2015年07月

2015年07月29日

放射線を怖がるばかりじゃ何の解決も図れない

 原発事故以来、県内では「放射線から子ども守ろう!」といった活動の影響から、放射線への恐怖だけが蔓延し、未だに放射線への理解は浸透していない。

 意味の無い除染に数兆円の予算を組むなら、原発事故での放射線の科学的データを示し、県民や住民に放射線の理解と安心を与えて行くべきだろう。

 未だに、放射線で「鼻血が止まらない」「奇形が生まれた」などといった荒唐無稽な話しばかりが飛び交ってるのを見聞きするとうんざりもいいとこだ。

 放射線というのは、抑々、生きものが生きて行く上で必要不可欠な物質でもある。例えば、「塩分」にしても生きる上では必要な栄養素だが、摂り過ぎると高血圧や脳卒中の原因になり忌み嫌われているが、摂取しなけりゃ死に至る。

 放射線も同じで、放射線を浴び過ぎると癌になり易くなるという単純な理屈だけだ。人は必ず死ぬし、日本では今や国民の三分の一が癌で亡くなると言われている。癌は別に放射線だけによるものでもなければ、癌による死だけが特別でもない。

 以前、「患者よ、がんと闘うな」を上梓し、「癌は切るな」「癌検診、百害あって一利なし」という独自の理論を展開する慶応大学の近藤誠はこう語る。

「癌治療が苦しいのは、手術や抗癌剤治療を受けるからで、これらをなるべく避けて治療すれば、治るものは治るし、治らない場合にも、そう苦しまないで済む対処法も進んでいるから末期癌でも最後まで意識清明でいられる」 。刮目する内容である。

 発癌性ある物質は放射線もその一つに過ぎない。発癌性の高いもの一つに高血圧の薬がある。愚生も常用してるが降圧剤は発癌性も然ることながら、感染症のリスクも増すことも報告されている。それをカネを払って飲んでるのだから嗤えない。

 抑々、この高血圧の基準も実にいい加減なもので、Tokyo DD Clinic院長でNPO法人・薬害研究センター内海聡理事長によれば、「医師会による策謀」と言っても過言ではない大嘘だという。この内海理事長、政治的な発言などではチンプンカンプンな自説を垂れ流すこともあるが、医学に関しては膝を打つ内容のものは多い。

 我が国の基準値は最高血圧が160~最低血圧が95mmHgだったが、20平成12(2000)年に、最高血圧140~最低血圧90に引き下げた。昨日まで血圧が150~92という正常値だった健康な人が高血圧患者されることとなり、病人にされてしまった。

 この基準値を下げたことで新たに2100万人の高血圧の患者が増え、これまでと合わせ3700万人が高血圧となり、血圧を下げる薬が膨大に出され、製薬メーカーの利益は増大した。我が国の殖え続ける国民医療費はこうした医師会と製薬会社、それとそうした利権構造にタカる政治家の腐敗構造によるものが大きい。

 80歳の人の5年生存率を最高血圧から調査した研究によれば、最高血圧が180以上の人達の生存率が最も高くなり、最高血圧が120~140のグループの生存率が一番低いという。抑々、高齢になると、血圧が高くなるのは正常な生理作用。それを薬で下げてしまうことでリスクが発生するのは当然といえば当然のこと。

 一般の塩は塩化ナトリウムの純度が高過ぎる不自然な塩で、かといってミネラル成分が多ければよいというものでもない。昔ながらの製法で作られた自然塩には適度のにがりが含まれていて、塩はやはり海水などで作られる自然塩に限る。

 血圧の基準自体が嘘なのだが、洗脳されて嘘を信じてしまっていることを自覚出来るかどうかである。放射線の認識も怖がるばかりじゃ何の解決も図れない。まぁ、愚生も原発事故の影響下にあるし、降圧剤服用者ではあるが、恐らくは癌で死ぬことはないだろう。もし愚生が斃れるとしたら、癌より脳卒中だろうなぁ。呵呵。

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2015年07月23日

「熱狂した大衆だけが操縦可能である(ヒトラー)」とは蓋し正論

 暇潰しと備忘録を兼ね、facebookやtwitterをやっている。新聞やテレビ、本などとはまた違った情報もあり、その正否や是非は兎も角、参考にはなる。高がSNSだが、綴る文章や採り上げる話題などでも、その人となりも薄薄理解出来る。

 最近のfacebookは友達が「いいね!」やシェアしたものがアップされ、それに「いいね!」なんて押したものなら、その友達の友達や元ネタの主から「いいね!ありがとうございます。よかったら友達に!」なんて友達申請が来たりもする。

 面倒臭いので最近は、非表示にしてしまうことが多くなった。何故なら、他のFBFの味のある投稿が読めなくなってしまうことがあるからだ。シェアした記事もそうだ。シェアするだけで自分の意見が書かれていないのはホント迷惑でしかない。

 シェアした記事に何を感じ、どう思ったのかを短い文章でも好いから綴るべきだろう。共通してるのは同じ様な内容のもので、そうした記事を一日中目にしてると流石に辟易するし、同じ様な考えの仲間内で記事を廻して何になるのだろう。

