2017年11月

2017年11月29日

「ボタニカル」という聞きなれない言葉を耳にした(笑)

 先日、クルマで移動中にラジオから「ボタニカル」という聞きなれない言葉を耳にした。その後はこのボタニカルが気になって気になって。この妄想状態は、テレビ番組「世にも奇妙な物語」のアノ伝説の「ズンドコベロンチョ」の草刈正雄が演じた主人公の状態。このズンドコベロンチョ、知ってる人は、知っている(笑)

 ネットで調べれば「ボタニカル」は今年話題の言葉らしく、「植物の。植物性の。植物学の」という意味らしい。だったら、日本語で表記しろっての。横文字にすればカッコイイとかオシャレってのは、単なる外国人の憧憬ってよりコンプレックス。

 明治時代、美術評論家であり、思想家であった岡倉天心は、自著「日本の覚醒(目覚め)」の中で、西洋文明に浮かれる軽佻浮薄な洋学紳士を痛烈に批判した。

「ああ、西洋開花は利欲の開花なり。利欲の開花は道徳の心を損じ、人身をして唯一個の射利器械たらしむ。貧者は益々貧しく、富者は益々富み、一般の幸福を増加さする能はざるなり」。これは正に現代に通じる教えでもあろう。

 天心は、我が国の伝統文化に目を向け、日本文化を鼓吹した紛れもないナショナリストであり、奔放に生き、世界を放浪し、大勢の知己友人を持つ本物のインターナショナリストだった。海外に住み外国人との交流を深めたいならば、天心の如く自国の言葉を重んじ、自国の歴史や伝統、文化を確り学んで欲しいものだ。

 自国の言葉や伝統文化を軽んじ、自国の歴史を忘却し、英語だけを勉強したところで、西洋気触(かぶ)れになるだけのこと。英語という田舎言葉が世界語になったのは、武力で世界を支配し、富を独占したからに他ならない。その昔は、バチカンでは英語というのは「穢れた言葉」として忌み嫌われた言葉だったという。

 英語とは喋られれば、そりゃ便利だわなという唯それだけのこと。今、世界では、多くの外国人が日本語を学び始めている。日本語文化を世界に普及することは、即ち我が国の美徳でもある「和の心」を伝えることでもあるのだ。

 岡倉天心を始め、明治の先覚者らは、外来語をそのまま使うのではなく、全て新漢字に翻訳して西洋文化を学んだ。現代人の様に外来語をそのまま羅列し、それが恰もインテリと勘違いしているが、これ正に軽薄な舶来趣味でしかない。

 そんな現代人と比べれば、自国の伝統文化に誇りを持ち、あくまでも日本語で貫き通そうとした明治人の気骨と気概、高い見識を伺い知ることが出来よう。

 日本人として日本語に自信を持ち、何事も日本語で主張し、日本文化を重んじ貫いたからこそ世界に誇れる我が国独自の発展が得られたのだ。何が「ボタニカルカラー」か。だったら植物柄とか言えば好いだろうに、ホント流行に流され易い日本人らしい。本来「流行」とは「病気」の意味だったが、蓋し正論である。呵呵

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2017年11月28日

優勝回数40回は確かに数字では立派だが名横綱には程遠い

 大相撲九州場所は白鵬が優勝。張り差しか、かち上げばかりで勝負よりも勝ち星に拘った取り口で、優勝40回は立派だが相撲自体がホントつまらない。

 嘉風との一番なんぞ自分から物言い。土俵下で不満げに抗議する姿は横綱としての品格はどうなのだろう。立行司・木村庄之助の軍配が返り「待ったなし!」、立ち合い後には「残った!」との声が相撲が成立したことを示している。

 張り差しからまわしを取りに行くももろ差しを許す。その態勢が自分に不利だからと「待った!」をアピールするも負けは負け。その後は負け残りとなり土俵下で不貞腐れていた。ホント、横綱の品格は微塵も感じられなかった。

 立行司というのは軍配も然ることながら、短刀を差して、軍配差し違えの場合は切腹する覚悟で臨んでいるのだ。そうしたことを知ってか知らずか、立行司への抗議は、立行司への尊敬すら持ち合わせてはいない証左だろう。

 勝利者インタビューにしろ万歳三唱にしろ、白鵬は何か勘違いしてはいないか。横綱がこれだけ軽々しいのでは相撲人気は凋落の一途を辿るだろう。

 相撲ファンの一人として、騒がれてる日馬富士問題にしろ、国技とは程遠くスポーツイベント化する相撲界に対して隔靴掻痒の感は拭えない。優勝回数や勝利数の記録では確かに白鵬は立派だが、名横綱かといえば未だ未だ未熟。

 不世出の名横綱といえばやはり「双葉山」だろう。双葉山は強さに加え、美しさがあったと誰もが言って憚らない。土俵に上がったら無駄な動きはせず、どんな力士にも必ず受けて立った。所作そのものが美しく、横綱の威厳があった。

 一度負けた相手には決して負けることがなかった。相手力士への研究は怠らず、その強烈な努力を垣間見ることが出来る。双葉山は、こうした受けて立つ相撲をきかれると「目が悪かったので、自分から突っかけるのは不利だと思った」と述べたことで、国民は初めて双葉山が隻眼(せきがん)だったことが分かった。

 双葉山は明治45年生まれ、大分県宇佐郡天津村布津部出身。四股名は「栴檀(せんだん)は双葉より芳(かんば)し」から命名。「大成する人物というのは、往往にして幼い頃から人並み外れて優れたところがある」という喩えである。

 6歳の時に友達と吹き矢で遊んでて、矢が右目に刺さり失明。少年時代には、父親の海運業の手伝いをしていた際に、錨の巻き上げ作業中に右手小指を潰してしまう。父の海運業が失敗し、知人の警察官の勧めで立浪部屋に入門することとなる。

 右目は失明、右手小指も動かないというハンデを克服し、前頭二枚目から破竹の69連勝で一気に横綱に昇進した。連勝が止まった双葉山はその後、福岡県の山中で滝に打たれ修業し再び連勝を重ねるものの、昭和20年8月15日、大東亜戦争の敗戦に大きな衝撃を受け引退を決意する。どれほど国を愛していたかが分かる。

 勝星に拘り、横綱の名を穢し横綱の地位に縋る今の横綱らは、双葉山の様な潔さというのが決定的に欠けている。相撲はスポーツではなく国技である。

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2017年11月27日

「無条件降伏が無ければ朝鮮半島の悲劇の様に日本は東西に分断されていただろう」との妄想(笑)

 地元紙(福島民報新聞)の珍左翼のコラム「日曜論壇」は、国立歴史民俗博物館名誉教授という偉そうな肩書だが、その実はやはり珍左翼闘士の小島美子。登壇するコラムニストの中でも、その思想と偏向ぶりは群を抜く(苦笑)

