シーシェパードによる日本の調査捕鯨船への反捕鯨活動はスポーツハンティング感覚。断固とした対抗措置を講じるべし!アジアの動乱の原因は米国と共産主義だったという歴史的事実を忘れるな!

2014年02月06日

死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし、生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし(吉田松陰)

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし、生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし」とは吉田松陰が高杉晋作に認めた手紙の一文だと言われている。

「喩え死んだとしても、朽ち果てることの無い意義があれば死を選ぶことも選択肢の一つ、生きることで己の志が達成出来るなら、どんなことをしても生き延びなさい」という意味だと理解する。要は「死ぬ気で生きろ」とも感じ取れる。

 獄中にいた師を、高杉晋作ら松下村塾の塾生らが懸命に助け出そうとしていた時に、松陰は晋作にこの手紙を託す。晋作は師が没した4年後、師の「草莽崛起」の訓えを受継ぎ「奇兵隊」を組織し、生きることで明治新時代の礎を築いたのだ。

 この世を超え、生き代わり死に代わりつつ「永遠」に生き続ける魂がある。昭和45年11月25日、三島由紀夫は森田必勝と共に、市ヶ谷駐屯地に於いて米国依存体制からの脱却を訴え、壮絶な死を遂げた。携行した「檄文」の一節には。

「我々は戦後の経済的繁栄に現を抜かし、国の大本を忘れ国民精神を失い、本を正さずして末に走り、その場凌ぎの偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は自己保身、権力欲、偽善のみに捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されず誤魔化され、日本人自ら、日本の歴史と伝統を潰して行くのを歯噛みしながら見ていなければならなかった・・・」 と綴られている。

 三島、森田の命は消えたが、あの挙で訴えた我が国への警鐘乱打とその崇高な精神は未だに色褪せることなく生き続けている。正に「死して不朽の見込みあらば」との吉田松陰の訓えそのものであろう。「七生報国」を念じ自裁した楠木兄弟然り。歴史上、その様な生き方をし、死に方をした人々は無数に存在する。

 何より、先の大東亜戦争で見事な最後を遂げた英霊もその「義」を貫いた方々であり、その精神は朽ち果てることはない。あの若者達の最後は、我々の想像を絶する悲しみや苦しみの世界を潜り抜けた末の決断と行動だったに違いない。

 英霊の方々の出撃直前の様様な記録や写真などから感じるものは、悲壮感というより、正に楠木兄弟と同じ、「よに嬉しげな気色」の様な不思議な透明感である。 その不思議な透明感は、山口二矢や森田必勝、野村秋介にも通ずるものだ。

 二矢は、昭和34年10月12日、日比谷公会堂で演説中の日本社会党委員長・浅沼稲次郎を刺殺し現行犯逮捕された。 携行した檄文にはこう認めてあった。

「汝、浅沼稲次郎は日本赤化を謀っている。自分は、汝個人に恨みはないが、社会党の指導的立場にいる者としての責任と、訪中に際しての暴言と、国会乱入の直接の煽動者としての責任からして、汝を許しておくことは出来ない。此処に於て我、汝に対し天誅を下す。皇紀二千六百二十年十月十二日 山口二矢」 。

 供述調書で「私の人生観は大義に生きることです。人間必ずや死というものが訪れるものであります。その時、富や権力を信義に恥ずるような方法で得たよりも例え富や権力を得なくても、自己の信念に基づいて生きてきた人生である方がより有意義であると信じています」 と述べている。正に死して不朽の見込みを悟っていた。

「浅沼委員長の家族に対しては、如何なる父、夫であっても情愛に変わりなく、殺害されたことによって悲しい想いで生活をし迷惑を掛けたことは事実ですので、心から家族の方に申し訳ないと思っています」との供述調書を取り終えた11月2日未明、留置場の壁に「七生報国天皇陛下万才」と記し、従容として死に就いた。享年17歳。

 旧来の思想や社会構造を打破しようとする時、常軌を逸した行動が生まれる。来島恒喜、山口二矢、三島由紀夫、森田必勝、野村秋介や元国士舘大生・大橋正文や、その叔父、故土方英次などなど国を憂いて自裁した方々は少なくない。

 正に松陰の「不朽の見込みあらば」そのものの行動である。生き続けるしか出来ない我々は、「人は何の為に死ぬのか」「人は何の為に死なねばならないのか」ということを身を以て示した彼らの崇高な精神を忘れてはならないのではないだろうか。

 命を賭して行動した彼らの行為を論うことなど烏滸がましいことだ。だがそうした彼らを「犯罪者」呼ばわりし、敗戦の責任を被った方々を「戦犯」だと称し、或いは特攻隊を「無駄死」だとする輩がいることも確か。日本人として恥ずかしい。

 今どきの捻くれたジャーナリズムは、松陰の名言も一部を論って、「いつでも死ぬべし!とはケシカラン、自殺を奨励するのか」となるんじゃなかろうか(笑)

