2016年05月

2016年05月29日

南シナ海で日米越連携し対中包囲網を強化

 今日の産経新聞のトップに、「南シナ海・日米越連携」し、対中包囲網を強化するという記事が載っている。南シナ海やインド洋での中共の横暴ぶりを三国で対峙しようというものだが、ベトナム(越)との連携は実に心強い。意外と思うだろうが、ベトナムは最新鋭の武器は無いが国防意識は世界屈指で戦争にも負けたことはない。

 その昔、ベトナムというのは清朝の朝貢国である。「清仏戦争」に負けた清国は賠償の一部としてベトナムをフランスに差し出した。後に、ベトナムの英雄となるファン・ボウ・チャウは、新しい宗主国を探しに我が国を訪れる。当時の日本というのは、フランスよりも強いロシアと戦争の真っ只中。そして我が国が勝利する。

 ファンは、その日本勝利の衝撃を、「この時に当って東風一陣、人をして爽快足らしめる事件が起きた。日露戦役は我々の頭脳に一新世界を開かしめた」と記している。時の宰相である犬養毅に拝喝したファンは、犬養首相に「朝貢もするから、軍を出してフランス人どもを追い出して欲しい」と懇願するも、犬養はこう諭す。

「自分の国は自分で守るものだ。日本はその為には協力を惜しまないが、自分は何もしないで他人に血を流して貰おうというのは料簡が違う」。この言葉にファンは恥入り、祖国から若者を日本に呼び学ばせる。先ずは世界を知り、戦い方を知る。

 ベトナムの悲運とも言える抵抗運動は、日本に学んだところが大きい。ベトナムは先ずフランスと干戈を交え、そして勝利する。その後には米国と戦うとこれも追い出した。米国が撤退するや背後から攻め入る中共の傀儡政権ポルポト派を倒した。これに怒った中共は人民解放軍を送り込むも、ベトナムはこてんぱんにやっつけた。

 鄧小平はこの「中越紛争」での惨敗から人民解放軍の近代化を謀り、軍拡路線を定着させるに至った。現在の中共の軍事大国路線もこれを継承するもので、つまりはベトナムに戦い方を教えた我が国にも中共の増長を招いた責任があるというもの。

 ベトナムはフランス、米国、中共という強敵を全て破った唯一の国であり、祖国を想う心と国民の国防と意気の気高さ世界でも指折りの国家である。最近でも、南沙諸島で中共の軍艦がベトナム漁船に発砲し負傷者が出ると、べトナムはトンキン湾に入り込んだシナ漁船団を襲撃して、きっちりと仕返ししたことは記憶に新しい。

 実に立派に成長したベトナムだが、方やその恩師の我が国はというと、尖閣列島や竹島、北方領土で主権を侵されながら拱手傍観し、相変わらず米国依存のまやかしの平和を貪り続けている。「自分の国は自分で守るものだ。自分は何もしないで他人に血を流して貰おうというのは料簡違いだ」との犬養の台詞が空しく響く。

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2016年05月28日

「核なき世界」の実現に日米は足並みを揃えよ!

 オバマ大統領が原爆被災地である広島を訪問したことは歴史的なことであることに違いなく、「核なき世界」が実現するか否かは別にして、未だに原爆投下を肯定する勢力が多い米国内に於いて広島訪問を決断したオバマ大統領に敬意を表したい。

 過日、ネットで知人でもある右翼幹部のブログを目にした。そこにはオバマの広島訪問に反対し「訪問するなら先ずは謝罪せよ」などと綴られていたが、余りの度量の無さに読んでいて悲しくなった。この右翼と同じことを叫んでたのが韓国人被爆者らで、昨日も広島で「オバマは謝罪しろ!賠償せよ!」と騒ぎ立てていた。

