2019年05月

2019年05月31日

血圧数値を「上130/下80」に引き下げられて国民の2人に1人が高血圧症に(笑)

 日本高血圧学会は「高血圧治療ガイドライン2019」で、上140/下90mmHgとされている高血圧の基準を上130/下80未満まで引き下げるという。

 現在「上140/下90」以上の高血圧患者は推定4,300万人とされ、それを「上130/下80」に引き下げられると、1700~2000万人が増加し、約6300万人が高血圧患者となり国民の2人に1人が高血圧と認定される(笑)

 本来、日本人の血圧数値は上160/95mmHgだった。それがWHOの通達などもあり、2000(平成12)年に140/90に引き下げた。昨日まで血圧が150~92の健康な人が、いきなり高血圧患者となり、健康な人が病人にされてしまった。

 この基準値を下げたことで新たに2100万人の高血圧の患者が増えたという。斯くいう愚生もこの人数に含まれ、今では降圧剤常習者だ(笑)

 血圧数値を下げることで製薬メーカーの利益は増大した。そして更なる改定で二匹目の泥鰌を狙う。医師会と製薬会社、そしてその恩恵に肖ろうとするクソ政治家どもの負の構造を見直さない限り国民医療費は増え続ける。

 血圧を薬で下げたことで心筋梗塞や脳卒中で亡くなる人が減ったのは確かだが、一方で癌が死亡原因の第一位となった。抑々、高齢になると血圧が高くなるのは正常な生理作用で、それを薬で無理に下げてしまうことで癌リスクが高まる。

 80歳の人の5年生存率を最高血圧から調査した研究では、最高血圧が180以上の人達の生存率が最も高くなり、最高血圧が120~140のグループの生存率が一番低いという。要は、血圧の基準自体に根拠もないということだ。

 高血圧の原因は「塩分」とされているが、塩は人間が生きる上で最も必要な栄養素だ。摂り過ぎるのはダメだが、摂取しなけりゃ死に至る。要は塩化ナトリウムなど人工塩が悪いのであって、カリウムの豊富な天然塩は身体に好い。

 反原発派やその妄言を信じる連中は放射線を否定し批判するが、放射線は100mSvを超えないとホルミシス効果が無いと言われており、低放射線は塩と同じく人間や生命体が生きて行く上で必要不可欠な要素でもある。

 原発事故の放射線が原因で癌患者が増えたとは聞いてない。降圧剤により癌患者が殖え、それが原因で死亡したとなれば原発事故よりも大問題では(笑)

 人は必ず死ぬし、健康だった人が交通事故でぽっくり逝ってしまうことだってある。原発事故で亡くなった人はいないが「原発を無くせ」というなら、断然多い交通事故死を防ぐ為に「自動車を無くせ」「造るな」と言うべきだろう(笑)

 国内では今や国民の3分の1が癌で亡くなる。死亡原因第一位が癌だ。癌治療の歴史は浅く、癌検診によって早期発見はされ易くなったが、この検診に意味はないという医者もいるし、抗癌剤治療は効果がないという医者もいる。

 芸能人の癌検診と癌治療がテレビなどで話題に上る。如何にも「早期発見が好かった」だとか「抗癌剤治療から社会復帰した」だとか、こうした美談の裏には商魂逞しい病院や医師会が蠢いてる様にしか思えない。

「癌は切るな」「癌検診、百害あって一利なし」と、「癌検診は落とし穴ばかりで検診を幾ら受けても寿命は延びない」と断じる医師もいる。癌検診は病院や厚労省が推進しているだけで有効だと思い込まされているだけに過ぎない。

 日本の癌治療もまた世界レベルから見て相当特殊らしく、やらなくていいことをして必要以上に施して、患者や健康な人を苦しめているのが実情だという。

 心筋梗塞や脳卒中のリスクは言えど癌のリスクを語らない血圧数値の改定は、医師会と製薬会社の策謀というのが正しく、国民の不安や弱みに付け込んだ医療制度を見直さない限り、歳入に占める国民医療費は益々殖え続けて行くだろう。

