2013年07月

2013年07月31日

君国に忠、親に孝なるは最も現実なる道徳である

「こおりやま」という市が発行している広報を読んでみた。その中の「市議会だより」に、市議会最大会派・創風会会長の鈴木裕治議員の質問が載っている。

「道徳教育の充実について」として、「道徳教育の充実を図らねばならない」と訴えている。実に素晴らしい質問だと思う。これに対する市側の答弁が好い。

「早寝、早起き、朝ご飯、そして宿題、お手伝い」とし「あるべき子供像の具現化を図る為にも道徳教育に努めて行く」という。 この教育が実現することを冀う。

 道徳教育で必要不可欠なものは幼年期の親の「躾」であり、学校で道徳を学んだのなら如何に行動でその教え表せることが出来るかが大事。そして、道​徳教育の根本は「教育勅語」に示されている通り、「忠孝の道」を確​立することに在る。

 愚生のブログの冒頭に哲学者・西晋一郎の「我が民族の将来と国家の前途を思うは人間の最も真剣なる感情であり、君国に忠、親に孝なるは最も現実なる道徳である。之を離れては人類愛も世界的正義も空想に過ぎない」の言葉を記している。

 西晋一郎は、昭和天皇に論語の漢籍の進講をされたこともある戦前の日本を代表する倫理哲学者。要するに「君国に忠、親に孝」これを離れては、人類愛も平和主義も憲法論議も空理空論どころか、ただの「空想」に過ぎないということ。

 我が国は、2700年以上の歴史が続く天皇を戴く君主国家である。そして神武建国の理念は、「八紘をおおいて一宇となす」という家族国家の形成に在る。

 日本を再生するということは、日本が欧米の様な国になることではない。日本を再生するということは、その原点である「日本の背骨」を取り戻すということだ。

 そして、その「日本の背骨」とは何であるかといえば、「君国に忠、親に孝」というものである。つまり、我が国は天皇(君)を戴き、全ての日本人(国)が、陛下の下に一つの家族となって(忠)、先祖代々続く日本人としての血統を重んじ(親)て、父祖に恥じない生き方を実現する(孝)、ということが大事である。

 日本人として生きて行く上で大切なものは、国への忠誠心と親への孝養である。 我が国の政治家は財政再建と景気回復に躍起だが、それよりも大事なものは道徳教育であり、道徳は単に教えるだけではなく、実行させることが大事なのだ。

 藩の財政を立て直したとして有名なのは米沢藩の上杉鷹山だろう。鷹山公は、「単に帳簿上の赤字を克服すれば財政再建が出来るという訳ではない。今は困窮の余り、この国の人々は目先の利益のことしか考えず、他人のことを思い遣れなくなっている。人々の心にも赤字が生じてしまったのだ。これを克服しなければ、喩え帳簿上の赤字を克服したとしても、また同じことを繰り返すだろう」と示唆している。

 鷹山公が訓えた様に、目先の財政再建策より先ずは道徳教育の充実を図るべきなのだが、現実的には悠長に事を構えていられないのが現在の財政状況だろう。 現在の我が国の一般会計予算を見ればその異常さに気付く。税収(歳入)が40兆円余りしか無いのに国家予算は約100兆円。税収の多くは医療費と社会保障費で消える。 

 こうした状況下では遠回りな様な気がするが、財政再建する上で最も大事なことは「人々の心の赤字」の解消であり、つまりそれは道徳教育の充実であり、国への忠誠と親への孝養の実践を図ることこそが財政再建への近道ではあるまいか。

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2013年07月30日

安重根は愛国者に非ず真の愛国者は李完用である

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 東アジアカップで韓国の英雄「安重根」の肖像画が掲げられた。果たして安重根は伊藤博文を暗殺した愛国者だったのだろうか。日韓併合に批判的だった伊藤博文の暗殺に因って日韓併合が進んだ事実をしても真の英雄とは思えないのだが。

 明治42年(1909年)10月26日、ロシアのココツェフ外相との会談の為にハルピンに到着した伊藤博文は駅構内で凶弾に倒れた。他に日本人随員も負傷している。

 捜査の結果全部で13発の銃弾が発射されたことが判明している。このうち安重根から発射された銃弾は5発だが、その全てが伊藤には命中していない。致命傷になった弾丸は駅構内の二階から発射されたフランス騎馬銃の弾丸2発であり、安重根が犯人ではないのは今や歴史的事実なのだが、韓国では英雄に祭り上げられた。

 キリスト教徒の安重根は、「日韓併合になれば日本の韓国支配が進む」と他のカトリック教徒と共に義兵闘争に参加する。列強が虎視眈々と狙っている国際背景に対する理解や、韓国が独立国としての対応能力を失っている点には気付かず、更には韓国自身に対する批判や反省をすることなく、テロの実行に加わったのである。