 そんな自称・保守派の行く末を心配もする。政治の記事や動向なんぞ、その時々で変わるもの。マスコミの煽る話題に熱くなり、一喜一憂に意味はない。

 今日の地元紙に乗ってる共同通信社の世論調査を見ても、如何に国民というのは大勢に流されるかが手に取る様に理解出来る。何事も本物と本物の戦いであり、政治も真の政治家が強いリーダーシップを発揮すれば、大衆というのはどうとでも動く。

 今のご時世、アドルフ・ヒトラーの「大衆の多くは無知で愚かである」「熱狂した大衆だけが操縦可能である」という言葉は正鵠を射てると思う(笑)

 世論調査の設問で「あなたは戦後を象徴する出来事は何だと思いますか。三つまで選んでください」というのがあった。1位は「東日本大震災と東京電力福島第一原発事故」49%。2位は「高度経済成長」41%。3位は「日本国憲法」の29%と続く。

「バブル経済と崩壊」「沖縄返還」「東京五輪」「オウム事件」「あさま山荘事件」などなど30項目。だが、何故か三島由紀夫・森田必勝ら楯の会による市谷駐屯地総監監禁事件(三島事件)や「浅沼稲次郎刺殺事件」が設問に無い。

 如何にも共同通信らしい設問だが、三島事件とは、それこそ安全保障と国防への警鐘乱打であり、日本男児としての魂から発した獅子吼であったのだ。

「檄」は「我々は戦後の経済的繁栄に現を抜かし、国の大本を忘れ国民精神を失い、本を正さずして末に走り、その場凌ぎの偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は自己保身、権力欲、偽善のみに捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されず誤魔化され、日本人自ら日本の歴史と伝統を潰して行くのを、歯噛みしながら見ていなければならなかった」と認めてあった。

 国體を守るのは正しく軍隊であり、政体を守るのは警察の務めである。政体を警察力を以て守りきれない段階に来て、初めて軍隊の出動によって国體が明らかになり、軍は建軍の本義を回復するであろう。日本の軍隊の建軍の本義とは、「天皇を中心とする日本の歴史・文化・伝統を守る」ことにしか存在しないのである。

 野党は左翼勢力は、安全保障関連法案は「違憲」と批判してるが、自衛隊の存在こそが憲法9条違反であろう。その違憲である自衛隊は今や合法的に存在していることに刮目すれば、安全保障関連法案もまた合法というのは当然の帰結でもある。

「国防」とは、単に領土主権だけの問題ではない。三島由紀夫はそれを「国防とは、それを失えば日本ではなくなってしまうことを死守することだ」と教える。

 つまり「国防」の任務は、歴史・伝統・文化に裏打ちされた日本という国柄を守ることであり、畢竟、皇統を死守することに在るのだ。自衛隊は「国軍」であり、「皇軍」で在らねばならないというのはこういうことであるのだ。

 いつまでもあやふやな立場の儘で「国防」という国家の大本を任せるとは自衛隊員に対して、また殉死した自衛隊員への冒涜である。早々に矛盾だらけの現憲法の「無効」を高らかに宣言し、主権国家として、王道を歩んで往かねばならない。

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2015年07月21日

安倍もいっそのこと「現憲法無効」を宣言してみたら如何か

 19日付の地元紙の一面には内閣支持率が37%、不支持率は51.6%となり、安倍政権発足から初めて支持と不支持が逆転したと仰々しい記事が躍っている。

 見方に由ってはこれが最低の数字であり、安保関連法案の衆院採択も、マスコミや野党が騒いでる割には冷静に見ている国民が多いということは、ある意味、日本人のバランス感覚の好さを示している数字でもあると思うが如何だろう。

 左翼に傾倒しつつある地元紙には珍しく、19日付の「日曜論壇」の記事は至極真っ当な内容が書かれてある。担当は元東京地検特捜部長の宗像紀夫弁護士。

 現在は、内閣官房参与という立場にいるからか安倍の政策を擁護する。「安保法制を巡る議論は、国民にとっては確かに分かり易い議論にはなっていない」として「もっと平易に、かみ砕いて説明することが必要だ」と語る。検事を経験し、弁護士という立場にいる者として、刑事法の「正当防衛」の理論や考え方で説明する。

「友人と二人で夜道を歩いている時に、強盗が自分を襲ってきたらどうするか。逃げるか、反撃するかのどちらかだろう」。「殴られたら殴り返すなどの行為は一定の要件を満たせば罪にはならなず、適法行為となる。これは一緒にいた友人が襲われた場合も、友人を救う行為は正当防衛として、適法な行為と判断される」と語る。

「この刑法三十六条の規定は、個人対個人の関係を定めたものだが、集団的自衛権を考える上で参考になる考え方だ」と説明するが、これなら余程のバカか確信的左翼じゃない限り理解出来る。我が国の自衛隊は法的には軍隊ではなく、巨大な警察機構であり、本来、見直すべきは集団的自衛権の行使云々ではなく自衛隊の存在である。

 憲法の解釈というより、もっと踏み込んで現憲法と自衛隊の設立過程と存在というものについて真剣に議論し、国防の在り方を真剣に考えて行かねばならない。

 嘗て三島由紀夫は、蹶起の際に携行していた「檄」に於いて、「最も名誉を重んずるべき軍が、最も悪質な欺瞞の中に放置され・・・国軍たりえず、建軍の本義を与えられず、警察の物理的に巨大なものとしての地位しか与えられず」と喝破した。