 今日も主張は対北朝鮮への制裁や圧力への疑問と、トランプ大統領と安倍首相の批判に終始する。「制裁や圧力ではなく、対話の道こそ選ぶべきだ」という。

 今迄、対話の窓口を開け、人道的立場や様々な理由を付けてはコメ支援や経済制裁を緩和などを続けるも一向に解決されず、それどころかその陰で北朝鮮が核開発とミサイル開発に奔ってしまったことはどう捉えるののだろう。

 北朝鮮の暴力的な軍隊の様子を記し、まるで「戦前の軍隊そっくりだ」と詰り、当時の政府のやり方は今の北朝鮮と同じだと批判する。大東亜戦争は軍隊の暴力と政府が悪いとの見解だが、正に戦後民主主義にどっぷりハマった自虐史観そのもの。米国に洗脳されながら、米国を否定する矛盾にも気付いてもいない。

「それでふと考えたのが終戦間際のソ連参戦で、無条件降伏が無ければ朝鮮半島の悲劇の様に日本は東西に分断されていただろう」と、北朝鮮と韓国と同じ様に現在の民族同士が相塗れて戦っているだろうとの妄想に耽っている。

 そのソ連の参戦こそが国際条約の蹂躙だとの批判も無く、日本分断工作は米英ソのヤルタ会談で密約されたもので、そっちを批判するべきではないのか。それこそ、この婆さんの妄想こそ国民世論の分断工作そのものではないか。

 朝鮮半島の南北分断は別に我が国の責任ではない。そのソ連軍の参戦に因るもので、参戦3日後の12日にはソ連軍は朝鮮半島北部にまで侵攻した。

 朝鮮への侵攻準備が出来ていなかった米国はこれに慌て、急遽、朝鮮占領の協議が行われ「38度線」で分割することで合意。要は、想像力豊かなこの婆さんがいう「無条件降伏しなければ」というのは歴史を知らない読者を誑かす妄言である。

 朝鮮戦争の勃発も朝鮮の南北分断も我が国に責任は無いが、若しその責任が在るのだとすれば、大東亜戦争に敗北して以降、こうした左翼の婆さんらが国内外に蔓延ってるのも敗戦の悪しき結果だとすれば駆逐するしかない(笑)

 歴史に「もし」ということはないが、もし日米が戦わず、もし蒋介石との和平が実現していれば満州国は保全され、中華民国は中国共産党を圧倒していただろう。

 そうすれば、中国共産党の大躍進や文化大革命や天安門事件も起きなかっただろうし、北朝鮮の独裁政治や日本人の拉致事件も起きなかったに違いない。

 大東亜戦争とは、ソ連コミンテルンと中国共産党、そして日本の共産主義者が仕組んだ、共産革命の実現の為に、マルクス・レーニン主義者の策謀にまんまと嵌ってしまった戦争とも言えるのだ。その視点に立った時、我々は何を成すべきか。

 大東亜戦争自体、恥ずべきものではない。左翼どもは「侵略戦争」と宣い、「アジアの人々に多大の迷惑を掛けた」と罵るが、日本はアジアを侵略したのではな。

 アジアを侵略していた連合国と戦ったのだ。それでも尚、我が国がアジアの人々に謝罪をする必要があるというなら、その最大の過ちは、戦後、共産主義の跋扈と驕逸を許したことであり、最大の償いはその共産主義を失くすことに尽きる。

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2017年11月26日

右翼の為体は若手活動家らを一向に育てる気もない大先生方が元凶(苦笑)

 愚生の場合、食べ物の好き嫌いや女性の好き嫌いは無いが、男性への好き嫌いは烈しい。右翼の先生と呼ばれる中で文士を気取り学者然としているヤツがいる。愚生も顔はデカいが四宮正貴には敵わない。ってか、バランスが悪過ぎ(笑)

 以前、稲川会系右翼団体大行社相談役でもあるこの四宮の安倍晋三愛の異常さがfacebookで目に留まり、メッセージで苦言を呈したことがあった。この大先生、偉そうに「安倍さんに代わる人物が居るとも思えない」などとの応えていた。

 反体制であるべき右翼らしからぬ反論に厭きれたが、要は、己の売文というかFBFの為に体制側に就いてる営業保守と同じく、反動右翼というのが正しい。

 その後、安倍亡国内閣は不敬極まる退位法案を可決し悪しき前例を創った。我が国農業を崩壊に導く種子法を可決し古来の種子が廃止されることになったが、これらの国體に関わる悪法に対して、この四宮正貴が抗議したとは聞いていない。

 大手任侠右翼組織の相談役なら、こうした安倍の謀った亡国法案の売国性を幹部に伝え、撤回させる為に行動指針を明示するべきではなかったか。

 安倍を支持するのは勝手だが、右翼として支持していた安倍が国柄を損ね国益を害するのなら、それこそ安倍を熱烈に支持した責任を取って断固として抗議し阻止すべきだと思うが、所詮は営業保守と同じく都合が悪くなると知らん顔(苦笑)

 facebookやSNSというのは、そういう人士との繋がりは仕方ないのだろうが、以前、500名程のFBFを全員削除したのも、そういう嫌いなヤツの記事も然ることながら、上っ面のキレイゴトだらけの交流に嫌気が差したからだ。

 FBFがいいね!を押した記事は否応なしに目に留まる。そういう記事は削除するが一応目を通してはいるが、自分の意見も要れないでシェアばかりしている輩に共通するのは、FBFの中に必ず愚生の大嫌いなこの右翼人いることだ(笑)

 所謂ネット右翼や自称愛国者らが、在野の保守派として誰でも彼でも友達になって知識を広めたいと思っているのだろうが、それは人の好さというより優柔不断の成せる業で、結果、得る知識も中途半端となるということも思い知るべし。

 FBFだからという理由で、何でもかんでも「いいね!」を押してるが、現代の価値観や歴史観で、然も歴史の一面だけを以て、結果論で正否を語ることに意味はないし、それこそ歴史と先人への冒涜だということに気付くべきだ。

 愚生は、上っ面だけを取り繕ってる輩が苦手で、愚生の大嫌いなその右翼の四宮先生も、陽明学や四書五経を売りにしているが、自ら範を示して後輩を導けば好いが、上っ面の衒学臭い学問故に全く響くものがない。正に衒学臭いのだ。

 この大嫌いな四宮だが、言ってることとやってることが甚だ疑問ある。例えば、聞いた話しだが、その昔、右翼の仲間らとフィリピンを訪問したという。歴史探訪や慰霊というのは大義名分で、夜な夜なフィリピンの夜を愉しんだという。

 四宮大先生の名誉の為に詳細は避けるが、覚えた学問をひけらかし、学者然と偉そうにしていても下半身は俗物そのものだったというからホント罪が無い。

 己の思想信条の立派さをアピールするのも好いが、もっとざっくばらんに自分の弱さやスケベさ、否、人間らしさをもっと曝け出せば好いのにな(笑)

 そういや、陽明学者で思想家の安岡正篤も立派な蘊蓄をひけらかしているが、晩年は細木数子の手練手管に翻弄されて晩節を穢した一人。安岡に限らず上っ面の勉学だけで、実践の伴わない言葉は確かに綺麗ではあるが重みを感じない(笑)