 中共ではオバマ大統領の広島訪問に便乗して「南京も忘れてはならない」と日本の加害者責任を追求し、オバマや安倍首相を南京大虐殺記念館での献花を要望した。

 我が国周辺国を見渡してみても、腹黒い国々が幅を利かせ、魑魅魍魎の世界が犇めいている中で国益を如何に守るのか、我が国の手腕と覚悟が試される。

 毎年、8月6日の広島、9日の長崎と原爆が投下された日に焦点を合わせて「原水爆禁止世界大会」が開催される。 世界から核兵器が無くなることに越したことはないが、核兵器も保持していない日本国内で「核兵器反対」を訴えても意味はない。

 この運動は純然たる市民の署名運動から始まったものだ。署名運動の輪が全国に広がって行くのに目をつけた社民党(旧日本社会党)と日本共産党が割り込みを謀り、イデオロギーに汚染させると、終には主導権争いを演じて分裂させてしまう。

 社民党系の「原水禁」と、共産党系の「原水協」である。日教組が共産党系の「全教」とに分断と同じ構図だが、これだけでも連中に「平和」など口にする資格はない。連中の目的は「平和」を利用した党勢拡大の策謀であり、何のことはない、原爆を投下したのが米国だから騒いでるだけの「反米活動」に過ぎない。

 米国の原爆投下への批判はあって当然のことだが、左翼勢力の連中は執拗に古傷を暴き、日米離間を図ると共に、党勢拡大と革命謀略に狂奔しているに過ぎない。 悲しい現実ではあるが、我が国と米国は、国家の威信を賭けて戦っていた訳で、新しい兵器を開発し使用したこと自体は「三分の理」を認めざるを得ない。

 左翼団体や自称・平和団体の「反米」の行き着くところは、占領下で米軍の謀った戦後民主主義教育と自虐史観に因る洗脳であるのだが、未だにその洗脳から目覚めようともせず、いけしゃあしゃあと「反米」を口にするとはマヌケ過ぎる(笑)

 原爆投下というのこういう新種が殖えてしまったのは皮肉な結果でもある。こうした現象は東京電力福島第一原発事故後の反原発派にも言えることだが。

 米国の洗脳にどっぷり漬かっている左翼が「反米」などとは滑稽極まりないが、米国の謀った弱体化政策は、米国が予想した以上の成果を齎し続けている。

 長崎に原爆投下された9日未明、ソ連は「日ソ不可侵中立条約」を一方的に破棄すると満州や南樺太に侵略を開始した。この日を境に日本人同胞の虐殺や強盗・凌辱事件が頻発し、最終的には我が国固有の領土であった樺太や北方領土が強奪された。

 この鬼畜の如き蛮行で亡くなった日本人同胞は、広島・長崎での原爆投下での死者数を遥かに超える。また、終戦後シベリヤに抑留され極寒の地で亡くなった方も数え切れない。日本国内ではシベリヤ抑留者は約60万人と言われるが、ロシアの資料では約70万人、米国の資料では約90万人の日本人が抑留されたと明記されている。

 自称「平和屋」の連中が過去にも、現代に於いてもこの旧ソ連の蛮行を取り上げ、糾弾したことは一度たりとも無い。これこそが彼らの正体を如実に現している。

 我が国の「平和」は米国の核の庇護下での偶然の賜物でしかなく、「平和」という空念仏を唱えるのではなく、自ら創り出さなくてはならない時代なのだ。

 心の呵責無しに核兵器を有する資格があるのは、世界で唯一の戦争被爆国である我が国だけである。真の平和を創造する為に「限定的核武装」も安全保障戦略の一つに採り入れるべきであり、「核なき世界」の実現に日米は足並みを揃えよ。

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2016年05月26日

沖縄県の婦女暴行殺人事件は実に痛ましく遺族の悲しみは留まることはない

 沖縄県うるま市での元米軍海兵隊で軍属に因る婦女暴行殺人事件は実に痛ましく、遺族の悲しみは留まることはない。翁長雄志沖縄県知事は被害者意識丸出しで、米軍と日本政府にその責任はあるとして綱紀粛正と犯罪防止を訴えているが、地元の治安維持を総括する沖縄県知事として全く責任が無い訳ではあるまい。

