2018年07月

2018年07月30日

放射線は100mSvを超えないとホルミシス効果は無い

 原発事故以来「放射線から子ども守ろう!」といった反原発運動を始め、放射線への恐怖だけが蔓延し「鼻血が止まらない」とか「奇形が生まれた」などといった荒唐無稽な妄言や流言蜚語が飛び交ったのは、福島県民にとって大迷惑なことだった。

 放射線は100mSvを超えないとホルミシス効果が無いと言われており、低放射線は生命体が生きて行く上で必要不可欠な要素でもある。ホルミシスとは、何らかの有害性を持つ要因について、有害となる量に達しない量を用いることで有益な刺激が齎されることをいう。例えば、毒蛇の血清が毒蛇から作られている様なものだ。

 放射線は多少の損傷を修復したり、異常を起こした細胞を死滅させたりする効果がある。放射線治療が正にそう。人類は放射線を利用しながら進歩して来たと言っても過言ではなく、逆を言えばホルミシスにも役に立たない程度の放射線は科学者にとって研究対象にもならない。科学や工学は、役に立って初めて意味あるものとなる。

 放射線以外で、例えば「塩分」も生きる上では必要な栄養素の一つである。摂り過ぎると高血圧や脳卒中の原因になると言われているが、摂取しなけりゃ死に至る。

 我が国の基準値は本来、最高血圧が160~最低血圧が95mmHgだったのだが、20平成12(2000)年に、最高血圧140~最低血圧90に引き下げた。昨日まで血圧が150~92という正常値だった健康な人が、いきなり高血圧患者されてしまった。

 血圧の基準値を下げたことで、新たに2100万人の高血圧の患者が増え、これまでと合わせ3700万人が高血圧となり、これに比例して癌患者が殖えたという。

 80歳の人の5年生存率を最高血圧から調査した研究では、最高血圧が180以上の人達の生存率が最も高くなり、最高血圧が120~140のグループの生存率が一番低いという。抑々、高齢になると血圧が高くなるのは正常な生理作用でもある。

 それを薬で無理無理下げてしまうことでリスクが発生するのは当然といえば当然のことだ。だが、何故か是正されることはなく薬が処方されている。

 放射線も同じで、浴び過ぎると「癌」になり易くなるという単純な理屈だけだ。福島の放射線は、ホルミシスにもならない微量な線量であり、それを怖がって避難指示が出され、科学的根拠もない除染作業に莫大な血税が費やされている。

 人の死は平等に与えられている。日本では今や国民の三分の一が癌で亡くなると言われている。癌は別に放射線だけが原因でもないし、怖いものでもないという。「患者よ、がんと闘うな」を上梓し、「癌は切るな」「癌検診、百害あって一利なし」という独自の理論を展開する慶応大学の近藤誠は、次の様に語っている。

「癌治療が苦しいのは、手術や抗癌剤治療を受けるからで、これらをなるべく避けて治療すれば、治るものは治るし、治らない場合にも、そう苦しまないで済む対処法も進んでいるから末期癌でも最後まで意識清明でいられる」

 放射線や受動喫煙の発癌性をとやかく言うが、降圧剤は発癌性も然ることながら感染症のリスクも増すことも報告されている。福島原発事故に因る放射線やタバコより、降圧剤に因る弊害の方が遥かに高いのだが、何故か騒がれない不思議。

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2018年07月29日

朝河貫一博士は米国にとって都合の好い日本人だった

 購読している福島民報新聞に、朝河貫一博士の第3回目の特集記事が出てた。記事を読むと、尋常中学校(現安積高校)や学生時代の多感な時期に、英語教師とキリスト教との出会いが、その後の朝河の人生を決定付けたのは間違いなかろう。

 東京専門学校(現早稲田大)に入学して間もなく、中学時代の英語教師の月々の給料120円(現在で240万円)が高過ぎるとの理由で解任されるに当たって、福島県議会に建白書を送っている。だが、月々240万円って幾ら何でも高いだろう(笑)

 こういう疑問より、議会に抗議するというのも、若い頃の特権と言えばそれまでだが、何か若い時分から、反骨や正義を履き違えている様にも見える。

 この英語教師だが、通信技師として来日する前は、インドや米国、支那などへの渡航歴があり、そうした海外の現状を朝河に話したであろうことが想像出来る。

 朝河の思想形成はこの英語教師に拠るところが大きい。そんなこともあってか、「上京翌年にはキリスト教の洗礼を受けてキリスト教徒になった」との記述がある。やはり朝河の正義感や行動の裏にはキリスト教徒の教えがあることが窺える。

 アジアの動乱の原因は、昔から米国と共産主義だった。大東亜戦争というのも米国とソ連コミンテルン、中国共産党、そして日本国内の共産主義者が仕組んだ共産革命実現の為の愚かな戦争であったというのは歴史的に明らかになっている。

 19世紀末から20世紀前半にかけアジアの動乱に米国人宣教師の果たした役割は大きく、日露戦争後の動乱全てにキリスト教徒と天道教徒が係っている。

 日露戦争後の朝河の行動も、正にこれと同じで、キリスト教徒としての策謀が見え隠れする。日露戦争勝利後、国内では「ロシアから賠償金を貰え」とか、「朝鮮半島の権益を分捕るべきだ」という強硬な世論が席巻していた。

 日露戦争そのものを批判していた朝河は、まさかの日本勝利に驚くきつつも、「日本は金や領土の為ではなく、アジア解放という大義の為に戦ったのだから、そんなものを要求してはならない」と説いて回ったというから厭きれる。

 ロシアとの講和では、満州に於ける権益を得るも、朝河の目論見通り、ロシアから賠償金を取れず、財政も窮地に立たされることとなった。国民世論は激高し、日比谷焼打事件など各地で暴動が起こった。朝河のしてやったりの顔が浮かぶ。

 だが、日露戦争で我が国が勝利したことで、15世紀の大航海時代以来、白人に因る世界制覇の滔々たる流れが大きく変化し、全世界の有色人種に強烈な影響を与えることなったのは誰もが知るところ。日本勝利の報は米国の怒りを買った。

 日露戦争勝利から15年後、パリ講和会議に於いて我が国は、国際連盟規約に「人種平等の原則」を入れる提案を行う。然し乍ら、人種偏見逞しい米国大統領ウイルソン議長に「全会一致が原則」との詭弁を弄され拒絶されてしまう。

 米国の人種差別、日本人蔑視は已むことなく、結局、日露戦争が齎した歴史的課題である、「人種平等の原則」の本格的実現は、我が国は敗れはしたが大東亜戦争後に漸く実現し、その歴史的大使命が果たされることとなるのである。

 大東亜戦争を戦わなければ、米国の人種差別、日本人蔑視は留まるところを知らず、傲岸不遜な世界支配、アジア支配が続いていただろうことは明らか。

 朝河が、戦争回避の為に陛下へ親書を認めたというのは詭弁であり、日本人蔑視の「黄禍論」に傍観を極め込んで何が戦争回避か。朝河は平和主義者ではなく、米国のスパイであり、米国にとって利用価値のある都合の好い日本人だっただけ。