 与党である公明党は、「憲法解釈の変更をしなくても国民の生命と財産は守れる」などと宣っているが、要は、自衛隊とは「警察の物理的に巨大なものとしての地位」の立場の儘であるということなのだ。安保関連法案が成立しても同じこと。

 安倍が常々口にする「国民の生命と安全を守る」というのもこれと同じで、「生命と安全」を守るのは本来、警察の仕事である。我が国の国軍としての自衛隊が護るべきは我が国の「国柄」であり「国體」である。畢竟、「皇統」なのである。自衛隊が「国軍」であり「皇軍」で在らねばならないというのはそういうことだ。

 集団的自衛権に対する憲法解釈どころか、これは「なし崩し的改憲」という代物であり、こうしたカタチで憲法蹂躙が実行されている状況は、最早、現憲法は国の最高法規として機能していない証左でもある。直ちに放棄するべき代物である。

「フグの毒の部分、肝を取り除いた」という形が政府提案の集団的自衛権であるが、これなら憲法の強要範囲に収まるというのが、内閣法制局長官の考えだ。

 フグの毒は肝臓だけじゃなく卵巣にもあるが、細かい部分が国民には理解出来ない。あやふやな雰囲気の儘で、単に「戦争法案」だとか「徴兵制」だとか、実に曖昧な次元で反対してるとしか思えない。その危険性を徹底して指摘し批判することは大事だが、野党からの批判は単なる党利党略から来るヒステリーでしかない。

 宗像弁護士は、ガリレオ・ガリレイが天動説を唱えていた時代に、たった1人「それでも地球は廻っている」と訴えて処刑された例を出しているが、野党に足らない処はこういう覚悟ある反対論だ。尤も自民党にもそんなのはうじゃうじゃいるが。

「昨今の議論は、嘗て、殆どの学者が自衛隊は違憲だとした状況に酷似している。その殆どの学者はその後、合憲説に変わった」との言葉で締め括っている。自衛隊は旧社会党が認めた通り、「違憲合法論」から成り立っているのは言わずもがな。

 集団的自衛権が「違憲だ」などと騒いでいるのは我が国だけの珍現象。安保関連法案も「違憲合法論」として引き継がれ、歪な我が国の国防体制が構築されて行くのだろう。つまりは、自主憲法制定が益々遠退いたということ。安倍もいっそのこと「現憲法無効」を宣言してみたら如何か。そうなりゃ歴史に名が遺るぞ。呵呵。

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2015年07月18日

喜多方市の「ほまれ酒造」、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)で世界一に!

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 ロンドンで開催されたインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)で、喜多方市の「ほまれ酒造」の「会津ほまれ・播州産山田錦仕込・純米大吟醸」が、最優秀賞「チャンピオン・サケ」に選ばれ世界一の栄冠に輝いた。実に喜ばしい。

 トロフィー受賞酒は、普通酒で夢心酒造の「夢心」、純米酒では笹政宗酒造の「特別純米・笹政宗」が選ばれたが、三酒蔵ともに喜多方市とは大したものだ。喜多方はラーメンだけではありません。全国新酒品評会でも、金賞受賞銘柄数で三年連続日本一を誇る福島県産日本酒のレベルの高さを世界に示した。

 原発事故以来、要らぬ風評被害と差別を被っている県民にとっても嬉しいニュースでもあり誇りでもある。晩酌では大七酒造の純米生酛を好んで飲んでる。

 その大七酒造からは「頌歌」と「箕輪門」がメダル賞を受賞した。でも、この二種はチョッと高級なので晩酌向きではない。大七酒造と同じ二本松市からは「人気酒造」が四銘柄が選ばれている。人気酒造は二本松の奥の松酒造から独立した酒蔵で、スパークリング酒を造るなど、名前通りに人気上昇中の酒蔵です。

 日本酒というのは実に奥深い飲みものであり、色や香り酸味や日本酒度で呼び方が違うし、飲み方も常温から冷酒や燗酒、原酒ロックなど色々と愉しめる。冷酒には「涼冷え(15℃前後)」「花冷え(10℃前後)」「雪冷え(5℃前後)」と呼び方も様々で、冷し方で味も香りも変わり、銘柄でまた違う味わいになる。

 燗酒も同様で、「飛び切り燗(55℃前後)」「熱燗(50℃前後)」「上燗(45℃前後)」「ぬる燗(40℃前後)」「人肌燗(37℃前後)」「日向燗(33℃前後)」と、、これほどまで繊細さを求められる酒は日本酒以外にはないだろう。

 ウイスキー部門では、先日行われたインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)に於いては、サントリーウイスキーの「響21年」が、「世界のウイスキー」部門でのカテゴリー最高賞である「トロフィー」に3年連続で輝いた。

 ニッカのフロム・ザ・バレルも初受賞するなど、ジャパニーズ・ウイスキーも今や世界が認める逸品となっているが、日本人として素晴らしいことだと思う。

 そんな中で、韓国や中共、台湾などは、福島県産や宮城県、岩手県産などの被災地からの農水産などを輸入禁止にしていることにはホント困ったものだ。

 反原発派を始めとした連中は、あくまでも放射線は危険なものでなくてはならないらしい。福島県産なんぞとんでもないということなのだろうが、ほまれ酒造の世界一は、そうした認識が如何に非科学的であるということの証明でもある。