 また、こうした事件が起こると、それを反米・反基地運動に利用する左翼陣営にも違和感を覚える。沖縄県民の反日姿勢や反米感情は今に始まったことではないが、この様な状況に陥っている要因には、皮肉にも米国の戦後政策の失敗がある。

 例えば、嘘に嘘を重ねたデマ宣伝が史実の中に「沖縄集団自決軍命令説」があるが、恰も、事実であるかのように罷り通って来た集団自決軍命令説だが、その初出は昭和25年に沖縄タイムスから出版された「沖縄戦記・鉄の暴風」という本だ。

 売国作家である大江健三郎の「沖縄ノート」など、幾つかの集団自決の記録や本が存在するが、この「沖縄戦記・鉄の暴風」が原資料になっている。大江は取材もせず、この「鉄の暴風」をパクり「沖縄ノート」を書き上げ、摩訶不思議なことにこの本が集団自決軍命令の証拠として、摩訶不思議な判決が下っている。

 こうした事実は、曽野綾子の著書「集団自決の真相」でも明らかになっているが、我が国司法の正義が欠落した一つの事例でもある。この記事は、沖縄タイムス社の記者2人が3ヶ月で書き上げたものだ。たった3ヶ月で膨大な「鉄の暴風」を書き上げられたのは、関係者を那覇の旅館に集めて取材したからに他ならない。

 驚くことに、その関係者の中には誰一人として渡嘉敷・座間味の集団自決現場に居たものはいなかった。要するに、関係者の伝聞、仄聞したものを尤もらしく書いただけのフィクションでしかない。何故米軍占領下の昭和25年に全島から証言者を1箇所に集めることが出来たのかという疑問だが、理由はっきりしている。

「沖縄タイムス」の創刊の辞には、「我々は、アメリカの暖かい援助の下に生活している。この現実を正しく認識することは、取りも直さずアメリカ軍政に対する誠実な協力であり・・・」と綴られている。この文言が示す通り、沖縄タイムスが、米軍の御用新聞として出発した新聞社であることが伺い知ることが出来るだろう。

 戦後沖縄の人々は「日本軍を加害者、米軍を解放軍」などとは思ってはいなかったが、米軍は徹底的な検閲を行い、米軍こそが日本軍国主義からの「解放軍」であると大々的な宣伝を行った。その有力な協力者が「沖縄タイムス」だったのだ。

「鉄の暴風」は、日本軍加害者論を宣伝する為の出版物として、米軍支援の下に発行されたのは想像するに余りある。「鉄の暴風」の中に次の様な件がある。

「なお、この動乱(沖縄戦)を通じて、おそらく終生忘れることのできないことは米軍の高いヒューマニズムであった。戦いの暗澹たる記録の中に珠玉の如き光を放つ米軍のヒューマニズム・・・」この件も「鉄の暴風」の正体を雄弁に語っている。

 反米反基地逞しい左派集団が、未だ米軍宣伝の嘘や戦後民主主義教育や自虐史観を信じていることは滑稽極まりない。皮肉にも、反地基地運動や反米闘争を煽動しているのは、「沖縄タイムス」を始めとした反キチばかりで、これ即ち、米軍の自業自得、悪因悪果でもある。こんな嘘を何時までも許して置く訳にはいかない。

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2016年05月23日

選挙権年齢の引き下げに伴い「少年法」の適用年齢も引き下げよ!

 選挙権年齢が18歳に引き下げられるのを受け、大方の予想通り、アホ教師らの安っぽい政治思想を生徒に植え付け様とする事例が全国で見受けられる。

 北海道立苫小牧西高校の教員が生徒らに安保関連法案への反対ビラを配布し署名を求めていたことが発覚したが、こうしたことは氷山の一角に過ぎない。

 左翼かぶれの教師らがこうした行動をすることは想定内だが、如何せん、無知な若者は洗脳されやすく、純粋な正義感が利用されてしまうことは想像に難くない。

 学生時代の先生の影響力は大きく、純粋無垢であればあるほど洗脳され易い。多くの教師がまともなのは承知しているが、中には異常な精神構造の教師もいるのは確か。その中でも、日教組や全教の教師らが、今回の公職選挙法改正を千載一遇の好機と言わんばかりに利用し生徒を洗脳してくるのは火を見るより明らか。