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2019年05月23日

「穢多(えた)」「非人(ひにん)」とは江戸時代の幕藩体制で「士農工商」の最下位層に位置付けられた人々

「維新の会」は大阪ダブルクロス選挙で勝利し、大阪都構想という利権の寡占化に邁進する維新の会が揺れている。「北方領土返還は戦争は不可避」と言った丸山が、酔った勢いで「ロシア女を買う」と言ったとか言わないとか(笑)

 その土地のことを知るには場末の飲み屋に行くのも好いし、女と遊ぶのは別に悪いことではない。まあ、この記事は丸山の政治生命を絶ちたい連中の陰謀だろう。

 維新の会の参院議員候補者で、元フジテレビアナウンサーでの長谷川豊が、「日本には江戸時代にあまり良くない歴史がありました。士農工商の下に穢多非人、人間以下の存在がいる」と発言したことで、部落解放同盟から抗議を受けた。

 それにしても「部落解放同盟」なんてのは存在価値が無く自然消滅したかと思ったが、未だに存在してたんだね。まぁ同和利権は簡単には手放さないわな。

「差別表現」で思い出されるのは、沖縄県への現地取材も無しに関係者のみの風聞を基に書き上げた大江健三郎のなんちゃってフィクション本「沖縄ノート」だろう。

 文中には「25年ぶりの屠殺者と生き残りの再会」との表現があり、沖縄での戦死者を犬や豚の如く「屠殺者」に準えているが明らかな差別表記だった。

 これは歴史の負の部分を語った長谷川の発言どころではないが、部落解放同盟は沈黙。正しく部落解放こそ相手に拠ってコロコロ変わる逆差別主義者だわな。

 岩波書店が昭和62(1987)年に発刊した「報道写真家」というのがある。この中で「戦場という異常な状況下では牛や豚などの家畜の虐殺と同じになる」という記述が問題にされ、部落解放同盟の抗議もあって直ぐに回収処分となっている。

 岩波書店は同じ差別表記の「沖縄ノート」も絶版にすべきだが、何故かマスコミからも部落解放同盟からも糾弾もされず、それどころかアホな裁判官がこのインチキ本を「沖縄集団自決軍命令」の証拠として採用し、摩訶不思議な判決を出した。

 大江健三郎のみ神格化される理由は果たして何なのか。大江の差別表記に、岩波書店に連絡し「部落解放同盟からの抗議や絶版の申請は無かったか」と聞いたが、担当者は「ありません」と憮然と答えた。要は、反日左翼は連帯するということだ。

 大江健三郎だけが糾弾されないのが不思議でならない。過去に部落解放同盟が出した「神格化したものの考え方を一掃したい」という声明は嘘である。要は、差別という権力が忌み嫌う言葉を都合好く利用して反日工作をしているだけに過ぎない。

「穢多(えた)」「非人(ひにん)」とは、江戸時代の幕藩体制で「士農工商」の更に下の最下位層に位置付けられた人々で、明治以降は「新平民」と呼ばれている所謂「同和」や「部落解放同盟」などの「自称・差別されてる」連中のこと。

 江戸時代の穢多非人らは、藩士でもある同心を手伝った岡っ引きや十手持ち、罪人の世話や処刑、牛馬処理などを担ったという。明治以降になると屠殺に関わり、精肉店や革製品製造などに従事している。芸人なんかも非人の起源と言われている。

 そういや、郡山市の某水道屋の大越興治会長と呑んでた時に、徐に「古文書に先祖のことが書いてある」と見せられたことがあった。そこには先祖が「十手を授かった」とか「苗字を貰った」と書いてあったが、やっぱりそうだよな(笑)

 維新の会は丸山の失言に続いて長谷川の差別発言で大きなダメージを負う。維新の会創設者で今も院政を敷くインチキ保守の橋下にすれば、保守派の丸山が目障りで仕方なかっただろうが、長谷川の穢多非人発言は断じて赦せないだろう。

 何故ならば、何を隠そう橋下徹の先祖こそ、同和や部落解放蠢くあいりん地区出身の穢多非人だからだ。その昔、週刊朝日に橋下の出自が曝されたことがあった。

「ヤクザだった父親は自殺し、従兄弟には殺人犯がいる」という内容だった。シリーズは1回で終わってしまったが、なるほど、育った環境というのは隠し様がなく、橋下の他人を見下し、自分を正当化するあの業は親父譲りか見事なものだ(笑)