 伊藤博文暗殺事件は日本国内は当然乍ら朝鮮国内を震撼させ、日本からの報復を怖れた韓国政府と民衆の反応は徐々に「日韓併合」に傾いて行ったのだった。

 伊藤暗殺後、日本国内でも併合論が大勢を占めた。日韓併合に反対だった伊藤博文が暗殺された事で、皮肉にも「日韓併合」は急速に進んだのである。

 ハーグ密使事件で退位していた高宗は、この事件について、「伊藤を失った事は、我国と謂わず、日本のみならず、東洋の不幸である。その凶弾が韓国人と在っては赤面の外無い。日本天皇は唯一の重臣にして太師の伊藤を亡くされた。それなのに伊藤を害した兇徒を出した国の皇太子を、飽く迄も輔育する誠意を見せた。山よりも高く海よりも深い恩義有る日本皇室に、どう感謝の意を表すべきだろうか」と表明した。

 日本に敵対して来た高宗の言葉だけに、この言葉を聞いた朝鮮民衆の「日韓併合」への抵抗は薄れ、一気に「日韓併合已む無し」との意見が大勢を占めて行く。 翌年の2月14日の日韓併合前に、犯人にされてしまった安重根は処刑された。

 現在、韓国では安重根を救国の義士や英雄として祀っているが、「反日」を叫ぶ上でのカリスマとして都合が好いだけであって、犯人に仕立て上げられ、愛国者に祀り上げられた当の本人は、現在の韓国の現状を嘆いているのではなかろうか。

 安重根の純真な愛国心を否定するものではない。だが方や、第二次、第三次日韓条約や日韓併合に賛成して朝鮮の近代化を遂げた李完用は、今では「親日反民族行為者」と認定されて、子孫の所有する土地や財産の全てが没収とされた。

 日清戦争後、ロシアが南下政策を開始し、日本が清から割譲された遼東半島に攻め入り、韓国までも触手を伸ばすロシア。こうした現状の中で、韓国独自で大国ロシアと対峙することなど出来なかったのは歴史が如実に証明している。

 その意味では寧ろ、日本に拠る韓国保護の必要性を認め、日本と一体となった上で、民族の自立発展の道を模索しようとした李完用の主張の方が現実的だった。

 韓国が非難して止まない差別と弾圧の「日帝支配」なるものも真実はその逆であり、世界に例を見ない極めて公平で平等な制度だった。だが今や、「日韓併合」は「日帝支配」などと歪曲され、李完用「日韓合邦派」は犯罪者とされてしまった。

 果たして、安重根と李完用のどちらが本当の愛国者だったのか。真の愛国者は安重根でない、李完用こそが韓国の真の愛国者であり、英雄であろう。

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2013年07月29日

韓国に在るのは「反日」だけで真の「愛国者」はいない

 サッカー東アジア杯は柿谷曜一朗選手がロスタイムにゴールを決め日本が初制覇。こうした日韓戦に必ず冷や水を浴びせるのが韓国サポーターで、昨日もサッカーに政治問題を絡ませて「歴史を忘却した民族に未来はない」とした横断幕を掲げた。

 その言葉は我が国への抗議というよりも韓国にぴったり当て嵌まる。韓国の英雄・安重根の肖像画を掲げたが、安重根こそ英雄に仕立て上げられた悲劇の人物である。

 伊藤博文暗殺は安重根ではない。安から放たれた弾丸は伊藤博文には一発も命中していなことは今や歴史的事実である。また「日韓併合」に反対していた伊藤の暗殺に因り「日韓併合」が早まったという事実こそ直視すべきだろう。

 韓国人は、愛国者気取りで我が国に対してだけ憎悪を剥き出しにするが、我が国への歴史認識云々の前に、韓国こそ冷静に公平・公正な自国の歴史を学ぶべきだ。

 韓国の愛国心は安っぽい「反日」のみ。歴史認識にしても「反日」から発したものだから偏向そのもの。その洗脳から覚める気配は全くない。ある意味、米国の占領政策で自虐史観を植え付けられた日本左翼と同じで、気の毒とも言える。

 韓国のウソの原点は、米国の傀儡で初代大統領に就いた李承晩の「大韓民国臨時政府」のウソに在る。国定教科書でも「対日宣戦布告」を始め、「反日」を過度に強調する余り、ウソの歴史にウソを重ねるしかなくなっているのが現状なのだ。

 例えば「日清戦争」への歴史認識だが、当時の朝鮮は清の属国だった。明治維新以降、我が国が近代国家に向けて歩もうとしている時に、朝鮮と清は時代の流れに目覚めることはなかった。我が国の安全保障上、我が国は朝鮮への独立を促した。

 そうした結果から、日清・日露戦争や「日韓併合」に繋がって行く訳で、こうした世界の情勢や朝鮮半島の近代史を知るにはペリー来航の時代から学ばねば解るまい。

 その後に勃発した「日露戦争」も、その後の日韓関係の悲劇の現実こそが「日韓併合」であった。大東亜戦争にしても「宣戦布告」ではなく「我ら朝鮮人も日本人として我々朝鮮民族も共にアジア解放の聖戦に立ち上がった」というのが真実だろう。