 教育勅語を諳んじれたとしても、恭倹己も持さず、夫婦や兄弟、友人との仲が悪かったり、道徳の授業が満点でも実践の伴わない道徳なんぞに意味はないのと同じ。陽明学や四書五経にしても覚えたら如何に実践するか、身に着けるかという努力が大事で、それが無ければ単なる請売りの上っ面の学問でしかない。

 大陸浪人を気取り詩を詠み、四書五経の上っ面だけを模倣して大者感を醸し出してるが、所詮は支那被れに過ぎず、それを浪漫派だとは勘違いも甚だしい。

 右翼陣営の為体は志士を気取りながら居の安きを求め、固定資産税に汲汲しながら、一方で異常な上昇志向から文士や文化人を気取る大先生方が元凶である。

 恭倹己を持することもなく、所帯染みて若手活動家らを一向に育てる気もないなら、早々に愚生を見倣って引退し蟄居でもしてなさいな。呵呵大笑。

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2017年11月25日

益荒男が たばさむ太刀の 鞘鳴りに 幾とせ耐へて 今日の初霜

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 昭和45(1970)年11月25日午後0時15分、三島由紀夫は同行した楯の会メンバーの森田必勝、古賀浩靖、小川正洋、小賀正義と共に陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地・東部方面総監室を占拠し、現憲法の矛盾と戦後の不条理と欺瞞を訴えて壮絶な割腹自決を遂げた。当時、愚生は10歳。この衝撃的な事件を鮮明に記憶している。

 携行した「檄」には「もっとも名誉を重んずるべき軍が、もっとも悪質な欺瞞の中に放置され・・・自衛隊は国軍たりえず、建軍の本義を与えられず、警察の物理的に巨大なものとしての地位しか与えられず」と三島は喝破した。

 自衛隊は現行憲法下では明らかに憲法違反の存在であり、未だ「警察予備隊」時代のまま「集団的自衛権の憲法解釈」などという目先の誤魔化しによってかろうじて存在し、あやふやな中途半端な存在のまま放置され続けている。

 だが、自らの国家の防衛をも否定する矛盾だらけの現憲法を見直し、違憲状態の自衛隊を「国軍」とすることに、何を躊躇し、誰に憚るというのか。

 あろうことか安倍政権下で、正に健軍の本義もなき物理的な巨大な警察機構としての地位を取り払うべく憲法改正ではなく、九条に附帯するという形で自衛隊を明記しようという愚行が成され様としている。

 日夜、国の防衛の為に努力する自衛官の姿は心強いし、災害に立向かう自衛隊の存在は実に頼もしい。自衛官は我が国の誇りである。にも拘らず憲法論議を避け、自衛隊の存在意義を無視し、国防を論ずることなどあってはならないし、政治家のこれ以上の怠慢は赦されるものではない。 

 決行当日、同行した小賀正義に命令書が渡された。その一文にはこう記されてあった。渡す側もそれを受け取る側もその心中察するに余りある。

【小賀正義君。君は予の慫慂により、死を決して今回の行動に参加し、
 参加に際しては、予の命令に絶対服従を誓った。
 依ってここに命令する。
 君の任務は同志古賀浩靖君と共に人質を護送して
 これを安全に引渡したるのちいさぎよく縛につき、楯の会の精神を堂々と、
 法廷に於て陳述することである。
 今回の事件は、楯の会隊長たる三島が、計画立案、命令し
 学生長森田必勝が参画したるものである。
 三島の自刃は隊長としての責任上、当然のことなるも、森田必勝の自刃は、
 自ら進んで楯の会全会員及び現下日本の憂国の志を抱く青年層を代表して、
 身自ら範を垂れて、
 青年の心意気を示さんとする鬼神を哭かしむ凛冽の行為である。
 三島はともあれ、森田の精神を後世に向って恢弘せよ。
 しかしひとたび同志たる上は、
 たとひ生死相隔たるとも、その志に於て変りはない。
 むしろ死は易く、生は難い。
 敢て命じて君を艱苦の生に残すは予としても忍び難いが、
 今や楯の会の精神が正しく伝わるか否かは君らの双肩にある。
 あらゆる困難に耐え、忍び難きを忍び、決して挫けることなく、
 初一念を貫いて、皇国日本の再建に邁進せよ。
 楯の会隊長 三島由紀夫】

【益荒男が たばさむ太刀の 鞘鳴りに 幾とせ耐へて 今日の初霜】(三島由紀夫)

【今日にかけて かねて誓ひし 我が胸の 思ひを知るは 野分のみかは】(森田必勝)

 旧来の思想や社会構造を打破しようとする時、常軌を逸した行動が生まれる。三島由紀夫と森田必勝らの行動こそが正気の狂気であり、この狂気こそが我が国に圧し掛かる重苦しい閉塞感を打破する力に成り得るのだ。

「あらゆる困難に耐え、忍び難きを忍び、決して挫けることなく、初一念を貫いて、皇国日本の再建に邁進せよ」という、小賀正義への命令書に在る、三島・森田の精神を想起し、祖国日本の恢復を図らねばならない。すめらぎいやさか。

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2017年11月22日

最近の貴乃花を見てると顔も体型もアノ輪島にソックリになってきたな(笑)

 日馬富士の暴行問題は、新聞やテレビで連日報道されてることもあり、事件のあらましが見えて来た。何のことはない、貴ノ岩の日頃の振る舞いに眉を顰めていた白鵬や日馬富士が、貴ノ岩を諫めようとしたことが事の始まりだろう。

 マスコミの報道に拠れば、都内錦糸町で開かれたモンゴル人力士の飲み会の席で、先場所、横綱白鵬に勝った貴ノ岩は酒の勢いもあり、調子に乗って「あの人の時代ではない」という様な発言をしたという。酒の席では気持ちが大きくなり、調子に乗って大言壮語を吐くなんてのはよくあることで気にするものではない。

 愚生の経験上、恐らくは、こうした発言以外にも今迄に何か引っかかるものがあったのだろうと思う。その言動が単にきっかけとなっただけ。巡業先の鳥取での飲み会の席で白鵬が問い質す。貴ノ岩も神妙に聞くが、そこに携帯が鳴った。携帯を消すか、その儘にしとけば好いものを貴ノ岩は話も聞かずに携帯を操作する。

 それを見ていた日馬富士が「大横綱が話しているんだぞ!・・・」と、言うのが先か、殴るのが先か、あっという間にマウントを取って貴ノ岩はボコボコに。

 正義感旺盛な日馬富士は、白鵬に対する尊敬も然ることながら、後輩である貴ノ岩の将来を慮ってのものだったと言えなくもない。先輩や上司が話してるのに、こういう対応をしたり不貞腐れた態度を取れば殴られるのは当たり前で、愚生もこんなシーンにはよく出くわしたし、先輩や上司に代わりボコボコにしたこともある。