 反原発を訴えている右翼には「友よ山河を滅ぼす勿れ」という野村秋介の言葉を都合好く使っているが、福島市を流れる一級河川の「荒川」は、震災前も震災後も「清流日本一」に輝いてることを知らないのだろうか。まぁそんなとこで、皆さんも是非おも、福島県産の日本酒を購入し、チョッと冷して愉しんでみては如何ですか。

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2015年07月16日

安全保障関連法案、衆院本会議で可決される意味は大きい

 安全保障関連法が衆院平和安全法制特別委員会で採決され、今日には衆院本会議で可決される見通しだ。いざ、採決となり、浜田靖一委員長が「法案に賛成の方の起立を求めます」と決を採ると、野党も全員起立しているではないか。法則に則れば「強行採決」というより「全会一致」で可決している様にも見えなくもない(笑)

 野党の皆さん準備も宜しく、「アベ政治を許さない」だとか、「強行採決反対!」「自民党って感じ悪いよね」といったプラカードをカメラ目線で掲げていたが、所詮は国民向けのパーフォーマンス優先で法案の中身なんてのは二の次。

 国会のテレビ中継が終わるや否や、野党のアホ議員どもはプラカードをその場に放り投げて退散。こうした政治家どものだらしのない光景はとても子供達には見せられない。せめて持ち込んだゴミの後片付けくらいは確りやりなさいな(爆)

 意見の一致を見ない、認識が隔絶している議論を滔滔と続けることが生産的かと言えばそうではない。やはり、最終的には多数決で決めるのは当然であり、況してや安全保障は一刻を争う重要な問題であるなら尚更である。

 民主党ってのは、旧社会党や日本共産党と同じく何でも反対する政党に成り下がり、民主主義の基本である多数決でさえも「強行採決!」とは厭きれる。

 まぁ多数決でも「強行採決」っていうことらしいので色々と使えそうだ。学級委員会でこういうのも出てきそうだし。国会周辺では、なんちゃって左翼が「戦争法案反対!」を叫んでいるが、本気で阻止しようという意気込みは全く感じない。

 昭和35(1960)年、1年もの審議を経て「日米安保条約」の改正が為され様とした際の国会周辺は正に騒然としていて、その成否はどうあれ反対派の真剣さが伝わって来る。それに比べて今の騒動は単なるお祭り騒ぎ。何故にこうも違うのか。

 安保闘争では法案成立の四日前に、樺美智子が国会前で忙殺された。これによって樺美智子は安保闘争の象徴とされ、反対勢力の団結力を生んだ。安保闘争は、「マルクス・レーニン主義」という麻疹(はしか)に罹った俄(にわか)左翼の氾濫というより、戦争に負けたという悔しさからの「反米運動」だったのではなかろうか。

 終戦後、未だ15年ほどしか経ってはおらず、何故に米国依存体制を強化し属国化する必要があるのかという、日本人としての心の奥底から出でる反抗だったのではないだろうか。当時、右翼陣営は戦後、「反共」の名の下に、国会周辺に屯する左翼らを殲滅せんが為に終結するも、象に挑む蟻の如く蹴散らされたという。

 戦後の右翼が国粋主義を捨てて「反共」に奔ってしまったのは、「フィクサー」tか「右翼の巨頭」と言われた児玉誉志夫の影響が大きい。「政財界の黒幕」と言われた児玉誉志夫だが、戦前は海軍航空部門の物資調達を任された「児玉機関」の親玉でもあり、「A級戦犯」としてGHQに逮捕された経歴も持つ人物である。

 GHQは占領下に於いて、戦争を引き起こしたのは日本国内の右翼勢力だとして、右翼団体や危険人物を潰そうとするも、大東亜戦争終結後にアジアや世界各地で勃発した共産党による革命や暴動阻止に右翼陣営を利用しようと企んだ。

 日本国内でも同様に共産主義者が勢力を拡大して行く。これを危惧したGHQは右翼の解体の方向を転換し、右翼を「反共」に利用することにしたのだ。児玉と同じA級戦犯だった笹川良一も同じ。児玉も笹川も、米国の意のままに「民主主義」や「資本主義」に与し、「共産主義」のみを悪とし、それらを忠実に実行した。

 児玉や笹川が米国のスパイと言われるのはその所為でもある。児玉は潤沢な資金を基に、全国の博徒や香具師を纏め上げ、右翼団体を次々と立ち上げると共に「反共運動」に乗り出した。今も続いている旧態依然の「反共」活動や、自民党を始めとする保守派のスローガンを忠実に遂行している院外団的行動も当時の名残りである。

 戦前の右翼と戦後の右翼は全く違う存在となってしまった。戦前の右翼というのは「国粋主義」的要素が強く、外国思想は全て悪と捉えるという考えだった。

「共産主義」に止まらず、「資本主義」であろうが、「民主主義」であろうが批判されるべき対象だった。反共右翼、行動右翼のパイオニア、防共挺身隊に所属し、そのトップにも就いた愚生ではあるが、安保闘争を考えると忸怩たる思いはある。

 今回、第二の樺美智子が出ることはないだろう。現在の左翼も昔の左翼の様に、心の奥底に日本人としての思いがあれば、国民の支持も得られるだろうに、所詮は売国左翼じゃ末路は見えている。右翼も左翼も似たところがあり、教育勅語での美徳である「恭倹(きょうけん)己を持し」なんてのは持ち合わせることない。

 自分を英雄視し、人気に肖って美名を残そうとする輩ばかり。真の革命家や維新者というのは、歴史を見ても多くは美名より汚名が遺されるものである。そういう意味では、汚名を着せられている安倍という政治家はある意味で改革者なのかも知れないなぁ。まぁ、兎にも角にも、安保関連法案が衆議院を通過した意味は大きい。

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2015年07月14日

どんな子も みんな日本の 大事な子!