 そうした事実を伝えないで、或いは学ぼうともせず、李承晩が「臨時政府として対日宣戦に参加した」などというウソを教えるからややこしくなるのだ。

 冷静に自国の歴史を振り返れば理解出来るものを、誰もそれを知ろうともせず、 それを糺そうともしない。一体いつまでウソを吐き通すつもりなのか。

 韓国は憲法前文で、「大韓民国は3.1運動により建てられた大韓民国臨時政府の法統を受け継ぐ」と規定している。だが、悲しい哉、「大韓民国臨時政府」は国際的にも認められていないし、サンフランシスコ講和条約への署名も認められなかった。

 韓国側の牽強付会の説などいつまでも通用しまい。国際的な常識を無視して「独立を我々の手で勝ち取った」という神話を捏造してしまったところが韓国の悲劇と言えるが、そうしたウソを認め改めない限り世界からも取り残されて行くだろう。

 何か問題が起これば、「全ての責任は日本に在る」と責め立てているばかりで、己らの歴史を忘却している様ではそれこそ韓国の未来が危ういのではないのか。

 何れにしても韓国は、自らの責任を真正面から見つめ直すべきであろう。そうした自己反省を出来るのが真の愛国者なのだが、韓国に愛国者や憂国の士はいない。

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2013年07月27日

靖國神社と明治神宮の「宗教法人」を見直せ!

 本来、神社=神道とは宗教ではなく、日本人の心に清む惟神(かんながら)の道である。つまり、宗教法人でもないので信仰の対象というものでもない。宗教法人の規定は「教祖」と「経典」と「布教活動」の三条件が必要となる。

 靖國神社や護国神社が「宗教法人」となっているのは、戦後GHQが謀った「神道指令」を免れる為に、御祭神を別なものにしたりして已む無く採った智慧であり、本来ならば昭和27年4月28日の主権快復の折に国が護持すべきだったのだ。

 靖國神社の英霊は教祖でもなく、靖國に経典はない。唯々、英霊の鎮魂と顕彰をする社であり、「宗教法人」を取っ払い、国で護るのが本来の姿なのだ。

 一方で、明治神宮は神社本庁から離脱し「宗教法人」となったが、建立の趣旨から鑑みても逸脱しており、先人の努力も国民の総意も踏み躙るものである。

 明治神宮側は、平成16年4月、陛下の御親拝遊ばれる際の案内状に「陛下」を「殿下」と誤記したことの責任を取って離脱したとの理由を説明する。これ正に堅白同異の弁であり、神社庁での主導権争い及び確執の末の離脱というのは明らかだ。

 明治神宮は国民の総意に由り、明治天皇と憲昭皇太后の御遺徳を偲び創建された神社であるというのは全国民の誰もが承知していることだ。それを神社側が私物化して、営利至上主義に奔っている現状は正に憂慮すべき事態といえよう。

 神職に携わる者が卑しくも営利に奔り、「神社庁に属さなくても独立採算出来る」というその姿は実に醜く、明治天皇と憲昭皇太后の御遺徳を偲ぶ神社としては不謹慎極まる事態である。明治神宮の宗教法人格も靖國同様見直すべきである。
  
 8月15日の靖國参拝を見送った安倍だが、秋の例大祭も精精「真榊奉納」が関の山だろう。首相に就任すれど、竹島の日の政府主催を見送り、尖閣への領海侵犯を容認し、TPPへの済し崩し参加と来て、終いは消費税アップで目的達成か。

 第一次政権下で靖國への不参拝を「痛恨の極み」と言った安倍は、春の例大祭も「みたままつり」もシカトだった。まぁ曲学阿世の安倍ちゃんらしいが(嗤)

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2013年07月23日

民主党からトンズラした菅直人は山本太郎と共闘か!?

 極左中核派に支持された山本太郎が当選した。今後、山本の公設秘書やブレーンには中核派やMPD(平和と民主運動)らが入り込んで策謀を重ねるだろう。先日、鈴木寛に殴り掛かった中核派の女は論功行賞で第一公設秘書に採用か(笑)

 そういう意味では極左にとっても「神輿やシャッポは軽けりゃ軽い方が都合が好い」という訳で、山本太郎なんてのは打って付けのキャラクターだったのだろう。

 海部俊樹内閣時代に、自民党幹事長だった小沢一郎は「海部首相の無能」との世の評判に関し、「シャッポ(帽子)は軽い方が好い」と喩えて、自分が担ぐ(被る)ものは、有能でない方が使い易いという意味の発言をしたのは記憶に新しい。

 この発言は小沢一郎の性格を良く現した話として、新聞紙上を通じ一気に有名になった。その後の細川内閣成立、自民党の下野の立役者として活躍した小沢一郎の、正に代名詞になったかの如き発言だった。然し、この「シャッポ発言」は側近の平野貞夫が言ったことだと判明する。平野が記者の前で、オフレコで話した言葉だった。

 記者らはそうしたことを知っていながら「平野秘書」と書かずに「小沢幹事長が」という主語で記載した。一秘書の発言よりも小沢の発言とした方がニュース性が高いと判断したからだ。マスコミはこうして印象操作し国民を誘導するのは常套手段。

