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2021年04月23日

つれづれなるまゝにその日ぐらし 「素直な心は母心」

 どうも未だ人間が出来ていない。30年間右翼活動家としてそれなりに戦って来たからだろうか、還暦過ぎても相手に対する物言いが刺々しくてダメだ。自分でも分かってはいるのだが、どうも相手に優しく諭す様には言えない(笑)

「人に意見してその人の欠点を直す」ということは大切なことであり、それは慈悲の心とも言える。「意見の仕方には骨を折る必要がある」と「葉隠」では訓えている。

 大方の人は、人に好まれない言い難い事を言ってやるのが親切の様に思い、それが受け入れられなければ、自分の力が足りなかったと自責の念に駆られる。

 だが、こうしたやり方は何ら役に立たないという。「意見とは間違えば悪戯に人に恥をかかせ、悪口を言うだけの事と同じ結果になってしまう」と教えている。

「意見」というものは先ず、その相手がその意見を受け入れられるかどうかを見極めることが必要だという。その為には先ずは相手と親しくなり、何時でも此方を信用する様な状態で仕向けるところから始めなければならないという。

 意見するにも言い方なども工夫し、時節を考え、自分の失敗談等を話しながら、余計なことを言わなくても思い当たる様に仕向けるのが最良だというのだ。

 先ずは、相手の良い処を褒めて気分を引き立てる様に心を砕き、そうした上で欠点を直していくというのが本当の「意見」というものだという。

 歌舞伎の十四代目 守田勘弥の芸談に意見の仕方に関するこういう逸話がある。ある時、勘弥が「弥次喜多(やじきた)」の出番で、楽屋の揚幕の方へ行きかけたら、弟子の一人が、「師匠、草鞋の紐が緩んでいます」と注意したという。

 すると彼は、「ありがとう」と礼を言って、紐をしっかり結び直した。さて、揚幕の前に来ると、また紐を解いて、注意される前の様に緩く結び直したという。

 緩く結んだのは長旅の様子を出そうとする芸の細かさ。一流の役者というのはこうした仕草一つでも流石に違うと感心する。だが、それだけなら未だ普通の出来事。

 こうした弟子との遣り取りを見ていた人が、「どうしてあの楽屋を出た時に、貴方の弟子に『おまえらも未だ芝居を知らないな。これは長旅の様子を出す為にしているのだよ』と教えてやったら好いじゃありませんか」と言ったそうだ。

 そうした意見に勧弥は、「人の親切は、素直に受けとくもんだ。もし、わしがあの時、若い者を叱ったらどうなる。あの時はそうであっても、そうでない時だってある。背中に綻びのある羽織を着て舞台に出ようとした時、(あ、これも師匠の演出かも知れない。余計なことを言ってまた叱られる)と黙っていれば、わしは綻びのまま舞台に出てしまうことになる。芸事を教えることは幾らでも機会がある。この場合は、人の親切は受け取ってあげることが大事だからね」と答えたという。

 ん~、実に良い話ではないか。この世の中がどんなに捻くれていようと、相手の好かれと思った意見を受け容れる素直な心は人間として生きる上での根本だろう。

 悲しい映画やドラマを見て泣き、涙を流す。寄席で落語を聞きながらその話しっぷりに笑う。喜怒哀楽というこうした感情も一つの素直な心と言えるのだろう。

 他人の目を気にするばかりに身構えて自分を曝け出さず、隠し通すことが当たり前の今の世の中だが、それは見方を変えれば素直な心が失われている結果でもある。

 自然をもっと大切にし、初心に帰って生きる。悲しい時には泣き、嬉しければ笑い、怒るべき時には本気で怒る。但し、怒る時は深い慈愛を込めて行うべし。

 今どき、この怒るべき時に怒る、叱ってくれる大人が少なくなったのは、子供や若者にとっては不幸とも言えるのだ。そういや、実家でのオヤジの13回忌に、酔いに任せて意見という憤懣を実兄にぶつけてやったのを思い出す(笑)

 酔ってても言ったことに間違いはない。実兄への長幼の序が乏しいだけか。実兄も実兄で、兄としての意地があるのか愚生の意見を全否定してたのはいつものこと。まぁ、単なる兄弟喧嘩だが、母親が闘病中で同席してなかったのが幸いだった。

 実兄の長男は大学を出て上場企業に就職した。その甥が突然「整体師になる」と会社を辞めたという。別に一身上の都合で辞めるのは好い。だが、親なら「今の会社で働いて貯めたカネで夢を追え!」と叱るべきだった思っている。

 社会人になってから親に無心したり、そうした軽挙妄動を諌めることなく同意する親も親だと思ったからだ。福島県相馬市の大聖寺の住職、暁仙が昭和3年に書き残したとされる「親父の小言」の中に、「子のいうこと八九きくな」と在る。

 そんな甥だが、整体師の世界で一流を目指すなら国士舘大学の後輩で有名トレーナーがいるので、そこで修業させてやろうかと思っていたのだが、そんな親切心は無駄だった。修業どころか学校を卒業したと思ったら自分の店を持った(笑)

 マッサージ業界も今や乱立し、熾烈なダンピングが行われていて生き残るには大変だろう。「満つれば虧(か)く」というが、盛りに達すれば必ず衰え始めるのは常だ。物事には必ず盛衰があり、整体師の業界も淘汰されるのは必至だろう。

 甥っ子を見ても学生時代に世話になった人へ挨拶も何も無し。義理に欠けるのは男として決定的にダメだと思う。本当に大人としてやって行けるのか心配にもなるが、「意見」されるのが嫌なのだろうか、当然、愚生のとこには寄り付かない(笑)

 そういや「親父の小言」には「大酒は呑むな」ってのがあったのをすっかり忘れてたな。酒の呑み過ぎは日常茶飯事。酒での失敗は数知れず。酒で覚えることは多いというが、未だ失敗だらけ。つ~か、それってダメじゃん。呵呵。

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cordial8317 at 08:21│Comments(0)

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