 そんなことを思わせる様なヨタ記事を目にした。NHK経営委員で埼玉大学の長谷川三千子名誉教授が、野村秋介追悼二十年の「群青忌」に寄せた寄稿文の内容が、NHK経営委員として不適格だとして毎日新聞の一面に掲載された記事だ。

 長谷川名誉教授が送った追悼文集の、「人間が自らの命をもつて神と対話することができるなどといふことを露ほども信じてゐない連中の目の前で、野村秋介は神にその死をささげたのである」と礼賛していると断じて反しているのだ。

 追悼文には、神に捧げる神饌の話しや逸話を交え「人間が自らの死を捧げられることが出来るのは神に対してのみである」と、朝日新聞東京本社で自裁した野村秋介が最後に口にした「すめらみこといやさか」という言葉の意味を教えている。

「『すめらみこといやさか』と三回唱えたとき、彼がそこに呼び出したのは日本の神々の遠い子孫であられると同時に、自らも現御神であられる天皇陛下であった。そしてそのとき、喩へその一瞬のことではあれ、わが国の今上陛下は(『人間宣言』が何と言はうと、日本国憲法が何と言はうと)ふたたび現御神となられたのである」

「野村秋介の死を追悼することの意味はそこに在る」、という長谷川名誉教授の文章は実に文学的であり、我が国の思想を如実に顕した名文でもある。寄稿文を批判したNHK経営委員や、批判的な記事を載せた毎日新聞は恥を知りなさいな。

 三島由紀夫が唱えた「天皇陛下万歳」も、山口二矢が書き記した「天皇陛下万才」も、英霊の方々が最後に口にした「天皇陛下万歳」も、野村秋介の唱えた「すめらみこといやさか」も同じ意味、同じ悠久の日本を信じる精神の雄叫びである。

 長谷川名誉教授の言葉の意味は大きい。その毎日新聞の下劣なヨタ記事に煽られたのか、足並みを揃えたとでもいうのか、連帯してるとでもいうのだろうか、民主党の有田芳生が登場し経営委員の辞任を要求し、参考人招致を要請した。

 有田は、野村秋介を「元暴力団幹部」と称し、言論機関に拳銃を持ち込んだ犯罪者と断じているが、三島由紀夫も市谷駐屯地で監禁、不法侵入、銃刀法違反などの罪を犯しているが、三島を称えた政治家も同じ様に断罪するとでもいうのか。

 野村秋介があの様な狂気に満ちた挙に出た原因が朝日新聞側に在るにも拘らず、そうした経緯を説明もせず、一方的に断じていることこそ「放送法」や「新聞倫理綱領」に抵触するものであり、こうした傲慢極まりない態度はもう嗤うしかない。

 低能ジャーナリズムの毎日新聞やアホ議員のやってることは単なる右翼蔑視と言葉狩り。普段「表現の自由」やら「知る権利」、「ヘイトスピーチ」が何たらとホザきながら、自分らの意に反するものは全て「悪」だとするのは如何なものか。

 長谷川名誉教授は、「自らの仕事として精神思想史の研究を行ったり、追悼文を書いたりすることは、経営委員の資格とは全く無関係」と意に介さない。菅義偉官房長官も、「経営委員が自らの思想、信条を表現することは妨げられてはいない。放送法にも違反しない」との認識を示しているが、当然だろう。

 Twitterなどでは、やはり同じ経営委員の百田尚樹が自らの思想・信条を綴り、また東京都知事選で「南京大虐殺は無かった」と田母神候補を応援していることに、「不適格」だとしてバッシングされていたが、此方も意に介さない。

 両人とも大したものだ。参考人招致、大いに結構なことではないか。いっそのこと両人の発言や真意が国民に知れ渡り、マスコミのこうした言葉狩りや侮蔑こそ問題であるとして、マスコミや政界の浄化に繋げて欲しいものだ。因みに、有田芳生だが、野村秋介の門下生からの抗議が来ると、直ぐに謝罪したというから嗤える。

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cordial8317 at 07:44│Comments(2)

この記事へのコメント

2. Posted by 巽   2014年02月13日 00:21
はじめまして。野村先生並びに皆様方を心より御尊敬しております。蜷川先生にも激励の文章をお送り致しましたが、当時、野村先生の公開討論にまともな反論が出来なかった朝日人達の事は忘れられませんね。事件の経緯についても20年以上経過し、「皆、忘れているだろう」と舐めているのでしょう!(毎日の記者が何歳か存じませんが)野村先生を貶めていたテレビ朝日「報道ステーション」の朝日解説委員、TBSの各番組には激しい憤りを感じました!色々な思いが胸に込み上げますが、野村先生の御冥福並びに、管理人様や長谷川先生の御健勝を心よりお祈りしております。
1. Posted by 雪   2014年02月06日 23:27
5 五郎先生、皆様、今晩は。敵?は、相手方が死んだり、自殺(自害)なんてしようものなら、大喜びの奴ばかりなので大儀の為に死を選ぶのは何の為にもなりません。
這いつくばっても生きてやらねば、ですね。
七生報国。地獄に何度堕ちようとも生まれ変わって神に命を捧げる、ですかね?
ちょっとニュアンス違いますかね?

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