河野太郎や石破茂が国民的支持を得られているというマスコミの希望的世論誘導昭和6年9月18日、満州事変の引き金となる柳条湖事変が勃発

2021年09月18日

斯くも怪しき世論の動きに騙されてはならない

 自民党総裁選が告示され高市早苗、岸田文雄、河野太郎、野田聖子が立候補した。地元紙では「岸田、河野、高市が接戦」と報じている。解説では「安倍・菅政治の総括が不可欠」として森友問題の再調査の必要性を述べている。

 4候補の中で再調査を明言したのは野田聖子だが、森友問題は別に安倍前首相を忖度した訳ではなく、佐川元国税庁長官(当時)の答弁との整合性を図った、単なる財務省の文書管理の問題に過ぎない。オールドメディアの世論誘導はえげつない。

 マスコミが作る怪しい世論操作に不安を感じる国民は少なくない。「夫婦別姓法案」や「戸籍制度廃止法案」「人権救済法案」「外国人地方参政権付与」「二重・三重国籍法案」等等。極め付けは「女性宮家」や「女性(女系)天皇論」。

「女系天皇論」や「(選択的)夫婦別姓制度」を、キチンと突き詰めた議論が為されることなく、安っぽいムードで「グローバル時代の到来」だとか「世界ではこうだ」とか、実に曖昧な次元で以て賛成者が広がってしまった気がしてならない。

「夫婦別姓」の危険性に気付いた国会議員や国民から反対の声が上がってはいるが、驚くことに野党だけではなく保守を標榜する自民党議員が賛同してるのは厭きれてしまう。問題点や危険性を徹底的に指摘し、批判し、葬るべき売国法案である。

 総裁選での争点は「選択的夫婦別姓制度」の是非が重要となる。岸田文雄や河野太郎、野田聖子三人は賛成派であり、反対は高市早苗だけ。これをしても国民が期待する保守の二大政党制は瓦解し、自民党がリベラル左翼に成り下がった証左だ。

 我が国が明治維新の大業を成し遂げ、西欧に見習い国民全てに「姓(氏)」を与え、新しい家族制度を整えた。国民が家族の理想にしたのは皇室の姿である。

 教育勅語に「父母に孝に兄弟に友に夫婦相和し朋友相信じ」と明示されてる様に、正に日本の家族制度は尊いものである。欧米の教育は、個人が生存権に勝つ為のものであり、辺り構わぬ闘争が行われ、働く目的は金と享楽の追求のみである。

 それ故に家族の絆は緩み道徳の深さは生活から離れ、唯物主義の考え方が支配的となり孤独化している。一方で我が国の個人主義は極めて僅かで、世代に亘る家族の絆は固く互いの助け合いによって人間本来の善良な姿と優しい心が保たれている。

 我が国の家族制度というのは皇室の家族の在り方を見本にしているからであり、我が国が世界に誇れるものはこうした「家族制度」である。この尊い家族制度の破壊を目指して謀られたのが「夫婦別姓」であり、断じて容認出切るものではない。

「夫婦別姓が男女平等の理想」とか「少子化時代に墓が守れる」という「夫婦別姓推進のキャッチフレーズ」全てが偽りである。鯔のつまりは「女性宮家」や開かれた皇室論から「女性(女系)天皇」を画策しているのは火を見るより明らかだ。
 
「夫婦別姓」運動と「女系天皇論」には酷似点も多い。どちらも1932年の「コミュンテルンテーゼ」の命令書を忠実に遂行しているのは、政府中枢に入り込んだ全共闘系と共産党系の過激な女性闘士どもが共同謀議的に共産主義者が発案したものだ。

「男女共同参画社会」という制度も同じく唯物論とマルクス・レーニン主義に冒された精神異常者やジェンダーフリーを叫ぶ性的変質者集団が考案したものである。「共参(共同参画)社会」とはカタチを変えた「共産社会」実現の謀略である。

 今や「共同参画社会」や「協働」という名の造語が全国に蔓延していることは憂慮すべき事態であるが、これら共産主義者の策謀を自民党政権で実現させている。

「女性宮家」論は、天皇制廃止運動の枢要な柱として昭和40年台に騒がれ出し、「夫婦別姓」運動は平成に入り大キャンペーンされるも、保守派議員から異論が噴出し頓挫した。だがここに来て「選択的」との冠を付けて新たな戦略を謀る。

 夫婦別姓推進派の急先鋒というべき橋下徹は「選択的夫婦別姓」について、「反対する理由が分からない。選択的なんですから同姓にしたいなら同姓にすればイイし、別姓にしたいんだったら別姓にすればイイ」と「選択的」との文言を強調する。

「反対する人は姓が変わる事によって家族の絆が失われるとかっていうのは、アホかって言ってやりたいんですよ。なんで反対するのかさっぱり分からない」 と語ってるが、岸田や河野、野田らの認識も同じで、その奥に在る策謀が見抜けてない。

 夫婦別姓推進の目的は別姓そのものではなく「戸籍法廃止」に在る。別姓が導入されれば我が国の戸籍制度や家族制度は瓦解し、祖先と家族・親と子を結ぶ連帯意識や地域の一体感、延いては日本人の倫理道徳観にまで悪影響を及ぼすのは必至。

 我が国の伝統文化を否定する彼奴らの狙いは国體の破壊と皇統断絶であり、その一里塚が選択的夫婦別姓運動である。「選択的なんですから」とは誑かしである。

 教育勅語に明示された「父母に孝に兄弟に友に夫婦相和し」との徳目が大事。 今正に、共産主義はそのカタチを変え、国民が気付かないまま行政権に連結し祖国日本を蝕み続けている。国民よ、斯くも怪しき世論の動きに騙されてはならない。

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河野太郎や石破茂が国民的支持を得られているというマスコミの希望的世論誘導昭和6年9月18日、満州事変の引き金となる柳条湖事変が勃発