 キリスト教徒の工作は枚挙に遑なし。ハーグの国際会議後の動乱は、安重根に代表される様にキリスト教徒が主体で、明治43年(1910年)8月に発覚した「寺内総督暗殺未遂事件」で122人が逮捕されているが、その殆どがキリスト教徒だ。

 米国に本部が在る朝鮮独立の為の秘密結社「新民会」が「五賊」「七賊」所謂「親日派」の大臣暗殺計画を行っているが、これも米国とキリスト教が暗躍している。3.1独立運動。支那での5.4運動然り。反日テロを繰り返し、支那事変から大東亜戦争へ進んで行くのも、キリスト教徒と共産主義の巧妙な活動が最大の原因。

 20世紀とは、自由と平等の名の下にプロレタリア独裁を標榜する共産主義が猛威を振るった時代であり、今正に、キリスト教徒の望んだ中国共産党が世界の脅威となっているのは、米国の悪因悪果、因果応報。朝河もその一人である。

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2018年07月24日

朝河貫一博士が持て囃されているが

 二本松出身の朝河貫一博士が持て囃されている。別に同郷の学聖を貶す訳ではないが、朝河博士が唱えた平和主義は、米国の国益を優先した平和主義であり、敗戦後の日本に蔓延してる戦後民主主義と同じ価値観であると言って好かろう。

 県立図書館では、「海を渡ったサムライ‐朝河貫一没後70年記念展」が開かれており、昨日も郡山市で、「朝河貫一博士からのメッセージ」が催されていた。

 朝河博士は、幼少期から勉学に励み、早稲田大学を経て米国の大学に学んだ向学心は認めるが、その正義感は多感な時期に形成される幼稚な正義感でもある。朝河博士の歴史認識、取り分け明治維新後の近代史に着目すれば、日露戦争から大東亜戦争に至るまで、当時の日本の外交や軍国主義の台頭を批判している。

 朝河博士の平和主義は日本人としての思いというより、米国の国益に適った米国の戦いを正当化するものでしかない。米国内では日本人を好戦的人種であるとして「黄禍論」を煽り、軍閥の独断専行であると批判しているが、博士の主張も同類。

 朝河博士は、「日米開戦回避に奔走した」というが、朝河博士の主張は我が民族の精神と恒久的平和主義を根底から否定することから始まっており、要は、戦争回避が不可能というのを見越した上での在米日本人の言い訳でにしか感じない。

 天皇陛下への親書が、戦争回避に繋がると思っていたとしたら実に御粗末な話である。欽定明治憲法下に於いては、国務は国務大臣、統帥は参謀総長及び軍令部長が陛下を輔弼し、その責に任ずることになっている。つまり天皇には法的権限が無い。

 残念乍ら、陛下には、法的な責任も戦争回避を決断する御立場にはあらせられない立場だった。逆の見方をすれば、戦争を実行したのは昭和天皇という考えているのだろう。戦後の共産主義者らが謀った「昭和天皇戦争責任論」と同じである。

「戦争回避を実現したかった」というのが朝河博士の真意ならば、昭和天皇ではなく、当時のルーズベルト大統領を筆頭に、米国名に横溢していた日本と日本人への偏見である「黄禍論」を糺すことこそすべきだったのではあるまいか。

 大東亜戦争前、国会に於いて戦争回避の演説を行い、対米戦争は間違いであると批判したのは大日本愛国党総裁の赤尾敏唯一人だった。右翼は好戦家だと言われるが、その実は共産主義者こそが好戦家なのである。先の大戦も戦争犯罪人は大日本帝国憲法でもなく、統帥権でもなく、況して軍部でもなければ日本の軍国主義でもない。

 先の大戦に於ける真の戦争犯罪人というのは、近衛文麿と尾崎秀美らそのブレーン達、即ち日本国内で蠢いていた共産主義者らであり、マルクス・レーニン主義という悪魔の思想が昭和の悲劇を生んだということは今や歴史的事実である。

 多くの戦死者、戦災者を出し、日本の資産の大部分を失った大東亜戦争とは、ソ連コミンテルンと中国共産党、そして日本国内の共産主義者が仕組んだ共産革命の実現の為の争いであったが、支那事変や満州事変を断じた朝河博士も同列である。

 朝河博士が平和主義者なら、批判すべきだったのは十五世紀の大航海時代以来の、白人に因る世界制覇と人種差別と植民地支配であり、開戦の決断に至る「ハル・ノート」であり、敗戦後の米国が行った様々な不正義と不条理であった。

 朝河博士の理念の根本は、我が国の歴史の否定あり、戦後の米国が押し付けた戦後民主主義教育と同じである。ここに来て朝河博士が持て囃されるのも、未だ我が国が米国の価値観とまやかしの平和主義から目醒めていない証左でもある。

 米国の平和主義とは傲岸不遜な不正義でもある。そうした米国の国益を重んじた朝河博士が、平和主義者というのはチト持ち上げ過ぎだろう。朝河博士も、余りの持ち上げぶりに草葉の陰で赤面してるのではあるまいか。呵呵大笑。

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2018年07月23日

「大聖寺盆施餓鬼並びに新盆供養会のご案内」という胡散臭げな新聞広告

 今日の新聞には共同通信社の定例の世論調査が出ている。この数字に意味はないが、要は、世論調査での質問はマスコミが誘導したい作り上げたい世論であり、反対意見の多くはマスコミやの新聞記事を鵜吞みにしてる情報弱者に拠るものだ。

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 閑話休題。新聞の社会面に「大聖寺盆施餓鬼並びに新盆供養会のご案内」という広告が出ていた。説明文を読むと何か胡散臭さがプンプン。考えた本人はさぞや御満悦な様子がイタイほど伝わってくる。この広告はこの時節の恒例でもある(苦笑)

「毎年八月恒例のお盆の法要は、現在本堂修復工事中であり、猪やアライグマ等の『森の友だち』跋扈する境内では安全保障されないと判断し、大聖寺本堂では再稼働が出来ない為、友情と思いやり溢れるノンフィクション学園ドラマ「(仮称)いい土地&いいね!アッキー登場熱望と妄言忘却の実践活用編」の放送を待ち焦がれる大聖寺住職から、美しい国の外遊過多で蚊帳の外化と賭博化を危惧しつつ、真夏日猛暑日(再来年如何に)をお過ごしの檀信徒様にご参会下さるよう『憲法二十一条』言論表現の自由と丁寧な説明を以て案内申し上げます」

 非常に意味有りげというかバカにした様な言葉で、原発と森友学園問題への揶揄、安倍の外交を「外遊過多」腐し、「蚊帳の外」と拉致問題は他人事、IR法案を暗に批判する。ここまで来れば最早ビョーキ。檀信徒が可哀想にも感じる。

 最近の坊主というのは世襲というか家業の様なもので、ロクに修行もせずとも後継者になれる。収入は檀信徒からの御布施と葬式。開祖の坊さんらよりも立派で煌びやかな衣装を身に付けて御経を唱え、それを遺族らが有り難がる。