 マスコミは「小沢周辺のエピソード」を、全て小沢の功績かの様に報道し続けた。この印象操作に因って、何でもない事や日常の出来事の全てが国民の持つ小沢へのイメージを増幅する形でデフォルメ(誇張された表現)されてしまった。

 マスコミは頻りに山本太郎を持ち上げ報道しているが、これも小沢の印象操作と同様の手法で、この様にして生まれた「幻想」は国民にとって悪害でしかない。

 事故調査委員会が原発事故を「人災」と認定したにも拘らず、当時の最高責任者だった菅直人は何ら責任は取ってはいない。それどころか己の対応を正当化し「脱原発」「反原発」を訴える始末。やはり原発事故の御粗末な対応にしろ、蔓延する「放射能ヒステリー」とは、菅に因るマッチポンプだと断じて好いだろう。

 民主党政権の事故後の対応の拙さ、正確な情報を流さずにSPEEDIの数値隠蔽を謀ったことで、国民の不安は増大し、福島への要らぬ風評被害や差別を生んだ。

 福島への差別や風評被害が止まない原因は、山本や菅らの反原発運動が功を奏してる結果だろうが、いい加減、学んだらどうなのだろう。尤も、学んだところで己らの過ちや愚かさを認めることは無く、屋上屋を架すだけである。

 そういや、山本太郎の政党名は「今はひとり」だったな。民主党惨敗を受け、流石の民主党も惨敗の最大要因となった菅を除名で党内問題の収束を図り、菅は菅で、もう必要価値の無い民主党なんぞに未練はなく、山本と脱原発運動で共闘を謀るだろう。そうなりゃ政党名は、「やっとふたり」だろうか(笑)

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2013年07月17日

脱法的談合で決められた「除染」なんぞ早々に止めてしまえ!

 住んでるマンション周辺の除染が二週間ほど続いている。昨日から屋上の除染が始まった。これが五月蠅いのなんの。地響きと騒音に我慢出来なくて家を出た。

 放射線で亡くなった人はいないが、この除染工事の騒音ストレスで体調を崩す人はいるだろう。ホント除染は迷惑でしかない。「除染」は国(環境省)から建設協会などが中心となって作られた除染組合に一括発注される。

 申し合わせたかの様に役人を除染組合に天下りさせる。結局は役人や業者が総ぐるみで除染利権にタカっているというのが現状。 以前、入札で線量計設置工事を請け負った会社が、文科省に受注後に入札前と仕様を何度も変更させられた挙げ句、何やかんやとイチャモンを付けられて契約を一方的に切られたことがある。

 入札による契約を破棄された線量計設置業者の使用していた線量計はアメリカ製だったらしい。その後、新たに入札を行い、選んだ線量計設置業者は、原発官僚の天下り先として有名な原子炉メーカー「日立製」の線量計を使用していた。

 つまり、「日立製」の線量計を設置させる為に入札をしたのは好いが、談合に失敗して別な業者が落札してしまった。官僚としてのメンツが壊されたということで、無理矢理イチャモン付けて契約解除させたというのが真相だった。

 福島県内全域に設置されてる無駄な線量計も、同じく談合で作られたものだ。線量計設置で放射線の潜在的恐怖を住民に与え、その結果、新たに生まれたのが「住民の安心」という付けたりに過ぎない理由で始まった「除染作業」である。

「除染」は法の抜け道を知り尽くす官僚らが巧妙に仕組み「脱法的談合」で決められたもの。政府の入札ではマズイので建設業者に丸投げして誤魔化してるだけ。 原発周辺の除染業務はゼネコンが一括受注し、2次、3次下請けに丸投げ。

 原子炉建屋を建設しているのは、鹿島建設(24基)、大林組(11基)、大成建設(10基)の3社だが、原発周辺の除染が何故にゼネコン独占なのかは言わずもがな。

 実に分かり易い構図ではなかろうか。 環境省が先ず1兆円を無駄にバラ撒いて天下り先確保するという悪行は、暴力団やブローカーなんぞより悪辣で功名だ。この除染費用も東電に請求され、最終的には電気料金の値上げに跳ね返ってくる。要は垂れ流される除染費用は国民が出して、ゼネコンが儲かるシステムなのだ。

 非科学的で無意味な除染は早々に止めるべきなのだが、それを言える雰囲気でもないし、ズバリ言える政治家がいないのが現状。尤も、反原発派や除染利権にタカる連中にとって、低放射線は危険なものでなくてはならないのだ。

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2013年07月11日

過激派「革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)」の公認候補・山本太郎が当選圏内!?