 ヤキを入れるなら、中途半端なヤキではダメだ。身体に徹底的に教え込む。言っても分からない相手には、ヤキに拠って、理性や本能を正しく鍛え揚げることも時には必要だと思っているし、愛情表現の一つでもあると思っている。

 巡業先では、暴行があった翌日には日馬富士と貴ノ岩は握手を交わし、貴ノ岩は取り組みにも出ていたとも聞く。巡業先では単なる内輪の揉め事として問題なかったことが、何故か九州場所が始まってからこの問題が騒がれ始め、中でも貴ノ岩の師匠である貴乃花親方の怒りは収まらず、日馬富士を場所中に刑事告発した。

 オイオイ、巡業先での問題は巡業部長である貴乃花親方の責任だろう。それを被害者面した物言いはどうなのよ。この裏には巷で囁かれている様な理事長選への遺恨や、次期理事長選挙への駆け引きだとしたら相撲ファンを嘗めてはいないか。

 最近の貴乃花を見てると、顔も体型も先代の貴乃花というより、アノ輪島にソックリになってきた気がする。前々から囁かれていたが、「若乃花は初代若乃花の子供で、貴乃花は輪島の子供」という噂の真実味が増すというものだ。

 プロ野球解説者だった佐々木信也が講演で、「若乃花と貴乃花の二人は異父兄弟で、貴乃花の父親が輪島だ」と語ったことで、それをアサヒ芸能がスクープとして記事に掲載。その後、佐々木信也は謝罪するもテレビ業界から干された。

 ワイドショーに出演した母親の藤田典子が、「全くのデマです」と、「若乃花のDNAをやる」と話したが、結局は「鑑定した」とも聞いてはいない。ってか、輪島は分かるが、初代の若乃花も初代の貴乃花も兄弟のDNA判定はどうやるの(笑)

 相撲愛に溢れる貴乃花は、旧態依然の大相撲界の陋習を変えようという意気込みは認めるが、ややもすればその改革は、国技としての相撲という伝統文化を否定し、単なる興業化してしてしまい、相撲の歴史をも変えてしまう危険を伴う。

 そういや輪島も、相撲界の仕来りや風習を否定し、巡業先ではホテルに宿泊したり、豪遊しまくったりと自分本位のやり方を貫いてたっけ。そんな放蕩が祟ってカネに忙しくなり、自分の年寄株を担保に借財し、結果は相撲界を追われた。

 相撲人気は相撲ファンあっての物種。協会にも問題があるが、貴乃花親方は被害者意識が余りにも強過ぎないか。確かに日馬富士の軽挙妄動には問題が在るし、その責任を取って潔く引退すれば、事の原因を作った貴ノ岩は猛省するだろう。

 日馬富士が引退なら、不様な稀勢の里も鶴竜も引退した方が好い。序に審判部に不服申し立てという前代未聞の醜態を曝した白鵬も引退し、四横綱時代から横綱不在という異常事態になった方が協会全体が目が覚めるのではあるまいか(笑)

※何か己を勘違いして、文章の一部を論ってくだらんコメントを入れて来る輩がいるが、主義主張があるのなら自分のブログやSNSで発信し啓蒙すれば好いだけ。コメントの受付は、今後は会員限定にさせていただきますので悪しからず。呵呵。

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2017年11月21日

米国の核の持ち込みで騒いでないで核保有国を目指すべし!

 昭和44(1969)年の沖縄返還交渉の過程で、米政府は核兵器の本土持ち込みや基地使用の拡大を要望していたことが米公文書で分かった。我が国は敗戦以降、自国の防衛という国家百年の大計を放棄し、米国に依存している歪な体制を取っている訳で、何を今更「米国の核が~と大騒ぎしているの」という感じだ。

 我が国は「非核三原則」を掲げてはいたが、余程のバカではない限り、日本の安全は米国の核の傘が守ってくれているということは暗黙の了解。有事の際に米軍が事前協議を行わないで在日米軍基地を使用するのは当然で、「核だけは持ち込ませない。でも、日本を守って下さい」などというのは余りにも都合が好過ぎる。

 昭和35年の日米安全保障条約改定に際して、当時の藤山外務大臣は核兵器を搭載した艦船や航空機の寄港、通過は事前協議の対象にしないことを申し合わせており、その「討議録」は既に米国で公開され明らかになっている。以前、「密約説」として岡田克也が「非核三原則」に反するとして大騒ぎしたのは記憶に新しい。

 今回のこの記事もその密約説と同じ類の与太記事だが、米国の日本駐留米国にとっての国益に適うものであり、自国の防衛を放棄してる我が国にとってそれらを受け容れるしかない。近隣諸国は中共や韓国、北朝鮮と危険な国ばかりで、これらの脅威に対抗する安全保障措置として、米国の核の傘以外の何に頼るのか。

 冷戦時代、平和を維持する為に米国やNATO諸国が、莫大な防衛予算を投じ軍事バランスを保って来た中で、我が国の防衛費が、GNP1%以内と極僅かな我が国の平和が続いたのは、米国の「核」の力に拠るものと、単なる偶然でしかない。

 現在でも、米国の核が、我が国の主権防衛の後ろ盾になってるのは否定出来ない悲しい現実であり、その米国の核の持込みや駐留米軍の問題を暴いて糾弾しようというのは、我が国の国益に適うものだとは到底思えない。

「核兵器は外交で大きな発言力を持つ」「核兵器は最強の外交官」「核兵器は最大の戦争抑止力」という認識のは世界の常識。核兵器こそが外交交渉をする上での最高且つ最大の武器になり、周辺諸国に睨みを利かせることが出来るのだ。

 インドやパキスタンの紛争が治まったのも、イスラエルや北朝鮮が核武装に奔ったのも、そうした認識からである。何百万人もの餓死者が出ても、歯牙にも掛けず核保有に固執するのは、核武装こそが国防であり国益だと確信しているからだ。

 我が国は世界で唯一の戦争被爆国である。そう考えれば、「世界で核兵器が無くなるまで、世界が核兵器使用という愚かな行為が成されない様に監視し、世界平和を構築する為に我が国は核保有国も選択肢の一つ」と宣言して然り。

 心の呵責無しに核兵器を有する資格があるのは、戦争被爆国である我が国だけだろう。それにも拘らず、未だに原爆投下した米国の「核の傘」に甘んじ、国家の大本を米国に依存しているこの歪な体制をいつまで続けるつもりなのか。

 米国の「核の傘」に甘んじ続ければ主権国家足り得ず。米国の核の本土持ち込みを騒いでいる様では先が思い遣られる。日米安保を解消し対米自立を図ることは理想だが、それには先ずは国民の「一身独立」が大事なのは言う迄もない。

 戦後の米国に因る自虐史観から目覚め、自らの手で「平和」を創り出すという主権国家としての当たり前の国になる日は未だ未だ先の様だ。嗚呼。

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2017年11月19日

マスコミも「放送禁止用語」なんて止めて「キンタマ~!」とでも叫んでみたら如何か(笑)

