忙しいとは怠け者の遁辞である(徳富蘇峰)寒暑、栄枯は天地の呼吸なり、苦楽、栄辱は人生の呼吸なり!

2013年11月01日

山本太郎の行為は「開かれた皇室論」の弊害でしかない

 今日は朔日ということで身を清め、神棚を飾り直し、神饌を新しくして、畏くも皇室の弥栄と玉体安穏、そして心願成就を祈る。扨て、今月もどうなるものぞ。

 昨日、知人から「皇室カレンダー」と「国会手帳」が贈られてきた。国会手帳は使い勝手がいいが、右翼現役ではないので昔ほど利用する機会はない。

 右翼人ではあるが、「皇室カレンダー」も部屋には飾らない。畏れ多くも陛下の画像を月が終われば捲ったり、破ったりするというのも気が引けるからだ。

 facebookなどSNSでは、両陛下を始め皇太子や同妃殿下や愛子内親王の記事を載せて悦に入って愛国者ぶってる営業保守派や自称愛国者をよく見かける。

 左翼陣営が謀った、所謂「開かれた皇室論」に与してることさえ気付いていないから軽々しくアップ出来るのだろう。陛下や皇室に対しては、喩えそれが讃えることや誉めることであっても不敬だと親から教わったし、自分でもそう思っている。

 山本太郎が園遊会で前代未聞の不敬を働いた。言語道断、政治的良識が求められ参議院議員のやる行動ではない。政治家として恥ずべき蛮行である。山本の軽挙妄動を諌め、粛々と法に則って罰し、議員の職を剥奪し追放するべきだと思う。

「請願法」には、「天皇に対する請願書は、内閣にこれを提出しなければならない」と明記されている。参議院議員として山本の行為は違法行為であるのは明らか。

 本人が「手紙を渡すことが失礼に当たるかも知れないとは思ったが、禁止されてはいない」「法律には触れていない」という詭弁は無知以外の何物でもない。

 陛下にしてみれば、山本の様な出来の悪い子であっても我が子と同じ。請願自体を煩わしいとは思わないだろう。だが、山本の行為は天皇の政治利用そのものだ。

 軽挙妄動を批判された山本は神妙な面持ちで「御宸襟を煩わせた」と謝罪した様だが、日頃から、天皇や皇室を軽んじてるからこうした愚行に奔るのだ。

 取り巻きがその行為を称え、糾弾する国民もまた勇ましい言葉を放つ。山本の軽挙妄動は赦し難いが、右翼陣営には何故か山本支持派が多いから罪がない。

 売国マスゴミや女性週刊誌どもの「敬称・敬語不使用」や「開かれた皇室論」の姿勢は、今や国内に蔓延し、天皇陛下や皇室に対する敬愛の念を薄れさせている。今回の山本の軽挙妄動も、こうした「開かれた皇室論」の弊害でしかない。

 1932年、ソ連共産党から日本共産党へ「コミュンテルンテーゼ(命令書)」が出された。その中には所謂「天皇制廃止運動」というのも記されている。

 昭和時代に於いては「戦争責任・退位論」に始まり、「開かれた皇室論」と「敬称・敬語不使用運動」、そして平成に入っても引き継がれ、「女性天皇論」や「女性宮家」の問題として、その所謂「天皇制廃止運動」は継続されているのだ。

 抑々、我が国に「天皇制」など無い。「天皇制」とは蛆虫・共産党が創った造語である。「美智子さま」「皇太子さま」「雅子さま」「紀子さま」「悠仁さま」という呼称は、国民も気付かぬ間に共産党の命令書を忠実に遂行している様なものだ。

 本来の日本人ならば、皇后陛下、皇太子殿下、皇太子妃殿下、秋篠宮妃殿下、悠仁親王殿下との尊称で呼ぶべきである。こうした「開かれた皇室論」から、我が国の伝統文化や美徳が喪失して行くということを少しは自覚するべきだろう。

 我が国は天皇陛下を族長と仰ぐ家族国家であり、この国體は万邦無比である。「畏れ多くも畏くも」とは言わないまでも、節度ある敬意を表するべきだ。

 保守派を気取る連中の御真影の貼り付けも同じ様なもので、天皇の本質というものが誤られてしまっているからだ。「開かれた皇室論」を元凶とする反天皇制運動を糺さねばならない。「天皇は神聖にしてこれを侵すべからず」、これに尽きる。

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cordial8317 at 07:28│Comments(0)

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