 修行不足も然ることながら、世間とは隔たった環境に居る為に考えも軽軽しく、幼稚な正義感をひけらかし、偏狭な倫理観を押し付けてる坊主も少なくない。

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 大聖寺といえば「親父の小言」が有名である。短い言い伝えだが、考えされる文言が多い。同じ寺の住職とは思えない軽佻浮華ぶりは嗤える。

「親父の小言」とは、相馬藩大聖寺暁仙僧上が昭和3年に書き残したとされるもので、中々含蓄のある言葉が多く、県内では額に入れ飾っている家庭も多い。「親父の小言」がラベルになった日本酒もあり、贈答に喜ばれている。

 【親父の小言】

 火は粗末にするな
 朝きげんよくしろ
 神仏をよく拝ませ
 不浄を見るな
 人には腹を立てるな
 身の出世を願へ
 人に馬鹿にされていよ
 年寄りをいたわれ
 恩は遠くから隠せ
 万事油断するな
 女房のいうこと半分
 子のいうこと八九はきくな
 家業は精を出せ
 何事もかまわずしろ
 たんと儲けてつかへ
 借りては使うな
 人には貸してやれ
 女郎を買うな
 女房を早く持て
 難渋な人にほどこせ
 生き物を殺すな
 年忌法事をしろ
 義理は必ず欠くな
 ばくちは決して打つな
 大酒は呑むな
 大めしを喰うな
 判事はきつく断れ
 世話焼になるな
 貧乏を苦にするな
 火事の覚悟をしておけ
 風吹きに遠出するな
 水はたやさぬようにしろ
 塩もたやすな
 戸締まりに気をつけろ
 怪我と災は恥と思へ
 物を拾わば身につけるな
 小商ものを値切るな
 何事も身分相応にしろ
 産前産後を大切に
 小便は小便所へしろ
 泣きごとは必ず云うな
 病気は仰山にしろ
 人の苦労を助けてやれ
 不吉は云うべからず
 家内は笑ふて暮らせ

(福島県相馬市 大聖寺 暁仙 昭和三年)

 確かに小言には「ばくちは決して打つな」とある。IR法成立が賭博化と言いたいのだろうが、一回6000円も入場料を取られる博打に一般人が行けるとは思えない。賭博化云々ならば毎日やれるパチンコを危惧し批判するべきだろう。

「火事は覚悟しておけ」とある。先の大震災は火事ではないが、災難はいつあるか分からないから用心し、また起きてしまった事は災いと思って受け入れるべしという戒めだろうが、この坊主はいつまで原発事故を利用するのか。

 況してや、「泣き言はいうな」「怪我と災は恥と思え」とか「自らに過信するな」とあるが、この案内状はそうした訓えと逆行してはいないか。

 何より、「小便は小便所でしろ」と言ってる様に、何事も決められた場所で行えということ。仏門にいる者が、何を勘違いしているのか。大聖寺というと真言宗だが、まるで共産党に牛耳られた浄土真宗大谷派と似たり(苦笑)

 詩文にも秀でた開祖の空海(弘法大師)と比べるのも痴がましいが、こんな仏の道の訓えとは程遠い御粗末な文面を書いて悦に入ってるようじゃホント情けない。相馬藩主とも縁のある由緒正しき寺にしてはその浅識甚だしい。

 浪江の被災者として、もう十分な補償は戴いたのだろうし、その過分な金の一部を使って修行し直しなさいな。南無大師遍照金剛。Ω\ζ゜)チーン 合掌。

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2018年07月21日

福島を貶め続けてる山本太郎が「カジノより被災者を助けて」だってよ(苦笑)

 統合型リゾート施設(IR)整備法が成立した。野党は「災害よりギャンブル」だと反対してるが、こんなことで被災者を利用して政権批判とは飽きれるばかり。

 立憲民主党の枝野幸男は、「被災者よりギャンブル」と言ってはいるが、被災者対策の法案を阻止するかの如く、内閣不信任案を提出し、その趣旨説明を延々と話し続け、実に2時間43分の国会演説最長記録を樹立したのは嗤える(苦笑)

 山本太郎が、「カジノより被災者を助けて」と己のパフォーマンスを自画自賛しているが何かの間違いではないのか。福島原発事故後、山本は「福島県内の農家は汚染物を作りバラ撒き続けている」「福島県産を買うくらいなら中国産を買う」などと福島県を貶め、福島県人への差別を助長したことは絶対に忘れない。

 アホ太郎を筆頭に、反原発派というのは事在る毎にフクシマを利用し、原発事故にもめげずに福島に留まり、懸命に頑張ってる県民に対し、「福島から一刻も早く避難したいと思っている多くの人の邪魔をしているだけだ」と口外して憚らない。

 そんな輩らが、「良識の府」と呼ばれる参議院に居ることが異常で、被災者に寄り添ってるかの様なパフォーマンスに興じていることに嫌悪感を覚える。

 抑々、参議院の良識とは「政治的良識」であり、その行動や言論にも政治的良心が備わっていなければならない。党利党略、パフォーマンスを優先し憲政史上例がない国会本会議で、ああいう御粗末な垂れ幕を掲げて悦に入る彼奴らに、政治的良識どころか一般的な日本人的良心も備わっているとはとても思えない。

 IR法案(カジノ法案)に反対する勢力は、ギャンブル依存症を論い、「賭博で負けた人の金を巻き上げて経済成長しようというのか」と批判する。

 それを言うなら、何故に競馬や競輪、競艇やオートレースなどの公営ギャンブルを廃止するなどの対策は講じたのか。何より、「健全な娯楽」とは程遠いパチンコの規制や廃止は何故に声を上げないというのは整合性に欠けてはいないか。

 恥ずべきことに、我が国の基幹産業となってしまった感のあるパチンコ産業だが、パチンコを「健全な娯楽」などと思ってる人などいないだろう。

 パチンコの営業形態は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風適法)の第二条第一項第七号」に基づいて運営されるの御承知か。

 風俗営業として、客が遊技の結果得た鋼球をパチンコ店が指定する特殊景品と交換し、景品買取業者(古物商)が運営する景品交換所がそれを買い取る形で現金と交換するシステムだが、これが射幸心を煽りギャンブル性を高めている。風適法により形的には一見合法となってはいるが、実態は完全な賭博であるのは明らか。

 この理由が合法というのならば、例えばゲームセンターが同じ様に特殊景品を扱い、それを景品買取業者に買わせてもOKとなるが、直ぐ逮捕されるだろう。

 然し、何故かパチンコ規制されずに許可され続け、その結果、犯罪の元凶となり、自殺や家族離散、自己破産などなど不幸を量産している。諸悪の根源でもあるパチンコが何故に規制されないのかといえば、何のことはない、規制・取り締まるべき警察の天下り先となり、今やパチンコ産業はテレビ新聞の大スポンサーだからだ。

 マスコミは、ギャンブル性の強いパチンコやパチスロの違法性や、警察官僚や県警幹部の天下りを糾弾すべき立場にいることは頬っ被りして、スポンサーであるパチンコ屋の御機嫌を伺い、拱手傍観を極め込んでいるというのが実態なのだ。

