「ホロコースト」と「南京大虐殺」の思惑が見事に一致する「涙が止まらない」半藤一利監修のDVD・太平洋戦争のCMがうざい

2022年01月31日

「患者よ、がんと闘うな!」(近藤誠元慶應義塾大学医学部専任講師)

 FBFであり、畏友のタイムラインの記事に驚いた。何やら人間ドック検診を受けたら食道に腫瘍が見つかり手術を決断したという。人間ドックやら癌治療に言いたいことは色々あるが、手術が無事に終わり社会復帰することを只々祈るのみ。

 東日本大震災に伴う原発事故以来、放射線への恐怖が叫ばれているが、例えば「塩分」は生き物が生きる上では必要な栄養素だが、摂り過ぎると高血圧や脳卒中の原因になると言われている。 同じ様に「放射線」も生きる上では必要な成分。

 放射線を浴び過ぎると「癌」になり易くなるというのは単純な理屈だ。低放射線は人体に影響することは無い。人は必ず死ぬし、国内では今や国民の3分の1が癌で亡くなる。愚生は癌で死ぬことより、脳卒中で半身不随になる方が辛い。

 いつぞや、女優の樹木希林が全身癌の詳細や死への覚悟を告白したのを思い出す。「2005年に乳癌の切除をしたが、そこから3ヶ所ぐらい皮膚に転移した。その後、治療して2年ぐらいしたら、また5、6ヶ所転移していた」と吐露した。 

 手術して2週間前に「副腎」にも癌が見つかり、担当医に「何癌のなかを聞いたら、『全身がん』と言われた」と淡々と語った。その後、何故か癌が消えた。

 死への覚悟を聞かれると樹木希林は、「常に思ってる。皆さんは果てしなく生きると思っているでしょ? 今はいつ何があっても可笑しくない。畳の上で死ねたら上出来です」と語っていたが、人生を達観するというのはこういうことだろう。

 娘婿でもある俳優の本木雅弘からは、「どういうところで死にたいですか?」と質問されたといい、「病院よりはうちの方が好い。孫の声が聞こえるところで死にたいと伝えた。彼は“おくりびと”ですから」との受け答えは流石に女優、巧過ぎる。

「癌は切るな」「癌検診、百害あって一利なし」と「癌検診は落とし穴ばかりで検診を幾ら受けても寿命は延びない」と断じる医師もいる。癌検診は病院や厚労省が推進しているだけで受診者が「有効」だと思い込まされているだけに過ぎない。

 日本の癌治療もまた世界レベルから見て相当特殊らしく、やらなくてイイことをして必要以上に施して、患者や健康な人を苦しめているのが実態だという。

 元慶應義塾大学医学部専任講師の近藤誠の著書に「患者よ、がんと闘うな」というものがある。「癌は切るな」「癌検診、百害あって一利なし」という近藤理論は旧態依然の医師会からの批判は多いが、日本癌治療にセンセーショナルを起こした。

 近藤の理論は、少しずつではあるがその癌遅漏に対する理論は浸透して来ている。 近藤がこうした理論に至る転機になったのは米国留学からだという。

「米国に行ったら乳癌の治療法が全く違う。既に乳房温存療法というのが主流になっていた。ところが日本では乳房を全部取っていた。今でさえ、乳房を残す治療が勧められる様になったが、当時は外科医が主導で治療を行っているものだからそうなってしまう」というのが、近藤の癌治療に対する根本となっている。

「何でそんな酷い治療を行うのか」と外科医に苦言を呈すると、同時に大学での出世は無くなった。だから、慶応大学の教授に昇進することもなく講師で終えた。

 癌治療は外科手術、放射線治療、抗癌剤治療(科学治療)が三本の柱。外科手術も、広く切除した方が治る率が上がると信じられていたが、実は拡大手術によって生存率は向上するということはなく、温存療法と比較しても違いはない。

 1987年当時1%に過ぎなかった温存療法は今では50%以上に達している。 放射線治療も以前は、進行癌や再発移転癌に対してだけ行われていたが、今は早期癌を対象にしている。放射線治療のメリットは、臓器を残して治療出来ることだ。