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 地元紙専属の風刺画家(朝倉悠三)の今日の絵は、「フ~、いろいろ手間取ったが予定通りの仕上がりだ」と、画家に扮した安倍首相が加計学園の絵を描いている姿が載っている。風刺というのはそこに「クスッ」という笑いがなければならない。

 加計学園が、恰も安倍の忖度で出来上がったかの様な表現は笑いというより、この画家への嘲笑と軽蔑しか感じない。マスコミにしろ、表現者というのは世情を腐し、政権を批判する。そういう冷笑的な態度を執ることが真のジャーナリストや文化人だと錯覚しているが、この画家に限らず、何か勘違いしてはいないだろうか。

 この本人も風刺画の出来栄えに満足しているのだろうが、風刺するにも、相手に対する尊重と配慮を忘れてはならないと思う。読者からの投稿の多くも、安倍憎しからの安倍批判が殆どだ。加計学園問題は、どう見ても批判する側の方が真実を見ようともせず、扇動からの思い込みからの批判ばかりで、そこに公平さは微塵もない。

 節度が欠如した批判や風刺というのは、それは単に相手への罵詈雑言や侮辱でしかなく、差別と偏見に満ちた嘲りは、怨みや怒りを増大させるだけだ。

 数年前、フランス週刊紙シャルリエブド襲撃事件が起きた。襲撃した犯人はイスラム過激派と関係のある3人だった。彼らは、シャルリエブド社が載せる皮肉交じりの下品極まる風刺を真に受けて犯行に及んだ。差別と偏見が赦せなかったのだ。

 フランス人にとって風刺は、エスプリ(精神・知性)を表す表現の一つなんだろいう。風刺画に拠って相手を嘲笑するのは、フランスの伝統・文化なのかも知れないが、あんなレベルの低い笑いが知性と精神だとしたらもう嗤うしかない。

 風刺画を掲載し続けたのは、覚悟あってのことだろうが、襲撃を受けてから「表現の自由」を振り翳して、「言論への弾圧」「言論への挑戦だ」とか騒いでいたが、風刺画というのは、それこそ「ペンの暴力」「ペンに拠るテロ」ではないのか。

 過去には、右翼・愛国団体が中心となり結成された「風の会」が、政治への警鐘として参議院選挙に出馬した。だが、選挙中に、週刊誌朝日上で、「風」の「ノ」を飛ばされ「虱の党」と揶揄された風刺画が載せられたことは記憶に新しい。

 これに憤った風の会代表の野村秋介は、週刊誌と描いた漫画家に抗議し、その親会社である朝日新聞の猛省を促し、社長と対峙し、最後は本社社長室で壮絶な自裁を遂げた。右翼民族派にとって野村の死の代償は余りにも大きかった。

 あの風刺画も「表現の自由」には違いないが、漫画家だから何を書いても好いというものでもないし、ああしたものを許可した出版社の常識を疑う。

 地元紙も、原発事故以来「反原発」や「反安倍」の読者に阿る記事が多くなった。そこには公平さや公正さも社会の木鐸という矜持もなく、株式会社としての生業が優先され、売上を伸ばしたい為の営利至上主義が優先されている。

「表現の自由」がそれこそ何でもかんでも赦されるなら、マスコミも「放送禁止用語」や「差別用語」なんて止めて、「キンタマ~!」とか「キチガイ」とでも叫んで、それこそ言論の自由の模範を自ら示せばいいだろう。呵呵大笑。

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2017年11月16日

横綱・日馬富士、平幕力士をビール瓶で殴打!?

 横綱・日馬富士が、先月下旬の巡業先の鳥取県内で開かれたモンゴル人力士らが集まる酒席で、後輩力士の貴ノ岩にビール瓶で殴るなどの傷害事件を起こしてたことが発覚した。大相撲ファンの一人として非常に残念なことだと思う。

 日馬富士の傷害事件が十月下旬なのに、相撲協会のこの対応の遅れは何なのだろう。過去の力士へのシゴキに因る暴行致死事件や、朝青龍の暴行事件などの教訓が活かされていないのは、協会の危機管理の無さの現れでもある。

 それにしても、酒が入ってる時に、ビール瓶で頭を殴られたら普段より血が流れる。愚生の場合、所属していた団体の事務所で支部長に、ウイスキーのオールドパーの角で頭を殴られた先輩の出血が尋常ではなかったことを思い出した(笑)

 テレビや新聞では、日馬富士の酒癖の悪さばかりが報じられているが、事件の発端は、長幼の序や、モンゴル人の先輩への礼節に欠けていた貴ノ岩や、そうした相撲界の昔からの仕来りを指導する親方や協会にも責任は在ると感じる。

 最近の相撲協会は、営利優先からチケットの販売や相撲人気を高めようと、日本の国技というよりも、単なるスポーツイベントの様相を呈していて、稽古も然ることながら、角界の常識を教える場が足らないのではなかろうか。

 下積みが長ければ、そうした事は自然と覚えるだろうが、入門して直ぐに頭角を現す力士というのは親方や周りもチヤホヤして甘やかしがちになる。

 力士も勝てさえすれば好いという感じで、横綱が張り差しや、変化なども平気でやる様な不様な取り組みも目に付く。上に立つ者がこういう相撲を取っていれば、下位の者も先輩や上位力士への尊敬も薄れるのは確かだろう。

 日馬富士が怒るのは組織に居た人間なら分かるし、愚生も態度の悪い後輩に苦言を呈し、言っても分からないヤツには実力行使して本能に教えたりもした。

 上の者が話してる途中でスマホを弄れば怒られるのは当然だし、貴ノ岩が日馬富士ら横綱に向かって「もうあなたちの時代は終わった」と言ったということも報じられてるし、諫めようとした日馬富士の気持ちも理解出来る。

 だが、意見するにしても、尊敬されていなければ聞く耳は持たないということを日馬富士には理解出来ず、身体が先に反応してしまったのだろう。今どきの若者といえばそれまでだが、要は、横綱としての日馬富士の人徳の無さに尽きる。

 付き合ってる相手に、「人に意見してその人の欠点を直す」ということは大切なことであり、慈悲の心とも言える。ただ、それが相手に受け入れられなければ悪戯に人に恥をかかせ、悪口を言うだけの事と同じ結果になってしまうのだ。

「意見というものは先ず、その人がそれを受け入れられるかどうかを見極め、相手と親しくなり、何時も信用する様な状態で仕向ける処から始めなければならない。言い方なども工夫し、時節を考え、自分の失敗談等を話しながら、余計な事を言わなくても思い当たる様に仕向けるのが良い。先ずは良い処を褒めて気分を引き立てる様に心を砕き、そうした上で欠点を直すというのが意見というものである」

 これは「葉隠」の教えである。大相撲は歌舞伎と同様、閉じられた社会で磨き上げられ、鍛えられた伝統文化である。明治維新で「断髪令」が発せられても丁髷の伝統を貫き、戦後もずっと表彰式で国歌「君が代」を斉唱し国技を自称して来た。

 この「保守の牙城」でもある大相撲を潰したい勢力は存在してる訳で、日馬富士も相撲という仕事への敬意があれば酒に呑まれることは無かっただろう。

 横綱としての自覚に欠けていたことは事実で、正に不徳の致すところ。横綱という前に一人の男の誇りと名誉の為に即刻引退した方が好い。

 マスコミや国民は横綱に、力士の最高の地位としての品格や礼節を求める。横綱がそうであるなら、政治家も、政治とは最高の倫理であり、最高の道徳であるから、即刻引退しなきゃならない政治家はわんさといるな。呵呵大笑。

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2017年11月15日

安倍亡国政府、現憲法を理由に譲位儀式の簡素化を検討!