 岩手県矢巾町の中学2年生がイジメを苦に自殺した問題で、同校の女生徒がTVのインタビューに答え、「イジメはあった」と証言した。この放送を観た教諭に呼び出され「余計なことを言うな」と釘を刺され、イジメをしていた生徒から舌打ちされたというから厭きれるばかり。イジメが日常的に行われていたことが窺える。

 会津の「什(じゅう)の掟」には、「卑怯な振舞いをしてはなりませぬ」「弱い者を苛めてはなりませぬ」ということを訓えている。イジメというのは、イジメが卑怯なことや恥ずかしいものだという認識の欠落から行われているのが殆どだ。

 子供達がイジメという卑怯な行為に奔るのは、親や学校の教育の他に日本文化の喪失に起因してると言っても過言ではなく、それは我々大人の責任でもある。

「教育」の問題となると実にややこしく、教育の荒廃は日教組や全教といった売国勢力によるものだと思われがちだが、実は、教育改革の足を引っ張ってるのが実は文科省と教育委員会なのだ。地方に於いては、教育委員会こそが教育荒廃の元凶といっても過言ではない。教育委員会のモデルとなったものが、米国の教育委員会制度。

 教育委員会というのは米国の開拓時代の原住民の占領統治の思惑から生まれたものであり、日本の統治も同じ様に占領に拠って米国の意の儘に置こうというのが狙いであり、その戦後民主主義教育は米国の思惑以上に大きな成果を齎し続けている。

 戦後の教育荒廃の元凶こそ、民主教育行政を司った教育委員会に在る。イジメの問題をそんな教育委員会に相談したところで解決することはない。やはり、親と学校と周りの住民らが目を光らせ、子供の教育に立ち上がることが必要だと思う。

 文科省も教育委員会も日教組も言うなれば一蓮托生、教育荒廃の腐った肥溜めである。占領時代の陋習である教育委員会は早々に廃止すべきで、教育委員会制度の廃止こそが教育改革の第一歩、それが延いてはイジメ問題解決にも繋がるだろう。

「夜回り先生」こと水谷修氏は、「イジメは我慢せず、見逃さず、必ず、その時に解決しないといけません」という。イジメというのは他人事ではなく、誰にでも起こりうることだし、身近な問題として全ての人が考えなくてはならない問題だと思う。水谷氏が投稿した一文がある。(以下、読み易い様に校正して転載)

  【いじめられている子供達へ】

 今は本当につらいと思う、怖いと思う。
 だから学校には行かなくてもいいし、転校してもいい。
 逃げてもいいよ。
 でも、大人達の力を借りて闘おう、いじめに立ち向かおう。
 明日の笑顔のために。
 今、多くの大人達が
 いじめられている君達を守ろうと立ち上がっています。
 泣いていい、叫んでいい、救いを求めてごらん。
 救いは必ず来ます。

 いじめに気付いている子供達へ。
 そのことを、まず親に、そして先生に話そう。
 見て見ぬふりをすることはやめよう。
 怖がらずに。
 それが君達の大事な友達を守ることにつながり、
 君達の生きる力をつくってくれます。

 いじめている子供達に。
 すぐにいじめをやめよう。
 もしも君達がいじめられたらどんな思いがしますか。
 すぐに反省してほしい。
 そして、自分のしたことを親や先生に話してほしい。
 一切隠さずに。
 そして謝りに行こう。
 いじめで傷付いた友達のところへ。

 すべての親にお願いです。
 必ずお子さんに学校でいじめがあるのか聞いてください。
 もしいじめがあった場合は、
 すぐに学校や教育委員会に連絡してください。
 これ以上、いじめによって自ら死を選ぶ子供をつくらないためにも、
 ぜひ動いてください。(以上、転載終了)

 その昔、右翼現役時代に作ったビラには「日教組撲滅」の他に、教育問題に関して「どんな子も みんな日本の 大事な子!」というのがあった。今見ても中々センスが好いビラだと思う。子供達は日本の宝。どんな出来の悪い子供であっても、大人達が優しい目で、そして時には厳しく、慈愛を持って見守ってやらねばなりません。

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2015年07月10日

「先に近衛内閣は(支那)事変を起こしながらその結末を見ずして・・・」

 昨日、facebookのある方がNHKの制作した【斎藤隆夫縮軍演説】の番組をタイムラインにアップし、「なにかににてる」というコメントを入れていた。

「なにかににてる」というのは、現在の安倍政権下で成立を目指す安全保障法案に対して、「戦前のあの暗い時代に・・・」ということを言いたげなのは想像するに余りある。反原発にも熱心で、山本太郎を英雄視する記事にも「いいね!」を押すなど、70歳前後の団塊の世代と言われる年代に多い無自覚左翼の典型的な方の様だ。