 自らを「労働者」と呼び、労働者として現体制の否定と革命謀略の推進を謀る売国団体が日教組や全教である。その左翼教師どもの最も優秀な教え子であり、共産主義という麻疹に正義を求めた体現者が永田洋子(ひろこ)や坂口弘ら死刑囚である。

 中核、核マル、核労協、連合赤軍などの極左暴力集団然り、若者らは先生の教えを忠実に守り次々と暴力革命に狂奔した。正否は兎も角として若者はのめり込み易く、若者の特権でもある純粋な正義感を暴力というカタチで表現したのだ。

 最近の国会周辺での政治集会でもそうだが、共産党や日教組などに煽られた若者がファッションの延長の如く「戦争法案反対!」だとか「安倍政権打倒!」を叫んでいるが、これこそ左翼陣営に因る「煽り」「唆し」「誑かし」の結果でもある。

「無知が犯罪を生む」という。無知な若者の政治参加には、第二の永田洋子や坂口弘を創り出す危険も孕んでいる。公職選挙法改正に伴い選挙権年齢を引き下げるなら、「少年法」を旧法の15歳に戻すべきだが、先ずは18歳に引き下げるべきと思う。

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2016年05月10日

「あなたの土地をお貸しください!」という便乗商法

 ドライブしたり、飛行機に乗って海岸線などに目を向けると大規模な太陽光パネルや巨大な風力発電の風車を目にする。郡山市内の布引山、会津の背炙山の巨大風車は圧巻だが、自然の風景と最先端技術の融合は見る者にとっては異様な光景である。

 原発稼働停止で、国内の大資本から民間企業、外国資本までもが太陽光発電事業に参入した結果、地上げ屋が跋扈し、山林が売買され森が伐採されて行った。

 緑豊かな森が人工的なパネルで敷き詰められ、広場も埋め尽くされ自然の景観を損なっている。バブルで浮かれてゴルフ場やリゾート開発をしまくったことと同じ構図である。野村秋介の著書「友よ山河を滅ぼすなかれ!」のフレーズを都合好く使ってる右翼民族派諸氏は、森林開発の異常な光景をどう見ているのだろう。

 悲しい哉、「木を見て森を見ず」そのものであり、物の見方が実に薄っぺらい。エネルギー資源の乏しい我が国が、原発を再稼働せず、太陽光や風力、石油や天然ガス、再生可能エネルギーだけで繁栄を維持し続けられるとは到底思えない。

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 画像は、遊休地や農地、私有地などに太陽光パネルを設置しようという再生可能エネルギーを推奨する反原発派のパンフレット。東日本大震災に於いて、東京電力福島第一原発事故が起きて、福島県民ならば「原発さえ無かったら」の思いは強い。

 そんな中で、「原発に依存しない、安全で持続可能な再生エネルギーの普及」というパンフレットを目にし、「あなたの土地をお貸しください!」と呼びかけられれば、疑いも無く貸す人も現れるだろうし、有償ともなれば尚更だろう。だがそれは、原発事故に乗じ人の良心や正義感に付け込んだ催眠商法そのものである(笑)

 太陽光エネルギーは家庭の電力ならいざ知らず、我が国の基幹エネルギーには成り得ない。こんな杜撰で御粗末なエネルギーに頼っていれば将来的には産業振興に影響を及ぼし、また電力不足に陥り日常生活をも脅かされることになるだろう。

 再生可能エネルギーという理想を語ることは否定はしないが、何事も現実を見て柔軟に対応すべきだと思うし、もっと原発を信じても好いのではあるまいか。

 反原発派というのは他の意見を受け容れることはなく、思考停止状態だから始末に負えない。太陽光エネルギーについては、電力会社が「買い取り中止」を宣言したことで、今後は事業が縮小し、後々は事業停止に陥るのは時間の問題だろう。