 安倍亡国政府は、畏れ多くも天皇譲位を謀った上に、現憲法に抵触する恐れがあると譲位の儀式を簡素な形式で執り行う方向で検討に入った。簡素化する理由を、譲位の際に陛下の命令でもある「宣命(せんみょう)」が、天皇の政治的な関与を禁じた憲法第4条違反に問われかねないからだと説明している。

 天皇は憲法以前の御存在である。「天皇の政治的関与」とはどういうことか。陛下の国会の開会式への御臨席、国会の解散と国会の召集、大臣への認証、その他、の御公務や各種式典、民間行事等への御臨席も全てが政治的関与ではないか。

 譲位儀式の簡素化は、恰も陛下の御意向であるかの様に謀っているが、陛下が重要視されている「祭祀」の簡素化や取止めなどを講じて来た宮内庁幹部の反天皇運動の一環で、正に国賊の所業。現憲法や現皇室典範に瑕疵があることが明白な中で、皇位継承や国事行為を語ることに違和感を覚える国民は少なくない。

 GHQは国體破壊の目論みで現憲法を与え、皇室典範の改悪を謀った。そうした中で宮内庁は「譲位は一代限り」「一部分の改正に留める」などとの詭弁を弄しているが、その実は現皇室典範を現憲法同様に正当化するものである。

「譲位」ではなく、敢えて「退位」という言葉を使用してることをしても、政府中枢や宮内庁に入り込んだ共産主義者に因る反天皇運動というのは、かなり根深い。

 歴代天皇が古来より司って来た祭事は、現憲法によって天皇家の「私事」になってしまい、現皇室典範には「大嘗祭」の規定は存在しない。つまり、皇太子殿下が即位する際に行われる即位の儀式である大嘗祭も憲法違反に問われかねない。

 現憲法は、歴史的な国家としての継続された「祭祀」に関する天皇の役割を否定し、天皇の「国事行為」のみで、「公的行為」は明文化されていない。

 大嘗祭も皇室の公的行事であり、政府がこれを主催することは現憲法を無視した違法行為として、反天皇運動を謀る共産主義者らが騒ぎ立てるだろう。

 どちらにせよ、反天皇運動を謀るクソ連中が納得する訳はなく、こういう雑音を排して、伝統に則った儀式を採り行い、陛下の大御心に報いるのは当然のこと。

 米国製の現憲法を有り難がり、GHQが謀った占領政策の一つである「神道指令」に怯え、「皇室典範に退位の儀式に関する規定はない」として、大化の改新から伝承された「宣命」の儀式を採り止めるとは何事か。安倍よ、何を考えてるのだ。

 皇統断絶勢力に与する宮内庁幹部らは、陛下の国事行為の御負担の軽減というまやかしの大義名分を振り翳し、重要な祭事である「暁の儀」の取り止めや代拝や拝礼のみという簡素化を謀って来た。減らすべきは祭事ではなく国事行為だ。

 如何にも陛下の高齢や体調を慮った様な、売国マスコミが世論誘導に因る「退位」こそ反天皇運動の極みであり、神武肇国から続く万世一系の皇統が平成の世の共産主義者らの策謀に因って断絶の危機の序章になる可能性は少なくない。

 明治憲法並びに明治皇室典範こそが我が国の正統な国法である。安易な憲法改正は明治憲法への復元・改正を限りなく不可能にする。現皇室典範下で行われる儀式は我が国の正統性を損なう。皇室の家訓である皇室典範は直ちに陛下へ奉還せよ。

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2017年11月14日

ステーキなんぞより茶屋で芸者遊びに興じた方がトランプもさぞかし喜んだだろう(笑)

 安倍首相はトランプ大統領とゴルフを愉しみ、昼にハンバーガーを、夜は銀座の高級鉄板焼きを振る舞ったという。そんな米国でも食べられるステーキなんぞより高級料亭や茶屋で芸者遊びに興じた方がトランプもさぞかし喜んだだろうに(笑)

 今どきの政治家が接待で料亭を使うものなら、「料亭政治」などと批判されるのがオチだろうが、政治家が小者になったのは、芸者遊びの何たるかも知らず、キャバクラ、SMバーだとか、小者の遊びしか知らなくなった所為でもある(笑)

 同じゴルフのタマころがしより、夜のタマころがしの方が好い。いつの時代でも重要な決め事というのは、夜の会合や座敷で決められることの方が断然多い。

 芸者遊びというが、単に酒を呑んで芸者と遊ぶというものではなく、極上の酒と料理、持て成す方も一流なら客も粋さが無ければダメだ。この花柳界(かりゅうかい)を「はなやぎかい」と読んだりする時代だもの、花柳界の用語なんて知らなければ、興味もないか。でも日本の伝統でもあり、文化でもあり知ってて損はない。

 例えば、「花街(かがい)」とは芸者町のこと。 置屋と料亭の営業を許可された地域で、「はなまち」ではなく「かがい」と読むのが正しい。「(お)出先き」は芸者の入る待合、料理屋のこと。京都で「(お)茶屋」と呼ばれる場所がそう。

 格式のある茶屋とか、銀座の高級クラブでもそうだが、「一見(いちげん)」さんは入れない。つまり、初めての客は入れない。馴染みの芸者や担当のホステスを持つというのは、一流を目指すなら必要不可欠なことでもある。

 芸者には「自前」といって看板(営業権)を持って独立している妓と、「抱っ子」と呼ばれる使用人の妓がいる。東京では「芸者」、関西では「芸子(げいこ)」。「芸妓(げいぎ)」は、明治以降の法令文書等に使われていた書き言葉。

「半玉(はんぎょく)」とは、芸子(芸妓)の見習いで修行段階の者を指し、東京や関東地域での年少芸妓の呼称。京都では「舞妓(まいこ)」と呼ぶ。

「お座つき(おざつき)」「お座敷をつける」とは、宴席に入っている芸者衆が、お座敷の途中で披露する季節の踊りや小唄振りなどの踊りのことをいう。 演目の予約を受けて、特別に見せる出し物は「余興」と言われる。

 芸者が、寝泊まりしている家を「芸者屋」。芸者が寝泊まりしないで、そこに籍を置いて通って来る店を「置屋(おきや)」とされている。

 京都などの確りした土地には、「見番(けんばん)」という組合事務所が在り、芸者も出先きも、その進退や「玉代」の精算などは、この見番を通す仕組みになっていて、芸者が出先きでトラブルがあると「籍止め」される。