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 山本太郎が当選圏内に入ったという。有名人好きが多いのだから当たり前か。だが、山本は単なるタレント候補ではない。過激派「革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)」の公認候補であり、その目的は共産主義を行政権と連結せしめる役目である。中核派の機関誌「前進」には、山本の記事で溢れている。

「『被曝させない』『TPP入らない』『飢えさせない』という山本太郎氏の主張は、労働者階級人民の率直な叫びである。それは原発輸出と再稼働、TPP交渉参加、解雇規制撤廃、賃下げ・大失業、そして憲法改悪を進める自民党=日帝・安倍政権と真っ向から激突する巨大な闘いとなる。新たな時代の選挙闘争として都政を革新する会を先頭に、山本太郎氏とともに参院選闘争に総決起する決意だ」

「7月4日公示された参院選は、東京100万人決起で安倍政権を打倒する決戦となった。原発再稼働とTPP、大失業攻撃と改憲に突き進む日帝・安倍への怒りを込めて、東京選挙区から立候補した山本太郎さんの必勝へ総力決起しよう。」

 原発事故以来、反原発運動や脱原発を利用し、過激派「革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)」が勢力を伸ばし、NPOやNGOを隠れ蓑に左翼の蛆虫どもは行政にも入り込んだ。そんなことも知らず山本に与するアホ右翼もいるという。

 愚生の住む福島県はその象徴とも言うべく、原発事故以来、左翼は原発事故を利用して国民を煽る。県内の復旧が遅れているのは、政治家の怠慢も然ることながら、県民に放射線の恐怖を煽り、国の政策に反対し続ける左翼が元凶なのだ。

 極左を取り締まるべき警察は、左翼やシバキ隊と与する梓澤和幸ら左翼弁護士の抗議に怯み、何ら手立てもなく拱手傍観を極め込んでいる。これ即ち、警察権力は左翼の手に堕ちた証左でもあろう。警察も警察なら山本と連携する右翼も右翼だ。 

 三島由紀夫は訴えた。「我々はあらゆる革命に反対するものではない。暴力的手段たると非暴力的手段たるとを問わず、共産主義を行政権と連結せしめようとするあらゆる企画、あらゆる行動に反対するものである」

「反原発」「脱原発」や「子供達を被曝から守ろう!」というキレイゴトを口にして、極左らは行政権に入り込み我が国を蝕み続けている。

 山本らが「原発要らない!」と叫んでいるが、原発も原発事故も無くては困るのが山本ら極左だろう。今正に、三島の憂いが現実になってしまっている。我が国に巣食う過激派・中核派ら蛆虫どもを撲滅しよう!

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2013年07月10日

東日本大震災以降、過激派「革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)」の勢力が増殖中

 東日本大震災に因る原発事故後、被災地では極左暴力団の「革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)」の勢力が拡大しているというのは既報の通り。

 福島大学が拠点となり、学生有志に拠る原発に関する勉強会が頻繁に行われているが、福島大学の学生だけではなく、全国の大学から中核派の左翼活動家どもが集まり、ノンポリの学生を洗脳している。これこそ所謂「オルグ」というものだ。

 勉強会に集まった学生らに「全原発を廃炉に」というテキストを配布する。出版元は「前進社」。そして「原発を無くすには行き過ぎた資本主義を改善しないといけない」との主張を繰り返し、それを学生らは何の疑いも無く受け入れてしまう。

 中核派は福島第一原発事故を利用する。学生が受け入れ易いテーマから徐々に引き込む典型的な極左の手口で、中核派に入ってしまった福大生は少なくない。

 こうしたことはオルグだけではない。前進社はホームページで子供用診療所の福島県内での建設を主張。建設推進団体の事務局には中核派活動家が入っているが、何のことはないNPOを抱き込み、「子ども」や「反原発」を利用した資金集め。

「前進社」のホームページには、「安倍政権は〈福島圧殺内閣〉だ。安倍は所信表明演説で、総理就任後初めての訪問地に福島を選んだことを得意げに述べている。だが、そこで行ったことは〈再稼働宣言〉なのだ。また、総選挙第一声で福島の地でやったことは、自民党の原発責任を問うプラカードを掲げる労働者・学生を自民党員が力づくで押さえ込むことだった。これこそ、安倍の掲げる改憲の正体であり、〈公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない〉とする自民党改憲案の中身だ!」と書かれている。

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 自民党の演説会には活動家がプラカードを持った活動家らが仁王立ち。それを公安や警備が取り囲む光景は今やどこでも見られる。参院選当日、安倍首相が福島市で第一声を上げた日、質問ボードを掲げた女が警察当局から排除された。

 これに対しこの女や仲間の左翼どもは、「表現の自由」が侵害されたとして弁護士を通じ当局に抗議したという。告発じゃなく抗議なのか。こういう左翼のちっぽけな活動が新聞記事に載るのも不思議というか、今どきと言うべきか。

 警察に抗議したのは、新大久保ヘイトスピーチデモに関し、警視庁への申入れと人権救済申立てを行った梓澤和幸弁護士。名うての左翼人権派弁護士だ。

 その極左暴力団らが頻りになって応援しているのが「山本太郎」である。何やら当選の可能性もあるというが、当選したら警察はもっとやり辛くなるだろうよ。

 今や左翼は政治や行政の中枢数に入り込み日本を蝕み続けているが、警察署には「右翼暴力団対策」という看板はないが、「極左暴力団集中取締本部」と「広域暴力団集中取締本部」という看板が玄関には必ず掲げられている。その看板が伊達じゃないなら、徹底して蛆虫極左暴力団どもを排除して、根絶を図るべきである。

 それにしても画像の女性を見ると、純粋というか無垢な正義は好い表情を出してるよなぁ。くれぐれも優しく近付いて来る左翼には御用心を。特に女性には(笑)

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2013年07月06日

安倍よ、「みたままつり」の日に靖國神社に詣でよ!

