「通名禁止法案」をつくろう!クロマグロ禁輸否決

2010年03月17日

将棋も無くそうとしたGHQ

 戦後GHQは日本弱体化の為にあらゆる組織や団体に至るまで徹底して監視し規制した。日本発祥の「将棋」も何故か軍国主義と結びつけ、「こんな危ないゲームは無くすに限る」と日本将棋連盟に連絡し責任者を呼び出した。

 当時は未だ「日本将棋連盟」ではなく「将棋大成会」という組織で、会長の木村義雄は升田幸三が適任だとしてGHQ本部に送り出した。

 将棋を知らない人でも大山康晴という名を知ってるだろうが、地味で派手さがなくつまらぬ将棋で強過ぎる大山とは対照的に、大山の兄弟子で当時、升田幸三実力制第四代名人は将棋ファンには大人気であった。

 升田の全盛期は短かったが、棋風も言動も兎に角豪快で、大山の前の名人である木村を相手に「名人なんてのはゴミみたいなもんだ」と発言し「名人がゴミなら君はなんだ」と反問され「ゴミに集るハエよ」と言い返したのは有名な話だ。

 この升田を木村は「将棋の危機を救うのは升田しかない」と使者とした。升田は兵隊の時に、ポナペ島で星空を見上げては宿敵木村名人を倒すことばかり考えていたという。そんな彼の目の前から将棋が指せなくなる危機が生じたのだ。

 升田は将棋を指すが如く熟慮し、作戦を練ってGHQの牙城である皇居前の第一生命ビルに向かった。 升田、開口一番「酒を飲ませろ」

 将校は驚きながらも缶ビールを差し出した。

 缶ビールを知らない升田は「不味いなぁ、これは本物のビールか」

 これには将校も呆気に取られた。

 酒を出させたのは強がりではない、ビールを飲めば小便が近くなり、難しい質問なら便所に駆け込んで考えようという、升田の緻密な作戦である。

 将校は升田に「我々のチェスと違って、日本将棋は取った相手の駒を自分の兵隊として使う。これは捕虜の虐待であり人道に反するではないか」と吹っ掛けて来た。

 升田は、すかさずこう切り返す。

「貴方方は頻りに民主主義を振り回すが、チェスなんてなんだ。王様が危うくなると女王を盾にして逃げるじゃないか。レデイーファーストとは聞いて呆れる。古来から日本の武将は落城にあたっては女や子供を間道から逃し、然る後に潔く切腹したもんだ。敵の駒も自分のものとするのは、駒の能力を尊重してのことだ。適材適所だ。これが本当の民主主義なのだ。民主主義をバカの一つ覚えみたいに唱えるより、日本の将棋を勉強して政治に生かしたらどうだ」

 酔った勢いで喋り倒し敵を圧倒、斯くして将棋は生き残った。

 懐の深さと弁が立ち頭の良い升田の価値を理解し、将棋を救うのは升田しかいないと確信していた木村の人を見る価値こそ将棋で培われた「適材適所」であろう。

 愚人、賢人、使い道の異なる人間を適所に生かす世界観こそ「各々其の所を得る」ということである。 人は適所さえ与えれば自ずと輝き出す。

cordial8317 at 05:07
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