「玉代(ぎょくだい)」とは芸者を呼ぶのにかかる料金で「花代(はなだい)」ともいう。 江戸時代に「線香何本分」と、線香の燃える時間を目安にした名残から、年配の芸者は今でも「線香代」と言うこともある様だ。

「出」の着物というのは芸者の正装で裾を引いてるものがそうだ。その裾を広げて上に載せての性行為が「孔雀の舞い」と言い、帯を締めたまま行為に及ぶのが「コブ巻き」など、色々な隠語があるという。座敷で直ぐに「転ぶ(寝る)」芸者は、「不見転(みずてん)芸者」といって、イイ玉ではないらしい。

 銀座でも「特攻隊」などと呼ばれているホステスがいるが、まぁ愚生的にはこういう女は嫌いじゃない。「お茶っ挽(ぴ)き」とはよく飲み屋で聞くが、暇な芸者がお茶の葉を臼で挽かされたことが語源で、暇な事を意味する。

「幇間(ほうかん)」とは宴席で主や客の機嫌を取り、自ら芸を見せ、更に芸者(半玉、舞妓)を助けて場を盛り上げる専門職。所謂、太鼓持ちのことだ。最近は、政治家の世界でも、相手の顔色を窺って機嫌を取るのに必死なのがいるが、今回の安倍のトランプへの諂いぶりは、正に幇間そのものだった。呵呵大笑。

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2017年11月09日

韓国政府、晩餐会に元UN専属の慰安婦を招待し竹島産の海老を提供(失笑)

 韓国政府主催の晩餐会に元慰安婦が招待され、竹島の名前を冠した「独島エビ」を提供したという。韓国というのは何故にこうも国際的常識が欠落しているのだろう。それ程までに日本が難いなら、米国の意向なんぞ関係なしに、日本との国交を断絶すれば好かろう。日本との国交断絶は我が国にとっては願ったり叶ったり。

 慰安婦という元売春婦の婆さんを晩餐会に招待し、然も日本軍に騙された可哀想なオモニ達なんだということをアピールしたかったのだろうが、1951年から61年にかけ「東亜日報」にUN軍相手の慰安婦募集の記事が載っている。

 韓国に駐留する国連(UN)軍に、韓国が国家として慰安婦の提供をしていた事実を報じたものだが、韓国こそ国ぐるみで他国の軍隊に慰安婦を斡旋している。

 今回招待された元慰安婦の婆さんは88歳だという。戦後72年経つが、つまりこの婆さんは15歳より前から慰安婦だったということか。そうだということは日本の軍人ではなく、戦後のUN軍や米兵相手の慰安婦じゃね~のかな(苦笑)

 慰安婦がトランプにハグをし、トランプも応じる。トランプもまさかこの婆さんが元売春婦だとは思ってもみなかったのではあるまいか(笑)

 トランプの隣で、文在寅が満面の笑みでしてやったりの顔をしていたが、己らの無知と厚顔さを世界にアピールした様なものだろう。そうした恥を、恥と思わないところが韓国人の人となりであって、その救い難い性悪さを現している。

 晩餐会の料理は激辛の朝鮮料理ではなく、宮廷料理が提供されたという。竹島産の海老は、チャプチェで提供されたというが、画像では茹でただけの様に見える。まあ、変な調理をするくらいならシンプルな茹で海老が美味しい(笑)

 元々朝鮮半島というのは支那の支配下に在り、李氏朝鮮の創設者・李成桂は明の武将。手柄を立て朝鮮半島を譲り受けた。従って、中国料理の流れを汲む宮廷料理が本来の韓国料理で、激辛の唐辛子を使った料理は日本の影響が大きい。

 文字も古くは韓国内では漢字が使用され、ハングルは使用禁止された。このハングルを朝鮮民族の文化だとして復活させたのは福沢諭吉ら日本の先人達だ。

 支那の属国だった韓国が、習近平やトランプへの二股主義を採るのは当然で、我が国は日米同盟を重視すれば好いだけで、日米韓となれば別な話し。韓国が対北朝鮮に対して足並みを乱すなら、韓国はスパイ国と見做し同盟国から排除すべき。

 万が一、北朝鮮が韓国に軍事侵攻し、核攻撃という事態になれば、朝鮮半島から多くの難民という密入国者が押し寄せるだろうが、戦後の悪しき前例を教訓に、人道的措置ではなく、難民救済は断固として拒否するべきだだろう。

 それにしても、未だに慰安婦は日本からの無心の打ち出の小槌の如くカネになると思っているが、「ライダイハン問題」を抱えながら、ベトナムに対して謝罪も補償もしない韓国に、ウソの慰安婦問題で我が国を責める資格など無い。

 嘗て「反共」を国是とした朴正煕政権下では、ベトナムでのこうした蛮行も犯罪ではなく、英雄的行為とされたというのも驚く。共産主義者との戦いと弾圧は熾烈さを増した厳しいもので、女性子供であろうが情けは無用との認識だったのだ。

 韓国が日本の残虐性をアピールしようと慰安婦問題を取り上げる度に、韓国がベトナム人に行った残虐行為と破廉恥行為、「ライダイハン」が世界に広まって行く。

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2017年11月08日

更なる米国依存、更なる米国への忠誠を示す安倍亡国内閣

 来日中のトランプ大統領と安倍晋三首相との日米首脳会談が迎賓館で行われ、対北朝鮮への圧力強化や対日赤字解消の為に米国製武器の購入で合意し、安倍も自慢げに、「嘗てないほど、日米関係の絆が深まった」と悦に入る。

 戦後、領土防衛という大本を米国に依存し、まやかしの平和を享受して来た我が国が、今更、米国抜きで、対北朝鮮や対中、対韓外交をやれる筈もなく、歪ではあるが日米軍事同盟というカタチには異論はない。唯、対米自立も視野に入れるべきだ。

 反米右翼は、日米安保条約の即時解消を訴えて対米自立を叫んでいるが、日清・日露や第二次世界大戦時にも「日英同盟」や「日独伊三国同盟」などもあった訳で、軍事戦略上は日米同盟も間違ってはいない。安保条約に基いて米軍が日本国内に駐留しようが、米軍に拠って日本という国柄が壊されることはない。

 国の在り方を考えれば、それよりも問題なのは、モリカケ問題の陰で可決された「主要農産物種子法廃止法案(種子法廃止法案)」並びに「農業競争力強化支援法」や、戦後、米国が謀った対日弱体化工作の方が遥かに国益を損なっている。

 反米右翼は、ヤルタポツダム体制打倒は訴えてはいるが、都会に住んでるからか彼らの口から我が国の農業が語られることはなく、国柄の崩壊を招く「種子法廃止法案」や「農業競争力強化支援法」より、出来もしない領土防衛に主眼を置く。