 我ら日本人の多くは、仰々しく神の存在などを意識することなく普段から何気に生活をしているだろう。「私は無宗教です」と言いながらも、日本人であるならば心の深いところで、動かしている「何か」が在るのではないだろうか。

 その「何か」こそが、古代の先人より脈々と受け継いでいる「神々の記憶」であり、「神道」であると考える。姿なき「神」は自ずと知覚されるものではなく、人間の感性の源である「魂」と直接に響きあう存在なのである。

 また、「祭り」というのも「神祀り」であり、人々はその「神」に触れ熱狂する。豊作を祝い、大漁を寿ぎ、これを「神」に感謝し、来年も再来年も善い年であるよう祈願し、「神」と共に酒を飲み、「神」と共に騒ぎ、歓喜を分かち合う。

 祭りは「神」を通じて人間を癒し、地域の共同体の絆を深め維持させてきた原動力だ。今月13日から靖國神社では「みたままつり」が開催される。

 みたままつりも、英霊の方々(神)に対する畏敬や欽仰する祭りだ。正に我が国は随神(かんながら)の道を歩んで来た世界にも稀有な国だと痛感する。

 今回、参院選挙に出馬している全政治家は、参院選挙中に催される「みたままつり」に参拝したら如何だろう。8月15日にパフォーマンスで詣でるから政治問題化になる訳で、「みたままつり」は祭りであり「盂蘭盆」に合わせ開催されるものだ。

「みたままつり」は、祖先霊を供養し苦しんでいる亡者を救う、支那でも古くから行われている風習と同じで、この日に参拝したところで批判される謂れは無い。

「戦犯」と蔑称され続ける英霊の方々の名誉の恢復無くして真の復興無し。我々日本人が英霊の存在を無視し、まやかしの平和や繁栄に現を抜かしてていい筈がなかろう。「みたままつり」の参拝を戦後レジームからの脱却への突破口とせよ。

 勝者に因る敗者への茶番劇であった極東軍事裁判に於いて弁護する機会も与えられず、一審即結審という復讐劇で、或いは外国の地で不当に処刑されたこの方々の命は決して軽いものではない。我々はあの方々の悲劇を忘れてはならないのだ。

 国際法の原理に基づき、「この法廷で日本を裁く権利は無い」とし、「各被告は全ての起訴状中の各起訴事実部につき無罪とされなければならない」と述べたパル判事の意見は忙殺され、未だ我が国が「侵略国」と断罪され続けている。

 これこそ政治家の無能と怠慢以外の何ものでもない。我が国は未だに「東京裁判史観」やGHQが謀った「戦後民主主義教育」からの洗脳から目覚める気配すらない。

 抑々「極東軍事裁判」で我が国が訴えられたのは「人道に対する罪」は事後法であり、それに基づいて罰するということは国際法上は赦されず無効であったのだ。

「この法廷で日本を裁く権利は無い」としたパル判事の主張が正しいものだったことは、判決から2年半後に、米国軍事委員会に於いて証明されることとなる。

 この米国軍事委員会に出席したマッカーサーが、「彼ら(日本)が戦争に入った目的は、主として自衛の為に余儀なくされたものだ」と証言する。極東軍事裁判の最高責任者である連合国最高司令官のマッカーサーが公的な場で認めたのだ。

 今こそ我々は、「戦犯」との汚名を着せられ続けている英霊の方々の名誉恢復を急がねばならない。その先頭に立つ政治家を選ばなければならない。

 安倍よ、盂蘭盆でもある「みたままつり」に靖國神社に詣でよ。そうすれば英霊の御加護の下、政権は安定し、畢竟、国家安寧に繋がることだろう。

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2013年07月05日

「原発」要らない!「消費税」要らない!というなら「参議院」こそ要らない!

 第二十三回参議院選挙が公示された。参議院は衆議院のカーボンペーパーと揶揄され、その存在意義が問われて久しいが、「ねじれ国会」での政争は最早末期的症状。国権の最高機関としての自覚は無く、良識の府としても機能していない。

「原発要らない」「消費税要らない」というなら「参議院こそ要らない」だろう。無用の長物と化して久しい参議院なんぞは早々に廃止するのが得策である。

 抑抑、参議院とは貴族院の名残であり、それは良識の府であり、その良識とは政治的良識でなければならない。然し、現在の参議院議員や今回立候補している連中を見渡しても、とても政治的良識を持っているとは思えない輩ばかり。

 ほんの申し訳程度に「議員定数の削減」を公約に掲げている政党は在るが、「参議院の廃止」を訴える政党はいない。日本維新の会の橋下はその昔には「一院制」を訴えていたが、いつの間にやらダンマリ。何が、維新か、嗤わせるな。

 我が国の財源が危機的状況であると言うならば、先ずは政治家が隗より始めれば好いだけである。政治家自身が自ら歳費などを削り、政党公金を返納して敢然と行財政改革を訴えて実行すれば、役人も国民も右倣えするだろうし、尊敬もされるだろうよ。だが、参院選での政策を見れば相変わらず党利党略の愚策ばかり。