 カジノ利権というのも、パチンコ利権や原発事故を利用した再生可能エネルギーの利権と同様に、誰かが美味しい汁を啜ってるのだろうが、パチンコや再生可能エネルギーと同じく、意外と自民党より野党を支持してる勢力だったりして(笑)

 愚生の場合カジノというのは行ったことは無いが、競馬や競輪の様に誰でもサンダル履き、ステテコ姿で入場出来るのか。カジノへの入場料が6000円、然も日本人は多くて週に3回、月に10回までと決められている。ドレスコードなどもあるだろうし、毎日行けるパチンコと違ってギャンブル依存症になるとは思えない。

 大手製紙会社「大王製紙」のボンボン・井川意高がバカラ賭博で大損したり、地元郡山市でもヨークベニマルの故大高善兵衛が破産したり、湖南交通のバカ息子が大負けして親にケツを拭いて貰ったりした例があるが、そんなのは稀だ。

「ギャンブルはダメ」「タバコもダメ」といった規制ばかりを強化することで、融通の利かない堅苦しい社会に変質して行くのと比例して、無秩序を溜め込んで精神を病む人が殖えるだろう。何事も程好い「遊び」というのは大事なことだ。

 競馬や競輪もパチンコも息抜きだが、パチンコは公営ギャンブルではなく民間企業が経営しており、それ故に経済の波及効果は無く、ハマればハマるほど不幸が量産されて行く。IR法案を可決したなら、パチンコ廃止法案も成立させるべし。

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2018年07月20日

福島県内で中日新聞主催の講演会が行われる不思議

 地元紙に先月28日、三春町で政治学者の姜尚中と三春町在住の玄侑宗久が「こころの好縁(こうえん)」と題した講演内容が載っている。主催は何故か朝日新聞よりも悪質な中日新聞。この2人に中日新聞の主筆小出宣昭が加わる。

「東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの真の復興と日本の行方について考える」との内容から、その胡散臭さが分かるというもの。姜尚中は本名は「長野鉄男」。熊本県出身だが、朝鮮名の方が何かと便利なので朝鮮名を名乗っている。

 東大名誉教授の肩書と物静かな物言いが尤もらしく聞こえるが、その内容は実に薄っぺらなオナニー的主張ばかり。姜は、東日本大震災での犠牲者を数字の大小で表した「定量化」に強い違和感があったという。暗に、原発事故での避難者に限らず、数字で表せない放射線被害者はそれ以上にいると言いたいのだろう。

「死者は第二次世界大戦より少ない」という戦争経験者もいたという。そんなことを言った戦争経験者がいたとは思えないが、こういう如何にもといった例を出して聴衆を誑かすのは姜の得意とするところ。エネルギー政策を考えるのは好い。

「軍艦島からエネルギーの明治150年を追い掛けてきた」と腐し、「日本列島のどこで震災が起きてもおかしくない。南海トラフ巨大地震が発生したら犠牲者は天文学的数値になる」と危険を煽る。要は、南海トラフ上に在る静岡県の浜岡原発と四国愛媛県の伊方原発のことを示唆してるのだろう。日本の技術力を信じたら如何。

 その上で熊本地震の例を挙げて、「被害状況をお金に換算した」ことを批判する。これも被害額と実際の犠牲者数は違うと言いたいのだろう。「情を持ち、筋道を立てる理(ことわり)を尽くすのが政治」というのに異論は無い。

 姜はこう続ける。「情もなく理もない現在の政治に大きな疑問を感じる」と暗に安倍政権を批判する。要は、コレというか安倍批判をしたいのだろうな(笑)

 玄侑宗久は三春町の臨済宗福聚寺住職で、「中陰の花」で芥川賞を受賞した人物である。地元紙のコラム「日曜論壇」にも登場する無自覚左翼でもある。否、左翼活動家といっても好いくらいその考えは偏狭的且つ左翼的なものばかり。

「知識の分断を懸念するとは何のこっちゃ?」と思えば、空間(室内)放射線線量、「毎時0.23μ㏜(マイクロシーベルト)」について、国の放射線審議会が、「市民が混乱するから基準の数値は変えない」という方針に苦言を呈している。

 愚生も毎時0.23μ㏜という数値には違和感を覚えている一人だ。この数値は年間被曝線量を1m㏜(ミリシーベルト)とした場合の数値だが、国際基準の年間被曝線量は20m㏜であり、除染作業にしろ復旧復興の遅れもこの数値が元凶でもある。

 年間被曝線量1m㏜は原発事故が起きた際の民主党政権下で、大の嫌煙家で健康オタクの小宮山洋子を中心に国民議論もなく実行されたものに過ぎない。

 玄侑は、愚生とは真逆で「この数値を更に厳しくするべきだ」との認識から批判している。その上で「再び原発事故が起きたら知識の分断が起こるだろう」と妄想を逞しくする。「知識の分断」とは哲学的ではあるが全く以て意味不明。こんなこと聴衆が聞いて理解したとは思えない。分かったフリをしているだけだろう(笑)

 原発事故は民主党政権下で菅直人が引き起こした「人災」である。大事なのは二度と人災を繰り返さない為にはどうすべきかであり、またこの事故での教訓を将来どう活かすかだ。「再び原発事故が起きたら」とは他人事にしか聞こえない。

 国内原発に限らず、いつか起こるであろう韓国や中共、或いは世界に在る原発事故に対して、福島原発事故の収束技術と正確な科学的データが活かされることこそ大事であって、今更、被曝線量を見直して基準を高くすることではない。

 玄侑は、「市町村の自治体がしっかりしていれば災害にも素早く対応できる」と述べている。ならば、西日本での豪雨災害も同じだろう。自治体の問題点は沈黙し、「赤坂自民亭」と揶揄し安倍政権のみを断じるのは整合性に欠ける。

 この二人に共通するものは、安っぽい正義感と偏狭な主義主張の押売り。抑揚を抑えて如何にも正論ぶるが、中身は全く無い薄っぺらい倫理観でしかない。

 左翼どもの鼎談の目的は、「フクシマ」を利用した反原発運動と安倍政権批判であり、鼎談の中身も上っ面のキレイゴトを滔々と語っているに過ぎない。

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2018年07月17日

戊辰戦争開戦150年、「領民が東西両軍を問わず戦死者を手厚く葬った」という美談

 白河市で戊辰戦争開戦150年を記念してた「甦る仁のこころ合同慰霊祭」が14、15日に催された。「領民が東西両軍を問わず戦死者を手厚く葬った」と称え、安倍首相からも先人の行為を讃えるビデオメッセージが届いたというニュースを見た。

 別に、西軍が東軍死者の埋葬を許した訳ではない。西軍の非情さは周知に知れ渡っており、領民は味方の戦死者その儘で放置しておくのは忍びないと、西軍戦死者の埋葬の陰に隠れてひっそりと葬ったというのが歴史的な真実だろうと思う。

 長州藩だった山口県や大垣藩の岐阜では、盆踊りには白河発祥の「白河踊り」が舞われているという。これは盆に戻って来る精霊を迎え、送るという風習に、白河の戦いでの犠牲者を重ね合わせたことに由来する。この「白河踊り」を持ち上げて、また敵味方関係なく戦死者を葬ったという美談には些か違和感を覚える。