「原発再稼働」となれば益々早まるだろう。だが、再生可能バブルで太陽光エネルギー事業で伐採された森林は、バブル崩壊で荒れたゴルフ場だけが残った様に、ほったらかしにされるのは必至で、麗しい緑豊かな森が元の姿に戻ることはない。

 その荒れたゴルフ場に太陽光パネルが張り巡らされているが、商魂逞しいとはこのこと。バブルに踊った地方のリゾート地もまた経営難に陥り、北海道占冠村の「星野リゾートトマム」は中国資本に買収されチャイナタウン化は時間の問題だという。

 占冠村以外にも、新得町の「サホロリゾート」や、倶知安町の「ニセコスキーリゾート」も、シナ人が押し寄せ、町自体が蚕食されつつあるというし、政府も安全保障法案云々の議論も結構だが、もう少し危機感を持ったらどうなのか。

 太陽光パネルが台風や竜巻などの自然災害で壊れた場合の環境に及ぼす危険性も指摘されているが、そうした問題への対応は語られることはない。パンフレットの「会津電力株式会社」の責任者は、喜多方市の大和川酒造の九代目佐藤弥右衛門。

 原発事故が起きて、反原発こそが正義だと思って後先考えずに突っ走ったのだろうが、軽挙妄動の感は否めない。大和川酒造の「弥右衛門酒・純米大吟醸」のファンなので個人的に落胆の色は隠せなかったが、まぁ当分飲むのは止めとこう。呵呵。

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2016年05月03日

大日本帝国憲法の改正で成立した現憲法は大日本帝国憲法に復元すべし!

 本日5月3日は「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する日」、所謂「憲法記念日」だが、国の成長を期する上で、現憲法が国の成長を阻害する元凶となっており、憲法を「記念」する日ではなく、新憲法の制定を「祈念」する日が相応しい。

 自民党の憲法改正原案は、天皇を「元首」と位置付け、9条を改正し自衛隊を「自衛軍」とするなどが明記され、第96条の改憲発議要件を「国会議員の3分の2以上」から「2分の1」に緩和することを特に重要な項目と位置付けている。

 自民党というのはいつから改憲政党に成り下がったのか。改憲ではなく自主憲法の制定が党是である。自民党議員や自称・保守派らは第9条の改正に拘り、9条こそ重要だと位置付けしている点では、9条信者の「誤(護)憲派」と大して変わらない。

 自民党政権が未来永劫続く訳でもない。第96条の改憲発議条項を緩和するということは、万が一、共産党などの革命政権が樹立した場合、再改憲や天皇条項の削除も容易になるという危険も孕んでいることを自覚しているのだろうか。

 現憲法が、大日本帝国憲法(以下帝国憲法)第七十三条の、「貴族院と衆議院の両議院の総議員の三分の二以上の出席を要し、且つ出席議員の三分の二以上の多数」という条項に則って議決されている様に、現憲法第96条の改正を図るなら、発議条項より「国民投票」というまやかしこそ取っ払うべきではなかろうか。  

 憲法改正原案を見れば、前文の全面的な改定及び天皇を「日本国の元首」とする規定や環境権の創設や選挙権と国籍要件など、一見すると立派なものになるのではとの期待感を感じるが、所詮は現憲法を認めた上での改正でしかない。

 自民党の党是は過去には「自主憲法制定」であり、現在は「新憲法制定」であったにも拘らず、改正を目論むとは結党の精神と党是に矛盾しているのは明らか。

 日本国憲法は、米国の意図としては表面上は、「新憲法(日本国憲法)の制定」とはなってはいるが、建前上は日本人の手に拠る「帝国憲法の改正」である。

「将来此ノ憲法ノ条項ヲ改正スル必要アルトキハ勅命ヲ以テ議案ヲ帝国議会ノ議ニ付スヘシ此ノ場合ニ於テ両議院ハ各々其ノ総員三分ノ二以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開クコトヲ得ス出席議員三分ノ二以上ノ多数ヲ得ルニ非サレハ改正ノ議決ヲ為スコトヲ得ス」という大日本帝国憲法第七十三条により成立したものだ。