 自民党は強い経済を取り戻すことが復興にも繋がるとし、アベノミクスの有効性を訴えている。野党はそれに対して、「反自民」の立場から「改憲」「アベノミクス」「原発」「消費税」などの政策に真っ向から反対するばかりで具体的対案は無い。

 政治で大事なものは「国防」であり「教育」である。国防と教育は国家の大本であり、教育論も語らずして国の将来を考えることなど出来はしない。国防もまた然り。憲法論は第96条の改正如きで立ち止まってる場合ではないのだ。

 尖閣列島を始めとして近隣アジア情勢が緊迫し、エジプトのクーデターや激変する世界情勢に目を向けることも無く、国防や教育論を語ることも無い儘で好いのか。

 衆議員の延長でしかない参議院が、果して良識の府の府の選挙なのかと言えるのだろうか。参議院は貴族院の名残りであり、言い換えれば勅選議員でもあるべきだ。天皇に選ばれたという意識など毛頭無い参議院は廃止するのが賢明である。

 政治家どもがパフォーマンスに講じてる中で、畏くも天皇皇后両陛下が被災地の岩手県を巡幸遊ばされた。政治家の為体はにはうんざりするが、陛下を戴く日本に生まれたことに感謝せずにはいられない。我が国が護るべきは「皇統」以外にない。

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2013年07月04日

原発事故以来殖え続ける犯罪と「永崎海岸事件」を知っていますか?

 福島県内は東日本大震災以降、復旧や復興、放射線除染などに当る作業員が県外からやって来ている。それと並行して犯罪が増加しているのが現状である。その犯罪の中でも「永崎海岸事件」は、その県外作業員による悪辣極まる事件だった。

 過日、その集団強姦・強盗事件に加わった少年の裁判を傍聴した。こうした福島県内で現実に起こってる事件は、過剰反応を示す放射線被害よりも深刻だ。

「永崎海岸事件」とは、昨年(2012年)9月23日午後10時40分頃、いわき市の永崎海岸(永崎海水浴場)付近の駐車中の車内にいたカップルを、原発事故の復旧工事に来ていた神奈川県の建設会社作業員4人がナイフで脅し、男性に暴行を加え現金約3万4000円を奪い、更に女性を集団で強姦したという鬼畜の如き事件である。

 この事件では既に強盗強姦と強盗傷害の罪に問われた、とび職の高田慎太郎と、富樫永介に夫夫懲役14年(求刑16年)、富樫被告に懲役13年(求刑13年)の実刑判決が下っている。当時未成年だった少年(フィリピン人とのハーフ)も刑(刑期は未確認)に服し、残りは12日に判決が下される今回傍聴した少年のみとなった。

 富樫と高田へ裁判長は「被害女性の人格を顧みることなく長時間に亘り、種々の猥褻行為を繰り返した点は甚だ卑劣且つ執拗」と指弾し、「女性の受けた精神的苦痛は筆舌に尽くし難く、被害後の生活にも多大な影響が生じた」と述べた。

 12日に判決が下される少年の裁判では、検事が強姦に及ぶ行為を冷静に語っていたが、それは聞くに堪えない卑劣なもので、この少年は、「先輩、(パンツは)こうやって脱がすんですよ」と率先して実行しており、少年とはいえ常習性も窺え、犯行も冷酷且つ卑劣であり、成人同様の刑事処分が相当だろう。

 川崎市と横浜市在住だというこの4人は、東日本大震災で倒壊した東京電力福島原発の復旧作業の為に神奈川県の建設会社から派遣された建設作業員で、ゼネコンの下請けとして夏から市内の宿泊施設に滞在し、広野町の現場で働いていた。

 震災以来、福島県には県外から数万人が復旧工事や除染作業に従事する為に来県しているが、それと比例して犯罪は増加しているのを知ってる国民は少ない。

 除染作業の関係者だけでも、逮捕・摘発された数は少なくとも54人(6月末現在)にも及ぶ。うち31人が県外から来た作業員だという。事件の内容は傷害が最も多く25人、窃盗19人、覚醒剤取締法違反5人、強盗傷害、詐欺、暴行各2人。窃盗犯に於いては、除染作業をしながら目ぼしい家を探してたというからふざけた話だ。

「永崎海岸事件」は単なる「強盗強姦事件」と処理され、原発事故での作業員だったことは伏されている。東電やゼネコンの意向が働いているとしか思えない。

 東電やゼネコンは勿論、こんな下劣な連中を送り込んだ人材派遣会社や下請け会社が責任を感じ、被害者に謝罪したとか賠償したという話は聞いたことがない。

 それこそ「原発事故さえ無かったら」ということだろう。反原発派もこうした実態を問題提起し、警鐘を鳴らすべきだと思うが、そうした声は聞いたことも無い。

 ゼネコンの下請けが悪劣な状況下で作業していた。多感な若者の性処理など考えもせず、部屋に閉じ込め働かせていることも、こうした凶悪犯罪を生んだ原因を作っているのではなかろうか。 東電も営利主義の建設会社にも大いに問題あり。