 慰霊碑は、維新後や近年に整備されたもの。その昔は西軍の慰霊碑と比べると東軍の墓は粗末なものという記憶しかない。賊軍(西軍)の戦死者は勝手に葬ることが許されなかった時代に、敵味方関係なく葬ることが出来たのだろうか。尤も、死者を放置すれば疫病が蔓延するし、それを知りながら放置させたとも思えない。

 戊辰戦争では、江戸上野に於いて彰義隊ら旧幕府軍と薩摩藩及び長州藩を中心とする新政府軍の間で「上野戦争」が起きた。この戦いでの戦死者を懇ろに葬ったのは、江戸領民でもあった新門辰五郎などの侠客や火消しの衆だったと聞く。

 戊辰戦争の激戦地となった郡山市と猪苗代町の間に在る母成峠の奥地では、昭和50年の頃だったか、東軍戦没者の山積みにされた遺体が見つかっている。今でこそ整地され、知事揮毫の慰霊碑が建立されているが、発見されるまでは困難を極めた。

 戦死者の墓標も立てられずにひっそりと埋葬せざるを得なかったのは、領民にとってはやはり西軍からの「賊軍の死者の埋葬禁止」との厳しい通達があったことが事実であることを窺わせるものだろう。最近は歴史家の中でも、そうした「西軍に因る埋葬禁止の通達は嘘だ」ということを論じている人がいるが、母成峠の戦いでは何故に人目に付かない山奥に埋葬せざるを得なかったのか、詳しく聞いてみたいものだ。

 長州藩士の宇佐川熊乃助が白河市内の寺に埋葬されてるのは、西軍の死者は過分な香華料が支払われたからだろう。二本松の戦いでも同じく長州藩士・白井小四郎が真行寺に埋葬され、金2両が納められていることと同じ理由であると考えられる。

 戊辰戦争以来、新政府軍を率いる薩長土肥連合は東北地方を卑下し、「白河以北一山百文(しらかわいほくひとやまひゃくもん)」と揶揄したのは有名である。「白河の関所より北の土地は、一山で百文にしかならない荒れ地ばかり」という意味。

 この一言でも、如何に西軍が傲岸不遜にも東北と東北人を見下していたかが分かる。そうした東北を蔑む空気が横溢している中で、東北人が死のうが別に気にすることはなく、季節柄、盆ということもあって、踊りに興じただけのことだろう。

「白河以北一山百文」という蔑視は、東北人にとって屈辱的な言葉ではあるが、東北人はそれにめげずに、西軍や明治新政府の侮蔑を奮起する糧とした。「白河踊り」も、そうした東北人の素朴な優しさが西軍の兵士の心に響いたのだと思う。

 参加した山口県萩市の藤道健二市長や鹿児島市の森博幸市長、二本松市長の三保らが「戊辰戦争の悲劇を伝え、白河領民の仁の心を学び次世代に伝える」と悦に入ってたが、戊辰戦争の悲劇を言うなら江戸城開城後にも何故に東軍征伐を謀ったのか。

 江戸城無血開城後の会津戦争や函館戦争に意味があるとは思えない。「蛤御門の変」に見られる様に単なる恨み辛み、個人的な遺恨からの開国であり、官軍を気取った西軍の傲岸不遜と明治新政府の歪な正義と不条理こそ検証しなくてはならない。

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2018年07月08日

テロリスト集団への死刑執行に抗議の声が挙がる不思議

 30人を殺害(他に行方不明者多数)、負傷者数6000名という未曾有の犯罪行為を実行し、皇居などへ炭疽菌やボツリヌス菌を散布するなど国家転覆を謀ったオウム真理教の凶賊らの死刑執行に対し抗議の声が上がっているという。

 オウム真理教は国家転覆を謀った明らかなテロリスト集団であるが、何故かそれを庇い、「麻原彰晃の供述が無いままに死刑執行したことは人権無視の暴挙だ」「狂っている」と騒ぎ立てている。狂ってるのは自分達の方だという認識もない。

 別に麻原が卑怯にも黙秘しようが、オウム真理教事件の真相は裁判で解明されている。因みに、麻原の精神障害らしき症状は「詐病」とされており、麻原の三文芝居に過ぎない。逮捕時のウンコ垂れ流しにしても、ホント役者やの~(苦笑)

 抗議の声を挙げているのは御決まりのアホ左翼らだが、中でもオウム真理教の取材で一躍有名になった有田芳生は、御丁寧にも前日の安倍首相や上川法務大臣らの会合の写真をアップしてその「宴」を批判し、死刑執行に疑問を呈す。

 過去最大の死刑執行を認可した法務大臣は鳩山邦夫の13人。上川陽子大臣は今回の7名を入れて10人。残りのオウム真理教の死刑囚を執行すれば鳩山を抜き歴代最多となる。女性大臣としては大したものだと思うが、反対派はオウム真理教の凶悪な犯罪には沈黙して、上川大臣に批判の矛先を向けて晒し者にする。

 1歳の子供を含む、30人を殺害しても尚も庇う理由を教えて欲しいが、明確に答えている反対派は皆無というのも嗤える。その殆どが「死刑制度廃止は国際的流れ」だとか「麻原本人が供述していないのに」という御粗末な請け売りばかり。

 死刑廃止を訴える胡散臭げな国際団体のアムネスティなども上川大臣への批判の声を挙げる。この連中が、北朝鮮の公開処刑や中共の人権弾圧や人民虐殺に抗議の声を挙げたことがあったか。要は単なる日本バッシングでしかない。

 昨年、ここ10年の法務大臣と死刑執行の数が発表された。10年で18人の大臣が就任している。民主党政権下の柳田稔、仙谷由人、江田五月、平岡秀夫、田中慶秋、滝実。安倍政権下では松島みどりの死刑執行人数は0。仕事もせずに報酬は頂く。

 刑事訴訟法では、死刑確定から6ヵ月以内の執行を定めており、何れも6ヶ月以内に検察庁が法務大臣に「死刑執行上申書」を提出し、規定通り押印し、「法相の命令から5日以内に執行されなければならない」と定められている。

 法務大臣の心情なんぞ関係なし、法務大臣の任を享けたのならば覚悟を以て大臣としての職務を遂行するべきでだ。それも出来ないのなら法務大臣の就任は拒否するべきで、大臣なら何でも頂いておこうとという気持ちが情けない。

 我が国の死刑制度というものは、「仇討ち禁止令」や「決闘禁止」に代わるものとして、明治6(1873)年2月、司法卿であった江藤新平が、「復讐禁止令(仇討ち禁止令。太政官布告第37号)」を発令したことに始まる。

 幕末から維新期の派閥、政論の対立による暗殺とその報復という面があったことから、「この種の紛争を断ち切る」という目的だった。明治22年には「決闘罪ニ関スル法令」も発布され、敵討ちや復讐は全面的に禁じられた。

 主君や親兄弟などを殺した者を討ち取って恨みを晴らすことは、日本人の美意識の顕れともいえる。江戸時代には武士階級の慣習として公認され「敵討ち」と認められれば罪に問われなかったばかりか、それは美化され大衆の支持を得た。

