そこの自称愛国者の貴方、8月15日は「終戦記念日」と思ってませんか?「悲憤慟哭民族痛恨の日」昭和20年8月9日を忘れるな!

2023年08月08日

心の呵責なしに核兵器を造り有する資格があるのは広島・長崎の悲惨さを知る我が国以外にない

 岸田文雄首相は「原爆の日」の6日、広島市で記者会見し、G7広島サミットでの核軍縮文書「広島ビジョン」が、現行の核抑止体制を前提にしているとの批判に対し、「国の安全保障を万全にし、同時に現実を『核兵器のない世界』という理想に近づける。このロードマップ(行程表)を示すのが政治の責任だ」と反論した。

 相変わらずノー天気な主張だが、「核抑止体制として世界で唯一の戦争被爆国である我が国こそ核兵器保有の権利がある」との信念を示した上で、核兵器廃絶を訴えれば好いものを、こういうキレイゴトしか言えない岸田の無能が顕わになる。

 我が国は世界で唯一の戦争被爆国であるが、戦後教育もあって余りにも原爆に敏感になり過ぎているのは事実。異常な核アレルギーを見る限り、米国が実行した原爆投下は、その原爆被害以上の何かを我が国に遺したと言えるのではなかろうか。

「反米」にしろ「反日」にしろ、行き着くところは米軍が統治時代に行った戦後民主教育に因る自虐史観であり、その弱体化政策は想像以上の成果を齎し続けている。

 北朝鮮が核保有国入りしたのは誰もが知るところ。安保理決議を無視し、核弾道ミサイル発射実験を強行する北朝鮮の恫喝外交は益々強硬なものとなっている。

 安保理が緊急会議を召集し北朝鮮の非難決議をしたところで、金正恩にしてみれば馬耳東風。北朝鮮の狙いは米国との直接交渉であり、そういう意味では乱暴ではあるが、北朝鮮の核兵器を前面に出した外交戦略は強ち間違ってはいない。

 北朝鮮のミサイル発射に「断じて容認出来ない」とか「極めて遺憾」だとか「暴挙だ」とか言ったところで、そんな空疎な言葉に何の意味が在るというのだ。

 況してや、御花畑的「広島ビジョン」が外交上何の戦略になるというのだろう。「核武装」こそ、アジア諸国の平和・安定に貢献出来る最強の外交官である。

 核武装を毛嫌いしてないで、「世界が核保有するなら、我が国も安全保障の観点から核を持たざるを得ない」とか、気の利いた台詞の一つ二つ言えないものか。

 それにしても、事の善し悪しは兎も角として、何百万人もの餓死者が出ても歯牙にも掛けずに、核開発とミサイル開発などの軍事力の整備に躍起になっている、あの依怙地なまでの強硬姿勢は日本外交でも見倣うべきものがあるのではなかろうか。

「核兵器は外交で大きな発言力を持つ」というのは世界の常識であり、イスラエルや北朝鮮が核武装をするのは、核兵器が外交交渉をする上での最高且つ最大の武器であり、周辺諸国に睨みを利かせることが出来るとの認識と理由からだ。

 我が国が弱腰外交なのは、自国の防衛」という国家の大本を米国に委ねているというのが大きな間違い。発言力を高める為には今回の核実験を機に自衛軍備の確立を急ぎ、日米安保の見直しを図り、米国依存からの脱却することが肝要である。

 尖閣周辺での中共の主権侵害や北朝鮮のミサイル発射実験は、我が国にとって「国防とは何か」を考える好機であり、「天の風」と捉えるべきであろう。

 米中露を始め、核保有国入りした北朝鮮やインド・パキスタンの核保有が容認されて、新たな核保有は認めないというのは違和感を覚える。心の呵責なしに核兵器を造り得る国は、広島・長崎の被爆の悲惨さを知る我が国以外にない。

 原爆を投下した米国の核の庇護の下で、まやかしの平和を享受している場合ではない。米国やロシア、中共、北朝鮮、インド、パキスタンといった国々が核を放棄しないのなら、「世界から核兵器が無くなるまで我が国は暫定的に核を保有する」と、我が国にも強力な核保有という選択肢があることを世界に示唆するべきであろう。

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cordial8317 at 04:52│Comments(0)

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