 裁判を傍聴して感じたことは、復旧工事を受注した建設会社はホテルを借入れて、100畳もある大広間を二つの部屋に分けて、そこに犯行に及んだ4人と他の同僚1人の5人で住まわせていたという。従業員の管理に問題があったのは明らかだ。

 建設会社にすれば作業が終われば後の生活なんぞお構いなし。若者ならセンズリで我慢してればいいが、仲間から「鬱憤晴らしにカツアゲでもして、女をマワしてやるか」なんてな会話になれば、好からぬ集団心理に及ぶことは考えられる。

 所詮、身体は大人だが精神的にも愚かで幼稚な若者である。そうした最悪の場合も想定して、宿泊場所には監督や上司、作業員への自己管理を徹底させる立場の人を配置していらば、今回の様なおぞましい事件は起こらなかったかも知れない。

 復旧や除染のスピードアップ化を図ることばかりで安全管理を怠り、その結果が生んだ事件でもあるのだ。 鬼畜の如き犯行に及んだ連中を庇う気は毛頭ないが、こうした事件は防げたのではなかろうかと思うと返す返すも残念でならない。 

「反原発」や「脱原発」も勝手にやってりゃ好いし、いつまでも被災者も被害者面してるのも結構だが、復旧や復興の名の下に行われている安心や安全の為であるべき作業が、犯罪予備軍を殖やし続けてるという福島県の現実も考えて欲しいものだ。

 こうした性犯罪に泣き寝入りせず、告発した被害者の勇気は立派だ。一日も早く立ち直り、穏やかな生活が取り戻せることを心から願わずにはいられない。

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2013年07月03日

福島県いわき市の「じゃんがら念仏」と沖縄県の「エイサー」

 沖縄の住民は日本本土から南下した日本人と、ポリネシア系、台湾系、支那華南系とされている。明の時代に支那に入貢して、琉球国・中山王として冊封を受け、奄美大島から先の宮古・八重山までの領域を支配する中央集権国家を築いた。

 琉球王国が、日本へ使者を派遣するのは室町時代になってからで、徳川幕府の命令で島津藩が琉球に出兵し、奄美大島を直轄化したが、琉球はその後に支那大陸に誕生した清朝(清王朝)の冊封も受け、日本と清国との両属の立場を採った。

 徳川幕府が誕生した慶長8年(1603)、日本から一人の僧が大陸に渡った。その人物こそ袋中上人(たいちゅうしょうにん)である。上人は天文12(1552)年1月29日、磐城国に生まれ。寛永16(1639)年に京都・南山城で没した名僧である。

 上人の生涯は、阿弥陀佛に任せた念佛専修の生活であった。布教と著作に専念された在野の学僧でもあり、幼少から学問に秀でた子供であったという。

 浄土の道に入った後も熱心に勉学と修行に励み、人々から感服されたという。 慶長8年、上人51歳の時に渡明を決意する。然し、大陸に到着するも上陸を許されることはなく、琉球の那覇の沿岸に漂着する。 漂着した上人を取り調べた役人の中に後に「琉球の三大恩人」の1人となる儀間真常(ぎま・しんじょう)公がいる。

 儀間公は、上人の知見と人柄に魅せられ琉球王であった尚寧に引き合わせる。尚寧王は上人に深く帰依し、琉球王家系図尚寧王の部に上人を特記させる程だった。

 以後、上人は民衆の教化と児童の教育、産業の振興、浄土念仏の普及などに尽力し、「琉球神道記」の五巻を著した。 尚寧王と儀間公の篤い帰依を受けて、上人は琉球で浄土宗を布教し、王朝の人々は無論のこと民衆の中にも広まった。

 たった3年の滞在ながら上人の与えた影響は無量無辺というべきものだった。七五調の言葉に旋律を加え、そこに踊りを加えて、より分かり易い形で浄土念仏の真髄を琉球の人々に広めた。その元となったのは、上人の故郷である陸奥国磐城国(現福島県いわき市)で御盆の時期に踊られる「じゃんがら念仏踊り」であった。

 この「じゃんがら念仏踊り」と、沖縄の「エイサー」とは実によく似ている。似ているのは当たり前で、実はどちらも袋中上人が係わってるからである。

 踊りと歌を浄土の教えに乗せた小禄念仏こそが、現在の沖縄の誇る民俗芸能である「エイサー」であり、沖縄文化の象徴とも言えるものだが、発祥は福島県である。

 現在のエイサーは、よさこいソーランの様な現代的な踊りになってしまっているが、古いエイサーの歌詞には浄土宗らしく「南無阿弥陀仏」と唱えるものが多い。

 エイサーが、恰も支那からのものと思っている沖縄人も少なくないが、エイサーの成立に大きな影響を与えた袋中上人は福島県人であり、沖縄文化は大陸仏教の影響というより、こうした日本の名僧が与えた影響が大きいと言えよう。沖縄県と福島県が袋中上人を通じて繋がっていると思うと、実に感慨深いものがある。

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