「赤穂浪士」が、未だ日本人の美学とされているのもそういうことだ。現代でも、「死刑制度」を容認支持する国民が80%以上もいるのは、「国が遺族に代わって遺恨を晴らして欲しい」という気持ちの顕れに他ならない。

 死刑廃止論者は、その理由を「国際人権基準」がどうのだと、「非人道的」とか、「生きる権利の侵害」だとか、「死刑囚の資料を精査する十分な時間があったとは思えない」とか、被害者側に立った意見は殆ど聞かない。

「死刑廃止は今や世界の大勢で日本もそうすべきだ」という意見は少なくない。だが、いつも思うことだが、この「世界では」とか、「どこそこの国では」という都合の好い部分しか語らない屁理屈は、実に胡散臭げなものばかり。

「世界ではこうだ」というが、世界で美的感受性や道徳の圧倒的高さを有する国家は我が国を措いて他はない。欧米の都合の好い部分を模倣しようなどというのは、祖国日本や日本人としての外国人コンプレックスの裏返しでしかない。

 世界中が嘘八百並べても日本だけは絶対にしない。絶対に世界の真似をしないという、そういう自信や誇りというものを失ってはならないのだ。そういう意味では、孤高の日本で良いし、死刑制度も日本独自で維持するべきものである。

 死刑廃止の理由を列挙すれば、「法により国が人を殺す事は罪悪で人道に反する」「死刑には期待する程犯罪防止効果は無い」「冤罪の場合に取り返しが付かない」「人間は善を行うべき道徳的本性を先天的に具有しているのだ」など様々。

「冤罪」というのは、袴田事件を見るまでもなく確かに有り得なくはないが、それは警察捜査の傲慢さと科学捜査の正確さが乏しい時代のものが殆どで、そういう疑いのある事件は再審対象にすれば好いだけの話しではないのか。

「人道に反する」とは、「人を裁けるのは神のみだ」というキリスト教的欧州思考に冒されている典型だが、そんなものに与する方が間違いだ。

 左翼人士や自称・人権派弁護士などに、こうした主張をする人を見かけるが、日頃、反米を唱え乍ら、また無神論者であり乍ら、都合の好い部分は「米国でもキリスト教でも利用してやろう」という精神はホント逞しい(笑)

 残虐な犯行をした者が、死刑廃止で国法により生命を保証されるというのも如何なものか。況してや麻原を始め再審請求を利用して執行停止を謀るなど笑止千万。「生」に拘るより「死」を以て償うべきだと思うのは愚生だけではあるまい。

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2018年07月07日

国家転覆を謀ったオウム真理教の凶賊らの遅過ぎる死刑執行

 松本サリン事件7名、地下鉄サリン事件12名、坂本弁護士一家殺人事件など計30人を殺害(他に行方不明者多数)、負傷者数6000名という未曾有の犯罪行為を実行し、更には皇居や皇太子殿下御成婚パレードを狙った炭疽菌やボツリヌス菌の散布など、国家転覆を謀ったオウム真理教の凶賊らの死刑が執行された。

 設立当初はヨガ好きの集まりだったのだろうが、在日朝鮮人説が絶えない麻原彰晃(松本智津夫)の欲望は逞しく、信者はそれに応えようと「グルを日本の国主に」との妄想を描き、組織の精鋭化を謀る。仏教の魂を救う教えから隔絶し、徐々に麻原個人の欲望を満たす為だけのものとなり、信者も麻原の言葉を盲信した。

 そんな中、信者の殺害を機に教団内では麻原に対する不信感が募る。脱会する信者や信者の家族からの相談が相次ぎ、社会問題化して行く。中でも、坂本堤弁護士は反カルト教団、反オウム真理教の急先鋒として対峙していた。

 当時、オウム真理教を日本の救世主の如く好意的な報道を垂れ流していたTBSは、坂本弁護士を取材し事情を聞いた。それをあろうことかオウム真理教幹部らにリーク。御丁寧にも取材費という御布施まで支払ったというから呆れ甚し。

 TBSがオウム側へリークしてから9日後、今回死刑執行された早川紀代秀や新見智光、中川智正らは妻子の前で坂本弁護士を襲撃し殺害する。事件発覚を恐れて妻と1歳の子供まで惨殺した正に鬼畜の所業だった。

 松本サリン事件では第一通報者だった河野義行さんを犯人と断定し、執拗に取材して糾弾していたのはTBSであり、中でも当時キャスターだった現参議院議員で立憲民政党の杉尾秀哉は河野犯人説を報じ、オウム真理教へのリークも否定した。

 TBSは当初、取材テープをオウム側に見せたことを否定していたが、捜査の過程で事実が露呈して謝罪会見を行った。オウム真理教が精鋭化していくのはこの坂本弁護士殺人事件以降であり、そういう意味でもTBSの行為は万死に値する。

 メディアは相変わらず「死刑により真相究明が遠退いた」「何故に今の時期なのか」「天皇の代替わりの為にこの日を選んだ」などと具にも付かない自説を垂れ流しているが、裁判で全容が解明されてることをも否定するのか。

 麻原本人から事件の真相が語られてないだけで、別に麻原が卑怯にも黙秘しようが精神障害を偽装しようが事件の真相は裁判で解明されているではないか。

「天皇の代替わりの為に」などとは、何でもかんでも「アベガー」とする連中と同レベル。「真相が明らかにされてない中で、何故に死刑執行なのか」「闇が残った」というが、犯行動機も経緯も調書や裁判で明らかになってるし、その「闇」とはどんな闇か。何か、こうした批判はモリカケ問題のソレとダブる(苦笑)

 今回の麻原らの死刑執行は「刑事訴訟法」に照らし合わせても遅きに失した感は否めない。「刑事訴訟法」では、死刑確定から6ヶ月以内の執行を定めており、何れも6ヶ月以内に検察庁が法務大臣に「死刑執行上申書」を提出し、規定通り押印し「法相の命令から5日以内に執行されなければならない」と定められている。

 現在、国内には100名以上の死刑囚が居るが、これこそ刑事訴訟法を順守していない結果であり、職務放棄、職責怠慢以外の何ものでもない。

 今回のオウム真理教に因る犯罪とは、身体的コンプレックスの塊だった松本智津夫が麻原彰晃というインチキ宗教家を演じ、その止む無き物欲と性欲、金銭欲が生んだ異常な犯罪であり、麻原の麻原に因る麻原の独壇場だった。

 死刑執行は朝原の悪因悪果、自業自得。事件の真相解明は成されている。何故に国家転覆を謀り、30人を殺害し13名が死刑判決、189名の信者が起訴されたテロリスト集団への破防法適用を止めた理由は何だったのか、その闇こそ明らかにすべき。

 思うに、事件前年の平成6(1994)年「自社さ連立政権」が誕生することとなった。自民党は神輿として日本社会党の村山富市を内閣総理大臣に祭り上げた。

 政権誕生翌年の1月には、阪神淡路大震災が発生。「自衛隊違憲論」を唱える村山は、自衛隊出動を躊躇して多くの犠牲者を出すこととなった。そして、その阪神淡路大震災の2ヶ月後に発生したのが地下鉄サリン事件である。