「なにかににてる」だとか、「あの暗い時代」に戻れるなら、丁髷を結って帯刀していた侍の時代にも戻れるということだが、どうなのだろう(笑)

 NHKの垂れ流す作為的且つ偏狭なインチキ番組での一部分を論った内容を自分で咀嚼もせずに、現代の安っぽい価値感や倫理観、或いは幼稚な正義感で、然も先の大戦が全て悪であるかの様に論じることに何の意味があるというのだろうか。

 斎藤隆夫は「一体支那事変はどうなるものであるか、いつ済むのであるか、いつまで続くものであるか、政府は支那事変を処理すると声明しているが如何にこれを処理せんとするのであるか。国民は聴たんと欲して聴くことが出来ず、この議会を通じて聴くことが出来得ると期待しない者は恐らくー人もないであろうと思う。先に近衛内閣は事変を起こしながらその結末を見ずして退却をした・・・」と訴えている。

 未だに、大東亜戦争を「侵略戦争」と思い込み、アジアの人々に多大の迷惑を掛けたという認識を持つ国民は多いが、それはGHQの戦後民主主義教育と自虐史観から目覚めていない証左であり、支那事変にしろ日華事変にしろ、未だそうした戦前、戦中、戦後の総括が為されていないことは国益を大きく損なう結果となっている。

 大東亜戦争の原因を天皇であるとか、軍部であるとか、或いはA級戦犯であるなどと喧伝しているのは、無知に加えて、大戦の原因や犯人を隠し続けたい、左翼勢力の思惑も絡んでいるからに過ぎない。戦争犯罪人は「大日本帝国憲法」でもなく、「統帥権」でもなく、況して「軍部」でもなければ「軍国主義」でもない。

 真の戦争犯罪人は近衛文麿と尾崎秀美らそのブレーン達、即ち日本国内で蠢いていた共産主義者らであり、マルクス・レーニン主義思想が悲劇の原因である。

 多くの戦死者と戦災者を出し、我が国の資産の大部分を失った大東亜戦争とは、ソ連コミンテルンと中国共産党、そして日本の共産主義者らが仕組んだ共産革命の為の愚かな戦争だったことは、今や隠し様のない歴史的事実である。

支那事変にしても、中国共産党が起こしたものというのは証明されている。それにも拘らず未だ我が国は中共に気兼ねしてそれを口に出すことさえしない。

 我が国は毛沢東率いる中国共産党と戦ったのではなく、蒋介石が率いる中華民国と戦ったのだが、そうした認識も乏しい。当時の中国共産党は単なるゲリラであり、そのゲリラが支那事変を引き起こし、我が国を支那の奥へ奥へと導いたのだ。

 我が国が先の大戦の責任を負うなら、戦後、中国共産党の跋扈を赦したことであり、その償いとは国内外の共産主義を滅ぼす以外にはないものと信じる。

 演説では、「先に近衛内閣は事変を起こしながらその結末を見ずして・・・」と語っているが、中国共産党やソビエトに同調する近衛は、支那事変勃発の原因を知っていたからこそ拱手傍観を極め込んだのだ。近衛こそが大東亜戦争を誘発させた犯罪人であり、断じて所謂「A級戦犯」といわれる方々や「天皇」ではない。

「なにかににてる」と言えば、現在、国内に巣食う左翼らが中共の御先棒を担いで策謀に奔っていることだろう。法律が戦争を起こすのではなく、国益や外交を知らない政治家とマスコミに煽られた愚かな国民の騒乱に因って引き起こされるのだ。

 まぁ無自覚左翼というのはモノの見方が一方的で、それも幼稚な正義感から自分が正しいと思い込んでしまっているのは始末に負えない。マスコミの垂れ流す報道を鵜呑みにすることなく、自分で紐解けば違った何かを感じることが出来るだろう。

 因みに、開戦前の国会では、米国との戦争に最後まで反対したのは当時国会議員だった大日本愛国党総裁の赤尾敏だけだ。その赤尾を始めとした右翼が好戦家だと思われてることをしても、マスコミの創り上げたイメージに過ぎない(笑)

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2015年07月06日

日本側が戦時の徴用を認め「明治日本の産業革命」が世界遺産へ

 ドイツのボンで開かれているユネスコの世界遺産委員会で、「明治日本の産業革命遺産」の登録可否が韓国側の反対で審議が先送りされるも、日本側が戦時徴用を認めた為に韓国が譲歩したことで、どうにか世界遺産登録が認められた。

 過日に行われた「日韓外相会談」での双方の遺産登録合意を無視してまでも、「戦時徴用」を認めさせた韓国の外交的勝利だが、我が国外交の失敗である。

 委員会では「明治日本の産業革命」の登録可否の前に行われた、韓国の「百済歴史地区」の世界文化遺産への登録は、日本を含む21委員国の全会一致で決定した。

 世界文化遺産登録を申請した「百済歴史地区」は、韓国中西部の3地区にある百済王朝の8資産で構成するもので、これについては日韓外相会談で、我が国の「明治日本の産業革命遺産」と共に両国が登録に協力することで一致していた。

