総意に基いて、新日本建設の礎が、定まるに至つたことを、深くよろこび、枢密顧問の諮詢及び帝国憲法第七十三条による帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる。御名御璽」と現憲法を下賜された。

 大日本帝国憲法第七十三条には、「将来此ノ憲法ノ条項ヲ改正スル必要アルトキハ 勅命ヲ以テ 議案ヲ帝国議会ノ議ニ付スヘシ 此ノ場合ニ於テ 両議院ハ各々其ノ総員三分ノ二以上出席スルニ非サレハ 議事ヲ開クコトヲ得ス 出席議員三分ノ二以上ノ多数ヲ得ルニ非サレハ 改正ノ議決ヲ為スコトヲ得ス」と明記されている。

 当時、我が国は連合国の占領下に在り、当時の政府にしてみれば不本意ではあるが、米国の様々な条件を呑まざるを得なかったというのが真相であり、現憲法が米国からの「押し付け憲法」と言うのはこういうことだ。

 11月3日は、明治時代の天長節であり、国民奉祝の記念日である。敢えてこの日に現憲法を公布させたということに米国の如何わしい意図が窺えるだろう。

 占領統治時代にはこうしたことが度々実行されている。例えば、所謂「A級戦犯」28名が起訴されたのは、4月29日の「天長節(昭和天皇の誕生日)」。そして、当時の皇太子殿下の誕生日である12月23日を選んで7名の絞首刑が執行された。

 現憲法の発布を、明治天皇の誕生日という記念日を選んだという事実は、日本人に対し、贖罪意識を植え付ける為のものである。こうした事実を知れば、米英を始めとした連合国が如何に非情で無慈悲な日本人矯正を実行したかが理解出来よう。

 教育勅語を下賜され、教育・文化を重んじた明治天皇を偲び、我が国の文化を奨めるの「文化の日」ならいざ知らず、「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」とは詭弁以外の何ものでもない。「文化の日」との呼称を「明治節」に戻すべきだ。

 憲法前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し・・・」という記述があるが、「平和を愛する」という感情と、現実的に平和を守るというのは違う次元である。今こそ戦後GHQが謀ったあらゆる不条理を検証せねばならない。

 保守派や愛国団体の中には本日を「明治節」として明治神宮を参拝し、明治天皇の御遺徳を啓蒙するという行動も見受けられる。「明治節復活」は異論はないが、明治神宮がそれに相応しい対応をしているかといえばまたそれも疑問である。

 明治神宮は周知の通り、国民の総意に由って、明治天皇と憲昭皇太后の御遺徳を偲ぶ目的で創建された神社である。然し、平成16年に明治神宮は突如として神社本庁から離脱し一宗教法人の「明治神宮」となったことは記憶に新しい。

 明治神宮側は神社庁からの離脱の理由として、平成16年4月、陛下御親拝の際の関係者への案内状に「『陛下』を『殿下』と誤記してしまった責任を取った」と説明している。だが、神社庁での主導権争いや確執の末の離脱というのが真相である。

 これ即ち、明治天皇と憲昭皇太后の御遺徳を偲ぶという創建の本分を忘れ、神社を私物化し、営利至上主義に奔っている証左であり、こうした現状は正に憂慮すべき事態である。保守派並びに愛国団体は明治神宮のこうした姿勢も糺すべきであろう。

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cordial8317 at 04:31│Comments(0)

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