「朕は、日本国民の総意に基いて新日本建設の礎が定まるに至つたことを深く喜び、枢密顧問の諮詢及び帝国憲法第七十三条による帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる。御名御璽 昭和二十一年十一月三日」

 この昭和天皇の勅命が示す通り、制定当時の我が国は連合国の占領下に在り、当時の政府にしてみれば不本意ではあるが、米国の様々な条件を呑まざるを得なかったというのが真相である。戦争終結後、屈辱的経緯の下に米国製の憲法が押し付けられた訳だが、現憲法は米国による強要であることは言うを俟たない。

 米国人ジャーナリスト・マーク・ゲインが著した「ニッポン日記」という著書がある。著書というより日記ではあるが、ゲインが終戦直後、連合軍司令部や日本の政府や政党、財界など各方面を訪問し、それらを綴ったものでその内容は興味深い。

「ニッポン日記」は、ゲインの見聞だけではなく、取り扱っている話題の意味、即ち「米国が、日本をどの様に変えようとしたか」という主題を深く彫りこんでいる内容で、GHQに因る占領下当時の歴史を知る上でも貴重な著書でもあろう。

 日記の日付は、コーン・パイプを咥えたマッカーサーが厚木基地の飛行場に降り立った1945年の12月5日から始まり、最後は1948年5月3日と記されている。

 この2年半の間に我が国は徹底的に「民主化」された。取材範囲は広範囲に及び、この中には日本国憲法制定の秘話、即ち現憲法制定迄の真相が記されてある。

(略)マッカーサー司令部の民政局の首脳将校達は厳秘のうちに日本の新しい憲法を起草する様に命ぜられた。第一ホテルの一室で開かれた非公式な会議で新憲法の総括的な輪郭が描き出された。その翌日、ホイットニー代将は部下全部を会議室に召集した。ホイットニーはマッカーサー元帥に新憲法中に期待する三原則を読み上げた。

 ①日本は戦争を永久に放棄し、軍備を廃し、再軍備しないことを誓うこと。
 ②主権は国民に帰属せしめられ、天皇は国家の象徴と叙述せられること。
 ③貴族制度は廃止され、皇室財産は国家に帰属せしめられること。

 この「ニッポン日記」の他にも、憲法制定での逸話が記されたものは多くあるが、「天皇白書(文芸春秋発行)」の細川隆元の「天皇の代償」もその一つ。

 一部を摘記すれば、「マッカーサーは、21年2月3日、民生局長のホイットニーに司令部案の起草を命じている。司令部案といのは憲法草案である。この司令部起草案は10日間で仕上げられ、2月12日にタイプで打たれ、翌13日突如して日本側に突き付けられた」。ホイットニーは吉田外相、松本国務相に次の様に言い渡した。

「マッカーサー元帥は、予てから天皇保持について深甚な考慮を廻らしつつあったのであるが、もし、日本政府が今自分の方から出した案を呑まないなら、此方としては、天皇の身分保障は引受けられぬ」。この「天皇の身分保障は引き受けられぬ」とは、これ全くの脅しではないか。我が国家、我が民族の命である天皇陛下の身分が保障されないとあれば、彼是と注文を付ける訳にはいかないのは当然であろう。

 こうした屈辱的経緯の下に米国製の憲法が押し付けられたというのが真相である。こうした現憲法が制定された経緯を明らかにすれば、現憲法再改正である帝国憲法の復元は容易であり、復元改正こそが、現在議論されてる集団的自衛権の憲法解釈や靖國問題など、現憲法との整合性を疑われる諸問題も容易に解決を図れるだろう。