 外相会談の合意を受けて、事務レベルで協議していたのに寸前で裏切られた。我が国の近隣諸国条項を基本とする対韓外交戦略は根本から見直すべきであろう。

 韓国が「明治日本の産業革命遺産」反対するその理由は、「長崎県の端島炭坑など一部の施設では、戦時中、徴用された韓国人が強制労働をさせられていて、歴史の歪曲であり、日本側の歴史の美化に繋がる」と、如く愚にも付かないものだ。

 韓国の最近の動向を見ていると、所謂・従軍慰安婦での強請り・タカリが限界と感じた韓国は、従軍慰安婦から「強制徴用」に大きく舵を切った様に思う。

 韓国国内で続く日本企業への強制徴用の賠償請求を見ても、「強制徴用はカネになる」と踏んだ韓国は、今後はここに照準を当てて来ることは想像するに余りある。

 国際的会議の世界遺産委員会で、日本側代表が「自らの意志に反して連れて来られ、厳しい環境で働かされた多くの朝鮮半島出身者がいた」と認めたことで、今後、慰安婦と同じく「自らの意志に反して」という文言が独り歩きして行くだろう。

 一昨日にも、ロシア極東サハリン(樺太)で、「日本の植民地支配で強制徴用された朝鮮人労働者800人の存在」を明らかにし、訴訟を起こす構えだという。

 戦時徴用の認識もそうだが、彼らの根本的間違いは「戦前は紛れもない日本国民だった」ということを忘れてしまっていることで、韓国臨時政府が「日本軍と戦い勝利した」などというウソの歴史を鵜呑みにしてしまっていることに悲劇がある。

 ここで我が国が譲歩すれば、更なる譲歩や謝罪要求を生むことは必至で、今回の世界遺産登録欲しさに譲歩したツケは慰安婦問題以上の悪影響を齎すだろう。

「強制労働」とは、昭和13年の国家総動員法に基づく「徴用例」を指しているが、戦中、日本本土では中高年、婦人、学生に至るまで工場他に動員され生産に従事した。日本人、朝鮮人、台湾人が一律に負っていた労務提供の国民的な義務である。

 日本の統治に拠り多大な恩恵を受けていた朝鮮人も当時は日本国民であった以上、協力する義務があったことは言う迄もない。戦前(昭和14年)に日本内地に住んでいた朝鮮人は約100万人で、終戦直前(昭和20年)には約200万人となった。

 増加した100万人の内、70万人は自分から進んで内地に職を求めてきた個別渡航者と、その間の出生によるものである。残りの30万人は大部分、工鉱業、土木事業の募集に応じて来たもので、戦時中の「国民徴用令」に由る徴用労務者は極少数。

 国民徴用令は、日本内地では昭和14年7月に実施されたが、朝鮮への適用は差し控えられていて、昭和19年9月に初めて実施された。朝鮮人徴用労務者が奉仕した期間は、翌年3月の下関ー釜山間の運航が止るまでの僅か7ヶ月間だった。

 日本人も台湾人も朝鮮人も等しく戦時徴用されていたのであり、韓国や北朝鮮が主張する「強制徴用」とは、「徴用令」への無理解と歴史の捏造でしかない。

  韓国側がこうした強請り、タカリに奔るのは、朝鮮人の人品の低さも然ること乍ら、我が国の歴代政府の無知と事勿れ主義と弱腰外交が大きな要因になっている。

 韓国には事例と根拠を示し、毅然と論破することが大事なのだが、何故か我が国の外交はそれすら出来ない。韓国代表が「今日の決定は被害者の苦痛を記録に残す為の重要な一歩だ」とほくそ笑んでる様に、慰安婦問題と同じ轍を踏んでしまった。

 譲歩してまで勝ち取った「明治日本の産業革命遺産」世界遺産登録だが、戦時徴用を認めたことにより、明治維新や我が国の開国が、朝鮮人の犠牲の上に成立したという負のイメージで世界に発信されてしまったことは先人への冒涜でもある。

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2015年07月04日

「みたままつり」、露店の出店中止はマナーの悪さが原因とは情けなや

 今月13日から靖國神社では「みたままつり」が斎行される。盂蘭盆に合わせて戦歿者の御霊(みたま)を慰霊する為に始まったもので、英霊(神)に対する畏敬や欽仰する祭り。正に我が国は随神の道を歩んで来た世界にも稀有な国だと痛感する。

 春秋に斎行される例大祭などと違って鯱張った祭りと違い堅苦しさもなく、例年参拝を愉しみにしていたが、今年は膝の具合が芳しくないので諦めた。

 尤も行って何する訳でもなし、境内に飾られた雪洞などを見て愉しんで、後は贔屓の店で一献してくるだけなので行けなくはないが、止めとくことにした。

「みたままつり」は盆行事ということもあって、それこそ御霊の囁きに触れる好い機会なので、未だ行ったことの無い人は是非詣でてみては如何でしょう。

 今年は露店の出店が中止となった。理由は報道された様に参拝客のマナーの悪さで、露店で未成年が飲酒して騒いだり、若者の間では「ナンパ祭り」などと呼ばれていたというから厭きれるばかり。ここ数年の愛国ブームで参拝客はかなり増え、ネットで意気投合した方々が靖國で「合コン」ばりの集会を催したりしている。