 橋下は週刊朝日の騒動後、「やはり人権擁護法案や人権救済法は必要ではないか」と発言しているのをみても、保守派とは程遠い単なる人権屋であり、大衆を扇動し、そのポピュリズムを利用して権力の掌握を謀るさもしい人種というのが正しい。

 葬儀屋、清掃業、建築業、傘職人や下駄屋なんかも穢多非人だったという。城下から離れた集落や川沿いや特定の地域などに居住させられたというが、愚生の母の実家は川沿いだし、林業の傍ら下駄屋だったというから他人事ではないな。呵々大笑。

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2019年05月21日

保守政党のメッキが剥がれた維新の会への支持離れは必至

 北方領土は戦争で取り返すなどと発言で維新の会を除名された丸山穂高に対し、維新の会などの野党が非難決議を提出した。更には、片山虎之助共同代表と馬場伸幸幹事長がマヌケなことにロシア大使館に出向いて謝罪したというから厭きれる。

 元島民への謝罪なら未だしも、日ソ不可侵中立条約を一方的に破棄し鬼畜の如く蛮行を繰り返し、その結果として領土侵略を成した敵国に、一議員の酔っ払っての発言を論って謝罪するとは丸山でなくても「意味不明」だ。

 その昔、ロシアの極右政党党首のジリノフスキーは「日本が北方領土を奪いというなら北海道を占領してやる」「日本人が北方領土を返せというなら、我々は第二第三のヒロシマ・ナガサキを作り出す」などと発言している。

 東日本大震災後には「大震災は我が国の固有の領土たる南クリルを盗もうしている日本人への天罰である」とも発言してるが、丸山の発言どころではない。

 元島民に対する気遣いに欠けていたというのは事実だろうが、至って普通の「北方領土奪還」発言を論い批判するのは如何なものか。若しやジリノフスキーの原爆投下発言を真に受けて恐れているのではと思ってしまう(笑)

「北方領土を奪還するというのなら原爆を落とす」というなら「やるならやってみろ」という気構えが大事で、我が国の様な土下座外交や同じテーブルには着かないという大甘な対応が相手国からの更なる威圧や無心が続くのだ。

 以前、維新の会代表の橋下徹が従軍慰安婦問題に関する発言が問題になると、西村眞吾が「売春婦は未だ日本にうようよいる。韓国人。大阪の繁華街で『お前韓国人、慰安婦』と言ってやったらよろしい」と擁護したのは記憶に新しい。

 発言内容に品はないが、西村らしい表現であり、発言内容は強ち間違いでもない。後先を考えず蛮勇ある発言をすることが西村の真骨頂だと思ってたが、腹が座ってない西村は同僚議員からの指摘を受けその場で発言を撤回した。

 一方の橋下は、西村を庇うどころか「大変申し訳なく思う。候補者を見る目がなかった」「(自分の慰安婦発言と)全く違う。僕は韓国の方や元慰安婦の方を侮辱するつもりは全くない」と西村を非難し自己弁護に終始した。

 地方選挙や参議院選挙を控え、橋下は「大変申し訳なく思う。候補者を見る目がなかった」と、衆院選で西村を擁立したことをも謝罪し、松井幹事長(当時)は「発言は人権侵害であり言葉の暴力だ」などと批判し西村を除名した。

 今回の丸山の発言と除名処分も同じで、丸山の発言を擁護する同志はおらず、目先の選挙に向けて松井や橋下の顔色を伺って保身に奔ってるだけ。

 維新の会というネーミングや憲法改正のスタンスから保守政党であるかの様に感じられるが、その実は「女性宮家創設」「永住外国人参政権付与」「竹島日韓共同管理」「沖縄・北海道独立」など保守とは程遠い政策が並んでいる。

 軽々しく「維新」を口にし、惨憺たる現体制を打破し、恰も新たな政治体制を確立するかの様な言動をしているが、橋下の教えに沿って敵対する勢力を作って過激な言辞で注目させ、マスコミを使い世論を煽るというのがいつものパターン。

