在日に武士道精神や日本精神を理解させるのは至難の業である靖國神社は追悼施設ではなく英霊の顕彰を重んじている社である

2021年08月13日

8月15日のデモや集会を規制し静謐な環境を整えるべし!

「国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域の静穏の保持に関する法律(静穏保持法)」は、所謂「皇民党事件」を機に昭和63年12月8日に施行された。

 この法律は「国会議事堂周辺や外国公館周辺の静穏を保持する」との目的となっているが、規制範囲は国会議事堂から3キロ圏内と中途半端な範囲で、要は目白の田中角栄邸を右翼の街宣行動から護る目的で作られたものというのが正しい。

 当時、中曽根康弘の次期総裁の指名を巡り、安倍晋太郎と宮澤喜一と争っていた竹下登が、香川県に本部の在る右翼団体「日本皇民党」から、「日本一金儲けの上手い竹下さんを総理にしましょう!」との、所謂「ほめ殺し」の街宣をされる。

 皇民党が竹下を攻撃した理由は、竹下が田中角栄に叛旗を翻す形で竹下派「経世会」を旗揚げしたことに「裏切り」と「義憤」を感じたというのが理由だった。

 右翼の街宣活動の攻撃対象となった竹下は、あらゆるコネを使って攻撃を中止させ様とするも失敗。そんな経緯もあって、中曽根派や安倍派から「右翼の街宣ひとつも処理出来ない竹下は首相の器ではない」と批判が続出することとなった。

 焦った竹下派幹部の金丸信や小沢一郎らは、当時、政財界や裏社会に顔が効き破竹の勢いだった東京佐川急便社長の渡辺広康に仲介を依頼した。渡辺は仲介を買って出る。そして広域暴力団稲川会の二代目石井隆匡会長を介入させた。

 皇民党側は和解の条件として「竹下が田中邸に直接謝罪に行くこと」を要求したという。その数日後、竹下は小沢一郎と共に田中邸へ訪問するも、田中真紀子に門前払いされた。しかし、このことを境に「ほめ殺し」の街宣は止んだ。

 この事件を受けて制定されたのが「静穏保持法」だった。その後、この法律は右翼団体の街宣に対しては効果的だったが、国会周辺や外国公館周辺の「静穏保持」という本来の目的としては機能していないというのが現実である。

 8月15日の所謂「終戦記念日」には、名うての売国集団「反天連」や左翼団体が反戦集会を開く。畏れ多くも陛下や英霊を冒涜し、何が反戦か、何が言論の自由か。

「集会の自由」にしても「言論」や「表現」「結社の自由」にしても、今や最高法規の日本国憲法より、条例や刑法が優先される。現憲法の都合の好い部分だけを我田引水的に都合好く解釈し、権利ばかりを主張するとは勘違いも甚だしい。

 九段に在る靖國神社は国会から2キロほどしか離れておらず「静穏保持法」の対象地域である。警察は「静穏保持法」に則り、左翼勢力や右翼団体からの集会やデモの申請は全て却下するべきで、これ以上の不敬と冒涜を許してはならない。

 靖國神社に対し、諸外国からあれやこれやと言われる筋合いはない。だが、8月15日は靖國に眠る英霊の顕彰や平和を祈念する趣旨ではなく政争の道具になってしまっており、鎮魂や慰霊といった趣旨からも遠ざかってしまっているのが現状だ。

 大韓民国では8月15日は「光復節」でもあり、独立記念日だという。北朝鮮も同様に「祖国解放記念日」である。両国が建国したのは実際には戦後から3年後だが、要は「こんなメデタイ日に靖國に参拝するとは怪しからん」という話なだけ。

 戦争もしていない中共に至っては単なるイチャモンの類でしかない。無神論の共産主義者なら、「魂?、英霊?」ってナニ?ってな感じで、横っ腹で笑い飛ばすのが普通だろうが、靖國を問題にするのは対日外交を優位に進めたいだけ。

 弱腰軟弱外交著しい我が国政府も中韓の内政干渉に呼応し「終戦記念日には参拝しない」だとか、或いは、最近の保守ブームに便乗した似非保守が「終戦記念日に靖國に参拝しないとは何事か」などと応じるから靖國神社問題がややこしくなる。

 靖國神社にしても果たして国民が「靖國」とはどういうものなのか理解しているのかといえば甚だ疑問で、昨今の靖國は戦争ミュージアムに成り下がった。一般の戦没者の遺族などから見れば、靖國参拝に固執すればするほど違和感を覚えるだろう。

 今、政治が成すべきことは、中韓と同じ次元での対応ではなく、国民に「靖國」の成り立ちを教え、今後の顕彰の在り方を議論して行くことこそ大事である。

 それにはやはり、戦争の悲惨さばかりを教える戦後民主教育という誤魔化しを改めない限り、中韓どころか、日本人同士の諍いが止むことはないだろう。教育こそ国の大本であり、何事にも優先して教育の充実を図らねばならない。

 保守派や自称・愛国者や右翼団体らが8月15日に参集するが、これ正に中曽根から続く靖國神社冒涜運動の継承と断じて好かろう。本日13日は旧盆の盆入り(迎え火)。先祖を迎え、また先人の営為に思いを馳せてみては如何でしょう。

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cordial8317 at 06:59│Comments(0)

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