 オウム真理教への破防法適用を見送ったのは、やはり党利党略と政争から誕生した国賊・村山富市の意向が強く影響していたのは否定出来ない。

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2018年07月03日

「(籠池夫妻の)拘留中は殺人事件でもないのに接見禁止だった」だとさ(苦笑)

 今日の地元紙の読者の欄には、御決まりの情報弱者で無自覚左翼の投稿が採用されている。麻生大臣が、「新聞を読んでない人は自民党支持」、共産党の小池が、「新聞を読めば自民党支持にはならない」と言ったが、その指摘は両名共に正しい。

 この元看護師だという御仁、恰も籠池詐欺師夫婦と安倍昭恵夫人の写真が証拠だと言わんばかりに、森友学園側に8億円の値引きされた根拠だとしている。

「拘留中は殺人事件でもないのに接見禁止だった」と、恰も国策捜査であった様なことを述べてるが、籠池が逮捕されたのは偽造された契約書で税金を詐取したことであって、接見禁止は罪を否認していたからだ。何をトンチンカンなことを(苦笑)

 愚生も右翼現役だったその昔、創価学会に抗議した際、学会の施設内で警備する学会員とトラブって、「暴等法(暴力行為等処罰ニ関スル法律)」違反でパクられたことがある。その際は、起訴されるまで接見禁止だった(笑)

「森友学園」は、詐欺師・籠池泰典が始めた愛国ビジネスである。児童に教育勅語を唱和させ、学園が神道を重んじた学園であるかの様に装い、畏れ多いことに昭和天皇が付属幼稚園を訪問遊ばされたと偽装したことは誰もが知るところ。

 籠池という詐欺師は、昭和天皇をも利用する人種だもの、安倍首相や明恵夫人を始め、マスゴミやアホ野党を手玉に取ることなんざ屁の河童だろう(笑)

 明恵夫人や今回の削除文書に登場した平沼赳夫や鴻池祥肇などの政治家を利用して、「安倍晋三小学校(後の瑞穂の國記念小学院)」の設立を目論み、補助金目当ての工事請負契約書を三通を偽造し、夫婦揃って詐欺罪で逮捕された。

 籠池夫婦の逮捕で一件落着かと思いきや、野党もマスゴミも納得することはなく、作為的な記事を垂れ流しては、読者がそれを信じる悪循環に陥る(苦笑)

 加計学園の問題にしても、別に安倍首相と加計理事長が友達だから獣医学部が新設された訳ではないし、「首相案件ということで認可された」というのは間違いである。こういう嘘記事が平然と垂れ流されるというのは実に罪深いことだ。

「反安倍」ありきのマスゴミが垂れ流すこれらの記事を鵜呑みにしてる情報弱者というのは、元文科省事務次官の前川喜平の、「極めて薄弱な根拠の下で規制緩和が行われた。認可は不適切だった」との発言こそ正しいものと信じて疑わない。

 過日行われた衆参両院予算委員会の集中審議での安倍首相の発言を、翌日の新聞では「加計学園問題を巡る疑惑に懸命に反論」「感情をあらわにした」「首相が正面から答えない」「遠い真相究明」との反安倍ありきの論説が垂れ流された。

 国家戦略特区として加計学園を選定するのは愛媛県と今治市で、その選定委員の民間議員や作業部会、その関係者全員が、「総理の意見が入る余地は無い」と断言している。それなのに、反安倍に凝り固まった連中にはそんな声は届かない。

「加計理事長が安倍と友達だから獣医学部の新設が認可された」だとか「加計理事長と安倍が会食したから事が進んだ」というのは単なる妄想に過ぎない。

「極めて薄弱な根拠の下で規制緩和が行われた。認可は不適切だった」とのロリコン前川の発言が元。思想的に左寄りの前川は、文科省の天下り問題で責任を取らされ自らの天下り出来なくなった恨み辛みから安倍批判を繰り返しているだけだ。

 国に逆らって天下りを斡旋し続けてきた前川の、「行政の在り方が歪められた」との言い分は、己が行ってきたことと整合性に欠ける。公務員法違反は明らかなのに何故か逮捕されないのは、大勲位・中曽根康弘の娘婿という立場だからだ。

 モリカケ問題について、前川が「行政が歪められた」というのなら、獣医師会からの猛反対により52年間も新設学部が創られなかったことこそ異常であり、その獣医師会から献金を受けて新学部設立阻止を謀った議員らこそ断じられるべきだ。

 獣医師会から献金を受け取った石破茂を筆頭に玉木雄一郎や福山哲郎らは、未だに獣医師会に忠誠を誓うかの如く安倍を糾弾している姿は痛々しくもあり実に滑稽でもあるが、こうした連中に苦言を呈する様な投稿は採用されることはない。

 マスコミが正義感から安倍を正し、野党も是是非非で正否を問うなら国民から支持を得て然りだが、野党の支持率は上がることなく、マスコミの論評はネットなどでの一般人の論説よりも劣る。正しくジャーナリズムの劣化は顕著である。

「ある週刊誌には安倍首相の虚言、妄言、詭弁が書いてあった」という。ある週刊誌とは、どうせ反安倍を標榜する週刊朝日とかAERAとかだろうな(笑)

 安倍の発言が詭弁ならば、詐欺師の籠池の言い分こそ虚言であり、それを信じるこの投稿者の御仁の言い分もまた妄言。詭弁とは間違ってることを正しい様に仕向けることだが、ならばマスゴミのインチキ記事こそ詭弁そのものではないか。

「外堀は灰色から黒で埋まってるのに最後まで白だと旗を振っている」と締め括っているが、灰色から黒の証拠が前述したものであるなら、実に御粗末な理屈である。新聞を信じて疑わないこの御仁こそ現代マスゴミの被害者なのかも知れない。

 インチキ記事で読者を誑かし、読者を巻き込んで政権批判を繰り返すマスゴミ。最近の論説にしろ、共産党と然程変わらない政治関連の記事にストレスは溜まる一方。クソ記事ばかりを垂れ流す新聞の購読はそろそろ止めようかな。呵呵。

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2018年07月02日

「人災」の張本人・菅直人が不在の強制起訴裁判に意味があるとは思えない

 東京電力福島第一原発事故の刑事責任を巡り、業務上過失致死傷で強制起訴された東電旧経営陣の刑事責任を追求する裁判が東京地裁で始まった。東日本大震災で亡くなられた方は津波が原因。死者数は三県で18456名に及ぶ。原発事故での放射線で亡くなった人はいないのに、堤防だけが問題にされるのは如何なものか。

 福島第一原発事故は地震に因る「天災」ではない。米国製のハリケーン型原発を過信し、大津波の想定をしていなかった為に、発電所内の電源が全て失われてしまい、原子炉冷却に関わるバルブが操作不能になったのことが大きな要因だった。

 堤防の嵩上げさえしていれば防げたかといえば疑問で、大津波を予見していたならば、堤防決壊に因る予備電源を確保することが大事であり、今回の事故は予備電源を地下に埋設していたという単純ミスから起きてしまった「人災」だった。