 大阪ダブルクロス選挙で勝利し、今は公明党と対峙している様に見えるが、外国人参政権では足並みを揃える。尊皇精神は皆無な維新の会の連中に真の保守主義はなく、大阪維新構想なんぞ単なる利権の独占、寡占化が目的である。

 女性宮家の創設に反対する丸山はここの所、アイヌ新法反対を始めタカ派的且つ先鋭的発言や野党との対決姿勢が際立っていた。 橋下との軋轢も大きく、維新の会も野党もタカ派の丸山が目障りで仕方なく政治生命の抹殺を謀りたいだけ。

 保守政党のメッキが剥がれた維新の会への支持は激減するのは必至。松井代表も橋下も次の選挙結果を見て臍(ほぞ)を噬(か)むことだろう。自民党の劣化甚だしく、国家皇統を重んじる正統保守政党の出現はいつになることやら。

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2019年05月14日

「仁徳天皇陵を世界遺産に」という戯言に騙されるな!

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関は、日本最大の前方後円墳「仁徳天皇陵」を含む「百舌鳥・古市古墳群」を世界遺産に登録するよう勧告した。マスコミを始め、無知な国民が歓迎している様だが陵墓を世界遺産にとは赦し難い。

 宮内庁は全国で約900の陵墓を非公開で管理しているが、平成19年に内規を改め、研究者と称する学匪どもからの要望に応じ、畏れ多いことに天皇の陵墓の立ち入りを認めるに至り、既に計14件が許可されている。これ即ち、宮内庁が我が国の国柄と不可分の天皇陵の尊厳ということを全く理解しない証左である。

 陵墓への立ち入りは、刑法で定められている「礼拝所及び墳墓に関する罪 」に抵触する犯罪行為である。学匪らは天皇陵の発掘調査を「史跡」だとして、然もその研究が研究者として当然の権利の如く主張している。今回の世界遺産登録も同じ流れである。だが、御陵や墳墓発掘の真の狙いは、皇室の否定と解体そのものに在る。

 退位の礼に見るまでもなく、今や宮内庁こそが皇室解体を目指す最大勢力と化す。ピラミッドや兵馬俑などの王の墓と同様に、天皇陵も発掘の対象にすべきだというが、御陵や墳丘の発掘までもが許される事態となれば、尊厳は完全に損ねられることは必至であり、断じて許してはならない。

 エジプトや支那の場合は既に滅亡した王朝の墓だが、天皇陵は現存する皇室が守るべきものであり、況してや神聖な祭祀の場でもある。その背景はピラミッドや兵馬俑などとは全く異なるものであることは明らかだろう。

 学匪らは「御陵の周辺部が史跡に指定されてない為に、宅地造成で埋め立てられたり、破壊されたり危機的状況であり、国が直接保護するべきだ」と、如何にも御陵の荒廃を嘆くかの様な意見を振り翳してはいるが彼奴らの狙いは外に在る。

 そのトリックが「史跡」という言葉にあり、「史跡になれば発掘は可能になる」のを承知しての確信犯であり、学匪どものあれやこれやの尤もらしい屁理屈も単なる天皇廃止に向けての奸智奸策に過ぎない。

 彼奴らの目的は、立ち入り調査という「権利」を確保し、発掘という権利の実行を目論むことは火を見るより明らかで、そしてその結果を「科学的証拠」として巧みに利用し、我が皇室の歴史を批判、誹謗するかが目的である。

 御陵や墳墓などの発掘の真の狙いは、皇室の否定と解体そのものに在り、左翼が目指す所謂「天皇制廃止運動」の一環と断じても過言ではない。

 朝鮮や支那では、墓を掘り起し、死者に恥辱を与えるというのは珍しくもないが、「墓を発く」「死屍に鞭打つ」という発想は、我が国では死者への最大の非礼であり、日本人の死生観からの忌み嫌う蛮行である。

 御陵は断じて文化財や史跡として考えるべきものではなく、民間調査や発掘などという対象になるべきものでもない。御陵の存在の意味も分からず、世界遺産などと喜んでるのは日本人としての精神的貧困を示すものだ。御陵とは日本国民挙って崇拝し、伏し拝むべき神聖にして侵すべからざる聖域である。