 明治22年2月11日の紀元節の折に、畏くも明治天皇は、帝国憲法施行の際に下し給える憲法発布勅語の中で「惟フニ我カ祖我カ宗ハ我カ臣民祖先ノ協力輔翼ニ倚リ我カ帝国ヲ肇造シ以テ無窮ニ垂レタリ此レ我カ神聖ナル祖宗ノ威徳ト並ニ臣民ノ忠実勇武ニシテ国ヲ愛シ公ニ殉ヒ以テ此ノ光輝アル国史ノ成跡ヲ貽シタルナリ」と思召し遊ばされた。この御神勅こそ正に、天孫降臨の御神勅の精神の継承である。

 大日本帝国憲法には、「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」と在ることをしても、我が国は正に「天皇国日本」であり、これこそが日本国民たるものとして肝に銘じて、忘れてはならない万古不磨の大原理大原則であることを知るべし。

 現憲法は押付け憲法であり、実質的には大日本帝国憲法の改正である。現憲法を再改正は第96条の改正などという姑息な手段ではなく、帝国憲法七十三条に基付いて改正された事実に刮目し、現憲法の無効と帝国憲法の復元・改正こそ目指すべし!

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2016年05月01日

「大和魂」とは「大和心」であり「和魂」である

 今日から五月。いつもの様に神饌を捧げ、玉体安穏と心願成就を祈願する。ふと考えた。祝祭日に日の丸を自慢げに掲げるが、自宅に神棚が在り、朔日(更には十五日)には神饌や榊を必ず替えるという自称・愛国者はどれほどいるのだろうか。

 神社の社頭での参拝者を見ていて気になるのは、拝礼し二礼二拍手一礼。その後、頭を垂れ瞑想という作法で参拝する人はかなり少ない。多の人は二拍手の後で手を合わせて祈る人で、寺での作法と混同している。まぁこれも神仏習合だろうか(笑)

 まぁ、そうした参拝でも神道は大らかだから大丈夫ですが、祈るより感謝が大事。近年の「愛国」ブームとはこの程度で、態態、国旗を掲揚したことをひけらかしたりしているが、ハッピーマンデーにも掲げて悦に入ってるのだから罪がない。

「愛国」という言葉を最初に使ったのは持統天皇である。その由来は「日本書記・第三十三巻」に在る「朕嘉厥尊朝愛国売己顕忠」という勅語からの引用。

「我(朕)は、貴男が廷を尊び、天皇国を思い、己を売ってまで忠誠を示したことを(顕・あきらかにした)嬉しく思う(嘉・よろこぶ)」という意味である。我が国の歴史の中で、一般の個人に与えたられた勅語はこれ以外にはない。

 天智2年(663年)、唐・新羅連合軍に攻撃された百済は、日本に救援を求める。日本軍はその要請に応じ、中大兄皇子(天智天皇)を中心とする大和(やまと)朝廷は、全国から集った傭兵凡そ5万人の援軍を百済白村江(はくすきのえ)に送った。

 だが「白村江の海戦」で大敗を喫し、生き残った者は捕虜となった。その捕虜の一人、大伴部博麻は「唐が日本を攻める」という情報を得るも、日本に知らせる術はなく、自らを奴隷に売って資金を捻出し、仲間を帰国させ危機を知らせる。

 これが持統4年(689年)のこと。奴隷となった博麻が帰国したのは、何とその30年後のことだった。帰国後、持統天皇が博麻を表彰した際に送ったその言葉が前出の「愛国」の由来となった勅語である。 確かに、現代の日本人が失った徳目を呼び返そうという標語として、「愛国心」は最も相応しい言葉だとは思う。

「日本の様な国には、愛国心などという言葉はそぐはないのではないか。【大和魂】で十分ではないか」とは三島由紀夫だが、この三島の言葉の意味は大きい。そんな「大和魂」だが、多くの人は、特攻隊の様な勇ましさを表す言葉だと思ってはいないだろうか。大和魂とは、「大和心」であり、「和魂」である。

【敷島の大和心を人問わば、朝日に匂う山桜花】という、これに尽きます。

 まぁそんなとこで、GWというのは、普段休日の様な日々を過ごしている愚生にとっては、相談する会社社長も休みだし、色んな意味で余り有難くはない。呵呵。

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