 国家の大本は、「国防」と「教育」であり、政治もでもこの二つが大事。国防とは単に領土主権の防衛のみならず護り抜かねばならぬ民族、宗教、言語、歴史、価値観、習慣、制度を護り抜くことであり、畢竟、それは皇統を死守することだ。

 自衛隊を、改憲してまで巨大な警察機構として存在を明らかにするのではなく、皇統を護る上でも国軍とすべきであり、国軍とは皇軍で在らねばならないのだ。

 教育にしても、カネの分配ばかりで教育の中身が論じられることが無く、米国製の教育委員会を有り難がり、戦後教育の誤りを一向に改めようともしない。

 教育荒廃の元凶である日教組も、日本国憲法 28条の労働基本権の理念に基き制定された「労働三法(労働組合法、労働基準法、労働調整法)」に従って設立したものも米国に因る策謀である。「労働者の保護」という目的で労使関係を規定し、対等的労使関係の基礎となっているが、その実は、労働三法に因って守られた労働者のストライキに拠って日本企業の生産低下を狙ったものというのが真意だった。

 その結果は、全国に労働組合が乱立し、米国が作った法律で守られた労働者らが、今では「反米」「反基地」を唱える始末で、労働三法は反米闘争の闘士を育ててしまうという皮肉な結果となった。「飼い犬に手を咬まれる」とはこのこと(笑)

 その昔、親米右翼の大日本愛国党総裁・赤尾敏は日米安保について、「アメリカは日本の番犬だ。番犬にはエサは必要で、イイ番犬ほど金はかかるものだ」とアジっていたのを思い出す。今やその番犬も高齢となり、ヨボヨボでボケ始め、エサばかり欲しがってる。飼い犬に噛まれてからではもう遅いのだ(笑)

 米国という国は何事も自分達の利益だけを考える国であり、喩え今日の夕刻までは友人であっても明日の朝にはもう敵となってしまっても、それを少しも不条理とも不道徳とも恥とも思わぬ国だ。まあそれが国益というものでもあるが(笑)

 トランプが安倍を友人であると持ち上げるのは、それが米国(自分)の為に有利であるからで、日米安保条約も米国にとってアジアの戦略上、日本という国と地域が必要なだけで、その他の如何なる大義名分も付けたりに過ぎない。

 安倍が、トランプの御機嫌を採る為に米国製の武器を購入するのは勝手だし、防衛の拡充には必要なことだ。だが、米国への忠誠として我が国が古来より培ってきた種子を廃止して米国に丸投げし、米国企業の参入を謀ったことは万死に値する。

 豊葦原瑞穂の国という国柄が崩壊する危険性を孕んでいる種子法の廃止を、日米同盟の為に何故にそこまでやる必要があるのだ。安倍がやってることは単に米国依存体制の強化であり、米国への更なる忠誠、否、対米追従に他ならない。

 いつまでも「米国のポチ」であってはならないが、かといって中共の犬はもっと酷い。ポチはまだペットだが、中共の犬は食用犬だろう(苦笑)

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2017年11月03日

国の為 たふれし人ぞ あるこそを 今の若人 育ち来らん(山口二矢)

 11月2日は、日本社会党党首・浅沼稲次郎を刺殺した山口二矢の命日である。生きていれば74歳、麻生太郎財務相より3歳も若い。現在の右翼陣営の低迷を鑑みれば、山口烈士や野村秋介の様な指導者がいないことが悔やまれる。

 天皇国日本を盤石の安きに導く使命を有するのは右翼陣営であり、活動家らを扇動するカリスマ右翼指導者の出現を待望して止まない。

 二矢は、昭和十八年二月二十二日東京生まれ。二男で、二月二十二日生まれと「二」の字が続いたことから、父は「二矢(おとや)」と命名した。崇拝している人物はアドルフ・ヒットラー、児島高徳、西郷隆盛、山鹿素行、吉田松陰。

 昭和34年、二矢は大日本愛国党に入党。だが赤尾総裁のパフォーマンス的運動方針に疑義を感じ、翌年5月に同党先輩だった吉村法俊、中堂利夫らと愛国党を脱党し、防共挺身隊総隊長の福田進を頼り、身を寄せる。

 後に、銀座・鳩居堂の二階に吉村、中堂らと「結成した全アジア反共青年連盟」の事務所を構える。団体の後見人として福田進が資金面などを支援した。浅沼稲次郎刺殺事件後は、吉村・中堂の二人は右翼から退き、後に共に人気作家となった。

 同年10月12日、ニ矢は日比谷公会堂で演説中の浅沼稲次郎を刺殺、現行犯逮捕された。二矢が携行した檄文にはこう認めてあった。

「汝、浅沼稲次郎は日本赤化を謀っている。自分は、汝個人に恨みはないが、社会党の指導的立場にいる者としての責任と、訪中に際しての暴言と、国会乱入の直接の煽動者としての責任からして、汝を許しておくことは出来ない。此処に於て我、汝に対し天誅を下す。皇紀二千六百二十年十月十二日 山口二矢」

 逮捕された二矢は供述録取書にも素直に応じた。

「私の人生観は大義に生きることです。人間必ずや死というものが訪れるものであります。その時、富や権力を信義に恥ずるような方法で得たよりも、たとえ富や権力を得なくても、自己の信念に基づいて生きてきた人生である方が、より有意義であると信じています」

「浅沼委員長を倒すことは日本の為と堅く信じ殺害したのですから、行為については法に触れることではありますが今何も悔いる処はありません。しかし、浅沼委員長は最早故人となった人ですから生前の罪悪を追及する考えは毛頭なく、唯故人の冥福を祈る気持ちであります。又浅沼委員長の家族に対しては、如何なる父、夫であっても情愛に変わりなく、殺害されたことによって悲しい想いで生活をし迷惑を掛けたことは事実ですので、心から家族の方に申し訳ないと思っています」 

 供述調書を取り終えた11月2日未明、東京少年鑑別所の個室で、支給された歯磨き粉で壁に「七生報国天皇陛下万才」と記し、従容として死に就いた。

《辞世》

【国の為 神州男子晴れやかに ほほえみ行かん 死出の旅路】
【大君に 仕えまつれる 若人は 今も昔も 心変わらじ】
【千早ぶる 神の御世代とこしえに 仕えまつらん 大和男子は】
【国の為 たふれし人ぞあるこそを 今の若人 育ち来らん】
【しきしまの 大和男子と生まれなば 進まん道ぞ 一ツなりける】

 テロ行為を否定するが、若し、二矢が警鐘を鳴らさねば日本社会党の勢いは止むことなく、多くの国民が浅沼らの美辞麗句に騙され、社会主義の犠牲者になってただろう。今や日本社会党は消え去り、残党である社民党も風前の灯火。この現実こそが、二矢の憂国の至情が間違いで無かったことの証でもある。

 旧来の思想や社会構造を打破しようとする時には常軌を逸した行動が生まれる。この行動こそが正に正気の狂気である。すめらみこといやさか。天皇陛下万歳。

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