 世界文化遺産登録という戯言を抜かし皇室解体を謀る学匪共と、それに与する奸賊共を一掃しなければならない。それにしても何時も思うのは、この陵墓の問題は愚生が右翼に入る前から浅沼美智雄など良識派の右翼人からは疑問の声が上がっていたが、現在の右翼陣営を始め保守派から問題提起されることは殆ど無い。

 強行された退位特例法案問題を見るまでもなく、右翼の先生方や自称保守派や自称愛国者らは対中共の領土防衛や目先のインチキ改憲ばかりで、こうした国體に係わる問題には興味を示さない。右翼の存在価値は益々薄れるばかりなり。

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2019年05月04日

「後継者(皇位継承者)不足、深刻に」というタイトルが躍っているが

 憲法第九条に自衛隊明記を目指す安倍首相は憲法記念日の昨日、改憲派の集会にビデオメッセージを寄せ改めて改憲の意欲を示した。自衛隊の不条理を糺すことは吝かじゃないが、「国防」を考え、皇統を死守する為には現憲法下では不可能。

 安倍の改憲は、第九条のみの改正に拠って現憲法を絶対的なものとなってしまう危険を孕んでいる。安倍の改憲のパフォーマンスに騙されてはならない。

 閑話休題。新聞には仰々しく、「後継者不足、深刻に」というタイトルが躍り、「女性宮家」や「女性天皇」は必至であるかの様な作為的な内容となっている。

 抑々、後継者不足の問題が出始めたのは、今や我が国の国力低下を謀り反原発運動で国民を誑かしてる売国奴・小泉純一郎政権の時だった。小泉が政権に就く4年前に、皇太子殿下・同妃殿下に第一子である愛子内親王殿下が誕生された。

 要は、現憲法第二条、「皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」との条項を念頭に置いた策謀だった。

「皇位継承を安定的なものにする」というのは詭弁であり、その裏には女性天皇や女性宮家、更には女系天皇を可能にし、皇統断絶を謀る為の左翼陣営の一里塚。

 現代人の安っぽい価値観と驕りから、皇統の問題を現代の価値観や法令で語ることに違和感というか怒りを覚えていたが、翌年、秋篠宮家に長男が誕生し、流石の小泉も皇位継承順位を性別に関係なく長子優先とする法案の提出を断念した。

 その後、皇位継承問題は落ち着いたと思いきや、民主党政権下、インチキ保守の野田佳彦が、「安定的な皇室活動」というまやかしから女性宮家問題を提起した。悠仁親王殿下が成人となられ、御成婚し、嫡子が誕生するまで約20年はかかるだろうことを、何故に現代で法令を作って迄も変えいうとするのか。

 万世一系百二十六代の皇統が貴重である理由は、神武天皇から連綿として一度の例外も無く、「男系」で繋がっているという厳然たる事実である。安定的な皇位継承を図るならば、占領下にGHQから強制的に臣籍降下させられた旧宮家の方々の皇籍復帰を成し、更には堂上公家を元に復せば解決する問題ではないのか。

 堂上公家とは、「摂家」と言われる、「近衛、鷹司、一条、二条、九条」の五家及び、「清華家」である、「三条、菊亭(今出川)、徳大寺、西園寺、花山院、大炊御門、久我、醍醐、広幡」の九家のことをいう。

「旧宮家の復帰が皇位継承安定策の選択肢になり得るとの認識を表明していた」安倍だが、先日、「皇籍を離脱された方々は民間人として生活を営んでいる。私自身が(離脱の)決定を覆していくことは全く考えていない」と述べている。

「旧皇族は今上陛下と血筋が違う」との意見があるという。皇位継承で大事なのは神武天皇以来の「男系」の血筋であるということ。長く民間人だったとして何が問題か、宮家の再興は皇室の本分である祭祀を継承して戴くということにある。

「女性宮家」を創ったところで祭祀を継承するのは不可能なこと。精々、女性皇族として国賓・公賓への接遇や会見、会食などの御公務のみである。要は、女性宮家というのは、女性皇族を都合好く政治に利用しようという姦計である。

