昭和殉難者を「戦犯」と蔑視続けることは赦されない政府は皇位継承に関し現在の皇位継承順位を維持する方向で検討するというが

2021年06月08日

「人を殺してみたかった」という欲求を実践するサイコパス予備軍

 愚生の住む郡山市本町二丁目の大竹銃砲店の79歳の男性従業員を刃物で頭や背中を刺したとして、15歳の少年が殺人未遂の容疑で逮捕された。逮捕された少年は「人を殺したかった。その為の銃が欲しかった」などと供述しているという。

 少年は、事件の1時間前の夕方5時半頃に銃砲店に「鉄砲を見せて欲しい。今から行きたい」と連絡。通常は午後6時には店を閉めるというが、恐らくは下見した上での犯行だろう。刺されるも剪定鋏で応戦する姿勢を見せると少年は逃亡した。

 銃が奪われていたら更なる悲劇を生んだだろうと思うと恐ろしい。用意周到な割にはあっさりと諦めてしまうのはサイコパス的行動の特徴でもある。今回の事件も過去の少年犯罪と同じく精神的異常性が起こすべくして起きた事件である。 

 どんな悪人でも少しくらいは良心を持っているだろうと信じている国民は少なくない。死刑廃止論者もこうした性善説からのものが多い。だが、世の中にはそんな考え方が全く通用しない「サイコパス(精神病質者)」と呼ばれる人間が存在する。

 今回のこの少年も典型的なサイコパスだと思って間違いない。サイコパスと呼ばれる人は2、300人に1人の割合で存在するという。以外に多いと思うだろうが、サイコパスにも理性でその欲求や衝動を自己抑制している人もいるのも確か。

 専門家はサイコパスの特徴の一つとして、口達者で社交的であり、表面的には魅力的に見える人物が多いという。今回事件を起こした少年も恐らく例外ではないだろう。親も「まさかうちの子が」と思っているのではないだろうか。

  一方で自分自身を偉大な人物や、また「可哀相な人のふり」をして同情を引こうとするという手をよく使うという。その為のウソも実にリアルだという。

 今後の少年の取り調べでもその点が明らかになるだろうが、少年の不満が幾許かは分からんが、「人を殺してみたかった」の一言はやはり異常だ。

 無責任で問題行動が目立ち用意周到に計画するが、一方でとても衝動的で刹那的な行動も目立つのも特徴だという。今回も準備周到の割には直ぐに逃亡を図った。

 責任を追求されて心理的に追い詰められると逆ギレするという。自分の行為の矛盾を突かれると焦るのだろうな。何事にも愛情や良心を持たないというだけでなく、あらゆる面に於いて感情が希薄で表面的であるという特徴もあるという。

 残忍で嘘吐きで善意を持たず狡賢く立ち回る。また成績も良く知能指数も高い人が多いという。数年前に長崎県佐世保市で起きた同級生刺殺切断事件事件を起こした女子高生も、成績も良く知能指数も高かったのを覚えているだろうか。

 彼女は小学校時代、クラスメートの給食にスポイトで漂白剤を混入。猫を殺し解剖。父親が眠っている時に金属バットで殴打するという凶行を謀っている。

 これだけでも隔離し治療するべきだが、サイコパスというのは従順に振る舞うから赦してしまう。その結果、更なる大きな犯罪を犯すことになるのだ。

 こうした事件が起こると、社会全体が起こしたものとして捉えて性善説ばかりを盲目的に信じ、犯人を社会的犠牲者と言わんばかりに異常な擁護姿勢を見せるが、所詮はこうした偽善に満ちたキレイゴトこそ諸悪の根源と言っても過言ではない。

 今回の事件はサイコパスの生徒が起こした特異な事件であり、いつもの如く教育委員会がしゃしゃり出て机上論で対応を議論したところで解決は見ないだろう。

 大事なのは教育を行って行く上で精神的な部分を如何にして育むかであり、それによって同じ様な事件を防止して行かねばならないが、そうした実りある教育を企画し実行して行く気配は無い。教育こそ国家の大本であることを肝に銘ぜよ。  

 愚生は戸塚ヨットスクールの戸塚宏の教育論には大いに共鳴している一人でもあり、不良少年や登校拒否児を与り更正させる私塾を創る夢は未だ潰えてはいない。 その資金を出してくれる篤志家が現れるのを鶴首しているが未だ現れない(笑)

 戸塚ヨットスクールというと「スパルタ式」で子供を死にやったことばかり取り上げられるが、不登校や家庭内暴力などで悩む親が子供を手放し、戸塚校長に一縷の望みを託した。実に600人以上の子供を更正させた実践教育の実績は凄いと思う。

 戸塚氏は自著「教育再生」で、教育は「科学的精神論」に基づくと言い「正しく・強く・安定(知・情・意)」した理性を創ることが大事だと教えている。

 学級崩壊や家庭内暴力、また今回の様な事件を起こす様な「間違った・弱い・不安定」な理性を持った子供達が大量に登場した原因を考えれば、戦後、我が国が採用した欧米型の「精神論」が間違っていたからだという戸塚氏の考えは正しい。

 何故なら戦後の日本を経済大国にしたのは、戦前に教育を受けた人々であり、積み重ねた実績を潰してしまったのは、戦後教育を受けた世代なのだから。更に「欧米流」の理性に抜け落ちているのは「本能論」であると戸塚は言う。

 人間の傲りだろう、動物との優劣性を強調する余り、動物本来に備わっている「本能」を、下等なものとして否定しまったのが抑々の間違いであると断じる。

 仏教でも儒教でも「本能」が「理性」を創るのに重要な役目を果たしていると説く。これらを考えるに、教育で一番大事なのは「徳育」であるというのだ。

「徳育」は忠君愛国ばかりではなく、「人間性」を確立することにある。だから、幸福になる方法も、きちんと仕事が出来る様になるのも「徳育」であり、我が国の教育再生の為には、先ず「正しい精神論」を創ることこそ肝要であると教える。

 失敗に失敗を重ねた文科省には教育再生能力は無く、米国製の教育委員会に委ねるなど以ての外で日教組や全教などの組合は非合法化し解散させるべき。

 我が国の教育が抱えている問題を解決するには、戸塚が教えている様に「小学校の段階で正しい人間性の基礎を創ること」こそが採るべき対策である。

「国語・数学・体育」に重点を置いた授業、記憶力ではなく、考える力の重視。合宿などの課外授業の活用するというのは単純ではあるが大きな成果を齎すだろう。

 戸塚の理想とする小学校像は決して突飛なものなどではなく、「科学的精神論」による教育の実践こそ、現在学校で起こっている学級崩壊を始めとした我が国の教育現場で起こっている諸問題を克服してくれるのではと期待している。

 余談だが、愚生に限らず「人を殺してみたかった」というより、殺してやりたいヤツというのはいるのではなかろうか。それってやっぱサイコパスかもよ(笑)

※コメントは煩わしいので会員のみにさせて頂いております。コメント入力希望の方や御意見、メッセージは mr.cordial@live.jp へ御気軽にどうぞ。

〈会費&御支援〉みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ

cordial8317 at 05:00│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

昭和殉難者を「戦犯」と蔑視続けることは赦されない政府は皇位継承に関し現在の皇位継承順位を維持する方向で検討するというが