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2021年06月15日

台湾は「チャイニーズタイペイ」ではない!

 英国で開催されたG7(先進国七ヵ国首脳会議)で、台湾を巡り「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と「台湾」との名称を明記し、新彊ウイグル自治区の問題を提起し中国共産党への圧力を鮮明にした。 

「中華人民共和国」は中国共産党一党独裁の「中共」であり、先の大戦で我が国が戦ったのは「中華民国」であり、戦後に建国した中華人民共和国ではない。

 第二次大戦後、中国共産党と中華民国との「国共戦争」で勝利し、何故か戦勝国の仲間入り。台湾は共産主義体制でもなければ「一国二制度」を承認している訳でもない。歴然とした資本主義及び自由主義体制を採る独立国である。

 国共戦争で敗走し台湾に逃れはしたが、第二次大戦の戦勝国は中華民国であることは歴史が証明している。だが、何故か世界は中国共産党の圧力に屈し、台湾を国家として認めないばかりか、中共が常任理事国として横暴を揮っている。

「台湾」との名称を使わず、国連やWHOへの参加を認めず、中共の一部であるかの如く「チャイニーズタイペイ」と表記することは中共に媚びる姿を如実に現している一例だったが、戦後約75年も経って漸く主権を認めた結果となった。

 我が国は日中国交恢復以来、台湾を国家として認めていないが、米国も台湾の国連参加を認めず中共を常任理事国として認める始末。そんな中でG7首脳会談の声明で「台湾」を明記したことは評価に値する。続けてWHOの参加を承認するべきだ。

 我が国がGHQの統治下から主権を恢復した昭和27年4月28日、我が国は「日米平和条約」を締結し、同時に報恩感謝として中華民国と「日華国交条約」を締結した。「日華国交条約」締結は、道義国家・日本としての当然の行動であろう。

 昭和47年9月29日、田中角栄総理大臣は、中国共産党政府を唯一の合法政府であると承認し、締結していた「日華国交条約」という国際法規を一方的に破棄し、日中共同声明に調印する。条約破棄を受けて中華民国は我が国との国交を絶った。

 田中は、調印での会見で「先の大戦で中国国民に重大な損害を与えたことに、責任を痛感し、深く反省する」と謝罪した。この認識が現在の歴史認識と対中外交に引き継がれている。田中の歴史認識は村山談話や河野談話より遙かに罪深い。

 我が国が先の大戦で戦ったのは、蒋介石率いる中華民国(後の台湾)であり、戦後に独立した毛沢東率いる中国共産党一党独裁の中華人民共和国ではない。

 抑々、台湾は日清戦争で我が国が戦利品として清から譲り受けた領土であり、三国干渉に因って澎湖諸島と遼東半島は返還したが、台湾は放棄したという事実は無い。つまりは台湾問題は、我が国の歴史問題にも通ずる問題でもあるのだ。

 田中らが強行した「日中共同声明」と「日中国交条約」締結に由って国際条約である「日華国交条約」が破棄された訳だが、この行為は明らかな日本国憲法第98条違反。旧ソ連の日ソ中立条約の蹂躙と同じ蛮行を我が国もやったことを恥じよ。

 未だ我が国が台湾を「チャイニーズタイペイ」などという表記が罷り通っているのは、田中が中国共産党を唯一の政府と認めた結果なのだ。我が国が道義国家であるというのなら、日華刻々条約破棄という蛮行と日中共同声明の発言を糺すことだ。

 多くの国民は親中派と同じく、我が国と支那との関係を「一衣帯水」だとか「古くからの隣人」などと心得違いをしているが、日中間に国交関係が樹立されたのは20世紀に入ってからで、未だ100年程しか経っていない関係である。

 歴史を辿れば日台関係こそ一衣帯水であろう。台湾には「信義誠実の原則」という日本人が忘れてしまった美徳が連綿と生きている。台湾との友好を深めることは我が国の国益にも適う。日華国交条約の蹂躙を詫び、日台国交恢復を成し遂げよう。

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cordial8317 at 07:56│Comments(1)

この記事へのコメント

1. Posted by えと   2013年09月05日 07:05
えと、「チャイニーズタイペイ」は台湾自身がいやいや使ってる名称ですから、それを敢えて「台湾」という所が道義国家としての面目だという事でしょうかね。言うと台湾人が泣きます。

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