 大津波を勝俣元会長ら旧経営陣らが予見出来たと断定するなら、国や地方自治体の避難計画や防災対策が何故に講じられていなかったのかも責任が問われて然りだろう。事故調査委員会は福島原発事故を「人災」と結論付けている。

 その「人災」を決定付けたのは、「コンクリートから人へ」などと宣っていた民主党政権であり、最高責任者だった菅直人首相ではないか。その菅が、何故に強制起訴されないのか。当時、外国人からの不法献金がバレ、四面楚歌だった菅は、原発事故を利用しようと現場視察という起死回生のパフォーマンスに出た。

 東日本大震災当日から炉心溶融という、「最悪のシナリオ」を予測していながら、菅自身が強く望んだ現地視察に因って、事故拡大防止の為に採るべき第二第三の矢を放つのが遅れてしまったことは見逃せない。「首相を被曝させない」ことを優先する余り、1号機の炉圧を低下させる為の「ベント」の応急措置が遅れた。

 この菅の現場視察という軽挙妄動が、原発事故の現場の対応に要らぬ混乱を招き、被害が拡大したことは明らかで、東電元幹部より、菅直人こそ業務上過失致死傷で起訴され、刑務所に送り込まねばならない大悪党であるが、何故かほったらかし。

 強制起訴訴状の中には、強制避難で亡くなられた双葉病院の患者44名の死亡も東電の責任として問われているが、動かしてはいけない重篤な患者を強制的に移動させたのは、東電元幹部らではなく、災害対策本部長であった菅直人である。

「原発周辺20キロ圏内」という根拠のない避難指示は、福島県や県民への風評被害や差別を招き、今も尚、復旧や復興の妨げとなっているが、全てはSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の数値を隠蔽したことに起因している。

 科学的根拠のない除染にしろ、混乱と更なる被害の拡大を生んだ最高責任者である菅が逮捕されないのは我が国司法の歪さの現れであり、そこに正義は存在していない。未だに原発事故を論い、安っぽい正義感を振り翳す輩が後を絶たない。

 生き残った我々が、いつまでも被害者意識丸出しで、過去ばかりをふり返って、その場に立ち止まってどうしようというのか。我々は前進していかねばならないのだ。現実に今も凄惨な事故現場に於いて命懸けで収束しようと頑張っている方々が存在し、また事故の教訓を活かそうと懸命に努力している方々がいる。

 事故責任を問うことは法治国家に於いては当然のことだが、責任云々よりも大事なことは、二度とこの様な過ちや人災を繰り返さない為にはどうすべきか、事故の教訓を将来どう活かすかだ。国内での原発事故に限らず、いつか起こるであろう韓国や中共、或いは世界に在る原発事故に対して、福島原発事故の収束技術と正確な科学的データが活かされることこそ、福島のこの地に住み続ける我々の願いでもある。

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2018年07月01日

サッカーW杯ロシア大会 西野朗監督の冷静な判断力と采配を評価する

「好くて2分け1敗」と予選リーグ敗退確実と言われていた日本代表が、大方の予想を裏切ってサッカーW杯ロシア大会のグループステージを突破した。愚生は熱狂的なサッカーファンではないが、西野朗監督の采配を高く評価している。

 グループリーグ最終試合のポーランド戦では日本が0-1で敗れるも、同組のコロンビア×セネガル戦は1-0でコロンビアが勝利。日本とセネガルの勝ち点と得失点差で並ぶも、フェアプレーポイントで上回った日本がラウンド16に進出した。

 ポーランド戦の残り10分、コロンビアがセネガルに1-0でリードしているという情報が入ると、無理な攻撃を控えパス回しに終止した。この行為に会場内ではブーイングが起こり、試合後には非難の声が上がっている。

 確かに、潔さを旨とする日本人が、勝ちに拘っての時間稼ぎのパスワークはもどかしく思ってしまうが、別に反則行為をした訳でもなく、これはこれで勝ち上がる為に残されていた僅かな賭けでもあり、決勝リーグ進出への強い執念を感じた。

 予選敗退確実と言われた日本が、まさかのコロンビアからの勝利。この1勝で欲が出た。負けたらこの1勝に意味はなく、何としてでもラウンド16に進出しなければならなかった試合だったということだ。パス回しで思い出すのは「ドーハの悲劇」と言われた、1994年アメリカW杯のアジア地区最終予選のイラクとの最終試合。

 勝てばW杯初出場が決まる日本は、後半69分、ラモス瑠偉からのスルーパスをオフサイドラインぎりぎりで抜け出した中山雅史が受けゴール右角に決め、2-1で勝ち越しに成功する。その後、両チーム共に膠着状態が続いた。

 後半ロスタイム突入間際、日本は追加点を狙ってカウンターから敵陣深くへ侵入したが、途中出場の武田修宏はそのボールをキープすることなくゴール前へセンタリングを上げた。残り時間が少ないのだから無理に攻める必要はなかった。

 ロスタイム間近の89分50秒、ラモス選手の中途半端なスルーパスにイラク選手がカウンターアタック。イラクはコーナーキックのチャンスを得た。ロスタイム、コーナーから放たれたボールはセンタリングではなくショートコーナーを開始。

 三浦知良が素早く対応するもセンタリングされたボールはイラク選手のヘディングシュートで同点にされてしまう。引き分けでも予選は突破出来ると思っていたのだろう。日本・イラク戦より早く終了した、サウジアラビア・イラン戦が4-3、韓国・北朝鮮戦が3-0という結果となり、得失点差で3位となった日本は出場権を逃した。

 今回の日本チームの行為を、元韓国代表で横浜F・マリノスや清水エスパルスにも所属したこともある安貞桓が、嫌味たっぷりに、「私たちは美しく脱落したが、日本は醜く進んだ」などと偉そうに語ったという。反則数世界一の醜いサッカーをする韓国が、いけしゃあしゃあと「美しく脱落」などとはよく言うわ(苦笑)

 日本のことは何でも腐すのが韓国人。ホント、韓国の醜い民族性には厭きれてしまう。日本チームにとって寸前でW杯初出場を逃したのは、冷静さを失い浮足立っていた結果でもある。こういう状況を見極めるのは監督の冷静な判断しかない。 

 今回の試合が違うのはポーランドの選手がパス回しする日本のボールを奪いに行かなかったこと。日本チームばかりが批判されてるが、ポーランドこそ1勝を確信して試合を諦めてしまっていた。それを西野監督は見逃さなかった。

 中途半端なパス回しは第二の「ドーハの悲劇」を生んだだろう。そういう意味では、勝ちに拘った西野監督の采配は見事、本物の勝負師だと思う。

「ドーハの悲劇」で敗戦を喫した日本チームへの批判は相当のものだった。「攻めて負けた方が好かった」などというのは単なるキレイゴト。こういう俄かファンというのは予選リーグを敗退したらしたで監督采配と選手を批判しただろう。

 試金石となるのは次の試合。次戦は日本らしい試合を期待している。ということで、次戦の試合は3日、開始時刻は愚生の起床時間に合わせたのか午前3時。皆さんも、早起きして日本チームを応援しましょう。呵呵大笑。

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