 取り敢えず第九条改正で保守派を懐柔している安倍だが、皇位継承問題でもインチキ保守の正体が露わになった。真の保守政治家であるなら、占領下に廃絶させられた明治欽定憲法を復元し、旧皇室典範を天皇に奉還する為に心血を注げ。

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2019年05月03日

何故に米国製の日本国憲法の施行を記念しなければならないのか

 本日は「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する日」だが、何故か現憲法を頂戴した有難い日となっている。「憲法記念日」との名称は「終戦記念日」と同じく、米国が謀った戦後民主主義教育に因る洗脳の最たるものである。

 国の成長を期する日であれば、国の成長を阻害する元凶でもある現憲法を見直しは必至であり、名称も「新憲法の制定を祈念する日」こそが相応しいと思う。

 改憲派に現憲法否定の理由を聞けば「米国から押し付けられた憲法だから」という声が少なくない。だが、米国から押し付けられたものは憲法だけではない。戦後民主主義や新自由主義、現皇室典範や労働三法も教育委員会も米国製である。

「押しつけ」がダメなら、ファッションや米国製の価値観も否定すべきであろう。何より、米国の御蔭である戦後の平和や繁栄に感謝しつつ、米国依存から脱却しなくてはダメだろう。我が国の重苦しい閉塞感や欠落している国家の大本を取り戻す上で、隘路(あいろ)を切り開くには米国製の現憲法を見直す以外には手は無い。

 現憲法で得たものは成否は別として、「自由主義」「民主主義」「人権尊重」「平和主義」等であり、今日の日本の基を築いたと言っても好いだろう。

 一方で、「礼節」「長幼の序」「忍耐」「我慢」「滅私奉公」「信義」「忠義」「孝養」「恥」等等、失ったものはそれ以上に多い。失ってしまったものが現憲法の所為かどうかは分からないが、日本人は利己的なことを恥じない人間ばかりが殖え、自己犠牲の精神など皆無。この事実は敗戦後の占領政策以降であるのは明らか。 

 己を犠牲にして他人に尽くすことこそ日本人たる所以であり、美徳美風というものなのだが、今や心の中の高貴さを失い、高邁な知性の磨きを様を忘れ、目先の価値観が優先されて、目先の欲望に溺れてしまってそれに気付くこともない。

「米国の押し付け憲法」と言うのは容易い。現実は大日本帝国(明治欽定)憲法第七十三条による改正に拠って施行されたのだ。昭和20年11月3日の公布式に於いて、昭和天皇は「朕は、日本国民の総意に基いて、新日本建設の礎が、定まるに至つたことを、深くよろこび、枢密顧問の諮詢及び帝国憲法第七十三条による帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる」と裁可なされた。

 憲法制定当時、我が国は連合国の占領下に在り、政府にしてみれば不本意ではあるが、米国の様々な条件を呑まざるを得なかったというのは事実である。

 現憲法が帝国憲法73条に拠る改正であるなら、安易な憲法改正は逆効果。旧帝国憲法の復元・改正こそ我が国の執るべき道である。安倍は、憲法第9条に自衛隊を明記しようとしているが、公明党と同じ「加憲」であり、目先の改憲で現憲法を絶対的なものにしようとしていることからも究極の護憲派であるというのが正しい。

 安倍は自民党総裁として、自民党が掲げる新憲法の草案の是非を国民に問うべきだが、何故か第9条のみに拘る。安倍の改憲案は保守票欲しさの目晦ましである。

 自民党憲法草案には第一条には、「天皇は日本国の元首である」と明記している。だが、現憲法と同じく、「日本国及び日本国民統合の象徴であって、その地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」としていることでも杜撰さが際立つ。

 令和の御代となり、御祝いムードの中で、共産党が「即位の礼に国費を投じることは憲法違反」だとか、「我々は天皇制に反対している。つまり国民の総意ではなく天皇の存在は違憲である」といういつもの屁理屈を垂れ流している。現憲法第一条の「総意」こそが違憲の論拠を与えてしまっていることに刮目するべし。

 第二条も然り。「皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」とある。つまりは、天皇の弟の秋篠宮殿下ではなく、愛子内親王殿下こそが憲法上の正統な継承者であるという妄言が罷り通る。