 近藤医師曰く、「舌癌」「喉頭癌」「下咽頭癌」「食道癌」「肺癌」「前立腺癌」「膀胱癌」「子宮頸」などは放射線治療を考えるべきだという。

 抗癌剤治療は「悪性リンパ腫」「急性白血病」「子宮の絨毛癌」などの小児癌は効果があるらしいが、「胃癌」「肺癌」「大腸癌」「肝臓癌」「乳癌」「子宮癌」などの成人の癌は抗癌剤治療では治らないというか効果は薄いという。

 現在行われてる癌検診や人間ドックは落とし穴ばかりで、こんな検診を幾ら受けても寿命は延びない。人間というのはある年代になれば誰もが腫瘍(癌)などの欠陥があるのは当たり前。自然治癒力で無くなってしまうこともあるという。

 癌検診は健康を考える上では有効ではないのだが、厚労省や自治体が推奨しているだけで、近藤医師曰く「国民が『癌検診は有効』と思い込まされているだけ」らしい。検診すれば何らかの病気が見つかり、ややもすればその治療が命取りとなる。

 愚生が罹るとしたら脳卒中や心筋梗塞だろうが、コロリと逝くのが理想である。だが、そうは上手くは行かない。脳卒中になって半身不随になってしまうと、自分も周りも苦しむ。 その点、癌で死ぬのはそう苦しくないと近藤医師はいう。

「癌治療が苦しいのは、手術や抗癌剤治療を受けるからで、これらをなるべく避けて治療すれば、治るものは治るし、治らない場合にも、そう苦しまないで済む対処法も進んでいるから末期癌でも最後まで意識清明でいられる」 とは蓋し正論。

 我が国のの癌治療というのは、世界レベルから見て相当特殊らしく、やらなくていいことをして、必要以上に患者や健康な人を苦しめているのが実情だという。

 彼是、10年以上は経つだろうか、贔屓の店でもあり、畏友でもあった郡山市のバー名店「THE・BER WATANABE」の渡辺秀行マスターが膵臓癌で亡くなった。

 検査入院をするという2日前に店を訪れると、マスターは「手術をしないと余命8ヶ月だと言われたよ」と笑いながら愚生に話し始めた。「やり残したことがあるし・・・」と手術することに同意し、検査入院することを訥訥と語ってた。

 この話を聞いて愚生は「手術は止めた方が好い。喩え、8ヶ月でも好いじゃない」と説得してみると、マスターは「五郎ちゃんは冷たいねぇ」と笑っていた。

 愚生の意見を受け入れることなく担当医師の説明を信じて入院した。結局、執刀に失敗しマスターは目を覚まさすことはなく「余命8ヶ月」どころか、たった1日で亡くなってしまった。執刀医は当時大田西の内病院副院長だった堀江孝至。

 この一件で当時の太田西の内病院理事長の太田保世に質問状を出したことがある。質問状の返事は、マスターの哀悼の意と医療ミスではないとの言い訳と、「近藤君はボクの後輩だが、マスコミがチヤホヤし過ぎ」という見苦しい敵愾心だった。

 ショットガンと言われる膵臓癌は治る見込み少ない。何故に「手術をしなければ余命8ヶ月」だったのかという質問には全く回答が成されてはいなかった。マスターの死は、実験的開腹手術が決定的となった医療事故だったのではあるまいか。

 医療ミスが起こると医師同士や病院組織を守ろうとして庇い合うのが常。今や、癌に罹っても恐ろしくないが、こうした患者を蔑ろにする医師が恐ろしいのだ。

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cordial8317 at 07:08│Comments(1)

この記事へのコメント

1. Posted by 霊山愛郷日記   2013年11月30日 11:05
日本では五年生存率等、治療成績を上げる事に重きがおかれ疼痛の完全コントロールと終末期医療の充実が軽んじられてる印象があります。
抗がん剤に関しては耐性に個人差があり激しい副作用を起こす方は悲惨そのものでしたが、各種の分子標的薬が開発されればまた違った展開になるかと、経験上手術が一番身体に負担がかかりませんでした。

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