 靖國神社を愛国的なシンボルと捉え、靖國神社へ参拝するこそが愛国者であるかの様な、実に安っぽい愛国心を訴える昨今の風潮は、正に「贔屓の引き倒し」以外の何ものではない。特に、8月15日のあの左右入り乱れての喧騒は頂けない。

 左右の衝突は恰も思想的対立に思えるが全くの別な次元。愚生から見れば警察の警備予算の拡充に協力している様なもので、8月15日のデモや集会は有無を言わさず不許可にすべし。「言論の自由」や「集会の自由」なんぞクソ喰らえだ。

「大日本帝国憲法」第二十九條には「日本臣民ハ法律ノ範圍内ニ於テ言論著作印行集會及結社ノ自由ヲ有ス」と在る。この「法律ノ範圍内ニ於テ」というのが大事。

「表現の自由」や「集会の自由」を叫べば、何でもかんでも赦される訳ではない。デモや集会もマナーが大事で、行儀よくしないなら露店が出店中止になった様にやらせなきゃ好いだけ。簡単なことだが、警察幹部はその簡単なことが出来ない(笑)

 九段での混乱が続けば陛下の御親拝は永劫叶うことはなく、8月15日は静謐な中で遺族の方々が心静かに参じ、陛下が御親拝遊ばされる環境を作らねばならない。

 右翼団体もネット右翼も自称愛国者も翌日の16日に行けば好いと思う。まぁ反天連らのキチガイ共との乱闘などを愉しんでいる様にも見えなくもないが(笑)

 16日は、前日の喧騒が嘘の様な静けさ。靖國神社の本来の姿がそこに在る。安全保障法案成立に向け党利党略が続く国会だが、安倍が「みたままつり」に詣でることで英霊の御加護が下され、政権は安定し、畢竟、国家安寧に繋がることだろう。

「盂蘭盆」に合わせ開催される「みたままつり」は、祖先霊を供養し、亡者を救う祭りでもあり、シナの風習と同じ。参拝したところで批判される謂れは無い。

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2015年07月03日

北朝鮮には断固とした「圧力と制裁」以外には無い

 昨日、無料映画サイトのGYAO!で「KT」という映画を観た。昭和48(1973)年に起こった金大中拉致事件を題材にした映画で、まぁそれなりに愉しめた。横田めぐみさんが拉致されたのは、この金大中拉致事件から4年後のことだった。

 日本人が次々と拉致される様になった背景には、「金大中が日本のホテルから拉致された事件にも拘らず日本政府が拱手傍観を極め込んだからだ」とする意見を耳にする。だが、これこそ本末転倒で拉致事件を正当化するものではない。

 昨年の7月4日、北朝鮮は拉致被害者の再調査を開始した。政府はその見返りとして、日朝間の人的往来や北朝鮮籍船舶の入港に関する制裁の一部を解除し、北朝鮮の誠意に期待した。だが、実際には再調査も曖昧で、船舶の入港規制解除で北朝鮮産マツタケが不正に輸入され、朝鮮総連議長の次男が逮捕されている。

 これに怒った北朝鮮側は不当逮捕であると喚き、その抗議として拉致問題の調査を引き延ばし、協力を拒否した。北朝鮮への譲歩と温情的措置は、拉致問題の解決を図るどころか、北朝鮮側の更なる傲慢に繋がったのは言うまでもない。

 江口恵観大阿闍梨に拠る朝鮮総連の胡散臭げな土地取引きの際に、「拉致問題解決の裏取引き」という楽観説を語ってた右翼を知っているが、結果は総連が何も無かったかの様に靖國神社の傍に居座り続けているのはどういうことか。

「北朝鮮には対話と圧力」という常套句にはもううんざり。やはり断固とした「圧力と制裁」以外には無いものと考える。見直すべきは、過去に行ってきた数々の人道的措置や優遇措置であり、拉致問題の引き延ばしを謀るなら早々に実行すべし。

「圧力と制裁」とは経済封鎖であるが、「経済制裁」とは耳障りのいい表現だが、つまりは宣戦布告と同じであり、ABCD包囲網によって経済封鎖に追い込まれて大東亜戦争に突入した時と同じ状況という認識を持つべきだろう。

 そうした危機感や認識不足による中途半端な弱腰・軟弱な外交交渉が、拉致問題未解決の元凶であり、外交とは戦争であるという気概を持つべし。

 安倍首相は「戦後70年、我が国は平和国家としての道を歩んで来た」という。その実は米国の軍事力の庇護の下で、まやかしの平和を享受して来ただけのこと。

 中東などでの自衛隊に拠る米軍やNATO諸国への後方支援は、戦争に参加して来たという紛れもない事実であり、北朝鮮へ圧力を強めるなら、並行して軍事力の強化を急ぐべきで、安全保障法案如きで頓挫している場合ではない。

 売国マスコミや左翼らは百田発言を利用し、安倍政権と法案潰しに躍起だが、「一発の銃声は100万人の動員に勝る」ではないが、一発のテポドンが我が国に着弾しない限り、我が国の平和ボケの重症は治りそうにはない。呵呵。

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