 憲法以前の御存在である天皇を、憲法との整合性や配慮などと語ることがあってはならない。現憲法第一章の「天皇」の条項は削除し、旧皇室典範を復元して天皇に奉還すべきであり、皇統は現皇室典範や臣下である政権が関わるべき問題ではない。

 5月3日は、現憲法を思い出として「記念」する日ではなく、新憲法の制定や大日本帝国憲法の復元・改正を心から「祈念」する日であらねばならない。

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2019年05月01日

令和元年を迎えるに当り謹んで皇室の弥栄を寿ぎ奉ります

 元号制定過程に問題はあるが、令和元年を迎えるに当り、謹んで皇室の弥栄を寿ぎ奉ります。心ある国民ならば日本に生まれた者としてその祖国日本を憂い、心中密かに期するものがあるだろう。今回の一連の儀式を共産主義者の謀とはとは知らずに喜ぶ姿は、軽々しいものではあるが現代日本人らしくも感じる。

 憲法以前の御存在であらされる天皇をクソ憲法の範囲内で語り、退位法案を成立させ、天皇の大権である元号制定権を簒奪した安倍の意向を汲んだ元号を有難がるかの様な世間の盛り上がりに興覚めし乍ら、昨日一日の動向を見ていた。

 明治22年2月11日の紀元節、明治天皇は、大日本帝国憲法施行の際の勅語の中で、「惟フニ我カ祖我カ宗ハ 我カ臣民祖先ノ協力輔翼ニ倚リ 我カ帝国ヲ肇造シ以テ無窮ニ垂レタリ 此レ我カ神聖ナル祖宗ノ威徳ト並ニ臣民ノ忠実勇武ニシテ 国ヲ愛シ 公ニ殉ヒ 以テ此ノ光輝アル国史ノ成跡ヲ貽シタルナリ」と思召し遊ばされた。

 正しく天孫降臨の御神勅の精神の継承であり、「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」と示す様に、正しく我が国は「天皇国日本」であり、忘れてはならない万古不磨の大原理大原則であることを我らは肝に銘じなければならない。

 悲しい哉、現憲法というものは、GHQの「神道指令」に拠り、歴史的に継続された祭祀に関する天皇の役割を否定されてしまい、大義が消し去られ、天皇を象徴として国事行為をさせる政府の傀儡の如く扱き使うだけの条項が並んでいる。

 天皇にとって大事なものは「祭事」であり、憲法に明記されてる国事行為より優先されるべきものだ。歴代天皇が古来より司って来た祭事は、現憲法に因って天皇家の私事になり、天皇の最重要儀式である「大嘗祭」の規定は最早存在しない。

 天皇は憲法上の制約から、国事行為として「国会の開会式」「首相や最高裁長官の親任式」「大臣の認証式」、国賓・公賓への接遇や会見、会食などの激務を熟している。今回の譲位と即位式が「先例に成り得る」という。つまりは現憲法を保持し、国事行為を見直すことなく天皇を利用し続けるということだ。

 令和の御代も、自民党政権に弄ばれる運命なのは火を見るより明らか。陛下は愚生と同年代、20年もすればまた退位か。皇嗣である秋篠宮殿下が即位するのを待たず、今後は、反天皇勢力に因って女性・女系天皇論が席巻して行くのは明らか。

 過去に亀井静香が陛下との会食の際に、「権力の象徴である江戸城にお住まいになるのは相応しくないのではないか」と発言したことがあった。国事行為を語らずに遷宮を語ることは軽々しいものであるが、今となれば亀井のこの発言は一理ある。

 天皇の祭事は、元旦未明に斎行される「四方拝」に始まり「歳旦祭」「元始祭」や毎月の旬祭など年に50回程に上る。高齢を理由に祭祀の簡略化が謀られたが、「国安かれ民安かれ」と国家国民の安寧を祈る存在こそが天皇なのである。

「豊葦原の千五百秋の瑞穂国は是れ吾が子孫の王たるべき地なり、宜しく爾皇孫就いて治せ、行矣。宝祚の隆えまさむこと当に天壌と窮り無けむ」

 天皇が政治に利用されることのない尊い存在として祭祀を執り行って頂く為に、京都御所への遷宮ということも考えて行かねばならない時期に来ている。

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